【大奥】あらすじ・相関図・キャスト・ネタバレまとめ【主演菅野美穂、その他浅野温子、池脇千鶴、安達祐実、野際陽子、豪華女優陣】

スポンサーリンク
ヒューマン

フジテレビ系連続ドラマ「大奥」とは

「大奥」は2003年の6月からフジテレビ系で火曜時代劇の枠として放送された時代劇ドラマです。この作品の20年前に放送された時代劇「大奥」のリメイク版となっています。

本作では、時代劇とはあまり縁がなかったような豪華俳優陣を使い、江戸城に実際に存在したと言われる女同士の泥沼の争いを描いた内容になっています。

主演は時代劇初主演となった菅野美穂が演じ、その他大奥総取締役を浅野温子、奥女中として池脇千鶴が、その他にも皇女和宮として安達祐実やその姑として野際陽子などが主演し豪華女優陣にも話題があつまり大ヒットしました。

スポンサーリンク

「大奥」のストーリー

ストーリーは第13代将軍の徳川家定の時代の大奥という女の世界を舞台に江戸城の開城とともに大奥がなくなるその日までの内輪の争いが描かれます。

ドラマの前半は、菅野美穂演じる篤子と浅野温子演じる瀧山の確執を中心の展開。中盤部分は瀧山と安達祐実演じる和宮とその姑で野際陽子演じる実成院の3人の争いに発展。そして終盤は時代の移り変わりにより大奥がなくなったあとの女たちのそれぞれの生き様が得描かれます。

かなりドロドロとした内容にはまるひとが続出し、その後もスペシャル版がでるなど大ヒットとなったドラマです。

「大奥」各話のあらすじとネタバレ

第1話「将軍の女たち~運命の出逢い」

ペリーの黒船来航から三年後の安政三年(1856年)。薩摩藩士・島津忠剛(森下哲夫)の娘・敬子(菅野美穂)は、藩主・島津斉彬(本田博太郎)の命令で斉彬の養女となった後、将軍・家定(北村一輝)の御台所(夫人)として差し出された。

相思相愛の若い藩士・東郷克顕(原田龍二)との仲を引き裂かれた敬子は、江戸に向かう日、自害を図ろうとするが克顕が止める。克顕は藩主から拝領した鎧通しを守り刀として敬子に与え、「時代は変わる。いつか救い出す日が来るまで生き延びて」と言った。

その言葉だけを支えに、敬子は大奥の人となった。名前も島津敬子から御台所・篤子となった。大奥とは、将軍の夫人、側室、それを世話する女中ら、将軍以外は女だけの約千人もが生活する江戸城内の別世界だ。

大奥は万事しきたりが支配する。仕切るのは大奥総取締の瀧山(浅野ゆう子)で、その下に御年寄、御中臈、御小姓・・・と役目ごとに身分が決められていた。篤子を迎えた瀧山は、さっそく大奥の作法を教える。起床ひとつ自由に出来ず、手洗いの中にまでお付きが入ってくる。人形のような生活だ。薩摩でのびのびと育った篤子には驚くことばかりだ。瀧山ら位の高い女中たちは、そんな篤子を「田舎者」と馬鹿にした。

大奥に、まる(池脇千鶴)という町人の娘が行儀見習のために奉公していた。明るく素直だが、失敗ばかりしている。ある日も篤子の目の前で大失敗をし処罰されそうになる。篤子は怒る女中たちを制し、まるを自分の身の回りの世話係にした。手洗いの中で篤子はまるの喉元に懐剣を当て、「いつかここから出る。味方になって」と言う。「どうして私に」と問うまるに、篤子は、「ここの人は能面のような顔。そなたは違い、心がある」と言った。やがてまるも、篤子の人柄にひかれていった。

将軍家定が篤子と夜を過ごすことになり、篤子は動揺した。その日、大奥の渡り廊下を歩く篤子はわが目を疑った。建て増し工事中の人夫たちの向こうに克顕がいたのだ。見詰め合う二人だが、わずかな距離が越えられない。篤子は懐から鎧通しの鞘を少しだけ見せた。「約束は守る」という合図である。

克顕は藩主に従って江戸に来ていた。大奥の建て増しは薩摩藩が請負っているので、「万が一つにも」と思って工事の場に来たのだ。藩主・斉彬は子供がいない家定の次の将軍として、思想的に共鳴する勤皇派の一橋慶喜を、篤子の口を通じて推薦しようとしていた。すべてはそのための布石だった。しかし家定はそんな思惑を見抜いていた。

寝所での着替えで、篤子は隠していた鎧通しを取り上げられる。命を賭けて取り返そうとする篤子に瀧山は、「死にたければ死になさい。幕府に謀反の意思ありと、親類縁者は死罪。島津藩もお取り潰し」と凄む。何も出来ない篤子だった。

篤子は寝所で、初めて家定の顔を間近に見た。異様な容貌である。篤子が刃物を持っていたと聞いていた家定は、枕もとの刀を篤子に渡し、「わしは暗愚な将軍と言われている。死ねば笑う者たちがいる。刺してみよ」と虚無的に言う。篤子は刺せない。家定は篤子を抱く時に、篤子の胸に残る自害しようとして出来た傷を見た。控えの間では、まるともう一人の女中が不寝番をしていた。

翌朝、渡り廊下で篤子と瀧山がすれ違う。対峙する二人。「お褥がお済みで、ようございました」と皮肉を込めて言う瀧山に篤子は、「こうなったからには、名実ともに御台所。そなたよりも立場は上じゃ。今日限り、そなたの指示は受けない」と言う。大奥の廊下に火花が散った。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-1.html

あらすじについてはHPに記載があったものが全てです。まず、持った感想は女の世界が怖すぎるという衝撃です。いつの時代もどんな世界にもこの女性同士のマウントをとりあう世界が存在するのだなぁと思います。特に、大奥では将軍の正室であるかないかなど立場で女性の地位が変わっていきます。最初は大奥総取締役である瀧山に負かされていた篤子ですが、家定との初夜を終えたとたんいきなり強気になっていました。篤子は女性としての覚悟を決めたのでしょう。ただ、こうなってしまった以上、想い人である東郷といつか一緒になるという夢は叶えられるのでしょうか。それとも篤子は大奥で生きる覚悟を決めたのか。そこらへんも今後注目していきたです。

次話以降、篤子と瀧山のドロドロ合戦が始まりそうなのでドキドキです。

第2話「狙われた姫君~寝所に潜む陰謀~」

敬子(菅野美穂)は将軍家に嫁ぎ、篤子と改名。篤子は何かと瀧山(浅野ゆう子)と衝突する。そんな中、篤子は食事の際、自分のためだけに用意される10人分の膳を見て、その無駄なぜいたくに怒りを覚え、無駄遣いを禁止。ところが瀧山は篤子の命令を逆手に取って、ひな祭りの祝いの席で彼女に恥をかかせる。

https://thetv.jp/program/0000005852/2/

瀧山は、ひな祭りの祝いの席に出されるお膳を薩摩の芋尽くしの料理にし、篤子の命令通りなるべく質素なものにしたと嫌味を言います。

また、宴の終わりには御台が何か身につけたものを投げそれを拾う事で恩恵をあやかるという風習がありますが、篤子の投げた者はだれも拾いません。しまいには食べ物を投げるとそれを拾って食べた者が「薩摩の芋は格別じゃ」と皮肉を言うのでした…。さらには、篤子のために用意させたというひな人形には首がなかったのです。

