【緊急取調室 シーズン2】あらすじ・相関図・キャスト・ネタバレまとめ

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警察

緊急取調室 シーズン2 とは

緊急取調室 シーズン2」とは、TV朝日系列で、2017年4月20日の毎週木曜、夜9時~同年6月15日まで放送されていたドラマです。

シーズン1同様、捜査一課の専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」を舞台に、犯人との攻防が繰り広げられます。密室の中で繰り広げられる、銃撃戦ともいえる取り調べにより、驚愕な事実が判明していきます。

出演者は、シーズン1同様に天海祐希、田中哲司、速水もこみちなどのおなじみキャストであり、その他にも警視庁刑事部部長を演じる大倉孝二なども出演します。

ストーリー

第2シーズンのテーマは「普通の人間が一番怖い」。

普通の人生を歩んできた人間が、超えてはいけない一線を超えてしまったとき… 

そんな真実を隠そうとする人、そしてそれを暴こうとする取調官。

そんな人間達の”顔”が丸裸になっていく。

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「緊急取調室 シーズン2」各話のあらすじとネタバレ

「緊急取調室 シーズン2」第1話「傘をさす女」

宅配便の配達車の中から、28歳の配達員・小牧修介(石田卓也)の遺体が見つかった。

死因は薬物による中毒死。どういうわけか小牧は運転席で、必要ないはずの傘を差したまま死んでいたのだ! 

そんな中、地味で年老いた天涯孤独の未亡人・白河民子(三田佳子)が自首してくる。

しかし、民子の指紋や民子の家からは毒物は発見されなかった。

引用:TV朝日,https://www.tv-asahi.co.jp/

おばあちゃん役の白河民子がすぐに犯人として捕まります。小牧は頻回に民子の家に物を集配しており、民子との接点は多かったです。民子は、小牧に恐喝されそうになったから怖くて殺したと言いますが、小牧は真面目な配達員で周囲からの評判は良好でした。

真相は、傘に関しては、民子の家に傘を刺した女性の画が飾られていたことから、それを示したダイイングメッセージだったのです。

民子の動機ははっきりとしないまま終わったのですが、民子は小牧に恋をしており、不倫をしている小牧に気づき、それを注意したが、民子の気持ちに気づいた小牧が逆に利用しようとしてきた…だから殺した…と。ですが、それを民子は「嘘よ~」とごまかします。

他捜査員は「さすがにないな~」と言いますが、有希子だけはそれが真実ではないかと考えている様子でした。

おばあちゃんが若い子に本当の恋をした…そんな真実だと素敵ですが、殺してしまったのは悲劇ですよね。ずっと一人で生きてきたおばあちゃんが、若い子に優しくされると嬉しく思ってしまうものですが、恋心まで抱いたんですね。でも、女性の視聴者なら予想できたのかな?とも思います。

「緊急取調室 シーズン2」第2話「靴下をはかせる男」

深夜の大学病院で、人工呼吸器につながれた入院患者・高木直明(高桑満)の容態が急変。

当直医の糸山恵太(福士誠治)が処置に当たる。

ところが、家族を呼びに行った看護師・桜井加代(和音美桜)が病室に戻ると…人工呼吸器を外されて絶命した高木に、なぜか糸山が靴下を履かせていた!

引用:TV朝日,https://www.tv-asahi

警務部留置管理課の宮沢(村田雄浩)がキントリの見学に来ますが、隙を見計らって取調室に籠城されてしまいます。そこには糸井と中田も一緒にいました。宮沢は糸井を説得するフリをしていて実は糸井を殺そうとします。発砲しますが、中田に阻止され、警察官の突入で捕まります。

真相は、実は宮沢は糸井の父親が死んだ現場にいち早く駆け付けた警察官で、母親に懇願されて自殺の真相を隠し、事故にしたのでした。父親が自分の保険金を家族に残そうとしたため、その気持ちを母親と宮沢は受け取ったわけです。

