グッドパートナー 無敵の弁護士 とは
『グッドパートナー 無敵の弁護士』は2016年4月21日から6月16日まで放送されたテレビ朝日系木曜ドラマです。
企業法務を専門にする弁護士の姿を描いたものです。
ロー・ファーム『神宮寺法律事務所』のパートナー弁護士であり、元夫婦である男女を竹野内豊と松雪泰子が演じます。
連続ドラマでは初めての共演、そして初めての夫婦役（元、ですが）に挑むふたり。
弁護士としてライバル同士でもあるふたりは、依頼案件に関して理路整然と法律論を戦わせることもしばしば・・・。
しかしひとたび話が脱線してしまうと、冷静さを失い、途端にお互いのことを「パパ」「ママ」と呼び合って、痴話ゲンカのような争いを始めてしまいます。
二人の様子に笑って、感動して、そして案件を解決するときにはスカッと爽快な法律系ドラマです。
この記事は2021年6月に書かれたものになります。
「グッドパートナー 無敵の弁護士」各話のあらすじとネタバレ
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第1話
咲坂(竹野内豊)は、ボスである神宮寺（國村隼）から新人弁護士の熱海（賀来賢人）の教育担当を命じられ、不満に思う。
そんな中、咲坂の元にマミーデザインという会社の社長から、著作権侵害訴訟の弁護依頼が舞い込む。
損害賠償金として1億円を請求され、圧倒的に不利な内容ながら咲坂は全面的に闘う決意をする。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/plot/
第一話から夫婦喧嘩のような二人の言い争い、とことん繰り広げられていました！
「パパ」「ママ」と言い争いもしながら、実はお互いをわかっている息の合う場面が垣間見えて、ついつい、ふふっと笑ってしまいます。
新人熱海（賀来賢人）や事務所の社員とのやり取りもたのしいです。
少し抜けているように思える咲坂弁護士ですが、訴訟相手の会社と話をするときのかっこよさには特に注目ですね！
弁護士バッチをすっと外して「弁護士としてではなく、一人の人間として話をしましょう」と型破りなことをビシッと言ってしまう！
毎話で必ず登場するグッドパートナーの名シーンですね！痺れます。
第二話以降も楽しみです。
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第2話
咲坂（竹野内豊）の元に医療機器メーカーの社員が相談に来る。
接待に大金を使っていることを理由に同社の小西（野間口徹）を解雇したが、不当解雇と言われたと話す。
そこで、咲坂らは小西の代理人・宮前（モロ師岡）の元へ。
一方、佳恵（松雪泰子）は企業合併の案件に取り組むが、合併が白紙になってしまう。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/plot/
今回は、元夫婦でパートナー弁護士の咲坂・夏目弁護士二人の対戦相手がまさかの同一人物！
同じ相手だからこそ、お互いのプライドにかけて絶対負けられない二人のバトルが白熱します。
スマートで男前な見た目に似合わず泥臭い仕事をする咲坂先生。正義感が強く、たとえ地味で地道な仕事でも、クライアントのためならどんなことでもする咲坂先生。
夏目先生に先を越されてしまいますが最後にはしっかり結果を出せるところもやっぱりかっこいいです！顔だけじゃない！笑
そして二人の娘のみずきちゃんに背中を押され、夏目先生は咲坂先生に協力します。
子供のためなら親は強くなれるし、変わることもできるんですね。
親子愛、家族愛も垣間見えました。
そして咲坂先生と熱海の、相手を追い詰めるシーン、かなりスカッとしました！
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第3話
猫田（杉本哲太）はネットビジネスの企業の上場を手伝う中で、業務委託する企業の経営母体が暴力団・山堂組だと気付く。
この企業と取引していたことが分かれば上場審査は通らなくなる。
猫田に相談された咲坂（竹野内豊）は、業務委託先の企業が暴力団と関係していることを証明して、契約を解除させようとする。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/3/
暴力団にも怯まない、咲坂先生、かっこよかったです。
猫田先生に巻き込まれたと思いきやスカッと事件を解決してしまいます。
そして毎回のことですが、咲坂先生が男前すぎる問題が面白すぎる。本当のことですが、と否定しない咲坂先生も面白いですね。
第３話も、コメディ要素もありながら、気持ちのいい解決をしてくれる二人でした。
第４話以降も注目です。
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第4話
咲坂（竹野内豊）に企業のお家騒動の案件が舞い込む。
鳥飼シューズの社長・孝太郎（矢柴俊博）は、経営に口を出す父親で会長の健三（竜雷太）を解任したいと相談。