でもこんなことは篤子にとってはなんてことないことでした。それよりも苦痛だったのは家定との寝間です。篤子は家定に寝間を辞退したいと申し出ます。すると家定が篤子に他に情を通じた男がいるのかと怒り、篤子を殺すことなんて簡単だとあざ笑いました。

翌朝、さっそくそのことが瀧山の耳に入ります。瀧山はそのことを老中の阿部正弘に報告。するとその相手は東郷であることは簡単に判明してしまいます…。

最近、家定の正室は2人連続で寝間の後にすぐに亡くなっていました…。実はこれは瀧山が御膳に毎日少しずつ毒を盛っていたのです。どうしてそんなことをするのかいうと実は瀧山は家定の御内証であり密に家定を想っているからでした。御内証というのは、将軍が御台と初めて夜を共にする前に、手ほどきを教える役目をするもののことです。まるはそのことを女中たちから聞きます。

そんななか、薩摩藩主の島津斉彬は家定の機嫌をとるべく、子宝石を家定に献上。しかもそれを家定と篤子の前に運ばせたのは東郷だったのです…。東郷が一日も早く子宝に恵まれることを祈っていると言うと篤子は動揺し「本気ですか?」と言います。東郷が「はい」と言うと、篤子は涙を我慢し「務めは心得ております」と答え、「おまえさんの口からだけは聞きたくなかった…」と薩摩弁で言いました。東郷が帰ると篤子は大粒の涙を流しました。

篤子の想う相手が東郷だと気が付いた家定は寝間の際に篤子に関係を聞きます。すると篤子は「男女の契りを交わしたことはない。私が一方的に想っていただけ。それでも許せないのであればお手打ちにしてください。」と言います。それを聞いた家定は「そなたの気持ちは分かっていた。不届きものめ。」と言い篤子を抱きしめました。そして「わしの前はみんな人形になる。しかしそなたは違う。面白い。」と言い篤子を抱きました。すると突然、篤子が苦しみだしました…。

とういうのが第2話でした。瀧山とことん怖い…。自分が家定の初めての女であり、密かに思いを寄せているがゆえに歴代御台までを殺していたとは…。恐ろしい女です。

東郷との別れは悲しかったですが、家定も悪い奴じゃなかったのだなぁとちょっとほっこりしたのもつかの間、篤子は大丈夫なんでしょうか。しかも次回予告では火の中、家定までもが倒れていたし、予測不能なことばかり。個人的には家定と篤子が心通ったらいいと思いますがそうはいかないようで、次話も目が離せないですね。

第3話「江戸城燃ゆ!紅蓮の帆の炎に見た奇跡」

将軍家定(北村一輝)の御台所である篤子(菅野美穂)は、家定との夜伽のさなかに激しいひきつけを起こし、医者が呼ばれる。まる(池脇千鶴)は、篤子を憎む大奥総取締の瀧山(浅野ゆう子)が、食事に毒を入れたためだと思った。

御典医の堀田良庵(山田明郷)は篤子を診察したが、「立ちくらみで心配ない」と適当なことを言う。瀧山に丸めこまれているようだ。その時まるは、良庵の助手を見て驚いた。大奥に入るまで親しかった今岡真之介(岡田義徳)だった。まるのことが心配で、つてを頼って良庵の助手になったのだ。

幸い篤子は回復した。まるは、瀧山が毒を盛ったかもしれないと伝えた。篤子は家定に、「これからは食事の管理はまるにさせたい」と言う。瀧山は異議を唱えたが、家定はそれを認めた。まるは大奥の御膳所に行き、食器棚の中にある白い粉の紙包みを見つけた。

数日後、篤子が御膳所に乗り込み仲居頭の葛岡(鷲尾真知子)を問い詰める。そこに瀧山が来た。「毒でないならば食して」と篤子が迫ると、瀧山は白い粉を飲み干した。

篤子が毒殺されそうになったとの噂は江戸の薩摩藩邸に伝わり、東郷克顕(原田龍二)は篤子を案じた。だが藩主の島津斉彬(本田博太郎)は噂を否定する。ただ、「大奥では昔から、子供が出来ないようにする薬を御台所に飲ませていたようだ」と斉彬は言った。公家や外様大名の血が入った世継ぎが生まれれば、争いの種になるだけという考えで、斉彬はそれを承知の上で、篤子を大奥に送った。「次期将軍には水戸の一橋慶喜を」と家定に勧めるだけの役目だった。しかし、その役目も既に終っていた。大老の井伊直弼が画策して、次の将軍は紀州の徳川慶福に決まったのだ。「むごい」と克顕は言ったが、「政治に犠牲はつきもの」と斉彬は取り合わない。

瀧山が篤子に薬は避妊薬だったことを伝えたのも、こうした政治情勢があったからだ。さらに、「薬のことは、上様もご存じ」と勝ち誇ったように言って去った。一人泣き崩れるしかない篤子だった。

ある日、場内の庭園で家定と二人きりになった時に篤子は、「薬のことを知っていたのになぜ」と聞いた。「子供をもうけて何になる。政治の道具にされるのは自分一人で十分だ」と家定。篤子が、「でも人には生きるよすがが必要」と言うと家定は虚無的な表情で、「狭い鉢に入れられて身動きの出来ない亀は、首をもたげて空を見るしかない。そしてこの世の行く末を思い、いずれ今より良い世のなかになる。そう信じてそこに居続けるのが仕事だ」と答えた。自らを語るその言葉に胸を突かれる篤子だった。

江戸城内で火事が発生し、大奥は大混乱になる。まるは篤子を導いて安全なところへ避難させようとするが、篤子は突然身をひるがえして炎が燃え盛る方へと歩いて行く。篤子の行方が分からないと聞いた家定は、止める瀧山を振り払って探しに行くが、急に崩れ折れる。顔面は蒼白で、口から血が流れた。この時、家定は重い病に冒されていた。

篤子は炎に包まれた江戸城内をあてどもなく歩く。その表情は、もはや生死を越えて静かである。その時、篤子は前方に武者人形の影のようなものを見た。克顕だった。炎の中で二人は見詰め合った。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-3.html

生きる目的を失った篤子。助けようとするまるに「前にここを出るときは助けて欲しいと言ったが今がその時だ」と言い放ち火の中へ消えます。篤子を心配する家定は血を吐き倒れながら篤子を探しに行こうとします。

炎の中を彷徨う篤子は、そのなかで東郷と再会します。驚く篤子を東郷は強い目力で見つめました。そして2人は抱き合いました。

一方、倒れた家定は意識がなく…。

というのが第3話でした。瀧山が入れていた薬は避妊薬だったとは…。そして家定も公認だったとは予想外。ただただ腹黒いと思っていた瀧山もいろんなものを抱えていたんですね。

そして家定の病がこれほど悪いとは…。次週まだ姿は見えたのでこれで死ぬということではないようですが死んでしまったら篤子はどうなってしまうのか?

