【ギルティ 悪魔と契約した女】あらすじ・相関図・キャスト・ネタバレまとめ【関西テレビと共同テレビの共同制作】

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ミステリー

フジテレビ系連続ドラマ「ギルティ 悪魔と契約した女」とは

関西テレビと共同テレビの共同制作により、フジテレビ系で、2010年10月12日から12月21日まで毎週火曜22時 – 22時54分に放送された日本のテレビドラマである。主演は菅野美穂、共演に玉木宏、吉瀬美智子

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「ギルティ 悪魔と契約した女」のストーリー

15年前の悲劇の謎を解明しながら、犯罪を犯した人々に復讐をするために生きる女と、生きる意味を見失ってしまった男、そこに怪しげな男女たちの想いが交差し、やがて驚愕の真実が明らかになっていく愛とミステリーである。

「ギルティ 悪魔と契約した女」各話のあらすじとネタバレ

第1話「復讐の幕が開く!」

15年前、殺人の冤罪を着せられたトリマー・芽衣子(菅野美穂)の復讐劇を描くミステリー。芽衣子は、恨みを持つ銀行員・菅沼(波岡一喜)に、電話での脅迫や妻への接触などで復讐を進めていた。一方、刑事・真島(玉木宏)は突然失踪した上司・三輪(モロ師岡)の捜索中に、イヌとはぐれて困っている芽衣子を見掛ける。

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 芽衣子の『死んで罪を償いなさい』のセリフがなんだかとっても意味深だなぁと思っていたら、やっぱり冤罪の過去があるようです。芽衣子の事を『少女A』と呼ぶ記者・堂島の存在も気になります。

 この堂島ですが、風貌がかなり怪しいので、誰だかわかりませんでした。最初にでてくるのですが、途中でやっと唐沢寿明さんだ!と気づきました。

 冤罪の過去を持つ芽衣子と、相棒を目の前で殺された刑事・真島がイヌを介して出会います。心に傷を負った者同志が、きっと惹かれて行くのだろうと思いますが、殺人者と刑事です。この恋は簡単にはいきそうにありません。

 突然失踪した上司・三輪を探していた真島は、三輪も芽衣子の事件を調べていることを知ります。

 

 それにしても、菅野美穂のトリマーと15年前の事件の復讐をするときの2つの顔の演じ分けはまるで別人です。

 1人目の復讐の相手:北村良和 飛び降り自殺 中学校の理事長

 2人目の復讐の相手:菅沼   服毒自殺    銀行員

 

 この二人が15年前の事件にどう関係しているのか?

第2話「復讐の鬼・愛を捨てる」

真島(玉木宏)は、15年前の殺人事件の被疑者が芽衣子(菅野美穂)だと思い、捜査を始めることに。職業を偽り、パソコンを教えるという理由で芽衣子に近づこうとする。一方、芽衣子は弁護士・松永(石丸謙二郎)への復讐を進めていた。松永の事務所を訪れた芽衣子は、松永が違法行為を行っていたという証拠をつかむ。

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 第1話の不審な自殺で死んだ2人が、松葉館学園で繫がります。ですが、15年前の事件との関係はまだわかりません。

 3人目の復讐のターゲット 弁護士・松永は15年前の事件の際の芽衣子の担当弁護士です。この男、弁護士とは名ばかりの悪党です。無実を訴える芽衣子の言葉に全く耳を課しませんでした。

 さらに、15年たった後も、弁護士事務所で仕事は全て事務員に丸投げです。そこで、事務員・田辺の非弁行為で懲戒請求を求めますが、松永は事務員が勝手にやっていたこととして田辺を切り捨てます。切り捨てられた田辺は芽衣子にささやかれ、事務所から現金をもって逃亡します。現金だけでなく、松永の銀行口座からも2億のお金を着服します。

