オレンジデイズ とは
『オレンジデイズ』は、2004年4月11日より6月20日まで毎週日曜日 (21:00 – 21:54)に、TBS系列の「日曜劇場」枠で放送されていた日本のテレビドラマです。
主演は妻夫木聡と柴咲コウです。ドラマの放送と同時に『野性時代』(角川書店)にて北川悦吏子による小説版が連載されていた。
内容は、どこにでもいそうな大学4年生・結城櫂(妻夫木聡) と、病気で4年前に聴覚を失ったことにより心の扉を閉じてしまった女の子・萩尾沙絵(柴咲コウ)のラブ・ストーリーを軸に展開される、大学の卒業を1年後に控えた5人の若者の青春ドラマです。
「オレンジデイズ」各話のあらすじとネタバレ
第1話「声を無くしたマドンナ」
就職活動中の大学生と、耳が不自由な女性のせつない恋を描く。
大学4年生の櫂(妻夫木聡)は就職先が決まらず、落ち着かない毎日。そんな折、学内で沙絵(柴咲コウ)が弾くバイオリンを耳にする。
思わず拍手した櫂を沙絵は冷たくあしらう。数日後、櫂の親友・啓太(瑛太) が恋に落ちたと告白。プレイボーイの翔平(成宮寛貴)が代わりにデートの約束を取り付けるが、啓太は相手の耳が不自由と知って動揺。
手話ができる櫂に代役を押しつける。待ち合わせ場所で待つ櫂の前に現われたのは沙絵だった。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000001466/1/
啓太の代わりに沙絵とデートをすることにした櫂。
話すうちに少しずつ沙絵のことを知り、最初の最悪の印象が好感に変わっていきます。この印象の変わり方がすごくキュンキュンしました。
沙絵とはぐれた櫂は、突然の雨で夜の花火大会が中止になったことを伝えようと、閉園後も一人で待っていました。
そこへ一度タクシーで家に帰った沙絵が、再びやってきます。あまりに人の良い櫂に驚きつつも、思わず沙絵はキスを。女の子からのキスはびっくりしました。
第2話「恋の始まり」
真帆(小西真奈美)は堺田教授(小日向文世)に頼まれ、沙絵(柴咲コウ)の補佐を担当することに。
櫂(妻夫木聡)と沙絵がデートしたことを知らない真帆は、櫂にも協力を依頼する。自分を特別扱いする真帆の言動に沙絵はうっとうしさを感じてしまう。
一方、櫂は沙絵の親友・茜(白石美帆)とも会話を交わすように。櫂は茜から、かつてバイオリンの天才と呼ばれた沙絵が突然の病気で聴覚を失ったと聞く。
櫂は再び音楽に取り組んでほしいと考え、沙絵が手放した愛用のバイオリンを取り戻そうとする。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000001466/2/
終電で一度帰った沙絵は櫂が気になり、店に戻りました。
しかしそこに居たのは、櫂を車で迎えに来た真帆。仲睦まじい二人の前で、何も言えなくなった沙絵は、思わずカバンを取りに戻ってきたと、バレバレの嘘を言ってしまうのでした。
恋愛ドラマらしい胸がちくっとするようなシーンでした。
第3話「君の涙」
櫂(妻夫木聡)の勧めで、沙絵(柴咲コウ)はセミプロの学生オーケストラの入団テストを受けることに。
みごとに合格した沙絵は喜びのあまり、櫂に抱きつく。だが、練習を重ねるうち、音程に微妙なズレがあることが判明。現実を知った沙絵はふさぎこむ。
一方、櫂の沙絵に対する親身な態度に不安を感じた真帆(小西真奈美)は、男友達の佐野(柏原崇)に相談する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000001466/3/
自分が受け入れられないということにショックを受け、沙絵は母親のゆり子(風吹ジュン)や櫂に当たり散らします。
しかし、ゆり子を厳しくなじる沙絵を「わがままだ」と言い放つ櫂。
落ち着いた後、謝ってきた沙絵に、櫂は「僕が君を音の闇の中から救う」という何ともかっこいいセリフを放ちました。
第4話「僕の失恋」
啓太(瑛太)の提案で、櫂(妻夫木聡)ら5人はノートにメッセージを回し書きする“オレンジの会”を結成。
最初は乗り気でなかった櫂だが、積極的に書き込む茜(白石美帆)らにつられて将来への悩みなどを記すように。櫂は障害に負けずに自分の人生を生きようとする沙絵(柴咲コウ)を見つめるうち、周囲に流されて大企業に就職することに疑問を感じはじめていた。
櫂は自分が本来めざしていた福祉の道に進みたいと堺田(小日向文世)に相談する。一方、沙絵の櫂への思いは徐々に感謝から愛情に変化。