その前に炎の中で抱き合う2人はこれからどうなるのか。来週もまた目が離せないです。

第4話「将軍死す!牢獄の女たちの決断の時」

大奥の火事。燃え盛る炎の中で、篤子(菅野美穂)と東郷克顕(原田龍二)が向かい会った。普請を担当している薩摩藩士による放火だと東郷は言う。その混乱に乗じて篤子を救い出そうという狙いだが、尊王攘夷の志士を弾圧する幕府への抗議の焼き討ちの意味もあった。それを聞いた篤子は、自分が政治に利用された気がした。また、女ばかりの場所に火を放ったこともおかしいと思った。それを言うと克顕は、「おはんを救うためじゃ。こげな牢屋で朽ちさせられない」と言った。しかし篤子は素直に克顕について行けない。何かが篤子の中で変わっていた。幕府の警備の武士が駆けつけてきた。「また助けに来る」と言って克顕は去った。

混乱の中で、将軍・家定(北村一輝)が倒れた。前から胃に腫瘍があり、それが悪化して回復は見込めない。そう瀧山(浅野ゆう子)は言う。篤子は何も聞かされていなかった。焼け出された女中たちは西の丸の広い座敷に移る。いつもは会うことのない江戸城詰めの侍もいて、女中たちは興奮気味だ。火傷した女中を真之介(岡田義徳)が治療した。真之介はまる(池脇千鶴)に、「物騒な大奥にいつまでもいることはない」と言う。まるは、「御台所付きとなれば簡単には出られない」と答える。真之介は、「俺が嫁に貰ってやれば出られる」と言った。真之介の本心なのだが、まるは冗談と受け止めた。まるの中でも、何かが変わっていた。

篤子がまるに、二、三日里帰りをするように言う。そして、克顕当ての手紙を託した。実家に帰ったまるを見て、両親は喜んだ。真之介との祝言の日取りの話も出る。まるにうれしい気持ちはあるが、大奥を出る気はない。

薩摩藩江戸屋敷で篤子の手紙を見た克顕の顔色が変わった。「二度と焼き討ちはしないように。私のことは放っておいて」と書かれていた。それは篤子からの別れの言葉でもあった。屋敷を出るまるを、初島(木村多江)が放った密偵が見守っていた。すぐに瀧山に報告された。

家定が危篤になった。見舞う篤子に家定は、「人には運命がある。闇のように暗い運命でも、生き抜く腹がすわれば楽になる」と苦しい息の下から言った。篤子と瀧山の徹夜の看病が続く。瀧山が座をはずした時に家定は、「瀧山のことは許せ。わしは死ぬが、お前は好きに生き直せ」と言った。

大奥に出入りする呉服屋の女将が、克顕からの手紙をまるに渡す。それを篤子が見る。大奥の見取り図に脱出の経路、そして克顕が来る時刻が書かれていた。変わらぬ克顕の気持ちを知って篤子の心は動揺した。

篤子の手を握りながら家定は死んだ。大奥が急にあわただしくなる。その騒ぎの中で、篤子は江戸城内の駕籠の置き場に行く。駕籠の中から克顕が現れ、篤子を連れて行こうとするが、篤子はきっぱりと、「行きません。嫁いだ日から逃げたいとばかり思っていたが、上様が亡くなり、教えられた。ここに残って自分の生きる道を照らす」と言う。

そこに瀧山が来た。全てを聞いていたようだ。だが瀧山は騒いで追手を集めようとはしない。篤子を見る目には、同志愛のようなものまでにじんでいた。安政五年、篤子は髪を切って天璋院になった。まるは、そんな篤子の側にいる道を選んだ。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-4.html

東郷と炎の中で抱き合った篤子ですが、大奥で生きるという決心は固いものになっていたのですね。これも家定の存在があるのでしょう。個人的にも、ドラマの最初では家定のことを嫌いでしたが、本当は自信もこの狭い世界の中でいろんな思いを抱えいきているうちに感情を消され、それがゆえに自分の気持ちを素直にぶつけてくる篤子に心惹かれている様子を見て段々とそのう印象が変わっていきました。だから本当は2人が心通わしていく様子をもっと見たかったなぁと思いますが亡くなってしまって残念です…。

最後、死にそうな家定が息も絶え絶えに篤子に東郷のところに行けという様子が本当に切なくて涙が出ました。そんな家定を見つめ手を握る篤子に、家定への愛を感じました。

「どんな場所にいても力を尽くして頑張れば道は輝く」その言葉は現代にも言える素敵な言葉だと思いました。

家定が篤子から取り上げた剣をとっておき、それを瀧山が返すというシーンもよかったです。篤子が大奥で生きる覚悟ができたときに返すために家定がとっておいたのです。瀧山も家定も色々ありましたが最後は家定をしのびながら一緒に生きていく同士として篤子を認めたのした。これにて2人のバトルは終わりでしょうか。次からは新しいステージに入るようなのでまた楽しみです。

第5話「京から来た姫」

将軍家定の死で、篤子(菅野美穂)は髪を切って天璋院となり、喪に服した。大奥に残る決意をしていたまる(池脇千鶴)は、中臈に昇格して女中たちを取り仕切る立場になった。

新将軍・家茂(葛山信吾)と天皇の皇女・和宮(安達祐実)の結婚話が進み、大奥に嵐が近づいていた。諸外国との条約調印問題などで対立が深刻化した朝廷と幕府を融和させる政略結婚。最初は渋った和宮も、家茂の生母・実成院(野際陽子)の使者として京に上った初島(木村多江)が持参した、家茂の姿を描いた絵巻物を見て結婚を承知した。公家の社会に退屈していた和宮が、東国での新しい生活に夢を持ったこともある。

和宮は降嫁に当たり、毎年一回京に里帰りする、大奥でも身の回りは京風にするなど五ケ条の条件をつけた。実成院は大奥の新しい権力者で、昼から宴会を開いている。気位が高く、和宮が条件をつけたことに激怒したが、なぜか受け入れた。

実成院が、若い家茂の御内証を選ぶという。将軍に閨の手ほどきをする女中で、生涯大奥から出られない。女中を集めて酒宴をし、自分が目隠しをして吹き矢を吹き、当たった女を選ぶ。矢が当たったのは、許婚がいてもうすぐ奉公の年季が明ける、おその(水川あさみ)だった。哀れに思ったまるは、「自分が代わりに」と言ったが、商人の娘のまるに務まる役ではなかった。

和宮の輿入れの行列が、中仙道を通って江戸へ向かっていた。江戸城に入った和宮は実成院と対面する。実成院は上座の豪華な座布団の上、和宮は畳の上に座らされる。実成院が到着の喜びを伝えると、和宮は一言「ありがとう」と言う。天皇の娘として育ち、周囲に敬意を払う環境になかったためだが実成院は怒り、女中たちも唖然とする。これがバトルの始まりだった。

五ケ条の条件は最初から破られた。京から同行した女官たちも怒る。和宮が不服を言うと、初島は「大奥では大奥のしきたりに従って」と言う。実成院には最初から条件を守る気がなかった。しかし、和宮も毅然として京風を通し、従う気はない。