 『これで終わりじゃない。やっと・・・始まったのよ』と微笑む菅野美穂、まさにサブタイトルどおりの悪魔の一面です。

 芽衣子は15年前の事件で、義理の兄、甥っ子の殺人容疑で逮捕されます。さらに、姉は事件のショックで自殺し、母は、芽衣子の言葉を全く信じません。芽衣子は15年前の事件で家族全員を失いました。いったい、誰がチョコレートケーキに毒を入れたのか?まだまだ分からないことが多すぎて全くわかりません。

 この後の復讐の展開と、15年前の真実が知りたい。そして、芽衣子と真島の恋の行方も楽しみです。

第3話「追い込め・悪徳弁護士」

真島(玉木宏)は、記者・堂島(唐沢寿明)から芽衣子(菅野美穂)の母・千津(岩本多代)が介護施設にいると聞き、会いに行くことに。だが、千津は芽衣子の名前を聞くと、激しく取り乱してしまう。そんな中、15年前の事件に冤罪の可能性があることを知った真島は、事件の書類を調べるうちに、ある違和感に気付く。

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 芽衣子がドッグセラピーに行っていた病院は、悪徳弁護士・松永の娘が入院していました。そして、芽衣子はすでに松永の娘に接触していました。松永は、娘の心臓の移植手術の為に病院に圧力をかけていました。

 娘の移植心臓を人質にし、松永を追い詰めますが、松永は毒を飲むことを拒絶し、電話ボックスの中で毒の瓶をたたき割ります。芽衣子は、松永が毒を飲まないことを予測していました。瓶の中身は有毒ガスだったのです。結局松永は、有毒ガス自殺で処理されます。

 真島は、芽衣子の事件の当時の関係者に接触していきます。15年前の取り調べを担当した平田という刑事に会います。そして、当時の監察担当が上司・三輪だった事をしります。

 

 芽衣子が、悪魔に変わる瞬間の表情の変化が凄いです。そして、悪魔から人間に戻る時に真島から電話が来ます。この時の、芽衣子の葛藤の演技がもう切なくて、抱きしめて守ってあげたくなります。

第4話「私を罪に陥れた奴ら」

芽衣子(菅野美穂)は自分を有罪に追い込んだ証言者の一人・金谷(山崎裕太)に復讐するため、その恋人・遥(岩佐真悠子)に近づく。金谷が覚せい剤を使用していることを知る芽衣子は、金谷が捕まれば遥の仕事に影響が出ると話し、遥を指示通りに動かそうとする。一方、真島(玉木宏)は15年前の事件の公判資料を捜す。

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 一人目の理事長、銀行員は15年前の事件の裁判の証言者だった。理事長は、芽衣子が学園から毒を盗んだと証言し、銀行員菅沼は、当時高校生で、芽衣子が公園でイヌを虐待し、姉を恨んでいたと証言していた。

 そして、次にもう一人の証言者・金谷を追い詰めます。金谷の恋人・遥に接触し、遥を金谷から引き離します。そして、違法薬物を使用している現場を写真におさめ脅迫し、さらに遥を人質に、金谷に5億を要求しました。

 ドッグサロンでは犯罪者・芽衣子を追い出すように客が詰め寄ります。オーナーが『野上は辞めさせません。・・・それが気に入らないなら、どうぞ他のお店へ』オーナーカッコいいです。

 しかし。芽衣子は店をやめようとします。そんな芽衣子に「お前を守りたいと思ってる人の気持ち裏切るな。きっと後悔する」といって、コーヒーを飲みに夜のヨットハーバーに誘います。そこで、芽衣子に「私にこれ以上近づかないで」と言われますが、真島は思わず芽衣子を抱きしめます。2人の恋が動き始めました。

第5話「真犯人に天罰下る!」

芽衣子(菅野美穂)は、金谷(山崎裕太)に恋人の遥(岩佐真悠子)を人質に取ったと話し、5億円を要求。金谷は芽衣子の要求を受け入れ、金を払う代わりに遥と覚せい剤使用の証拠を返すよう訴える。一方、イヌのアンを時間通りに迎えに行けなくなった真島(玉木宏)は、部屋に届けてほしいと芽衣子に合鍵を渡す。

