【謎解きはディナーのあとで】とは
「謎解きはディナーのあとで」とは、フジテレビ系で2011年本10月18日から同年12月20日までの間放送されており、東川篤哉による同名小説のテレビドラマ化作品です。
毎週火曜日の21 時から21時54分の時間帯で放送されていた、いわゆる火9 枠のドラマです。
主人公・毒舌執事の影山役は、フジテレビの連続ドラマ初主演になる嵐の櫻井翔さん、令嬢刑事・麗子役は北川景子さんが演じています。
内容は、世界的にも有名な企業グループ「宝生グループ」社長の一人娘・麗子とその麗子と麗子の執事兼運転手の影山が中心となるミステリー物語です。
麗子は自分の身分を隠し、国立署の新米刑事として勤務する“お嬢様”麗子は、難解な事件にぶち当たるたびに大豪邸の自宅でくつろぎながら事件の一部始終をディナーのサーブをする影山に語って聞かせる。
完ぺきなまでのサーブを見せつつ、影山は“お嬢様”麗子の推理力のなさを「失礼ながらお嬢様……お嬢様の目は節穴でございますか?」などという暴言スレスレの毒舌で指摘しながら、スラスラと謎を解き、事件の真相に迫っていく…といった流れのものになります。
【謎解きはディナーのあとで】ストーリー
平成元年に起きた連続毒殺事件、犯人は田村心(竹内涼真)の父、佐野 文吾(鈴木亮平)とされていた。
心の妻、田村 由紀(上野樹里)に、自分の父親の冤罪を信じるよう促され、心が昔の事件現場に向かうと、突然事件が起こる直前の1989年にタイムスリップしてしまうのであった。
世間から軽蔑され生きてきた心は、父の無実を信じて立ち向かっていく。
- 【謎解きはディナーのあとで】各話のあらすじとネタバレ
- 【謎解きはディナーのあとで】第1話「名探偵登場!…殺人現場では,靴をお脱ぎください!?」
- 【謎解きはディナーのあとで】第2話「殺しのワインいかがでしょう?」
- 【謎解きはディナーのあとで】第3話「二股にはお気をつけください!!」
- 【謎解きはディナーのあとで】第4話「花嫁は密室の中でございます!!」
- 【謎解きはディナーのあとで】第5話「アリバイをご所望でございますか」
- 【謎解きはディナーのあとで】第6話「綺麗な薔薇には殺意がございます」
- 【謎解きはディナーのあとで】第7話「殺しの際には帽子をお忘れなく!!」
- 【謎解きはディナーのあとで】第8話「殺意のパーティーへようこそ!!」
- 【謎解きはディナーのあとで】第9話「聖夜に死者からの伝言をどうぞ」
- 【謎解きはディナーのあとで】第10話「聖夜に死者からの伝言をどうぞ…お嬢様、私の謎が解けますか?」
- 【謎解きはディナーのあとで】人物相関図
- 【謎解きはディナーのあとで】の登場人物&キャスト紹介
【謎解きはディナーのあとで】各話のあらすじとネタバレ
【謎解きはディナーのあとで】第1話「名探偵登場!…殺人現場では,靴をお脱ぎください!?」
大富豪の娘という境遇を隠して刑事になった麗子(北川景子)が、自分の執事の影山(櫻井翔)の手を借り難事件に挑む。
麗子は上司の風祭(椎名桔平)と女性殺害現場へ。
室内に倒れていた被害者がブーツを履いていたことを不審に思った麗子は、影山に相談してみる。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/
まず北川景子演じる麗子のお家が豪華すぎることに度肝を抜かれました。
世界的にも有名な企業グループ「宝生グループ」社長の一人娘の麗子。小説では想像しかできなかった麗子のお家を映像として見ると、溢れ出る富豪感がすさまじかったです。
また、影山は麗子が履いていた白いハイヒールを見たからと言って麗子のことを白い靴子さんって見たままに表現するシーンなどコメディーなシーンも多かったです。1話からこのドラマは笑わせてくれました。
櫻井翔演じる影山が、突然「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」と言ったときの北川景子演じる麗子の表情や反応は見どころです。
【謎解きはディナーのあとで】第2話「殺しのワインいかがでしょう?」
動物病院の院長・若林辰夫(大和田伸也)が青酸カリにより死亡した。
麗子(北川景子)と風祭(椎名桔平)は現場に急行し、風祭は状況から自殺と断定する。
自殺という死因に納得できない麗子に、影山(櫻井翔)は自分に相談するよう促す。
麗子が渋々話し始めると、影山は「殺人でございます」と言う。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/2/
1話同様影山から麗子への毒舌発言が面白いです。
「お嬢さまの目は節穴でございますか?」や、身支度する麗子に「私の平凡な語彙をもってしては、お嬢さまの非凡な魅力を表しきれないでございます」という決め台詞が登場した。
動物病院が舞台ならではの罵詈雑言もシリアスなシーンで突然出てくるので、くすっと笑うことができます。
影山が麗子に指南する際に使われた「マッチ売りの少女」の映像もドラマならではで私はとても好きな表現方法でした。