ですが、その後宮沢はギャンブルで借金があり、糸井の母親に金をせびりに行く様子もあります。

糸井家族のために事故をでっちあげたのならまだ美談でしたが、その後、金をせびりに行くなんてせっかくの美談が台無しですよね。

ちなみに糸山が靴下を脱がせた理由は、昔死んだ父親が裸足で死んだことから、父親と高木を重ねて見てしまい、寒そうに見えたからとのことでした。

「緊急取調室 シーズン2」第3話「オウムを飼う二人」

建築会社の社長・小泉正隆(入江雅人)の自宅プールで、男の遺体が見つかった。

しかし、妻の小泉マユミ(酒井美紀)は男はストーカーで、急に家に押し入られてきたから抵抗した際に運悪く死んでしまったという。

家で飼っているオウムは「死ね」という不穏な言葉を口にする。

“目撃者”として、オウムを緊急事案対応取調班(通称・キントリ)へ運び込む!

TV朝日,https://www.tv-asahi

夫が階段から転落し、妻の利香が呆然として、姑のような女性が泣き叫ぶシーンから始まります。すぐに利香が逮捕されますが、利香は罪を認めます。利香は原因は旦那の女性関係だと言います。ですが、供述は嘘だとバレます。その後二転三転とする利香の供述に振り回されます。

利香は大人しそうにしていて、何度も嘘をつき警察を躍らせる姿は、さすが安達由美!という演技です。

結局息子への暴力から守るために利香が殺したということが真実なのですが、可能な限り自分の罪を小さくして息子と一緒にいたかったみたいですね。

今回は特にひねりはありませんでしたが、利香の演技力に惚れ惚れしました。

「緊急取調室 シーズン2」第4話「ふたりの愛」

担任の沢本愛(矢田亜希子)が授業をしている最中に、生徒の春日俊介(平岡拓真)が倒れ、意識不明の重体になる。

その後、俊介は青酸ソーダを服用したことが判明する。

だが、入手経路はおろか、ほかの生徒の目がある中でどうやって服用したのかは不明…。

TV朝日,https://www.tv-asahi

今回は、先生と生徒の恋愛のもつれ・沢本の過去から始まった事件でした。沢本は昔母親が殺人を犯したことがあり、それを平岡の母親にバレ、平岡母はそのことを持ち出しては沢本を責めます。それが悔しくて沢本は平岡を誘惑し、平岡母に報復しようとしたんですね。

ですが、平岡はその誘惑を本気に捉えてしまいます。そして、それを邪魔に感じていたんです。決め手は、平岡母に名前をバカにされたことでした。

先生と生徒の恋愛は禁断の愛と言われていますが、今回の場合は先生の方が本気ではなかったことや、殺そうしたこともあり寂しい結果でした。

そして、有希子と中田の協力知能プレイで、うまく沢田の発言を引き出せました。

あえて中田が優しく接した後、厳しく接して、有希子がそれをフォローする。

スムーズに進んだ取り調べでした。

「緊急取調室 シーズン2」第5話「記憶をなくした男」

通勤時間帯のオフィス街に、大量の血を浴びた男が現れた。

捜査一課の刑事・渡辺鉄次(速水もこみち)と監物大二郎(鈴木浩介)が職務質問すると、男はあろうことか包丁を取り出し、「朝起きたら、この包丁を握っていた。

誰かを殺してしまったかもしれない」と言い出す!

男は水越辰也(塚本高史)でしたが、ひょうひょうとしており事件の記憶がないといいます。大分冷静で取り乱してもいません。

最初は監物が取り調べしますが、感情的になり物をデスクに叩きつけたり大声をだしたりと面白くみっともない感じで始まります。

真相は、水越は殺人犯ではなく、通りがかりに喧嘩を目撃し、刺されている被害者に駆け寄ったことからが始まりでした。

水越が働いているトラベルコレクターの社員は毎日残業で働かされており、その報復として水越が動いたわけです。水越がわざと自分が犯罪者かのようにふるまえば、警察が動いてくれて、ブラック企業の実態がわかると思ったんですね。

水越は少しずつ記憶を取り戻していくのですが、それはまさに名演技でしたね。でも、「あ、記憶喪失は嘘なんだな」というのはすぐにわかってしまいましたが笑)

