【クレオパトラな女たち】あらすじ・相関図・キャスト・ネタバレまとめ【主演佐藤隆太、ヒロイン稲森いずみ】

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日本テレビ系連続ドラマ「クレオパトラな女たち」とは

クレオパトラな女たち」は日本テレビ系で2012年の4月18日から同年の6月6日の間に放送されていた、美容整形をテーマにしたドラマです。

毎週水曜日の22 時から22時55分の「水曜ドラマ」枠で放送され、主演は佐藤隆太さん、ヒロインは稲森いずみさんです。

佐藤隆太さん演じる若き整形外科医・峯太郎が、女性を理解できないと悩み、女性たちに振り回されながらも、美容整形を通じて彼女たちを見つめ、その本音に迫って行くという物語です。

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「クレオパトラな女たち」のストーリー

女性が苦手な岸峯太郎は、父の借金を返すために美容整形専門のビューティー・サージャリー・クリニックこと、BSCに転職します。しかし出勤初日から、整形美女ぞろいのスタッフ達に圧倒されるのでした。そんな彼は、先輩医師である市井陸の指導を受けることになります。

「クレオパトラな女たち」各話のあらすじとネタバレ

第1話「顔は命!美容整形は幸福への近道?」

大学病院に勤務していた腕の良い形成外科医・峯太郎(佐藤隆太)は、ある事情から高給が得られる美容外科クリニックで働くことに。院長のマリ(余貴美子)を筆頭としたそこのスタッフは峯太郎以外全員女性で、美貌の持ち主ばかりだった。美容外科が未経験の峯太郎は、敏腕医師・睦(稲森いずみ)の下で学んでいくことになるが、女性が苦手な上、美しくなるために健康な体にメスを入れることが理解できない峯太郎は、初日から戸惑う。

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明るい役柄の多い佐藤隆太さんが、クールで無口な医者役と言うのが新鮮です。整形手術には賛否両論あると思いますが、美しくなることが生きる力になるのは分かるような気がします。でもクリニックのほとんどのスタッフが整形しているというのには驚いてしまいました。今回の患者で、お互いに美容整形した夫婦の結末は意外なものでしたが、それぞれ幸せならいいのかもしれません。借金のため不本意ながら美容整形の世界に入った峯太郎に部屋を貸し、彼を支える黒崎が素敵で、演じる綾野剛さんの魅力がたっぷりでした。

第2話「理想のおっぱい」

峯太郎(佐藤隆太)は、クリニックの前でまぶたに強力接着剤をつけた少女・えりざ(石井晏璃)とその母親・文乃と遭遇。葵(北乃きい)からうちは保険が利かないと注意されても、峯太郎は構わず治療を行う。えりざは二重まぶたになりたくて接着剤をつけたという。いっそのこと手術で二重にしようと言う母娘の考え方に峯太郎は憤る。そんな折、乳房の再建手術で景子(銀粉蝶)が入院するため、峯太郎は当直することに。

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二重にしたくて瞼を接着剤でくっつけてしまった女の子にはハラハラしました。峯太郎のおかげで、無事に元通りになって良かったです。だけど費用が思いのほかかかったことに母親から文句を言われ、結局立て替えることになった峯太郎は散々です。峯太郎は自分を捨てた母親のことでトラウマがあるようですが、手術をしたばかりの患者に怒りをぶつけてしまうのは駄目だと思います。そんな彼にハッキリ物申す看護婦の葵にスカッとしました。

第3話「姉よりも美しく」

峯太郎(佐藤隆太)は、クリニック前のカフェで店員のふゆ(梅舟惟永)と知り合う。直後、ふゆが診察に訪れ、双子の姉・なつ(梅舟=2役)と違う顔にしてと申し出る。いつもなつと間違えられて迷惑している上、何もかも姉の言いなりになっている自分を変えたいというのだ。困った峯太郎は、睦(稲森いずみ)に担当を変わってもらう。すると睦は、手術によって人生が変わってしまうと丁寧にふゆに説明。峯太郎は意外に感じる。