【謎解きはディナーのあとで】第3話「二股にはお気をつけください!!」
ホテルの一室で、闇献金疑惑を追及していた国会議員の野崎(水橋研二)が殺された。
麗子(北川景子)らは聞き込みで部屋に出入りした人物たちに注目。
帰宅後、麗子が殺人は闇献金疑惑に関連していると影山(櫻井翔)に語ると、影山は、「しばらくの間、引っ込んでおいてください」と推理を始める。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/3/
今回は恋愛が絡んでくる殺人事件。ゲスト出演される女優さん 黒川芽以さん松本莉緒さん、山崎真実さんと美人揃いで眼福でした。
一番印象的だったシーンが車内のバックミラー越しに会話する影山と麗子。
影山に「彼女はいるのか」と問う麗子。
この問いに対して「私が生涯愛する名前はひとつだけにございます」「君」
「そう呼んでおけば間違いありません」と言います。
しっかりと答えに含みをもたせる影山がかっこよかったです。恋愛ドラマではありませんが、キュンキュンするシーンでした。
【謎解きはディナーのあとで】第4話「花嫁は密室の中でございます!!」
麗子(北川景子)の友人・有里(小林涼子)が披露宴の休憩中に刺され、重傷を負う。
参列していた麗子が有里を発見するが、周囲の証言で犯人と疑われる。
麗子は同席していた影山(櫻井翔)に相談するが、麗子の推理を聞いた影山は「このまま逮捕あそばされ、反省していただけますか?」と嘆く。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/4/
今回は麗子が殺人犯として疑われます。ミステリー物語では、よくある展開かもしれませんが、北川景子さんの演技力が高いので麗子の表情が斬新で見ていてとてもハラハラドキドキします。
そして毎回恒例の影山の麗子に対する毒舌発言!
今回は、「お嬢様、失礼ですが、このまま逮捕あそばされ、少々反省してくださいませんか」と。さすがにこの発言には麗子もしびれを切らし、「クビよ、クビクビクビクビ!!」と。
やはり影山と麗子のやり取りは少しコメディー要素が入っていて面白いです。
【謎解きはディナーのあとで】第5話「アリバイをご所望でございますか」
神社で漫画原作者の刺殺体が発見される。
麗子(北川景子)らは容疑者を作画担当・江崎(中村俊介)に絞るが、江崎は犯行推定時刻にアリバイがあり、捜査は行き詰まる。
相談に乗ろうとする影山からアリバイの内容を聞かれた麗子は、暴言を恐れて拒否。影山は暴言は吐かないからと促す。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/5/
今回は、冒頭に影山が漫画や国立日記を熱心に読むところから始まります。
そんなとき事件が発生し、麗子に後ろ髪を引かれながら泣く泣く漫画などを部屋に置いていく影山がとてもかわいらしかったです。常に冷静沈着な影山のかわいらしい一面を垣間見えました。
そして影山の麗子に対する毒舌発言!
「相変わらずお嬢様はアホでいらっしゃいますね。いい意味で。」
と。一応フォローしているようなしていないようなセリフですね。
【謎解きはディナーのあとで】第6話「綺麗な薔薇には殺意がございます」
国立七不思議の一つ、バラのたたりで有名な藤倉バラ園で藤倉家の息子の恋人が殺害される。
影山(櫻井翔)は七不思議が絡んだ事件を解きたいと麗子(北川景子)に懇願。
気迫負けした麗子が事件について説明すると、影山はたたりとは無関係だと断じ、犯人がバラ園に遺体を運んだ理由を話す。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/6/
今回は、影山が自らこの事件を解決したいと言い出します。
犯人はバラでなければいけない理由があった。麗子はその理由を「情熱だよ。」といったような相変わらずのポンコツ発言を!これには影山もさすがにあきれながら、
「失礼ながら、お嬢様。こんな簡単なこともお判りにならないなんて、それでもお嬢様はプロの刑事でございますか?正直、ずぶの素人よりレベルが低くていらっしゃいます。」
といつもより辛辣な言い方をしていました。
【謎解きはディナーのあとで】第7話「殺しの際には帽子をお忘れなく!!」
麗子(北川景子)が腰を痛めて自宅療養となり、風祭(椎名桔平)が単独捜査を。
風祭が心配な麗子が影山(櫻井翔)と自宅のモニターで監視する中、風祭は被害者の帽子が紛失していることから犯人は帽子好きと断言。
麗子は解決は絶望的と感じ、気分転換に帽子を買おうと帽子店の藤咲(田山涼成)を呼ぶ。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/7/
今回は、麗子がぎっくり腰になり仕事にならないということでお休み。いつもとは全く違うパターンの始まり方です。麗子は自らポンコツな推理を影山に伝え、
「冗談に決まっているでしょう、ちょっとは「ウケる~」とか言ったらどうなの」といわゆる逆ギレをする麗子。
