フジテレビ系連続ドラマ「SLOW DANCE」とは
「SLOW DANCE」とはフジテレビ系で2005年の7月4日から同年の9月12日の間、放送されていたドラマになります。
毎週月曜日の21 時から21時54分の時間帯のいわゆる月9 枠のドラマで、主演は深津絵里さんと妻夫木聡さんです。その他に広末涼子さんや藤木直人さん、田中圭さんなど豪華キャストが出演しています。
「SLOW DANCE」のストーリー
大学生の頃に映画監督を目指していた芹沢理一（妻夫木聡）はその夢を追うことやめ、現在は教習所の教官をしていました。ある日、コーヒーショップで女性とトラブルになった理一は、その後、その女性・牧野衣咲（深津絵里）と教習所の生徒と教官として再会します。衣咲は理一の高校に教育実習に来たことがあり、彼の人生に影響を与えた人でした。人生にブレーキをかけがちな理一と、彼と正反対の衣咲。そんな二人はやがて、恋に落ちて行くのです。
「SLOW DANCE」各話のあらすじとネタバレ
第1話 「夏の恋が始まる」
夢を捨てきれない男と、強気だが恋に奥手な女の恋模様。自動車教習所で働く理一（妻夫木聡）は、高校時代の教育実習生・衣咲（深津絵里）と再会。そこから衣咲の後輩・実乃（広末涼子）や理一の友人・幸平（田中圭）を交え、4人は親しくなる。衣咲が婚約者と別れたと知った理一は、高校時代に衣咲の言葉に励まされたことを明かす。
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映画監督を目指していたのに教習所で働く理一と、教育実習生だったのに今はアパレルの仕事をしている衣咲。似たような境遇にあるけれど、なにかと喧嘩になる二人がここからどう恋に落ちて行くのか興味深いです。高校時代、衣咲の言葉に感銘を受けて夢を追うことを決意した理一ですが、その言葉がただの漫画のパクリだったと知ってショックを受ける様子が面白いです。海外に行く恋人と別れることになってしまった衣咲が気の毒でしたが、相手が本当に衣咲を好きだったようなのが救いです。
第2話 「うっかりデート！」
理一（妻夫木聡）は、恋人に振られた衣咲（深津絵里）を慰めたお礼に、ディナークルーズのチケットをもらった。理一は数日前に再会した元彼女の歩美（小林麻央）を誘おうとするが、携帯番号が変わってしまい連絡が取れない。そんな中、チケットが惜しくなった衣咲は、返してもらおうと理一の家を訪れ、理一の兄・英介（藤木直人）と出会う。
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深津絵里さんは可愛いけれど衣咲のキャラがなかなか強烈で、彼女の暴走ぶりにはハラハラしてしまいました。振り回されている理一ですが、ここからどうやって彼女に恋をするのでしょうか。蛯原友里さんや小林麻央さんなど意外なキャストが登場するのが興味深く、今大人気の田中圭さんが理一の友達役なのも嬉しいです。理一の兄・英介はエリートで弟の憧れなのにすっぱり仕事を辞めてしまうなど、かなり変わり者ですね。この先、衣咲が英介に惹かれる展開になりそうです。
第3話 「キスと接点」
理一（妻夫木聡）は、昔の彼女・歩美（小林麻央）がいまだに英介（藤木直人）のことを好きだと勘違いしていた。歩美に未練のある理一は、教習所に来た衣咲（深津絵里）に英介のことを聞かれて思わず不機嫌に。そんな中、理一は、幸平（田中圭）から映画を撮るよう誘われるが、試験があるからと断る。数日後、理一は衣咲と偶然に会い、運転を教える。
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衣咲と理一がだんだんいい感じになってきました。理一が衣咲に縦列駐車を教える場面もドキドキしましたし、偶然であって偶然でない接点の話を二人でしている時もいい雰囲気です。だけど衣咲は英介が気になっていて、理一は元カノの歩美とよりを戻しそうなので、まだまだ遠回りしそうな二人です。そして医者になったら結婚しようと、実乃と約束をしているという男性のことが気になりました。その男性を待っていながら、幸平のほおにキスをする実乃はずるいなあと思ってしまいます。
第4話 「ドキドキの雨宿り」
理一（妻夫木聡）は、部屋に来た歩美（小林麻央）といい雰囲気になりキスをしてしまった。翌日、理一は歩美から花火を見に誘われる。一方、衣咲（深津絵里）は英介（藤木直人）の店に通い、バーのグラスを買いに誘われる。一方、理一は歩美と花火大会に向かうが、雨で中止に。歩美の同僚と偶然遭遇し、みんなで食事をすることになる。
