【特上カバチ】あらすじ・相関図・キャスト・ネタバレまとめ【嵐の櫻井翔と堀北真希のダブル主演作】

ドラマの最中に、法律問題がクイズ形式で出てきて面白かったです。ちょっとした法律の知恵が、できる／できないの2択で出題されるので単純明快で面白いです。

　話は、頼りない行政書士補助者田村と、やり手の行政書士美寿々が400万の返済問題で対立します。法律家は依頼人を守るために血も涙も友情も必要ないと美寿々はいいます。

今回の学習したのは、【債権者代理権】

債権者が、自己の債権を保全するため必要があるときに、債務者に属する権利を債務者に代わって行使する権利（423条）。

　美寿々は債権者代理権を行使して田村を追い詰めます。でも、この400万の返済問題は第2話へ持ち越しとなります。田村がどんな方法で美寿々から依頼人を守るのか楽しみです。

　ゲストの豪華俳優が凄いです。まずは、お金を借りた八百屋中山に吉田栄作、お金を貸した中山の友人上杉に田口浩正など今後ストーリー毎に誰が出てくるのかも楽しみです。

無事に田村が勝ちました。巌流島作戦という法律ではなく、逆光を利用して表情を悟られないようにする交渉術で美寿々より優位に立ち交渉をまとめました。

　よって、400万の返済期間は猶予されました。しかし、依頼人中山のお店を守り、そして友情も守りたいと、野球部の仲間に声を掛けお金を集めます。法律で解決できない問題は、人情で解決するという田村らしい解決方法でみんながハッピーエンドです。

「そんな心を失った法律家なんて俺はなりたくありません」と言っていた田村ならではの解決方法にスッキリ。これからも、法律と人情で解決していくのかな。

美寿々が事務所に加入します。これからは田村と美寿々の二人でトラブルを解決します。

派遣という立場の弱い労働者を2人で救います。

　第１話からずーと気になっていたのが、美寿々と田村の非弁行為（弁護士以外の人が、報酬を受け取って弁護士業務を反復継続の意思を持って行うこと）です。報酬をもらっていないとは言っても、だいぶ行政書士の業務を逸脱していました。弁護士　検備沢 京子（ 浅野ゆう子）出てくると思っていました。

　　でも、やっぱり最後は田村の法律論というより熱い人情論でした。社長に『一緒に働く仲間の生活なんだっと思ってるんだ』と熱く語ります。美寿々からは「法律家には向いていない」と言われますが、非情にも慣れる美寿々と情に熱い田村はいいコンビです。

　今回の、活劇は戦国武将です。田村（死にかけ→死亡）とテロップがあります。桜井翔くんになにをさせてる～と嵐ファン絶叫します。

　ちなみに、美寿々はバツイチ子なし、元ヤンキーです。

今回学んだ法律の知恵：賃借人契約には信頼関係が必要（1・2回の滞納では信頼は失われない）、労働者派遣法（派遣期間を超えて働かせた場合）、リストラの要件

社会人になって働いていくにはこういった知識があるだけで違うと思います。

第３話ゲスト　派遣社員・石黒賢、娘に芦田愛奈（５才：「マルモのおきて」より１年も前にテレビ出ていたんです）、派遣社員で美寿々の友人・木南晴夏、神保悟志

田村の指導係行政書士栄田 （ 高橋克実）が依頼人に恋をしますが、これは実りません。お決まりです。

　夫が妻に内緒で、妻を借金の連帯保証人にします。妻の代わりに愛人に署名押印させていました。さらに、資産隠しのためにマンションを購入し、転売直後に計画倒産していました。

　今回田村の熱弁はありませんでしたが、筆跡鑑定士の事務所の掃除をします。お金や法律論でなく奉仕作業ってところが、田村らしいです。この世の中、本当に人の気持ちを動かすのは、人への奉仕であってほしい！お金や恫喝ではないと願っています。そして、そんな情けは人の為ならず、きっと自分に戻ってきます。　

今回学んだ法律の知恵：偽造書類の見破り方（赤外線・紫外線ライト）、筆跡鑑定の方法、不法原因給付、有印私文書偽造　

第４話ゲスト　依頼人　清水美沙、依頼人の夫　近藤芳正、夫の愛人　辺見えみり、筆跡鑑定士　酒井敏也

大先生こと大野先生が会っていた女子高生は娘でした。お金を渡したり援助交際の雰囲気もありましたが、まあ予測は出来ました。

　娘の恋人の父親が、ギャンブル＆借金まみれのダメ親です。さらに、借金の債権譲渡した先が闇金で、大先生の娘も一緒に身売りされるところを、田村と美寿々が救出します。救出するために父親の大先生に許可を得ず結婚させてしまい、ダメ父親の借金から救い出します。

　お金は本当に怖い。ドラマの中でも言っています。『借金とはそれほど恐ろしい』『借金をする人間は周りを巻き込む』安易な気持ちで借りてはいけません。すぐに返せる、少しぐらいなら大丈夫なんて、そんな甘えた気持ちで安易に始めてはいけません。

　今回学んだ法律の知恵：未成年労働者でも給与は本人に直接渡す、無権代理、結婚したら未成年でも成人とみなされる。

第５話ゲスト　恋人役　仲野太賀（当時はまだ太賀です）、ダメな父親　山崎銀之丞、母親　宮田早苗、闇金の親分　本田博太郎、サラ金　デビット伊東

今回は、田村が法律家として分岐点となる大事な回です。

　これまで甘々で美寿々に法律家に向いていないと言われながら、何とかみんなを救いたいと頑張っていた田村でしたが、知り合いの宮下から慰謝料500万を回収しないと依頼人・富田の会社が潰れてしまいます。自分の職業の厳しさに気づき、非情になることを決心します。しかし、美寿々が田村の目を覚まさせます。