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 金谷は、芽衣子に5億払うために、会社のお金を個人名義に振替させます。そして金谷のわがままぶりに会社の社員は不信感が募ります。金谷は警察の誰か繫がっています。その誰かは宇喜田が怪しいです。

 ついに、3人の不審な自殺から、真島と榎本は芽衣子が関係しているのではと疑い始めます。

 真島の家が空き巣に入られます。犯人は宇喜田のようです。

 14年前学校から青酸カリを盗み、ケーキに毒を入れたのは金谷だった。芽衣子はそのことを菅沼から聞き出していた。そして、金谷も指示されていただけで、誰かに操られていた事を知る。会社の部下からも、恋人遥からも裏切られた金谷は、行き場を失い社長室で首吊自殺をする。 

 よそよそしい態度をとる芽衣子に対して、真島は帰りが遅くなると言い、アンを連れてきてほしいと部屋の合いカギを渡します。芽衣子はそこで、抱きしめられた事をなかった事にしようとします。とうとう、芽衣子は真島が警察の人間だと知ります。芽衣子は真島に惹かれ始めていました。自分の罪と、真島との気持ちに芽衣子は苦しみます。

第6話「愛と愛…衝撃の対決」

真島(玉木宏)が刑事だと気付いた芽衣子(菅野美穂)は、真島を問いただそうと食事に誘う。だが、真島が後輩刑事・宏太(川野直輝)を死なせた罪の意識で苦しんでいることを知り、憎みきれない。一方、芽衣子の行動を怪しむ万里(吉瀬美智子)は、15年前の事件にかかわった記者・堂島(唐沢寿明)に、芽衣子に注意するよう促す。

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 芽衣子の次のターゲットは堂島だ。堂島は、15年前記者として事件を週刊誌で書き立てた。その記事が原因で芽衣子の姉は自殺した。

 堂島と三輪が接触した。15年前、三輪は証拠の隠滅に加担していた。そのことを堂島は知っていた。堂島は芽衣子をつけまわし、芽衣子が復讐をしていたことにも気づいていた。そしてそのことを記事に書き起こしていた。

 芽衣子は、真島を食事に誘う。悪魔の時の芽衣子の顔だった。芽衣子は自分の過去の話をして、真島の反応を試す。そして、「私の事全然わかってない」とつぶやいた。ずっと悪魔の顔だった。

 ドッグサロンからの帰り、芽衣子は突如仮面の男に襲われる。そこに通りかかった真島に助けられるが、真島は傷を負う。

 真島の部屋で芽衣子に、「今夜はここにいろ」「助けられて良かった」といって眠る。芽衣子は一晩中横に付き添った。恋する女性の顔です。

 

 仮面の男は、溝口だった。宇喜田が溝口を使って芽衣子を殺そうとしていた。

 そして芽衣子は堂島と繫がっていた。過去の関係者の素性を堂島が調べ上げていた。

「自分の罪は自分で償う。自分の罪を誰かになすりつけるなんて絶対にイヤ」芽衣子の覚悟のセリフです。芽衣子の復讐は完成するのか?

 15年前の真犯人はいったい誰なのか?宇喜田が絡んでいることだけは確かなのだが・・

 どうでもいいことだが、堂島が芽衣子からの非通知の電話に「はい、竹野内豊です。」と出たシーンには不覚にも笑ってしまった。

第7話「解ける謎、新たな敵へ」

芽衣子(菅野美穂)は、刑事・宇喜田(吉田鋼太郎)が15年前に自分に冤罪を着せた黒幕と知り、復讐を決意する。そんな中、芽衣子の元に失踪中の三輪(モロ師岡)から謝罪の手紙が届き、芽衣子は三輪の思いを知る。一方、三輪に呼び出された真島(玉木宏)は、三輪が芽衣子の罪を背負うつもりであることを聞かされる。