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歩美とキスをしたものの、3年離れている間になんとなく彼女とかみ合わなくなってしまった理一。一方で衣咲とはだんだん歯車が合ってきているようです。英介に想いを寄せる衣咲ですが、理一のことも気になり出したようで、この先が楽しみです。今でも自分を好きかどうか分からない彼を待ち続ける実乃の辛い気持ちもわかりますが、衣咲が片思いしている英介と一緒に鹿児島に行ってしまうのにはびっくりしました。英介も実乃もつかみどころがないなあと思います。
第5話 「ギュッと抱いて心の傷」
英介（藤木直人）は、バーの酒を仕入れに実乃（広末涼子）と鹿児島に向かった。理一（妻夫木聡）は、英介から鹿児島に1泊するので代わりに店を開いてほしいと強引に頼まれる。衣咲（深津絵里）は店を訪れ、幸平（田中圭）から英介が実乃と1泊すると聞かされショックを受ける。一方、英介は実乃から、「実は今日が誕生日だった」と聞かされる。
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歩美とのデートより、フィルムフェスティバルに出す作品の撮影を優先した理一。だんだんと昔の夢を取り戻しつつあるのでしょうか。そしてビデオの中の衣咲を見て微笑む彼は、彼女に引かれ始めているのでしょう。昔の彼・明が6年前の約束を忘れているのが怖くて、約束の場所に行かなかった実乃。事情を知った英介と一晩を過ごしてしまいましたが、その後に明から連絡が来るとは。一体実乃はどうするのでしょうか？実乃と良い雰囲気になっていながら、弱っている衣咲をぎゅっと抱きしめる英介は罪作りな男です。
第6話 「飛び出した告白」
理一（妻夫木聡）は幸平（田中圭）らの依頼でDVDの編集を手伝うが、教習所の研修も気になっていた。そんな中、衣咲（深津絵里）や英介（藤木直人）に映画監督を目指すよう勧められ、戸惑う。一方、実乃（広末涼子）は明（高岡蒼佑）と会って自分の気持ちを確かめることを決意。だが、一人で会う勇気がなく、八嶋（小泉孝太郎）を連れて行くことに。
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明らかに衣咲に惹かれ始めている理一。しかし衣咲の方は理一との関係に悩む歩美にアドバイスをしたりしていて、もどかしくなってしまいました。それだけに、最後の衣咲から尾理一への告白が嬉しかったです。理一はびっくりしているようでしたが、とてもお似合いの二人なので、上手く行ってほしいです。そしてついに6年前に約束をした彼、明と再会した実乃。実乃にはもう昔ほどの気持ちはないようでしたが、他の人と結婚が決まっていると言う明にはびっくりです。
第7話 「キスで気づく本心」
理一（妻夫木聡）は、衣咲（深津絵里）から好きだと告白された。一方、衣咲は母・千景（高畑淳子）から食事会で再婚相手を紹介するので、衣咲も恋人を連れてくるよう言われる。困った衣咲は、英介（藤木直人）を誘う。が、雪絵（蛯原友里）は衣咲に嫉妬（しっと）し、英介に予定を入れてしまう。英介に代理を頼まれた理一は、衣咲の恋人役として千景と会うことに。
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理一に好きだと言ったものの、人として好きだという意味だと言い訳する衣咲。本当に素直じゃない彼女ですが、母親の前で理一に恋人のふりをしてもらうことになり、二人の距離はますます近づいています。理一が再び衣咲の言葉に背中を押され、映画監督の夢に向かって動き出したのが嬉しいです。教習所をすぐに退職したのには驚きましたが、その行動力も頼もしいです。衣咲からお礼を求められた理一が、とっさにキスをしてしまったのにはキュンとしました。
第8話 「後戻りできない朝」
教習所を辞めた理一（妻夫木聡）は衣咲（深津絵里）の言葉に心を動かされ、映画監督を目指すことを決意。フィルムフェスタに応募しようと木田（西野亮廣）らに撮影の手伝いを頼む。一方、キッズブランドへ異動する衣咲のため、送別会を英介（藤木直人）の店で開くことに。店の予約を任された実乃（広末涼子）は英介に会うのをためらう。
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お互いに想いあっているようなのに、なかなかくっつかない英介と実乃。そんな実乃を一途に想い、英介の代わりにされても怒らない幸平はいいやつです。ずっと英介を振り回してきた恋人・雪絵ですが、彼の気持ちが自分にないと分かって、最後のデートをしてきっぱり別れたのは良かったです。そして理一と衣咲は店で出会って飲みながら話しこんだり、すっかりいい雰囲気になっています。さらに酔った勢いで一夜を共にしてしまった二人にはびっくりしました。
