【家族ゲーム】あらすじ・相関図・キャスト・ネタバレまとめ

「家族ゲーム」とは、フジテレビ系列で、2013年4月17日の毎週水曜、夜10時～同年6月19日まで放送されていたドラマです。

原作は本間洋平の「家族ゲーム」（集英社文庫刊）となっています。

1980年代にドラマ化、映画化がされており、当時は主人公の家庭教師・吉本を、松田優作、鹿賀丈史、長渕剛さんなどが演じています。

今回の家族ゲームも、オリジナル性溢れた作品となっており、出演者は、櫻井翔、神木隆之介、忽那汐里などであり、その他、豪華キャストも出演します。

ストーリー

プライドが高い沼田一茂、世間体を気にする沼田佳代子、文武両道だが裏がある沼田慎一、落ちこぼれの沼田茂之、４人の家族が織りなす様々なストーリー。

それぞれの世界の中に、櫻井翔演じる吉本荒野が家庭教師として指導する。

ミステリアスで何を考えているかわからない吉本に家族が振り回されていく。吉本の教育の目的とは何か！…

「家族ゲーム」各話のあらすじとネタバレ

【家族ゲーム】第1話「君は成績を上げたいと思うかい？異常なる家庭教師が弟を壊す」

家庭教師の吉本荒野（櫻井翔）が沼田家にやって来る。

出来の悪い中学三年の次男、茂之（浦上晟周）のために、母親の佳代子（鈴木保奈美）がインターネットで見つけた“100％東大合格”をうたう吉本のホームページを見つけて依頼したのだ。

茂之は、登校拒否の引きこもり状態だった。吉本は茂之の家庭教師を引き受けることになる。

父・一茂は登校拒否の茂之を1週間以内に学校へ連れて行ったら10万円のボーナスを出すと吉本に提案。

5日もあれば十分と答える吉本は、その間、自分のやり方に口出ししないことを条件とした。

【家族ゲーム】第２話「弟が家庭教師の犬になる！」

吉本荒野（櫻井翔）は、沼田家次男・茂之（浦上晟周）が1週間続けて学校に通ったら家庭教師を辞めると約束。

母・佳代子（鈴木保奈美）は、一刻も早く吉本を辞めさせて欲しいと父・一茂（板尾創路）に訴える。だが、一茂は吉本との契約による違約金1000万円が気になって決断できない。

吉本は１週間の約束は守ると断言するが、逆に出来なかった場合は新たなペナルティーとして「俺の犬になってもらう」と茂之に告げる。

教室に入った茂之を待っていたのは、終わることのないイジメだった。それでも茂之は必死に耐える。

【家族ゲーム】第３話「誕生日会に家庭教師がクラス全員招待！」

吉本と名乗る家庭教師は、東大の卒業アルバムに写っていた人物とは別人だということを慎一が突き止める。吉本は慎一を、とある病院へと連れていき、”吉本荒野”という患者の部屋に案内する。

吉本は、生命維持装置につながれたこの患者こそが本当の”吉本荒野”であり、自分の弟なのだと、その隠された事実を語って聞かせる。

その後、慎一は荒野の病室を訪れた女性から、吉本の身元は確かだと教えてもらう。慎一はこの話を弟の茂之（浦上晟周）にだけ伝えた。

　一方、父・一茂（板尾創路）は浅海舞香（忽那汐里）との出来事を思い出し機嫌がよい。母・佳代子（鈴木保奈美）は、そんな一茂にイライラを募らす。

【家族ゲーム】第４話「弟にラブレター？？家庭教師強引にデートを仕込む！」

沼田慎一（神木隆之介）は、インターネットで『吉本荒野を訴える会』というサイトを見つけ管理人にメールを送る。すると管理人から連絡が来る。

一方、母・佳代子（鈴木保奈美）との関係が悪化する父・一茂（板尾創路）は、その引き金となった浅海舞香（忽那汐里）との盗聴テープの出所を吉本に尋ねる。

吉本は部屋に落ちていたテープを拾ったことを認め、何らかの操作ミスで茂之の映像に重なってしまったのだと詫びた。

一方で佳代子には、自分が盗聴して録音したと告白する。旦那さんの浮気が許せず、佳代子の為に取った行動だったと。双方に都合よく振る舞う吉本…。

茂之は、学校で真野さくらという女の子からラブレターをもらう。

【家族ゲーム】第５話「慎一は沼田家が生み出したモンスターだ」

吉本荒野（櫻井翔）の教え子である沼田茂之（浦上晟周）は、真野さくら（有川結女）の存在も影響してか、勉強に積極性が出て成績も上がる。

その一方で、兄の慎一（神木隆之介）は成績も下がり気味な上に、部活動も休みがちになっていた。実は、慎一は『吉本荒野を訴える会』なるサイトの管理者、浅海舞香＝立花真希（忽那汐里）と頻繁に会っていた。