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 三輪は、宇喜田を説得するために呼び出すが、宇喜田は三輪に銃を向けた。三輪の思惑は、その現場を芽衣子に証拠として提供するためだった。三輪は芽衣子の復讐のために死ぬことも覚悟していた

 芽衣子は、その映像と、溝口との関係を証明する写真を警察に送り、宇喜田を追い詰めた。

 真島は、自分が刑事であることを芽衣子に告白し、連続して起きている不審な自殺について芽衣子に問いただす。しかし、芽衣子は関係ないとうそをつく。復讐を最後までやり遂げるためにいま止まるわけにはいかないからだ。

 真島に真実を話すことが出来たら、普通の人生を送れたら・・そんな切ない気持ちがにじみ出ていた。真島も、芽衣子を全て受け止める覚悟はきっとあるのに。復讐がふたりを引き離してしまうのか。  

 宇喜田と溝口は許せない。真島と芽衣子が幸せになるためには、この二人を必ず制裁してほしい。

 

 15年前の真犯人は誰なのか。いったい何のためにチョコレートケーキに毒を入れたのか?

第8話「愛の告白、私は殺人者」

三輪(モロ師岡)が溝口(金井勇太)に殺害されてから数日後、怒りでわれを忘れた真島(玉木宏)は、溝口を追うために強引な捜査を続ける。一方、芽衣子(菅野美穂)は、万里(吉瀬美智子)から事件への関与について聞かれるが、回答を拒否する。そんな中、真島は溝口から電話を受け、「芽衣子を殺害する」と宣告される。

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 溝口は、真島を傷つけるために芽衣子を狙います。再び仕事帰りを狙われるところに、真島がかけつけます。溝口を撃ち殺そうとする真島を芽衣子は邪魔をした。「殺しちゃいけない、あなたは私と違うんだから」といって、真島を止めました。「溝口を殺しても、悲しみも憎しみも消えない。苦しみは増えるだけ」。「溝口を殺したかった」と泣く真島に、芽衣子はそっと寄り添います。ふたりを幸せにしてあげたいです。

 そして、芽衣子は真島のために溝口を殺す決意をします。

 芽衣子は溝口と接触します。溝口は、必ず灯油で自分を焼き殺そうとすると狙っていました。芽衣子に灯油を撒いた溝口が、ライターに火をつけた時、スキをついて体当たりをして溝口を殺します。正当防衛とはいえ、初めて直接殺しました。

 そんな芽衣子を、真島は「お前のせいじゃない」といって抱きしめました。

 最後に堂島が、芽衣子を助けるために溝口の居場所を真島に教えます。堂島は手を引くと言っていましたが、まだ諦めていません。最後に芽衣子を助けてくれるのではないかと期待しています。堂島も、三輪とおなじで、15年前のことを後悔しているように思います。

第9話「女の執念・黒幕暴く!」

芽衣子(菅野美穂)が溝口(金井勇太)を死なせてしまった現場に居合わせた真島(玉木宏)は、芽衣子をかばって刑事を辞めようと考える。真島を心配した万里(吉瀬美智子)は、溝口が死亡した時の状況を芽衣子に尋ねる。一方、芽衣子は、姿をくらませた宇喜田(吉田鋼太郎)の情報を教えてほしいと堂島(唐沢寿明)をせかすが、拒否される。

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 姿を消した宇喜田は、政治家・三沢にかくまわれていました。堂島は、宇喜田の居場所を突き止め、真実にたどり着いていました。政治家・三沢が毒を入れたケーキを店に戻したようです。それを菅沼が見張っていた。

 

 真島は、堂島に「苦しくてもしがみついて悩んでもやり続けて、せめて自分が守るって決めたものは守りとおせ」と語ります。堂島も15年間芽衣子を守るためにずっとしがみついてやり続けていたのです。

  

 芽衣子は、4人への復讐の犯罪を真島に告白します。真島と決別し、真島を巻き込まないために真実を伝えました。真島は疑いながらも、芽衣子のことを信じていたのか?動揺し、芽衣子の事を受け止められませんでした。