家茂が和宮の寝所に渡ってくる。鳥かごの小鳥を和宮に土産として渡した。その小鳥をかごから出して手に乗せる和宮。自然なふるまいに、家茂は新鮮な驚きを感じた。和宮は家茂に、「大奥は鬼や蛇のいる恐ろしいところと聞いていたが、嫁ぐ当のお人がしっかりと宮をかばうて下さるなら、怖いものはない。仲良うしましょうな」と微笑んだ。家茂もその純粋さに胸を突かれて、和宮を抱き寄せた。

政略結婚ではあっても、家茂と和宮は仲むつまじく暮らした。和宮も身の回りのことにはあまり京風にこだわらなくなった。ただ、京への里帰りだけはしたいと実成院に言う。実成院は冷ややかに、「嫁という字は女に家と書く。他家へ嫁ぐのに条件を出すことが僭越」と取り合わない。追い討ちをかけるように、「子の産める体がどうか、これから検査を」と御典医のところへ連れて行かせようとする。屈辱である。

医師たちが待つ部屋の前で、和宮は踵を返した。和宮はまると初島の制止を振り切って廊下を歩く。家茂に直接会おうと考えたのだ。もとよりご法度の行為だが、「妻が夫に会いに行って何が悪いのじゃ」と言う和宮の言葉に、まるは胸を突かれた。

大奥と将軍の居所をつなぐ御鈴廊下のところに、黒い影があって和宮に向かってきた。乱れた髪と着物の女。口には小鳥の羽。あまりの運命の変転に、狂ったおそのだった。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-5.html

和宮の純粋さに対して実成院のあくどさが際立ちましたね。まるが大奥で1人でも多くの女性が女として幸せに暮らしてほしいと願う気持ちに共感しました。仕方なく夫婦となることがどうしても多い世界なので、最初は政略的な結婚であってもそこから心を通わせてほしいなと思います。

本当なら里へ帰り結婚し幸せになるはずだったおその。御内証となったことで大奥から二度と出れなければ結婚もできなくなり、人生を台無しになれたショックからおかしくなってしまいましたね。その様子は鳥肌ものでした…。今なら考えられない制度ですよね。

実成院なかなかのクセモノです。次回、乱れた大奥に再び瀧山が戻ってくるようなのでぜひ活躍を期待したいですね。

第6話「嵐の予感~あの女が帰ってくる~」

大奥の御鈴廊下から、将軍家茂(葛山信吾)の居所に向かおうとした和宮(安達祐実)を、手に簪を持ったおその(水川あさみ)が襲おうとする。口元には和宮が大事にしていた小鳥の羽がついている。おそのは狂っていた。追いついたまる(池脇千鶴)と初島(木村多江)がおそのを取り押さえた。

実成院(野際陽子)はただの気鬱の病の女だと言うが、和宮はおそのが何者で、なぜ自分を襲うとしたのかを知りたかった。和宮は翌朝の儀式の時に事件のことを話題にするが、家茂は答えない。

自由に宿下がりも出来ない大奥の女たちの楽しみは、年に一度、増上寺に参った帰りの芝居小屋見物だ。大奥総取締の代理に抜擢された初島は、日ごろの緊張を忘れて舞台に見入った。美貌の看板役者・生島庄五郎(山口馬木也)があいさつに来た。初島の心はときめいた。芝居小屋には護衛役も兼ねて、真之介(岡田義徳)が来ていた。 女中たちの話から、まるがおそのの身代わりになろうとしたことを聞いて真之介は驚き、自分はまるにとって何なのかと思った。

女中たちの留守に、和宮が京都から連れてきた松江(栗田よう子)らが城内を探り、座敷牢に入れられたおそのを発見、和宮を連れて行く。狂ったおそのは和宮を許婚と間違え、「上様のお手付きになろうとも、心はあなたのもの」と言った。和宮には衝撃の事実だったがやがて涙ぐみ、「好きなお方のところに帰してあげます」とおそのに言った。

家茂が和宮のところに渡ってきた夜、和宮はおそののことを正面から問いただす。家茂は、おそのに許婚がいたことを聞かされてハッとし、里に帰せるよう実成院に話すと言った。しかし、「夜伽は気がすすまぬ」と引き上げた。政略結婚にもかかわらず心が通った二人だが、少しづつ離れて行くのを感じる和宮だった。

おそのが首を吊って死んだ。まるは実成院に、せめて遺体は実家に返してと頼むが、実成院は拒絶し、おそのは密かに葬られることになる。

まるが、家定の死後表舞台から退いていた瀧山(浅野ゆう子)を訪ね、再び総取締の役目を果たすように求める。一方真之介は医師の堀田良庵(山田明郷)に辞表を提出する。自分の居場所はもう大奥にはないと思っていた。それに、町人の真之介にも、時代の大きなうねりが感じられた。大政奉還まであと六年に迫っていた。

大奥の開かずの間に黒い柳行李が運び込まれた。初島が部屋に入って行李を開けると、庄五郎が出てきた。抱きしめられて陶然とする初島である。松江が、大奥から密かに運び出されようとするおそのの遺体を発見、和宮に知らせる。怒った和宮は実成院の部屋に松江らを従えて行く。実成院は宴会を開いていて不在だった。和宮は文机の上に、父である天皇からの手紙が置いてあるのを見て顔色を変えた。実成院が握り潰していたのだ。

和宮は実成院の宴会に押しかけた。美しい女中を集め、吹き矢で側室を選ぼうとしていた。和宮は手紙のこと、おそののことを強く抗議する。そこに瀧山が現れた。

「お家存亡の危機に、下らぬ遊びはおやめ下さい」と実成院にピシャリと言った後で、和宮には、「徳川に嫁したのです。ご実家への未練はお捨て下さい」と威厳を持って言う瀧山。三人の視線がからんだ。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-6.html

和宮が家定におそのを里に返して欲しいと訴えたとき、同じ女としておそのに幸せになってほしいと願う和宮の思いが伝わってきました。自分からも実成院にそのことを話すと約束してくれた家定ですが、その後は別に寝ると部屋を去っていく姿に気持ちが離れていくのを感じている和宮の涙もまた切なかったです…。

久しぶりに見る瀧山は、なんかお母さんみたいでなんだか安心感がありました。乱れた大奥を変えてくれると期待したいです。和宮にも厳しいことを言う瀧山ですが、そこにはきっと愛があると思っています!