第9話 「届かない言葉」
理一（妻夫木聡）は、衣咲（深津絵里）の部屋で一泊した。翌日、混乱した理一は衣咲を残して自分のマンションへ帰宅する。理一は、衣咲に電話で謝罪するが、お互いに相手の気持ちを勘違いし、険悪な雰囲気になる。そんな中、衣咲は仕事で店長を降ろされてしまい、アシスタント役に回される。一方、理一は別荘を借りて映画の台本を書き始める。
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衣咲と一夜を共にした翌朝、さっさと帰ってしまった理一にびっくりしましたが、あわてていて勘違いしたのですね。それにしても、衣咲はとても傷ついただろうと思います。この日の出来事を「知り合い」のことだとしてそれぞれ周りの人に相談する二人が面白かったです。実乃はついに英介に告白すると決意したようですが、てっきり自分が告白されると勘違いした幸平がちょっとかわいそうでした。ちょっとした行き違いで、誤解が誤解を呼んでこじれてしまう衣咲と理一にやきもきしました。
第10話 「もう離さないから」
衣咲（いさき・深津絵里）は、仕事のことで悩んでいたが、理一（りいち・妻夫木聡）はそのことに気付けず、久しぶりに再会するも口論に。一方、実乃（広末涼子）は英介（藤木直人）に告白する。翌日、理一は一坂（温水洋一）に映画の主演を依頼。その後、木田（西野亮廣）が勤める撮影会社の社長に脚本を気に入られ、撮影のバックアップをしてもらえることに。
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理一のフィルムフェスティバル用の作品が無事に完成し、ほっとしました。教習所の生徒だったおじさん、一坂さんに出演してもらったのも、嬉しい驚きでした。一方で、頑張ってキッズブランドの店の準備をして来たのに、オープン直前に異動させられた衣咲が気の毒すぎました。それを理一の前では強がって、自分から辞めたと言うのが彼女らしいですが、何も知らない理一が衣咲を責めるのが辛かったです。その後真実を知った彼が衣咲の元に駆けつけ、抱きしめた場面でキュンとしました。
最終話 「ずっと好きでした」
理一（妻夫木聡）は、衣咲（深津絵里）に完成した映画の編集テープを届けた。衣咲は喜ぶが、そこに梶（真木蔵人）が現れ、衣咲に仕事の話があると会社へ連れて行く。翌日、衣咲は理一に「考えさせられた」と映画の感想を伝え、テープを返却。理一は、衣咲の感想を気に掛ける。そんな中、衣咲は理一を呼び出し、大阪店へ店長として転勤すると明かす。
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衣咲の転勤先が大阪だったのがショックです。だけど彼女にとっては望んでいた仕事だし、理一の作品を見たのが大阪行きを決意するきっかけになったのは良かったです。実乃と両想いになったものの、相変わらずどんな女の人にも優しい英介。実乃はこれからもやきもきしそうですが、無事に英介と結婚することになって安心しました。理一の作品がフィルムフェスティバルで準グランプリを取り、衣咲に告白して両想いになったのが最高のハッピーエンドで嬉しいです。
【SLOW DANCE】の登場人物＆キャスト紹介
芹沢理一（妻夫木聡）
自動車教習所の教官をしている。25歳という年齢だが、いまだに少年の心を持っている。高校時代に教育実習生として出会った衣咲の言葉の影響で映画監督を目指していたが、結局は夢にブレーキをかけて普通に就職してしまった。
牧野衣咲（深津絵里）
アパレルメーカーの路面店の店長。31歳独身。真っ直ぐな性格で、思ったことはためらわずにズバズバ言うが、好きな男性の前では素直になれない。教育実習生として訪れた高校の生徒の理一と、自動車教習所で久しぶりの再会をする。
小池実乃（広末涼子）
衣咲が店長を務めている店の店員。天真爛漫で天然なようで、ちゃんと周りの様子を見てふるまう恋愛強者で、男受けがいい。恋愛を楽しむ今どきの女性のようでありながら、実は自分にぴったりの王子様を夢見ている。
芹沢英介（藤木直人）
理一と共にマンションで二人暮らしをしている兄。有名な大学を出て、エリート銀行員をしている。もともと映画監督を目指しており、理一に影響を与えた、あこがれの存在である。格好いい大人の男だが、エリートであることにこだわっていない。
長谷部幸平（田中圭）
理一の大学時代の友人のひとりで、当時は一緒に映画監督を目指していた。現在は実家の自動車工場で働いている。衣咲の部下の実乃に一途な想いを寄せ、彼女の相談相手になり、翻弄される。純情で優しい性格の持ち主。
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