 堂島は、政治家三沢を呼び出しましたが、現れたのは宇喜田でした。真犯人と15年前の真実をしゃべらせ、そのすべてを電話口の向こうにいる芽衣子に聞かせていました。

 宇喜田は、堂島を銃で脅し、飛び降り自殺を強要します。しかし、そこにはすでに警察が現場に駆けつけていました。それを確認した堂島は「俺の勝ちだ。ざまーみろ」といって飛び降ります。さらに堂島は、最後に書いた15年前の真実の原稿を芽衣子にとどけました。

 堂島の死に駆けつけた真島は、芽衣子の家に駆けつけ、「お前の全てを受け止める。愛している」といって抱きしめました。堂島の言葉が届いたようです。

 堂島の思いが大きく深くて心が震えました。

第10話「遂に登場・黒幕の素顔」

堂島(唐沢寿明)は宇喜田(吉田鋼太郎)に罠を仕掛け、15年前の黒幕の存在を認めさせる。芽衣子(菅野美穂)は堂島の計らいで事件の真相を知るが、その直後に堂島が自殺してしまう。その後、黒幕に復讐しようとする芽衣子を、真島(玉木宏)が止めようとする。一方、逮捕された宇喜田は、警官に暴行を加えて逃走を計る。

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 芽衣子は、原稿をネタに宇喜田を捜査1課に呼び出した。宇喜田に話をさせながら実は内線電話を記者クラブにつないでいた。堂島と同じ作戦だ。宇喜田は芽衣子を人質に逃げようとするが、結局真島に撃たれてしまう。

 芽衣子は、なぜ自分だったのか?と宇喜田に訪ねた。「守る価値がない人間」という答えに驚いた。そんな理由で人を陥れるのか・・・。これは復讐したくなる。

 芽衣子と母親の確執についても語られる。愛人を作って出ていった父親に似ているから。裏切られた母親の気持ちは理解は出来るが、子供になんの責任があるというのか?

 残すは、三沢代議士とその息子。芽衣子はどうやって復讐を果たすのか?

 そして、真島の前から芽衣子は姿を消してしまう。ここまで来ても、真島と芽衣子のハッピーエンドを願っているのだが、私の願いはかなうのだろうか?

最終話「永遠に愛してる…」

始めは捜査のために芽衣子(菅野美穂)に近付いた真島(玉木宏)だったが、次第に芽衣子に引かれ、復讐計画を止めようとする。一方、芽衣子は真島の気持ちに応えたい自分に気付きながらも、その気持ちを抑えて最後の復讐を果たそうとする。

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 最後のターゲットは三沢準です。毒入りチョコレートケーキ殺人事件は、高校生だった三沢準が、父親への復讐心で起こした事件でした。

 芽衣子は、三沢を誘い込み、貯留槽に落とします。(最後が、落とし穴です。逆に受けました)貯留槽に落ちた三沢の姿が、凄く惨めな感じがして、ちょっとスッキリしました。そして、貯留槽に水を流し込み三沢を殺します。

 復讐を果たし自殺しようとしていたところに、真島が駆けつけます。「死んで償う」という芽衣子を、「生きて償え、いつまでも待っているから」と抱きしめます。

 しかし、本当の真犯人がもう一人いました。ドッグサロンオーナーの琴美でした。琴美は、三沢豪に捨てられた女性の娘でした。三沢準の腹違いの姉です。三沢豪を失脚させるために、高校生の準をそそのかし、毒入り事件をけしかけていました。

 オーナーカッコいい!!と思っていましたが、こんな事情があったのか。でも、三輪、堂島と同じように芽衣子を守っていた事も確かです。

 芽衣子を逮捕した真島は、母親が入所している施設に寄ります。母親は、万里から、15年前の事件は冤罪だったことを知らされていました。母親に会いにきた芽衣子に「とるに足らない事で傷つけた、事件の時も信じてあげられなかった」と謝ります。