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双子の姉よりきれいにしてほしいとやって来たふゆを二重に整形したものの、何も変わらなかったと文句を言われてしまう峯太郎。陸も言っていましたが、患者のために精一杯やっても報われないことがあるなんて切ないです。責任を取って付き合ってと言い出したふゆもむちゃくちゃですが、彼女に男性と付き合っていると嘘をついて黒崎に会わせた峯太郎もちょっとひどいと思いました。傷つけられたのに、最後は峯太郎を励ましてやる黒崎は本当に優しいです。

第4話「魔法の植毛手術」

峯太郎(佐藤隆太)は、美人過ぎて困っているという堤(島村まみ)を診察し、地味な顔にしてほしいと言われる。対応に困る峯太郎に、マリ(余貴美子)は「美しい顔を生かして生きられない人は、どんな顔にしても、その顔を生かして生きることはできない」と告げる。睦(稲森いずみ)の指示で、峯太郎は断りの手紙を書くことに。そんな中、クリニックで睦の夫・克也(宇納佑)の上司である主任教授・梶原(西田健)の植毛手術が行われる。

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綺麗な顔をそうでなくなるよう逆整形したい、という患者に驚きました。そんな女性の依頼を引き受けなかった院長は、きちんとした信念を持った人なのだと感じます。一方、仕事も家庭のことも完ぺきにこなし、皆に憧れられる陸の家庭内での孤独に胸が痛みました。彼女だけ置いて海外の学会に行ってしまう夫に腹が立ちます。峯太郎の前に姿を現した父親の言い分も勝手で呆れてしまいました。峯太郎は陸が気になっているようですが、そうなると峯太郎に健気に想いを寄せる黒崎がかわいそうです。

第5話「私と結婚しろ」

美羽(芦名星)が髪の手入れをする余裕もないほど落ち込んだ様子で出勤してきた。葵(北乃きい)らは、美羽の見合いが破談になったのかと噂話で忙しい。実は本当に破談になった上、峯太郎(佐藤隆太)の方が睦(稲森いずみ)に信頼されていると気付き、焦りを感じていたのだ。何も知らない峯太郎は、美羽から怒りをぶつけられて、戸惑うばかり。そんな中、峯太郎はマリ(余貴美子)の助手として、豊胸手術を望む男性患者の診察に付き添う。

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BSCに峯太郎が来てから何もかも上手く行かず、自分の地位も危うくなった美羽。峯太郎に八つ当たりする気持ちが分からなくはないですが、責任を取って自分と結婚しろなんてむちゃくちゃです。そんな彼女を上手くおだてて元気にさせる富坂はさすがだなあと感心しました。そして皆に嫌われているのかと悩む峯太郎に、愛されているんだと励ましてあげる黒崎は本当に優しいです。そんな彼に対して相変わらず空気の読めない峯太郎ですが、いつか黒崎の想いは通じるのでしょうか。

第6話「全身サイボーグ」

広樹(石井智也)との結婚話が進んでいる葵(北乃きい)は、峯太郎(佐藤隆太)らスタッフたちに日々のろけ話を聞かせていた。そんな中、睦(稲森いずみ)は仕上がりが気に入らないと言う患者の手術をやり直しする。夜遅くに帰宅した睦は、息子が熱を出していたことを初めて知り、ここには自分の居場所がないのだと感じ、思わず峯太郎に電話をする。睦を心配する峯太郎に、裕(綾野剛)は責任を取れないなら安易に同情するなと注意する。

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彼氏と結婚が決まって幸せそうな葵でしたが、相手の親に過去の整形がバレて結婚を反対されるなんてかわいそうでした。リストカットしたばかりの葵を、仕事があるからと黒崎に預けてしまう峯太郎は相変わらず空気が読めない人です。結局二人は喧嘩を始めてしまい、ゲイ、全身サイボーグ、とお互いをののしり合ったものの、なんだかんだではぐれ者同士仲良くなったようでホッとしました。そして母親のいいなりな彼氏にハッキリ別れを告げ、自分の道を歩き出した葵は格好良かったです。

第7話「通じ合う二人」

峯太郎(佐藤隆太)が働く美容外科医院に、父・慎太郎(山崎一)が恋人・さなみ(明星真由美)を連れて訪れる。さなみが歌手としてデビューするので、顔を小さくする手術をしてほしいという。峯太郎は、厚かましいさなみと、彼女の言いなりになって手術費用を値切ろうとする慎太郎に怒りを覚え、二人を追い返そうとする。一方、睦(稲森いずみ)は、峯太郎が自分の中で大きな存在になっていることに気付き始める