真希は吉本のせいで借金苦による一家心中が起きたと言う。慎一は、今の沼田家を彷彿とさせる内容でショックを受ける。母・佳代子が、急激に株投資へとのめり込んでいたのだ。

　そんな時、さくらから幼馴染の園田満（松島海斗）のことも好きだから、次回の模試で成績が良かった方と恋人として付き合うと提案される。

一方、真希と共闘して吉本を攻略することにした慎一だったが、その行動は吉本に見透かされていた。

【家族ゲーム】第６話「緊急家族会議！議題は家庭教師解雇の件」

吉本荒野（櫻井翔）の暗躍のおかげで、沼田茂之（浦上晟周）は親友・園田満（松島海斗）との関係を取り戻し、学校でのイジメからも解放されようとしていた。

逆に兄・慎一（神木隆之介）はすべての歯車が狂い始め、精神的にも追い詰められていた。そして、成績の芳しくない慎一に対し、父・一茂は吉本を家庭教師につけると決めた。

激しく抵抗する慎一だったが、吉本は万引きの写真やカッターナイフをチラつかせ、なかば強引に承諾させる。

翌日から吉本は、朝晩ところかまわず慎一に付きまとい始める。

慎一は真希と一緒に、本格的に吉本を追い落とす作戦に着手する。まずは、一緒に本物の吉本荒野（忍成修吾）を訪ね、嫌がる母親から“吉本の過去”を知る人物の情報を得る。

一方で、一転して慎一を無視し始めた吉本は、別の対抗措置を開始。2人の静かな攻防戦が続くが……ついに慎一は吉本の決定的な弱みとなる証拠を手に入れることに成功し、家族会議を開くことにした。

【家族ゲーム】第７話「沼田家崩壊は3年前から始まっていた！母佳代子の絶望」

慎一は同じ境遇の立花真希（忽那汐里）へとどんどん傾倒し、逆に恋人の最上飛鳥（北原里英）への態度は冷たくなった。そんな独りよがりな慎一に、吉本は「君にはもっと試練を与えてあげないとな」と言い放つ。

ある日、慎一が真希と映画館でデートをしていると、突然、吉本が現れた。吉本は、真希に父・一茂（板尾創路）が会いたがっていると伝える。

「今更、会えるわけない！」と慎一が拒否するのも聞かず、吉本は「夫婦の仲を悪くした責任があるだろ」と真希を追いつめる。一方、母・佳代子（鈴木保奈美）は株で1000万円を超える莫大な損失をしてしまう。