バイオリンを断念した後の人生を想像するとき、いつも隣に櫂がいることに気づく。
だが、櫂には真帆(小西真奈美)という恋人がいることもあり、沙絵は自分に素直になれない。
前向きに他にできる楽器を探していた沙絵は、ゆり子に勧められてピアノを弾き始めることにしました。
櫂と沙絵の二人の心がすれ違い、そのまま別れてしまった二人。夜の道を自転車で走る沙絵を見かけた櫂は、携帯電話を投げて沙絵を呼び止めました。
ザ青春ドラマであり、疾走感のあるシーンでした。
第5話「秘密の友」
茜(白石美帆)に内定が出た。茜に恋する啓太(瑛太)は、祝賀会を兼ねた“オレンジの会”のキャンプを企画する。
一方、櫂(妻夫木聡)は距離を置いていた真帆(小西真奈美)と直接会う決断を。だが、駅前のカフェで真帆と待ち合わせをしていた佐野(柏原崇)と鉢合わせてしまう。
傷ついた櫂をなぐさめたのは沙絵(柴咲コウ)だった。キャンプの夜、一行は夢を語り合う。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000001466/5/
オレンジ会でのBBQ後虫除けを買いに出た櫂と沙絵は、自転車がないことに気づいて探しながらキャンプ場を一周。
ようやく自転車を見つけて櫂が鍵の番号を問うと、沙絵は「番号を当てたら付き合おう」と言い出します。しかし櫂は当てることができません。
二人ともお互いに好意を抱きながら、自転車を二人乗りをするという何ともキュンキュンするシーンでした。
第6話「彼女の恋」
キャンプから戻った“オレンジの会”。仕事を探すものの、やりたいことが見つからない沙絵(柴咲コウ)に、櫂(妻夫木聡)はピアノを弾くことを勧める。
櫂の励ましを受けた沙絵は、演奏者の募集をこまめにチェック。一流ホテルの試験を受けることに。一方、徐々に翔平(成宮寛貴)に心ひかれていく茜(白石美帆)。
そんな中、啓太(瑛太)は茜に告白をする。
啓太は茜に思いを伝え玉砕します。そして茜は、無理だと自分でもわかりながら、翔平に思いを伝えるのでした。
個人的に女の子からの告白がとてもドキドキしました。 沙絵の演奏を聴きに、東京ドームホテルを訪れる櫂。
そんな中、沙絵の前に留学時代の知人だという柿崎(永井大)が現れます。恋のライバルの出現は、恋愛ストーリーでよくある王道の展開で最高でした。
第7話「君が好き」
沙絵(柴咲コウ)の前にかつてのあこがれの先輩・柿崎(永井大)が現われた。
再会に柿崎は沙絵を抱きしめ、櫂(妻夫木聡)はそのようすを目の当たりにする。沙絵と柿崎は徐々によい雰囲気になっていくが、オレンジの会の面々は櫂のことを気にする。
柿崎との初デートに緊張する沙絵。櫂は沙絵を優しく励まし送り出そうとする。沙絵はそんな櫂に「私が誰かを好きになってもいいの?」と問いかけるが、答えを聞けぬまま迎えがきてしまう。
一方、啓太(瑛太)は電話で父親が倒れたことを知り、実家に急ぐ。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000001466/7/
久しぶりに再会した柿崎と沙絵は会話も弾んで、それからたびたび会うようになります。
そして物語は急展開して、柿崎は沙絵を「耳の聞こえない美少女ピアニスト」というレッテルを貼ってデビューさせようとしていたのです。
それを知った沙絵はショックを隠しきれず、櫂に頼りました。沙絵を心から大切に思っている櫂が本当に素敵です。
第8話「結ばれる二人」
沙絵(柴咲コウ)とつきあうと心を決めた櫂(妻夫木聡)。
しかし、恋をすることに自信のもてない沙絵は冷たく接してしまい、「あなたに障害者の気持ちはわからない」と一方的に伝える。沙絵の態度に櫂は怒り、失望する。
素直になれない沙絵を見かねた茜(白石美帆)は翔平(成宮寛貴)に、2人をくっつけたいと相談。オレンジの会の5人で海に行こうと誘う。
櫂と沙絵は渋々参加するが、当日、ほかの3人が茜の画策でドタキャン。2人きりで海に行くことに。
一方、2人を送り出した茜は翔平とデートを楽しむ。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000001466/8/
二人きりになった櫂と沙絵。
ここでもやはりケンカしてしまう二人ですが、去って行く沙絵についに櫂が「好きだ!」耳が聞こえない沙絵の背中に向かって大声で叫び告白するのでした。