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すっかり意気投合した葵と黒崎。黒崎が葵に峯太郎を好きになったきっかけを打ち明けたり、なんだか微笑ましいです。峯太郎と陸の距離が近づいていき、彼が陸を好きだと気づいている黒崎が切ないですね。そして初期とはいえ乳がんの手術をして不安な中、恋人のプロポーズを断る院長の芯の強さが素敵でした。峯太郎と黒崎の関係にやきもきし、峯太郎への恋心を自覚する陸が可愛いです。ついに告白した峯太郎と陸は両想いになりそうですが、一人の部屋で峯太郎の帰りを待つ黒崎が切なすぎました。

最終話「美しいとは?」

ホテルで一夜を共にした峯太郎(佐藤隆太)と睦(稲森いずみ)が一緒に通勤し、BSCのスタッフに2人の関係がばれる。春(宮地雅子)に追求された睦は、夫とは離婚すると言う。しかし、家族に打ち明けた睦は、夫・克也(宇納佑)に外に恋人を作ってもいいが、離婚はしないと言われる。一方、母親に捨てられた過去がある峯太郎は、睦が子どもを置いてくるようなことになるなら身を引くと裕(綾野剛)に言うが、そこに睦が現れる。

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ついに結ばれた峯太郎と陸。不倫ではありますが、陸の家庭での気の毒な様子を思うと峯太郎のもとに行きたくなるのも分かるし、彼女に同情してしまいました。自分の気持ちを抑え、峯太郎と陸の後押しをしようとする黒崎も切ないです。結局峯太郎と陸は今の時点では恋人同士になることはできませんでしたが、腹をくくったらしい陸は強い女性だと思います。家を出て行くことになった峯太郎に、最後に黒崎が頼んで抱きしめてもらった場面が、心に残りました。それぞれに幸せな未来が待っていると思える、良い最終回でした。

【クレオパトラな女たち】の登場人物&キャスト紹介

岸峯太郎(佐藤隆太)

無口で不器用な形成外科医。子供の頃に母親が家を出てしまい父親に育てられるが、その父も借金を残し女性と逃げてしまう。そのトラウマで、女性のことが信じられなくなっている。大学病院の医師だったが、父の借金を返すために美容整形クリニックのBSCで働くことになる。そこで様々な女性たちと関わるうちに、女性観が変わっていく。

市井睦(稲森いずみ)

優秀な整形外科医でクリニックのナンバー2。その腕前は東京で5本の指に入ると言われるほど。無理なことを言う患者にも毅然とした態度をとり、峯太郎がクリニックの理念から外れた際にもきっぱりと意見を言う。1児の母でもあり、家庭でも家事や育児を完ぺきにこなすが、実は義母や夫との関係に悩んでいる。

岸谷葵(北乃きい)

有能な看護師。かつて悩んでいたときに整形手術をしたため、美容整形に肯定的である。自分も整形の経験があることから、患者の行動を冷静に見ており、スタッフにもはっきり意見を言う。研修医の谷原と交際していたが、整形を理由に彼の母親に結婚を反対されてしまう。

黒崎裕(綾野剛)

東京都庁で働いている峯太郎の中高時代の同級生で、友人。借金を抱えた峯太郎を自分のアパートに住まわせてくれる。ゲイであることを周りに明かしており、峯太郎のことを「峯太」と呼ぶ。峯太郎に想いを寄せているが、彼に伝わらないことをもどかしく感じている。

湯川マリ(余貴美子)

BSCの院長で、「女は顔」と言うのが口癖である。多くの女性たちから支持される、豊胸手術や乳房再建手術のプロ。岸の腕前を評価し、試用期間を設けて採用する。岸が逆らえない人物。私生活では、売れない作曲家と交際している。

富坂昇治(三浦翔平)

BSCに出入りする、血液検査会社の社員。峯太郎に味方だと言って近づいてくる。父親の会社で働いているが、自分の事業を起こすことを目指している。仕事で出入りするあちこちの医療機関の情報を掴んで、BSCのスタッフに教えたりする。

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