茂之は友達も増え、みるみる変わっていく。吉本は佳代子に実家に頼るしかないとアドバイスするが、佳代子は関係が悪い実家には頼れないと断る。

しかし、背に腹は変えられず、思い切って父を訪ねる佳代子だったが、冷たく断られてしまう。途方に暮れる佳代子がとった行動とは…。

【家族ゲーム】第８話「家庭教師による家族ゲーム、結果発表！」

沼田家の崩壊は、もう誰にも止められない…吉本荒野（櫻井翔）の放った辛辣な言葉も当の沼田家の面々には届かず、それぞれ勝手な行動をするばかりだった。

株の損失で作った借金を前に母・佳代子（鈴木保奈美）は思考停止。

父・一茂（板尾創路）は会社の金を横領して穴埋めしようと画策。

立花真希（忽那汐里）へ疑惑を感じながらも交際を続ける長男・慎一（神木隆之介）は、恋人の最上飛鳥（北原里英）に冷たく別れを告げた。

そして、状況が好転していた次男・茂之（浦上晟周）ですら、新たな集団イジメに不本意ながらも加担を始めていた。

学校から不吉な呼び出しがかかる慎一…。新たなイジメに悩む茂之…。不審な動きを会社側に気づかれる一茂…。

そして、借金は返したと豪語する一茂に不安がつのる佳代子…。家族それぞれの歯車が軋みをあげ始める…。

【家族ゲーム】第９話「吉本の衝撃の過去！崩壊の先に…」

吉本荒野（櫻井翔）によって沼田家は完全に崩壊した…。あくる日になっても家族の間には会話ひとつなく、家の中も散らかったまま誰ひとり片付けようともしない…。

母・佳代子（鈴木保奈美）は誰に相談することもなく家を出て行く。

父・一茂（板尾創路）は再就職先を探し始めるものの、プライドが邪魔をして決まらない。

次男・茂之（浦上晟周）も不登校に逆戻り。

友達の園田満（松島海斗）からの連絡で久しぶりに登校するが、またも集団イジメに加担してゆく。

高校を辞めた長男・慎一（神木隆之介）もまた怠惰な日々を送り、吉本への憎悪だけが高まっていた。

そんな慎一はナイフ片手に吉本のアパートに向かう。そこにはすでに何もなかったが、立花真希（忽那汐里）の写真が載った1枚のチラシを発見する。

それを頼りに何とか真希との再会を果たし、真希から８年前の真相を聞くのであった。

【家族ゲーム】第１０話「あの男が家庭教師になった理由～彼は誰を殺したのか？」

吉本が沼田家に顔を出す。その時、沼田家ではちょうど母・佳代子（鈴木保奈美）が夫・一茂（板尾創路）ら家族に向かって離婚の意思を伝えていたところだった。あるものを取りに来たという吉本は、嵐のように過ぎ去ろうとしていた。、帰り際、佳代子に「本当は家族全員で話し合いたかったんですよね…」と離婚を切り出した真意を指摘してみせる。そして長男・慎一（神木隆之介）にもギャンブルに負けた約束が残っているからと意外な命令を残していく。

　吉本の言葉が気になる慎一は水上沙良（忽那汐里）ともう1度会い、8年前のストーリーの続きを聞くことを決意する。沙良から語られる吉本の壮絶な想いに触れ、最後には慎一も涙を禁じ得なかった。一方、その頃、次男・茂之（浦上晟周）もまた一計を案じていた。

果たして吉本の真のストーリーとは？そして、1度崩壊してしまった沼田家の再生はあり得るのだろうか？

【家族ゲーム】 人物相関図

【家族ゲーム】の登場人物＆キャスト紹介

吉本荒野（演：櫻井翔）

東大合格率100％と謳っている東大卒のスーパー家庭教師。

だが、その素性は定かではない。ミステリアスで神出鬼没であり、家族の素行調査や常軌を逸した行動を取るなど、教師にはあるまじき動きをする人間。

頭の回転が速く、常に裏を読んでいる。口癖は「いいねぇ～」。

沼田慎一（演：神木隆之介）

有名私立進学校・成邦館高校2年生。

学校の成績は学年で10番以内、ルックスも良く、運動神経も抜群。

周囲からは文武両道で誰からも好かれる好青年だと思われている。

だが、実は優等生を演じており、万引きなどの犯罪行為を繰り返していた。

沼田茂之（演：浦上晟周）

横浜市立室山第一中学校3年生。前島亜美のファン。

当初、学校の成績は下から数えたほうが早く、いつも成績優秀の兄と比べられる。

授業中にトイレへ行くのを我慢してしまい、耐え切れずその場で脱糞してしまったことが切っ掛けでクラス内でいじめに遭うようになる。

いじめにより学校を不登校となり、両親は何人もの家庭教師をつけることになるが、すぐに辞めてしまう。吉本と出会うことで少しずつ変わっていく。

沼田一茂（演：板尾創路）

慎一・茂之の父親。電気メーカー「パシフィック電機」の人事部課長。

プライドが高く、家庭問題にはノータッチ。息子たちの成績が悪いことには敏感。

妻との関係も冷え切っているため、内緒で浮気をしている。

沼田佳代子（演：森下栞）

慎一・茂之の母親。専業主婦。

ネットの情報で吉本を知り、茂之の家庭教師として採用する。

世間体を気にして、周囲や家族には常に遠慮している。

吉本に出会い少しずつ自分の心の内をさらすようになる。