その後麗子自身しっかりと推理をして犯人を伝えると、「失礼ながら、お嬢様は冗談をおしゃっているのですか。もしそうであるならば「ウケる~」でございます。」とどや顔で影山は言います。
個人的に一番効果がある煽り方だなと思いました。
【謎解きはディナーのあとで】第8話「殺意のパーティーへようこそ!!」
麗子(北川景子)は、学友で歌舞伎役者・松五郎(福士誠治)のドラマの制作発表パーティーに招かれ、テレビ局へ。
そこで松五郎の姉がセットの下敷きになり、けがをする。
麗子は現場に居合わせた風祭(椎名桔平)と捜査するが行き詰まり、影山(櫻井翔)に相談。
すると影山は一瞬で解決できると豪語する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/8/
今回は麗子の学生時代からの友人が登場する物語です。
ミステリー物語というより感動的な物語というような印象が強いお話です。
友人の想いに気づけなかったと悔いる麗子に影山は
「友達とは勘違いや擦れ違いからときに互いを傷つけてしまうものでございます。しかしながら、その傷を癒してあげられるのもまた友達だということをお忘れなきよう。かけ違えたボタンは最初から直せばいいだけです。」と。
当たり前のようですが、どこかで忘れている心に残るセリフだと思いました。
【謎解きはディナーのあとで】第9話「聖夜に死者からの伝言をどうぞ」
12月23日、影山(櫻井翔)と麗子(北川景子)がクリスマスの予定を話している最中に風祭(椎名桔平)から、ミステリー作家・静子の家で殺人事件が起きたと連絡が入る。
殺されたのは新進気鋭の作家・留美で「X」というダイイングメッセージが残されていた。
影山はそのことを聞くと興奮し始める。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/9/
クリスマス間際に起こった人気ミステリー作家の殺人事件。
ダイニングメッセージなどの謎が残る殺人現場と容疑者全員にアリバイがあるという状況にいつも飄々と事件を解決していく影山が頭を抱えます。とここで麗子の逆襲が始まります。
「影山はアホでいらっしゃいますか」と。影山が散々麗子に言ってきたセリフですが、麗子が言うだけでとても新鮮に聞こえました。
【謎解きはディナーのあとで】第10話「聖夜に死者からの伝言をどうぞ…お嬢様、私の謎が解けますか?」
ミステリー作家・静子の邸宅での殺人事件に、ミステリー好きの影山(櫻井翔)はいつも以上に興味を示す。
しかし影山によく似た人物が事件現場で目撃されており、麗子(北川景子)は影山が犯人ではないかと疑う。
問いただしても何も答えない影山に、麗子は困惑する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000006427/10/
9話とお話はつながっている最終回。なんと影山が逮捕され署まで連れていかれます。
最終回に相応しいようなトリックがいくつもでてきて複雑でした。
それも影山は麗子からの伝達のみで推理していて、中心人物の二人で事件を少しずつ解決していくのが相棒といったような感じですごく素敵でした。
そして最終回でも影山の毒舌発言は炸裂しました。
「失礼ながら、お嬢様の目はやっぱり節穴でございましたか。」と言います。
1話のときから様々な事件を解決してきた影山と麗子が交わす会話の中で発せられる毒舌発言はもはや愛を感じますね。
【謎解きはディナーのあとで】人物相関図
【謎解きはディナーのあとで】の登場人物&キャスト紹介
影山(演:櫻井翔)
名前は不明。年齢は30代半ば。
麗子に仕える執事兼専属運転手。ダークスーツと銀縁眼鏡に、スマートな体型が特徴。
一見、謹厳実直を絵に描いたような性格で、常に感情を表に出さないが、麗子に対して慇懃無礼な態度を取っている。
宝生麗子(演:北川景子)
警察庁国立署の新米刑事。
その正体は世界的な企業グループ「宝生グループ」の社長の一人娘で、一流大学を優秀な成績で卒業した正真正銘の「お嬢様」。
誰よりも純粋なまま大人の女性になった、天真爛漫な性格。
プライベートの場(特に影山と二人きりの時)では必要以上に高飛車でワガママに振るまう事で日々のフラストレーションを発散させている。
風祭京一郎(演:椎名桔平)
独身の警視庁国立署警部・風祭モータース御曹司。
美人に弱く事情聴取中も何かとすぐアプローチする。
現場検証時の「はいはいはいはいはい!」、捜査終了時の「お疲れちゃん」が口癖。
推理力は麗子が「小学生レベル以下」と評するほど乏しい。
並木誠一(演:野間口徹)
国立署刑事。
新人にも関わらず、上司の風祭からお気に入りとされている麗子に嫉妬して、「まだまだ駆け出し」と一方的に目の敵にして、蔑視や嘲笑などのパワーハラスメントに事欠かさない。
基本的には麗子には徹底して冷たく、皮肉かつ淡々とした態度を向けるが、彼女以外の警察メンバー(特に風祭に対して)には面倒見がいい。
コメント