水越はやりすぎた方法で他の社員を救おうとし、最後は僕は勇者だと称えられるかもとか言います。ちょっと怖いです。引きました。最初はつまらない回かなと思いましたが、塚本さんの演技が上手でしたね。

「緊急取調室 シーズン2」第6話「騙された女」

銀行員の大谷雅美(阿南敦子)が自宅マンションから転落死した。

多数の住人が「やめて!」という悲鳴を聞いていたが、部屋には他殺の物証がなく、自殺と断定される。

ところが雅美が死ぬ前に、雅美が通っていたサロンのネイリスト・茂手木恭子(鶴田真由)に電話をしていた。

調べると、この6年のうちに女性顧客が2人、恭子に多額の金を融通したのち、自殺していた! 

自宅から転落死した住人は本当に自殺でした。手口は、恭子が孤独で悩みを聞いて欲しい主婦をターゲットとして、親身に悩みを聞いては出資を促していたとのこと。雅美の「やめて」という叫び声は、恭子に向けたメッセージだったようです。恭子は、出資者に私も死ぬから一緒に死のうとそそのかしていました。

恭子と有希子の戦いです。初めて有希子が戸惑い、言い負かされそうになる回ですね。ペースを乱され負けそうになる有希子を観るのは新鮮な感じです。

そして恭子のにこりとする笑顔に、狂気のようなものも感じられて怖い回でした。そんな恭子と戦うべく、わざと恭子の店に行って偽の弱みを見せたりして、有希子の本気が見えました。

「緊急取調室 シーズン2」第7話「女の敵は女」

ある朝、通販会社の女子更衣室で、辣腕課長・立花理香(上野なつひ)の遺体が見つかる。

現場近くの公園で発見された理香のバッグから、現金が盗まれていたことから、強盗の線も浮上するが、会社の防犯カメラには外部からの侵入者は映っていない。

“内部の人間による犯行”を疑い、佐々木かずえ(田中美奈子)、磯部聡子(阿知波悟美)、森本愛美(西原亜希)の事情聴取をすることに。

立花は上から目線の物言いで仕事はできるが、周りからは疎まれているキャリアウーマンな女性でした。職場では、誰かがクビになるという噂が立っており、それは森本愛美なのではないかということでした。愛美は立花に直談判しに行きます。そして頼み込みますが、立花に「さあね」と言われ、突き飛ばしてしまい立花は壁に頭を打ち付け気を失います。

直談判しに行ったのを知っていたのは、かずえと聡子でした。かずえが様子を見に行くと立花は生きていましたが、クビにするのは経歴詐称しているあなただ!と言われ、プライドを傷つけられ、カッとなって殺してしまうという結末です。

この回で怖いのは、かずえと愛美は立花殺害に関与したとみなされますが、聡子は直接関係ないので、恐らく犯人隠匿くらいの罪にしかならないってことです。それを聡子は良かった良かったと安心します。女は怖いですよね…。

また、最後に磐城部長が有希子の椅子を思い切り蹴とばします…どうした!??次に期待ですね。

「緊急取調室 シーズン2」第8話「喪服を着る男」

夜間警備をしていた警察官・池田肇(清水優)が、喪服を着た2人組に襲われ、全弾装填済みの拳銃を奪われた。

1人(鶴見辰吾)は現行犯逮捕されたが、氏名も年齢も不明。

しかも、もう1人は拳銃を持って逃走してしまった! 

万が一、拳銃が使われることがあれば、警視庁の威信は地に落ちてしまう…。

池田の証言を元に犯人の似顔絵を描きますが、それは有希子の死んだ夫の顔にそっくりでした。その矢先、盗まれた拳銃で弁護士の滝沢史子(渡辺真起子)が脚を撃たれます。

戦々恐々とする警察。警察の威信にかけて犯人を追います。有希子は自分の夫に似た犯人に動揺します。ですが、警察官が襲われた事件だからこそ!と自ら立候補して捜査に加わります。

今回は、犯人を取り調べるところまではいきませんでした。最終回でこの続きですね。夫に似た峰岸を取り調べる有希子が見所ですね。

「緊急取調室 シーズン2」第9話「父ふたり」

キントリの取調官・真壁有希子(天海祐希)が、刑事部長・磐城和久(大倉孝二)をかばって、被弾した! 