第7話「禁断の恋~満たされない女たち~」

将軍の生母・実成院(野際陽子)が権力を振るう大奥に、総取締の瀧山(浅野ゆう子)が戻ってきた。威風堂々の瀧山に、実成院は不幸な死を遂げたおそのの遺体を里に帰すことを認める。瀧山は和宮(安達祐実)には、「お世継ぎ誕生は国の安泰に通じること。授かるお体かどうかは天下の一大事」と言って、医師の診察を受け入れさせる。瀧山はさらに、実成院と和宮の間にはさまれて右往左往している総取締代理の初島(木村多江)を叱る。そして位の高い女中たちの職務の配置換えを行う。今の人事異動である。まる(池脇千鶴)はそのまま和宮付きだった。京都から和宮に従った三人の女官は、松江(栗田よう子)以外は京に帰された。

瀧山の実力を見せつけられた実成院は面白くない。新たに自分の担当になった葛岡(鷲尾真知子)らに、「大奥はあの女のものではない。あの女を退けよ」と言い、瀧山の身辺を探るように命じた。

瀧山は市中の如是寺にある、おそのの墓参りに行く。墓には一人の若い僧(北村一輝)がいた。その顔は亡き家定と瓜二つである。柳丈というその名を瀧山は心に刻んだ。一方初島は、城内の開かずの間で生島庄五郎(山口馬木也)との密会を重ねている。理性では、もう止めなければと思う初島だが、庄五郎に抱かれるとわれを忘れてしまうのだった。

和宮が医師の診察を受ける。皇女として生まれた和宮には耐えるられない屈辱である。御典医の助手を務める今岡真之介(岡田義徳)との会話の中で、まるは和宮のことばかりを話す。まるが自分をどう思っているのかを知りたかった真之介は、まるがすっかり大奥の女になってしまったことを知る。真之介は寂しげに、「体に気をつけて」と言って去る。まるにはその言葉の意味も分からなかった。

数日して、御典医・堀田良庵(山田明郷)の診断が下った。和宮は骨盤が狭く、子供を授かるのは困難ということだった。和宮は衝撃を受け、傷ついた。「心が折れた。これで、ほんに籠の鳥になってしもうた」と嘆く和宮である。まるも良庵から、真之介が助手を辞めたことを知らされ、愕然として言葉もない。

大奥の外では、攘夷を幕府に求める声が日増し強くなり、将軍・家茂(葛山信吾)は公務に忙殺されていた。

和宮に子供が生めないと知った実成院は、早速に側室選びを始めた。その主導権をめぐって、またも瀧山と実成院は激しく対立した。

大奥に不審な長持ちが運び込まれることに、葛岡が気づいた。初島と庄五郎の密会が露見した。男子禁制の大奥に忍び込んでの密通という大罪で、庄五郎は死罪を申し渡される。瀧山は、初島にも厳しい処分をと考えた。しかし和宮には、籠の鳥の女が起こした悲しい事件に思えた。和宮は家茂に、初島の罪の軽減を嘆願した。

家茂のはからいで、初島は死罪を免れて島流しとなった。瀧山には処分はなかった。この不祥事摘発で瀧山の追い落としを考えた実成院は不満だった。粗末な身なりで不浄門から江戸城を出る初島をまるが見送った。「大奥は女の牢獄だ」。まるはつくづく思った。 失脚は免れたものの、瀧山が受けた心痛は大きく、疲労は極限に達していた。いつのまにか瀧山は如是寺に来ていた。柳丈がいた。突然瀧山は、貧血を起こしその場にしゃがみこむ。やがて意識が朦朧としてくる。かけよった柳丈の腕の中で、瀧山は、「家定様」と言って意識を失った。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-7.html

昔の医療でも子供ができにくい体というのが分かるんですね…。今なら骨盤が狭ければ帝王切開で出産できますがこの時代は難産になり母子共に命を落とすことも多かったのでしょうね。しかし、この時代に正室として世継ぎを産めないと最初に決めつけられてしまうのは本当に辛いことですよね…。

そして初島の恋の結末も酷かったですね。恋に溺れていく初島に途中から見ていてハラハラしてしまいました。せっかく戻ってきた瀧山も早々に災難です。初島を自分の後継に育てたいと思っていた瀧山にとってはかなりのショックだったでしょう。処罰だけでも逃れられてよかったですが、泣きじゃくる初島を優しく抱きしめる瀧山の表情が切なかったです。

そしてラスト、柳丈が家定そっくりでびっくり!次回、瀧山がどうなってしまうのかとっても気になります…。

第8話「束の間の夫婦忍び寄る離別のとき」

如是寺境内で気を失った瀧山(浅野ゆう子)を、僧の柳丈(北村一輝)が看病する。やがて目をさました瀧山は、寺に小さな子供が何人もいることに気づく。親が打ち首や島流しにあった罪人の子だ。「仏の慈悲ですか」と聞くと柳丈は、「私も罪人だから」と答えた。

開国で西洋の文化が入り、江戸城内でも写真撮影が行われる。和宮(安達祐実)もまる(池脇千鶴)も初めての記念撮影をした。その一方で、開国に反対する勢力も力を増し、朝廷と攘夷派は将軍家茂(葛山信吾)に京に上ることを要求した。

実成院(野際陽子)は、将軍が朝廷にひれ伏すのは我慢できなかった。家茂の体が弱いこともあって猛反対する。瀧山は、上洛は家茂の意向でもあり、京都に幕府の権威を確立させるためにも行くべきだと言う。

和宮が子供を生めない体だと知った実成院は、何人かの側室を決めた。家茂は母の顔を立てて寝所には行くが、女には手を触れない。和宮への遠慮が理由だと考えた実成院は、家茂に側室を勧めるよう和宮に言った。

和宮はそれに従い、「気遣いなく側室のところへ」と言うが、家茂は、「政治のことで手一杯だ」と取り合わない。和宮は、「上様の心の中は政治だけか」と聞くが、家茂はそれには答えずに、「私は、仲の良い夫婦というのを見たことがない。男は女を不幸にするものだ。ならば手を触れぬ方が罪が少ない」と言う。初めて聞く家茂の心のうちだった。和宮は、「あなたには望みをかけたけれど」と言う。家茂は苦しげに黙っていた。

家茂は和宮の写真を持って京に行った。京で家茂は、将軍の権威が失墜していることを痛感した。

真之介(岡田義徳)は下町の診療所で働いていた。薬種問屋の越中屋から薬を届けに来たまるの母きく(紅萬子)が、真之介を見て驚き家に呼ぶ。まるの実家で真之介は、まるが小さい時にはいていた下駄をみつけ、それを懐に入れて帰った。

心労が続く瀧山は、看病の礼に再び如是寺を訪ねた。「ご自分を罪人と呼ぶのはなぜ」と聞くと柳丈は答えた。僧になる前は人形師だったが、人妻に恋をした。寝間にいるところを夫に襲われ、暗闇で斬りあううちに誤って女を殺してしまった。女は自分の子供を身ごもっていた。その罪滅ぼしで不幸な子供を育てている。瀧山は、「私も人を殺したことがある」と言った。二人は抱き合い、瀧山から柳丈の唇を求めた。

家茂が京都で体調を崩し、顔面蒼白になって江戸に戻った。和宮の写真を肌身離さず持っていたと侍医が言う。家茂は江戸城内で療養する。体調は回復し、しばらく和宮と静かな時を過ごす。家茂は和宮の寝所に通うようになる。和宮を「御台」と呼ぶ家茂に和宮は、「親子(ちかこ)と呼んで」と言う。ようやく夫婦らしい時間が流れるようになった。だがそれもつかの間だった。倒幕勢力と戦うために、家茂は病身に鞭打って長州征伐のために再び江戸を立つことになる。

まるは久々の里帰りで、越中屋を訪ねていた真之介に会う。まるを見た真之介は店の外にまるを連れ出す。「西洋医学を学ぶために横浜に行くので、挨拶に来た」という真之介の言葉を信じて別れたまるだが、実家に戻りきくから、真之介は幕府軍の軍医として長州征伐の戦場に向かうと聞かされた。あわてて後を追ったがすでに姿は見えなかった。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-8.html