　『法律家として最低の良心』美寿々にはそれがあったのです。確かにこれまでの回でも、非情に小悪魔のように取り立てる時がほとんどですが、時折自分の過去や、人として温かい部分を見せるシーンもありまた。

　田村が、『法律家の厳しさをしり、この仕事で生きていく覚悟』に気づくいい回でした。

今回学んだ法律の知恵：拡大損害（直接の損害だけでなく他に波及した分もくわえて損害賠償を膨らませる）

　今頃ですが、前回くらいから２択問題と、活劇がありません。結構好きだったのに残念です。

第６話ゲスト　依頼人　大地康雄、キッチン宮下　石原良純、宮下の妻　山下容莉枝、宮下の母　草村礼子

美寿々がめちゃくちゃな方法で対抗します。瀬古井は因縁の相手で、弱者を食い物にする瀬古井が許せないのです。美寿々は実は一番情に熱いのかもしれません。

　瀬古井はさらに悪質な手に出ます。取り立て屋が早朝依頼人の家に来て、さらに職場にまで取り立てに来ます。さらには家族にまで手を出すような脅迫まがいの行為まで。

　最後は田村と美寿々が協力して、弁護士法第72条を使って弁護士法違反で刑事問題にして依頼人を救います。

　『法はあなたを許しませんよ』も定着してきて、若干中毒になってきました。これが出るとうれしいです。

　住居を借りるとき、敷金・礼金は確かに大きいお金です。でも、礼金はさておき敷金は、いざというときの保険で、預け金の役割もありますから、敷金０は疑ってかかるべきです。

　最後に、田村の父親の話が出てきます。始めて田村の闇の部分に触れたシーンでした。

　今回久しぶりに２択クイズ出てきました。桜井君の『・・・　B』っていう答えをいう時のため顔が良かったです。多分、このシーンは演技してません。　

今回学んだ法律の知恵：借地借家法（あまりに不利な特約は無効）、弁護士法第７２条（非弁護士の法律事務等の取り扱いの禁止）、ビデオの遺言は無効

第７話のゲスト　三宅弘城、田中哲司

安易に書類にサインなどしてはいけません。でも、法律家に大丈夫ですねと言われたら、してしまいますよ。やはり、面倒でも自分できちんと読んで、納得したものだけにサインする事が大事です。

　今回の解決策は、民事提訴と同時に名誉棄損で刑事告訴することで江口に謝罪と傷害事件の示談を取り付けます。もう、付き合っていた時の事を会社でペラペラしゃべられたら、セクハラ通り越して名誉棄損です。

　それにしても、江口むかついた～。会社の行政書士に先手を打たれ、諦めて帰る時の、廊下ですれ違った時の江口の勝ち誇った顔はほんといやな顔でした。「示談でお願いします。」とうなだれた時にはスカっとしました。　

今回学んだ法律の知恵：自己決定権（セクハラにおいては、受けた側の勘定が優先される）

第８話ゲスト　市川由衣　金子賢　山崎樹範　会社の人事担当　春海四方

　辞表を出した田村ですが、ちゃんと最後には帰ってきます。警察に逮捕されますが、美寿々、栄田、岸田が面会に行きます。とりあえず認めて釈放されるように説得しますが、田村は「難で正しい方が罪認めなきゃなんないんだ」と怒ります。動かない警察を動かすために、虚偽告訴罪で刑事告発します。その捜査の甲斐あって田村は釈放されます。そして詐欺の投資会社も証拠映像で事件を解決します。

　事務所に帰ってきた田村に、大先生が「自分の名前を絶対傷つけないような胸を張れる仕事と、その自分の名前の肩についている事務所の名前に傷をつけない仕事をしているか、常に自分に問いかけろ」といいます。カッコいい。

　帰ってきた田村に美寿々から『おかえり』とメールが来ます。田村も『ただいま』と返信します。これってきっと恋の始まりです

今回学んだ法律の知恵：おいしい投資話は、ほぼ詐欺

第９話ゲスト　大森暁美、投資会社代表　江波杏子、投資会社販売員　田中幸太朗、

投資会社営業部長　村杉蝉之介

最後は田村が父親と直接対決します。田村は依頼者のために謝罪しますが、そこに検備沢弁護士が犬神弁護士の新たな不正の証拠をつかみ地検に告発します。そして、事務所の仲間みんなの力添え合って、示談をまとめます。

　そして、最後に田村と美寿々のキスシーンです。美寿々の『田村のくせに』っていう照れ隠しがかわいいです。

今回学んだ法律の知恵：多重債務者救済センター（悪徳業者の可能性もある）

第１０話のゲスト　竜雷太　中村靖日　坂口憲二

　弁護士会法規委員会本田　大野智（最初電話の声だけですが、すぐにわかりますよ！！）

　このドラマ、テロップやクイズ等々で色々と言われたりしていますが、ドラマに出てくるようなトラブルには、普通に生活していても巻き込まれる事は多いと思います。そして、難しい法律用語がテロップで出てくることで詳しく調べることが出来ました。トラブルに巻き込まれないために知識を持つことは必要です。漫画ちっくになっていることも法律ドラマですが難しくなりすぎず気楽に見ることが出来て良かったと思います。

　これから社会に出ていく若い世代に心構えとして気楽に見てほしいドラマです。動画配信されていないことがほんとに残念です。