撃ったのは警察官から拳銃を強奪した2人組のひとり・峰岸充彦(眞島秀和)有希子の亡き夫・匡(眞島・二役)に瓜二つの男だった。

久保寺圭(鶴見辰吾)は捕まるが、峰岸はそのまま逃走する。

有希子は逃げている際に、小石川に手帳の番号を伝えていました。有希子の取り調べは、梶山管理官が担当します。一方、防犯カメラから嘉納殺しの犯人は、警察学校で渡辺と同期だった堤という男だと判明します。しかし、堤は拳銃自殺してしまいます。そしてその拳銃と夫を撃った拳銃の弾丸が一致します。

夫を殺した犯人は堤だった!?ということで、堤をもう逮捕できない悔しさに打ちひしがれる有希子です。そんな中、目を覚ました小石川から、菱本刑事が番号は貸金庫の番号だと聞かされます。貸金庫にはなにもなかったのですが、監視カメラに金庫の中から帳簿を持ち去る郷原部長直属の課長の姿があるのでした。

郷原部長が取り調べを受けることになりますが、管理官と申し合わせた取り調べに、良心の呵責で耐えかねなくなった管理官は有希子に取り調べを譲ります。真実は、警察の裏金を知った真壁夫が正義を貫こうとして殺害されたことがわかります。郷原部長が裏金を隠すために堤に命令して殺させたんですね。

最後は、郷原部長は正義に片寄り、この取り調べを録画して証拠を残せ!と命令します。そして、最終的な真犯人として逮捕されます。ですが、管理官も裏金のことを知っていて、郷原部長に加担していたにも関わらず、管理官は逮捕されません。それがちょっと納得いきませんね。

郷原部長がすべてを自分の罪としたのが原因なのですが…今回も情に訴えかけるような形での最後となりました。

【緊急取調室 シーズン2】人物相関図

【緊急取調室 シーズン2】の登場人物&キャスト紹介

真壁有希子(演:天海祐希)

警視庁捜査第一課に配属後、特殊犯捜査(SIT)女性初の第3係長の主任に就任。ところが、バスジャック事件で交渉に失敗。犯人に発砲するという失態を招き、取り調べ専門チームである捜査第一課緊急事案対応取調班(通称・キントリ)に配属される。

以前は一匹狼タイプだったが、キントリで働くうちに、チームで動くことの重要性を感じ、連帯感を覚え、チームの一員としての役割を大切にするようになる。

梶山勝利(演:田中哲司)

捜査第一課緊急事案対応取調班(通称・キントリ)を統括する管理官。

冷徹な判断力と要領の良さで出世を重ねてきた。

昔なじみであり、かつての戦友という理由で真壁をキントリメンバーに抜擢。

決断力で部下を引っ張る男。出世も目論む中間管理職。妻と離婚協議中。

渡辺鉄次(演:速水もこみち)

警視庁・刑事部捜査一課、殺人捜査第一係の刑事。ルックスなら署内ピカイチであり、上司

の命令ならばどんなことも従う。係長である監物大二郎とコンビを組んでおり、周囲から「もつなべコンビ」と呼ばれ、特に慕っている。合理的な面も垣間見える優秀な刑事。

堅物大二郎(演:鈴木浩介)

警視庁・刑事部捜査第一課の殺人捜査第一係長。部下の渡辺鉄次とコンビを組んでおり、周囲から「もつなべコンビ」と呼ばれる。

クールな感じもするが、すぐ物に当たる短気な男。緊急事案対応取調班(通称・キントリ)に対して敵意を抱いていたが、徐々にその実力を認めつつある。「俺たちはパシリじゃねぇ」が口癖。

小石川春夫(演:小日向文世)

警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。

被疑者にはソフトに対応するが、その間、徹底した洞察力を発揮しており、キントリ・チームきっての頭脳派。

普段はいつも笑顔だが、その笑顔の裏には何かがある。有希子をからかったり、皮肉を言ったりすることもあるが、有能な同僚として認めている。

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