今まで仕事一筋?だった瀧山の女の顔が見えましたね。2人の恋はここからどんな結末を迎えるのでしょう。

そして、家定に加えて家茂まで体が弱いとは…。男性の寿命が短かった時代とはいえ、みんな若くして体を悪くしていくのはストレスが大きかったのでしょうか。

家茂も一見、実成院の言いなりなのかと思いきや、その心は将軍として自分の代で幕府に負けるわけにはいかないという強い意志、そして和宮への愛がありました。お互いの本音を聞きやっと心を通わせた2人ですが、この時間はそう長く続かないという悲しさ。いっつもこのパターン…。そして瀧山は政治に関してもきちんと把握していて頭の切れる女性なんだなぁと思いました。

時代の流れが変わりつつあり江戸城開城まで間近となってきて、今後大奥もどうなるのか。真之介もどうか無事に戻ってきてほしいです。

第9話「特別編・怪談 凶事を呼ぶ黒紋付の霊 あかずの間に染み付いた女たちの悲しき涙」

大奥に夏が来た。盆になれば宿下がりで実家に帰る女中が増える。実成院(野際陽子)も瀧山(浅野ゆう子)も、江戸城から出られない和宮(安達祐実)の代参で寺参りに忙しい。そんなある夜、居残った女中たちが座敷に集まっての催しがあり、まる(池脇千鶴)も呼ばれた。

暗い座敷にろうそくの明かりが何本か灯り、それを囲むように女中たちが座っている。一人一つずつ、大奥にまつわる怖い話をし、終ったらろうそくの火を一本吹き消す。そして、消えたろうそくを持って暗い廊下を歩き、開かずの間に置いて戻って来るのだ。葛岡(鷲尾真知子)は、「すべてのろうそくが消えた時、何かが起こる」と言った。

藤波(小松みゆき)は、「駕籠部屋の狐火」という話をした。夜の駕籠部屋で狐火を見た女中が数日後に行方不明になり、やがて駕籠部屋で血まみれの死体で発見された。聞いていた女中たちが悲鳴をあげた。

こうして怪談話が続き、女中たちの悲鳴とともにろうそくが一本、また一本と消えてゆく。最後の一本を前に、「開かずの間の亡霊」を語り始めたのは、涼波(佐藤友紀)というお針子である。十二代将軍・家慶が開かずの間の前に、見慣れない黒紋付の女中が座っているのを見た。それを見たのは家慶ただ一人で、それから数日後、家慶は急に病となり死んだ。語り終えた涼波はろうそくを消し、暗闇の中を開かずの間に向かった。

かなりの時が流れたが、涼波は戻って来ない。まると葛岡たちが開かずの間に探しに行くと、ろうそくの火が灯され、黒紋付を被せられた涼波が胸を刺されて死んでいた。女中たちは、「開かずの間のたたり」と悲鳴を上げた。

翌日、まるは、涼波が働いていた呉服の間のお針子たちの様子を見に行く。すでに、「亡霊が出た」との噂が飛びかっていた。璃玖(松尾れい子)というお針子は、年長の涼波は、お針子たちから姉のように慕われていたと言った。秋には大奥を下がって嫁入りすることが決まり、うれしそうに花嫁衣裳を縫っていたという。

葛岡らは、事件はもののけの仕業だと言ったが、まるは誰かが涼波を殺したのではと疑った。開かずの間に再び入ったまるは、床の隅に金属片があるのを見て拾った。

盆が終わり、瀧山が大奥に戻る日が迫った。留守を預かる葛岡は、事件をどう報告するか焦った。まるは再び呉服の間の璃玖を訪ねる。璃玖は放心したような顔つきで、涼波が残した花嫁衣裳を縫っていた。手にしたハサミの先が欠けていた。

江戸城で花火が打ち上げられる夜。璃玖の姿が見えなくなった。女中たちが探すと、花火の光が望楼の上に女が立っているのを浮かび上がらせた。璃玖だった。まるが望楼を駆け上がる。璃玖は涼波の花嫁衣裳を羽織っていた。その目はもう、常人の目ではない。まるがハサミの破片を見せると、璃玖は涼波を殺したことを認めた。

涼波を姉のように慕ううちに、璃玖は同性愛の対象として涼波を愛するようになっていた。そして、涼波が嫁入りすることが許せなくなった。怪談話を語る催しに参加した璃玖は、暗闇をこっそり抜け出して涼波の後をつけ、開かずの間に用意しておいた黒紋付を涼波にかけ、ハサミで胸を刺した。「こんな牢獄のような所で、一人では生きていけない。私を捨てる涼波様が許せなかった」。そう言って理玖は望楼から飛び降り、命を絶った。 事件は闇に葬られ、いつもの暮らしが始まった。開かずの間の前の廊下を歩いていた将軍・家茂(葛山信吾)は足を止め、「黒紋付を来た女中が座っていた気がした」と言った。まるたちは驚愕して声もない。

家茂にも大奥にも、「終わりの日」が近づいていた。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-9.html

今回は特別版だったので、女中たちの悲しい運命の話でした。この時代にも、様々なジェンダーが存在していたのだなと思いました。大奥という閉塞的な女性の世界の中ではこのようなことがもしかしたら本当にあったのかもしれませんね。

涼波を想い嫉妬で殺してしまった璃玖。その心は私には理解できるものではありませんでしたが苦しかったのでしょうね。最後、璃玖が涼波のために作った花嫁衣裳をまとい狂気に満ちた表情で飛び降り自殺するシーン怖かったです。可愛がっていた璃玖に殺された涼波もいたたまれません…。

今回は、まるは何だか名探偵のようでした。

そしていよいよ終盤、大奥の終わりが近づいてきました。まるが夢で見た光景は正夢なのか。真之介の身に何かが起こったのでしょうか、心配です。

第10話「上様ご出陣!二度と鳴らない鈴…」

倒幕の動きが強まった。急先鋒は長州藩である。幕府内では、将軍・家茂(葛山信吾)が陣頭に立って長州征伐を行うべきだという声が強い。実成院(野際陽子)は、家茂が病弱なことを理由に猛反対し、瀧山(浅野ゆう子)は、出陣は将軍の役目だと主張。二人の対立は更に深くなった。家茂は、自分の命は幕府に捧げると、出陣を決意していた。和宮(安達祐実)にはそれが切ない。西洋式の武器が使われた幕末でも、将軍の軍装だけは戦国時代の甲冑姿で、夏などは身につけるだけで命を削るものだった。

和宮が意外な行動に出た。実成院に代わって側室を選び、家茂の出発前の夜伽の役を申し付けたのだ。家茂は寝所に新しい側室がいるのに驚いたが、指一本触れなかった。和宮は家茂に、「上さんの死を覚悟したら、上さんに良く似た子供がいればと思うようになりましたのや。自分が産めないのなら、誰かの力を借りてでも」と言った。家茂は、「ばかなことを。そなただけが、私の妻だ。この世でも、後の世でも」と優しく言った。