一方、健三は息子を解任して社長に戻ると言い張る。神宮寺（國村隼）から鳥飼親子の仲直りを頼まれた咲坂は、両者に和解案を持ち込むが難航する。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/4
企業のお家騒動とも言える案件に巻き込まれる『神宮寺法律事務所』。
解任され、手を引こうとする事務所のみんなを前に、咲坂先生は放って置けないと、諦めない。
今回もどこまでもあつい咲坂先生でした。
今話では家族のシーンも多くありました。お家騒動を受けて、家庭についてまた考えさせられる、咲坂先生と夏目先生。
色々な観点から考えさせられます。人間は、家族だからこそ、思い合っているからこそ、信頼しているからこそ、わかってほしい、伝わるはずだと傲慢になってしまうこともあるのかもしれません。
親しい間柄だからこそ、しっかり腹を割って話し合い、お互いを理解し合う努力が大切なのかもしれませんね。
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第5話
咲坂（竹野内豊）は桂総合病院の事務長・葛原（小林隆）から、看護師のセクハラ被害の相談を受ける。
これまでもセクハラの被害があり、葛原は咲坂に穏便に解決してほしいと話す。
咲坂が佳恵（松雪泰子）に手伝いを頼み、言い合いながらも解決策を考える中、熱海（賀来賢人）の提案で他の被害者に話を聞き始める。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/5/
今回は昨今問題になっているセクハラについての訴訟です。
今回は、弁護士として活躍し始める熱海にも注目です。ちょっと言い過ぎな時もありますが、若いからこその物怖じしない物言いが魅力的ですね。
それにしてもいざというとき、女は強い！怖いくらいビシッとセクハラ外科医を追い詰める夏目先生、同じ女として憧憬しました。
咲坂先生と夏目先生、いがみ合いながらも、お互いのことを弁護士として信頼し合う姿が見られました。
男と女の問題は、いつの時代も難しいものですね。
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第6話
咲坂（竹野内豊）らは、そば店を経営する「いわし丸」の社長から、経営に行き詰まりどうにもならない状態だと相談を受ける。
事業再生の案件に取り組むため、咲坂は財務に強いという赤星（山崎育三郎）に手伝いを依頼する。
だが、「いわし丸」の再建を考える中で赤星は無理だと考え、咲坂と衝突してしまう。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/6
今回は、経営に苦しむ飲食店を救うお話でした。
財務状況を鑑みて、経営は諦めたほうがいいと聞かない赤星に対し、どうしてもクライアントのためにお店を潰水害の改善策を取りたい咲坂先生。
咲坂先生らしさ溢れる主張でした。
「普通の弁護士」とは一味違う咲坂先生。弁護士はただの「弁護士」としてではなく、一人の人間として話す、という咲坂先生のポリシーは本当に素敵です。
最後には「一人の人間として」話をした赤星の気持ちは、社長に届きました。
弁護士であっても、やっぱり人のためにとを思う気持ちを忘れてはいけないなあと実感させられる感動の回でした。
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第7話
熱海（賀来賢人）の同級生である勝太（渋谷謙人）が、土井垣設備の社長を殴ってしまう。
勝太の家が営む旅館の温泉くみ上げ施設が爆発し、施設の管理をする土井垣設備が責任を一切認めていないことが原因だった。
そこで、咲坂（竹野内豊）と熱海らは理不尽な立場に陥る勝太らを救おうと、事故現場を訪れる。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/
今回は、第８話、第９話まで続く注目の戦い。
悪徳企業と「神宮寺法律事務所」弁護士軍団のバトルです。そして相手はあの「岬アンドマッキンリー」。見どころ満載の２話です。
今回もやっぱり熱い咲坂先生、事務所のみんなを巻き込んでいく姿は本当に素敵です。熱海の、弁護士バッジを外し、相手方の土井垣設備の社長を詰め寄る熱い姿は、咲坂が重なって見えるようでした。
しかし、今回の案件はなかなか手強そう。やっとのことで民法717条を使った突破口を見出しますが、相手方のバックには国会議員もついています。
決死の思いで挑んだ第一回口頭弁論は、賠償金を取りきれず「負け」ということになってしまいます。
咲坂たちの真っ直ぐな想いは届くのか、第８話、９話に続きます。
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第8話
咲坂（竹野内豊）らが温泉くみ上げ施設の爆発事故で土井垣設備の過失を認めさせようとする中、佳恵（松雪泰子）はある案を思い付く。
佳恵は土井垣（福田転球）と弁護士の岬（正名僕蔵）に賠償金の請求をするが、納得のいく結果にならなかった。