 これで、終わりかとホッとしたのですが、一瞬のスキに芽衣子が姿を消します。行先は姉が自殺した高台の公園です。真島が駆けつけた時、芽衣子は毒を飲んだ後でした。真島の家の合鍵のキーホルダーに毒を入れていつも持ち歩いていました。真島に抱きかかえられ、最期に「あいしてる」といい息を引き取ります。そしてその後真島が芽衣子にキスするシーンでENDです。

 もう、最終話のテンポが早すぎて、ついていくのに精一杯でした。そして、最期の公園のシーンは涙腺崩壊です。キスシーンと芽衣子の遺言のようなナレーションと重なって、もう号泣でした。幸せになってほしかったーーーー。

 ストーリーが芽衣子の復讐から始まり、その、復讐の仕方が見事で自殺に追い込むまでの所は本当にスリリングでした。菅野美穂と玉木宏なので、恋愛要素があるのは分かっていましたが、これほど苦しい愛になるとは想像してませんでした。

 

 芽衣子の復讐と恋愛、事件の真相を暴くサスペンス要素と、15年前の事件の関係者の中にも、芽衣子の事を思って苦しんだ人のヒューマニズムなど、盛りだくさんのドラマで見ごたえがありました。

【ギルティ 悪魔と契約した女】の登場人物&キャスト紹介

野上 芽衣子(のがみ めいこ)〈33〉 (主演)菅野美穂

白金のペットサロン『モンアンジュ』で働くトリマー。明るく丁寧な接客とトリマーの腕前から、数多くのセレブの愛犬家や同僚から評判を得ている。実は19歳の時に義兄と甥を殺害したという「北区毒入りチョコレートケーキ事件」において無実の罪を着せられ、13年間服役していた過去がある。出所後、事件の真相を探ると同時に当該事件における罪を犯した者達に復讐を目論んでおり、自ら命を絶つよう巧妙に追い詰めていく。

真島 拓朗(ましま たくろう)〈32〉 (演)玉木 宏

警視庁捜査一課の第一強行犯捜査係のキャリア組の刑事(階級:警視)。聡明かつ有能で、幹部候補として将来を嘱望されていたが、1年前に自分のミスが原因で捜査中に部下である宏太を死亡させて以来、生きる意味を見失う。
正義感は強いが、そのために向こう見ずで視野が狭い面があり、結果として自分ではなく周囲に被害を振りまく形となり、自分と周囲に十字架を背負わせることとなる。

榎本 万里(えのもと まり)〈32〉   (演)吉瀬美智子

第一強行犯捜査係の刑事(階級:警部補)で、真島の元恋人。常に冷静沈着で正義感が強い。約半年前、自力で真島に立ち直ってもらおうと別れたが、彼の事を忘れられずにいる。当初は真島が気にかけている上、一連の自殺事件の陰に見え隠れする芽衣子に疑惑を持ち疎んでいた。

矢部 彩乃(やべ あやの)〈29〉 (演)滝沢沙織

芽衣子とは同僚のトリマー。リストカットの過去があり、芽衣子が服役していたことにも動揺していない。芽衣子と真島の恋を応援している。SEと名乗った真島にPCが苦手な芽衣子に操作を習うようきっかけを作ったり、2人に対しそれとなく助言をしている。

小山内 琴美(おさない ことみ)〈42〉 (演)横山めぐみ

芽衣子のことを気に掛けてくれているオーナー。琴美の母親は三沢豪の元婚約者であったが、三沢が政略的に有利な結婚を選んだために琴美がお腹にいる間に捨てられた。琴美は、母の復讐を果たし三沢を失脚させるため、異母弟にあたる三沢準を唆して事件を起こさせた。

堂島 基一(どうじま きいち)〈47〉 (演)唐沢寿明

裏社会の話題を取り扱うジャーナリスト。ゴシップネタを捜し求めては金に換える卑劣さから、警察を始め、周りから毛嫌いされているが、悪びれる様子は一切無い。ぼさぼさの長髪、ホームレスのような風貌をしている。万里からは「ドブネズミ」と吐き捨てられている。

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