それから家茂が出征するまで、家茂と和宮は毎夜を一緒に過ごした。徳川の長い歴史の中でも、これほど仲睦まじい将軍夫婦はいなかった。

僧の柳丈(北村一輝)が大奥に瀧山を訪ねてきた。子供たちが作った竹細工を届けに来たのだが、もちろん柳丈にも熱い胸の思いがあった。だが瀧山は、「あの時のことは気の迷い。二度と来ないように」とすげなかった。先代の将軍・家定と瓜二つの若い僧が瀧山を訪ねて来たことを、葛岡(鷲尾真知子)は見逃さず、実成院に報告した。

瀧山の弱みを握ったと思った実成院は、幕吏を使って柳丈を捕らえ拷問した。そして、瀧山に柳丈との仲を問いただし、「情をかけるだけでも罪深い。人に厳しいそなたのこと。進退はわかっておるな」と責めた。そんな騒ぎを知った和宮はまる(池脇千鶴)に、「奥のおなごは皆かわいそう」と言った。事件を知った家茂は、柳丈を釈放させた。

家茂の出陣の日が来た。家茂は瀧山に、「そなたは大奥の船長。船が沈む時まで船上にいるように」と命じた。それから、「親子(ちかこ)」と名を呼んで和宮をじっとみつめ、馬上の人となった。実成院は泣いて家茂に追いすがろうとして、和宮、葛岡らに止められた。それが家茂との永遠の別れになった。

まるも、軍医として長州征伐に行った真之介(岡田義徳)の身を案じていた。ある日、まるの母きくからの、真之介が無事戻ったと伝える手紙が届いた。だが家茂は、うだる暑さの中で体調を崩し、大坂城内で息を引き取った。枕元には和宮の写真があった。

悲報を聞いた実成院は、広間に女中たちを集めて酒盛りを始めた。溢れる悲しみに耐えるにはそれしかなかったのだ。そこに和宮が来て、実成院の杯を取ってぐっとあおる。驚く実成院に和宮は、「母君がお酒をお好きなのは、お寂しいから。そやけど、寂しいのは私かて同じや。上さんをお慕いしたおなごは、母君と私とこの世に二人きり。なんで一緒に飲んで泣いたらあきませんのですか」と言って、実成院の両手を握りしめた。実成院がわっと泣き崩れた。

家茂の葬儀の後、和宮は髪を降ろして静寛院と称した。十五代将軍となった徳川慶喜(山崎銀之丞)は、公務に追われ、大奥には姿を見せなかった。大奥は女だけの園となり、表の世界とますます隔絶した。

慶応三年(一八六七年)の秋、慶喜による大政奉還が行われ、政権が徳川幕府から朝廷に戻った。しかし、薩摩・長州の倒幕軍と幕府の軍は、京都の鳥羽・伏見で激突する。まるに黙って再び従軍した真之介は重傷を負った。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-10.html

瀧山に嫌味を言う実成院が本当に下品で嫌な奴でした…。「ただの女であってはならん」と自分の気持ちを封じ込める瀧山が悲しかったです。だれもが好きな相手を一緒になれるようになってほしいと願う和宮。和宮のそんな気持ちを汲んだ家茂は柳丈を解放させます。

家茂は柳丈を解放したと瀧山につげます。出陣する前、家茂は瀧山、実成院、和宮にそれぞれ言葉をかけますがその言葉はどれも温かいものでした。

和宮も辛い気持ちを我慢して、妻として気丈によく送り出したなと同じ女性として尊敬しました。和宮が言う言葉にはいつも気品があって素敵です。家茂が亡くなり、肖像を飾りお琴を泣きながら弾くところはとっても切なくなりました。2人にはもっと仲睦まじく暮らしていて欲しかったです。

最後、家茂の死によって実成院と和宮が寄り添うシーンは感動しました。互いに心の傷をもち、家茂亡きあとは唯一の家族として心通わせていってくれたらいいですね。

第11話「将軍の女たち~旅立ちのとき~」

徳川幕府の運命を決める鳥羽伏見の戦いで、幕府軍は薩長の軍にもろくも敗れた。将軍・徳川慶喜(山崎銀之丞)は軍を残して江戸に戻った。幕府の崩壊が誰の目にも明らかになった。大奥も終わりの日を迎える。

薩長の軍隊が江戸に迫り、大奥の女中たちの中に城を抜け出す者が続出した。瀧山(浅野ゆう子)は、徳川の家臣としての誇りを持って最後まで戦えと叱咤激励する。そこに、天璋院篤子(菅野美穂)が現れた。篤子は、「去りたい者は去ってよい。誰にも変えられない時の流れがあります。上様はもう大奥には来ません。誰もあなたたちを不忠とは呼ばないでしょう」と言った。

一同が静まるなかで今度は瀧山が、「今、奥女中を帰せば、幕府の敗北を認めるようなもの。薩摩から来られた天璋院様の御身は御安泰でしょうが」と皮肉を込めて言い、二人は一歩も引かぬ態度でにらみ合った。

江戸の治安が悪化していた。まる(池脇千鶴)の実家の越中屋が打ち壊しにあい、心労で父の喜兵衛(青野敏行)が倒れた。急を聞いたまるは里帰りして父を見舞う。再び城に帰るまるに、喜兵衛は迷った末に一通の手紙を渡した。読んだまるの顔面が蒼白になった。鳥羽伏見の戦いで重症を負った真之介(岡田義徳)は、松仙(磯部公彦)という地元の医者に助けられ、彼の家で治療を受けていた。しかし熱が高くて危険な状態が続いている。松仙は、「死に目に会いたければ来い」と手紙を書いた。宛先は、真之介が肌身はなさず持っていた、まるが小さい時にはいていた下駄に書かれた越中屋の住所だった。

西郷隆盛が率いる倒幕軍が江戸に着いた。既に官軍になっている。大奥の女たちは、自分たちが辱めを受ける恐怖にふるえた。篤子はまるを連れて司令部に行き、西郷の側近の桐野利秋(木下ほうか)に会った。篤子は、島津の紋所が入った懐剣を出し、「薩摩の人を知っていますが、信頼出来る」と女たちの保護を頼んだ。桐野は安全を約束した。

篤子はまるの様子がおかしいことに気づく。事情を聞いた篤子は、まるを抱きしめ、「早く真之介のところへ」と言った。この日、まるは大奥を去った。

城を明け渡す日が来た。京へ帰る和宮(安達祐実)、ゆかりの者のところに身を寄せる実成院(野際陽子)。二人の駕籠を篤子と瀧山が見送った。「折に触れ争ったそなたと、最後は二人きり」と篤子は感慨深かった。二人はそれぞれに、大奥での日々を回想した。がらんとした御鈴廊下で瀧山は自害しようとする。瀧山は打ち首になった罪人の娘で、その美貌から当時の大奥年寄りに拾われた。帰る家もなかったのだ。篤子がそれを止める。「女の牢獄はなくなった。身分も縛られる場所もない。赤子に戻って生きよ」という篤子に、瀧山は涙を流し、二人は抱き合った。