そこで、咲坂らはさらに賠償金を得られる方法を探し出そうとする。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/8/
第８話ではついに、「神宮寺法律事務所」のライバル「岬アンドマッキンリー」との激突。
第７話で、口頭弁論に負けてしまった咲坂ら。4500万じゃどうしようもない、「しらかぜ荘」にとって絶望的です。それでも諦めない咲坂先生たちの姿勢には感服です。
ボスが言った通り、「常識的なやり方では勝てない」戦いでした。やっとのことで見つけた将来の損害についての賠償も、岬アンドマッキンリーには、悪天候のせいだと切り返されてしまいます。
悪天候と経営不信の因果関係のないことを証明できない以上、咲坂らに勝ち目はありません。
そんな時、失恋真っ只中の猫田先生の統計学を利用したアイデアから、その証明をすることに成功します。
ハラハラした分、なんとも爽快な第８話でした。感動です。
そんな中、みずきの願いもあり、咲坂と夏目は、ベストフレンドからやり直し、よりを戻すことはできるのでしょうか。。。
最終話、とても見どころですね。
【グッドパートナー 無敵の弁護士】第9話
咲坂（竹野内豊）と佳恵（松雪泰子）は、ナギダイニングの社長夫人・裕子（戸田菜穂）から会社を設立したこと、そして離婚すると告げられ戸惑う。
さらに、裕子は咲坂らに会社の顧問弁護士と離婚協議の代理人を頼む。
神宮寺（國村隼）は弁護士倫理上、裕子の味方にはなれないと考えるが、佳恵はある決断をする。
ザ・テレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000898962/9/
岬アンドマッキンリーとの勝負にも見事勝った咲坂たちですが、新しい案件が舞い込みます。その関係もあり、夏目先生は神宮寺法律事務所を退所しヴィーナス法律事務所に所属することを決意。咲坂とは敵として戦うことになります。ナギダイニングの社長夫人・裕子が高部に騙されていることに気づいた夏目は、自分が負けることよりも正しい道を選びました。さすが、弁護士としてのプライドを、持ち続けていることに感動しました。
結局、離婚しそうになっていた登志夫・裕子はやり直すことになります。夫婦は、咲坂・夏目にお礼を言い、円満に解決することになります。
そして気になる咲坂・夏目ですが、、、弁護士バッジを外し、夫として、妻として、咲坂と夏目は話をします。そして親子3人で暮らすことを決意します。涙なしには見れませんね、、、。
今までにあまりなかった、弁護士ドラマと家族ドラマの融合が見られるとても興味深いドラマでした。たくさんの人々の愛の詰まったとてもいいドラマでした。
ぜひ、見てみてください！
【グッドパートナー 無敵の弁護士】人物相関図
出典: https://www.tv-asahi.co.jp
【グッドパートナー 無敵の弁護士】の登場人物＆キャスト紹介
咲坂健人（演：竹野内豊）
神宮寺法律事務所のパートナー弁護士。
佳恵は元妻で今は12歳の娘・みずきとふたりで暮らしている。マンション「GARDENHILLS HANAMIGAOKA」305号室の入居者。
男前すぎることが悩み。少し上から目線なところが玉に瑕。元妻である佳恵とは、同じ職場でいつも喧嘩をしている。
弁護士のくせに、と責められると弁護士バッジを外し、「それでは弁護士としてではなく一人の人間として話ます。」と、正論をぶつける。
夏目佳恵（演：松雪泰子）
咲坂と同じ「神宮寺法律事務所」のパートナー弁護士で咲坂の元妻。
最終話で「ヴィーナス法律事務所」へ移籍する。仕事ができて気が強いが、娘・みずきのことを心から思っている。
何かと家庭の問題を持ち出し、咲坂とはしょっちゅう喧嘩をしているが、信頼もしている。
習い事は日本舞踊。
熱海優作（演：賀来賢人）
「神宮寺法律事務所」の新人アソシエイト弁護士。
咲坂が教育係を担当している。駒場大学の卒業生で、咲坂家の一人娘・みずきの家庭教師である島谷のサークルの先輩。明るくひょうきんなところもあるが、真っ直ぐで一生懸命な弁護士。
先輩にもはっきりと意見を言える性格。咲坂にも物怖じせず意見を述べ、少し生意気なところもあるが、実は咲坂を尊敬している。
赤星元（演：山崎育三郎）
元は「神宮寺法律事務所」のアソシエイト弁護士で、パートナー弁護士に昇格する。
夏目先生のアシスタントで、ニックネームは「レッド」。
女の子と生牡蠣が大好き。財務に強く、現実的な考えを持つ。
とてもクールで冷静だが、実は過去に経営者をしていた父を過労で亡くしている。
神宮寺一彦（演：國村隼）
「神宮寺法律事務所」の代表。
みんなからは「ボス」と呼ばれる。事務所のみんなからはとても信頼されており、神宮寺自身も事務所の仲間を暖かく見守っている。
穏やかな性格。咲坂と夏目とは長い付き合いで、二人の関係もよく知っており、密かに二人の復縁を望んでいる。
「岬アンドマッキンリー」とはライバル関係にある。
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