官軍が入城した。桐野とともに、懐かしい東郷克顕(原田龍二)の姿があった。克顕は篤子に、「薩摩藩と島津家で引き取り、暮らしの面倒を見る。どうか薩摩に戻り、故郷の山河を見て過ごされよ。思い出も、昔語りする友も…」。克顕はこみ上げる思いに胸がつまった。篤子が答えた。「お言葉は嬉しうございますが、お受けするつもりはございません。これからは、出来る限り自分の力で生きよう思うちょります」。毅然とした態度で篤子は懐剣を出し、克顕に返した。二人の胸の中に、いろいろな思い出がよみがえった。寂しさの中で、克顕は篤子の新しい出発を祝福する気になっていた。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-11.html

ついに大奥が解散の時がきましたね。久しぶりに登場した篤子は、変わらず芯の強い立派な女性で、みんなのことを考えて行動できる素敵な女性でした。自分の力で生きていくというその言葉とおり力強き生きていけるのだろうなと思いました。

篤子とまるの変わらぬ友情にも感動しました。大奥はなくなっても、どこかで再会してほしいです。

厳しくも華やかだった大奥の世界が終わるのはなんだか寂しくもありましたが、こうやって時代は移ろっていくのだなぁと思いました。

ドラマの前半で散々争った瀧山と篤子が最後に城で2人きりになります。これまでの長い大奥での日々を思い返し城を歩く瀧山の姿が哀愁漂いました。今まで尽くしてきたものがなくなるという虚無感は計り知れないですが、残された余生ではできなかったことをして瀧山にも幸せに暮らしてほしいと思いました。

最終話「明治編・女たちの新時代~感動の再会・名場面ふたたび」

江戸城開城を目前にして、天璋院・篤子(菅野美穂)に背中を押されるように大奥から戻って来たまる(池脇千鶴)。明治時代になって、幼馴染みの真之介(岡田義徳)と晴れて夫婦になった。今日は、医院を開業するため二人仲良く引越しの最中。どうやら、まるは身重らしい。やがて、荷物の中から大奥時代の見事な着物や記念写真、そしてまるの日記が出てくる。いつしかまるの脳裏には走馬灯のように、篤子との思い出や大奥での出来事が鮮明に甦るのだった…。

そんな思い出にふけっているまるのもとへ、思いがけない女性が訪ねて来る。地味な和服姿でまるに微笑んでいるのは、流刑にされた初島(木村多江)だった。御赦免で島から戻ってきたという。再会を喜ぶまるに、初島は大奥で一緒だった葛岡(鷲尾真知子)、浦尾(久保田磨希)そして吉野(山口香緒里)が、横浜で牛鍋屋を開くらしいと話した。さらに驚いたことに、初島はあの瀧山(浅野ゆう子)にも偶然会ったという。家定(北村一輝)の墓前で見かけた元大奥総取締の瀧山は、思いもかけない島帰りの初島との再会に、やっと心から通じあうことができた。

やがて初島とまるは、和宮(安達祐実)や実成院(野際陽子)、そして十四代将軍・家茂(葛山信吾)の思い出に時を忘れるが、いつしか二人は、その後の篤子についてしみじみ話しをするのだった。

幕府が政府に変わり、江戸が明治に変わったからといって、遠くにそびえたつお城や、空や、川の流れは、なにひとつ変わってない。その時、一陣の風のように、洋装の女性が颯爽(さっそう)と人力車で通り過ぎた。篤子だった。明治と、そして近代の女性の自立を象徴するかのようなりりしさだった。

https://www.fujitv.co.jp/b_hp/ohoku/backnumber/303000013-12.html

今回は番外編で、江戸城を出た女たちのその後が描かれました。真之介と夫婦のなったまる。島流しから戻り料亭で働く初島。そして、お馴染みのコンビの葛岡、浦尾、吉野は牛鍋屋。それぞれは時代の流れに沿って生き生きと暮らし始めた様子を見れて新鮮な気持ちになりました!そして相変わらず家定を思い手を合わせ続ける瀧山も相変わらず素敵な女性だと思いました。

篤子がどうなったのかなと気になりましたが、ラストで西洋風な衣装で凛として馬車に乗る姿が出ていましたね。新しい時代を引っ張ってくれるようなそんな気がしました。

今までの回想も多くでてきたので、おおまかなあらすじを知りたいという人はまずが12話を見るのもありだと思います。

時代劇は苦手という人も、楽しんで見れる作品になっていると思います!

【大奥】の登場人物&キャスト紹介

天璋院篤子(菅野美穂)…家定正室

薩摩の島津家の出身であるが、将軍後継という家の事情により第13代将軍の家定と政略結婚させられる。初めは大奥という異様な世界に戸惑い、周りのからの圧力に圧倒されくじけそうになるが次第に正室としての自覚を持ち、堂々と振る舞っていくようになっていく。

瀧山(浅野温子)…大奥総取締

大奥を実質的に支配している。厳しい性格で篤子とも頻繁に対立する存在。

まる(池脇千鶴)…篤子付き小性・和宮付き柱廊

町人の娘で大奥へ奉公にきている。失敗ばかりしてよく怒られるが性格は明るくて素直。大失敗して処罰されそうになるが篤子に助けて貰い付き人になる。

和宮(安達祐実)…天王皇女・家茂正室

天皇家から嫁ぎ第14第将軍家茂の正室となる。姑の美成院とはたびたび衝突するが、家茂とは心を通わせ真の夫婦となる。

実正院(野際陽子)…家茂の生母

家茂を溺愛している。いつも、女中たちと宴会を行い遊んでいる。和宮をいじめる。

徳川家定(北村一輝)…第13代将軍

顔にあざがある。一見怖いが、本当は情深いところもあり、自分の立場を悲観し色々なことを諦めている側面もある。人間らしく感情をぶつけてくる篤子を気に入り大切に想うようになるが胃の腫瘍により死んでしまう。

東郷克顕(原田龍二)…薩摩藩士・篤子の恋人

薩摩にいたころの篤子の恋人。なんとかして篤子を取り戻そうと様々な策略を使うが、大奥で生きることを決めた篤子とは最後まで一緒になることはできなかった。

徳川家茂(葛山慎吾)…第14第将軍

純粋で可愛らしい和宮と心通わせるが、元々体が弱く戦で体を壊し帰らぬ人となる。

「大奥」の視聴はFODがおすすめ!

\  今なら2週間無料!/

スポンサーリンク

オススメのVODサービス3選を比較!

サービス無料期間作品数月額料金
(税込)

FODプレミアム
2週間6万本以上976円

hulu
2週間7万本以上1,026円

U-NEXT
31日間21万本以上2,189円

各サービスのおすすめポイントは?

サービスおすすめポイント

FOD
プレミアム
月9などフジテレビ系の過去ドラマや電子書籍が利用可能!地上波放送のスピンオフドラマやオリジナル作品にも良作が多い!詳しくはこちら

hulu
日テレ系列のバラエティやドラマ、アニメが視聴可能!海外ドラマも充実!プレミアムでは独占の海外ドラマ作品も多し!詳しくはこちら

U-NEXT
とにかく作品数がダントツNO.1!料金は高めだがポイント還元で最新作のレンタルなど、コスパはかなり良い!

ヒューマン恋愛
スポンサーリンク
シェアする
おうちでエンタメ備忘録

コメント

タイトルとURLをコピーしました