周囲のざわついた様子で、櫂が叫んでいることに気づいた沙絵は、櫂の元に走って戻りました。キュンキュンが止まらないシーンでした。
第9話「悲しい運命」
沙絵(柴咲コウ)の家にはとこのハルキ(沢村一樹)がやって来た。
沙絵はゆり子(風吹ジュン)からコンクールに出るよう勧められ、ドイツの交響楽団でピアノを弾くハルキのコーチを受ける。
だが、コンクール本番中、耳に異常が起きた沙絵は演奏を中断してしまう。
櫂(妻夫木聡)は「突然、耳が完全に聞こえなくなった」と打ち明ける沙絵に病院に行くよう勧める。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000001466/9/
前回、櫂から告白を受けて無事ハッピーエンドの恋愛ドラマではなかったです。
病院に行き検査を受けた沙絵は、検査の結果、医者から、以前よりも聴力が落ちていること、手術をしなければまったく聴こえなくなる可能性があることを知らされます。
第10話「君がいない」
事故に遭った沙絵(柴咲コウ)だがケガは大事なかった。
そんな沙絵にゆり子(風吹ジュン)は手術を勧める。デート中、CDを試聴する櫂(妻夫木聡)の姿に沙絵は耳の不自由な自分を改めて認識。
さらにゆり子が自分の手術のためにずっと準備していたと知り、ドイツで手術し、ゆり子とドイツに住むことを前向きに考えはじめる。
そんな中、櫂は大学で偶然真帆(小西真奈美)と再会。飲みに誘われた櫂は、本音をぶつける真帆に翻弄される。
一方、チベット行きに心を傾ける翔平(成宮寛貴)は、茜(白石美帆)にその思いを告げる。
最終回のバチスタ手術はまさに最後を飾るのに相応しい、生後九か月という小さな命を救う高難易度のバチスタ手術でした。
それに加え霧島が転落事故で運ばれてくるという非常事態。彼は朝田でないと助けられないほど重症でした。朝田はもちろん霧島のことも助けるわけですが、患者がどんな人間でも助けるというのが医者の鏡という感じがしましたね。
赤ちゃんのバチスタ手術も霧島の手術も無事成功し、ハッピーエンドで最終回が迎えられてよかったです。非常に見ごたえのある作品でした。
第11話「君の声」
沙絵(柴咲コウ)がドイツに行って数か月。
残る3人は変わらぬ生活を送っていた。ある日、櫂(妻夫木聡)のもとに沙絵から一通のエアメールが。だが、中身は“○”と書かれた紙だけ。意味がわからない櫂は茜(白石美帆)に相談し、沙絵の耳の手術が成功していたと知る。
また、卒業が近づき翔平(成宮寛貴)が突如帰国。櫂、啓太(瑛太)とともに卒業試験に臨む。無事卒業を決めた3人は飲みに出かけ、酔った櫂は忘れられない沙絵への思いを叫ぶ。
そんな櫂に翔平は、ドイツに行って沙絵にプロポーズしろと勧める。翌日、金を出し合い指輪を買いに行く3人。
だがそのころ沙絵は、ハルキ(沢村一樹)との結婚準備を進めていた。
久しぶりに二人で話をしましたがぎこちなく、沙絵はハルキと結婚することを櫂に伝えます。
卒業式の日、オレンジの会のノートに書かれた沙絵のメッセージを見た櫂は、沙絵が大学に来ていることを確信し、沙絵を探します。
沙絵を見つける櫂。沙絵は櫂に、日本で一人暮らしを始めたことを伝えます。
ドイツには戻らないと言う沙絵に櫂は、もう一度ここから始めないか?と問いかけ、沙絵は櫂の元に駆け寄り、櫂を抱きしめるのでした。
【オレンジデイズ】人物相関図
Coming Soon…
【オレンジデイズ】の登場人物&キャスト紹介
結城 櫂(演:妻夫木聡)
明青学院大学文学部心理学科社会福祉心理学専攻4年。
大学1年の妹・愛(岡あゆみ)と、3歳年上の彼女・真帆(小西真奈美)がいる。
キャンパス内でバイオリンを弾いていた沙絵を見かけ、自身が専攻する科目で手話を扱っていたことから交流をはじめました。
優しく正義感にあふれた男で、沙絵のことを大切に想い、愛している男性。
萩尾 沙絵(演:柴咲コウ)
明青学院大学文学部文芸学科文化人類学専攻4年。
母は有名なピアニストでマンションに2人で暮らしている。
将来を期待されたバイオリニストだったが、海外留学中に聴覚をほとんど失った。話すことに抵抗があり、日常会話は手話や相手の口の動きを読むことで行っている少し内気の女の子です。
すぐに思ったことを手話にしてしまうと、態度がすぐに出てしまう性格です。
相田 翔平( 演:成宮寛貴)
腹違いの妹のあゆみと一緒にアパートで暮らしている。表向きは女遊びの激しい何人も彼女がいる遊び人だが、本来は妹思いの優しい兄貴である。しかし茜とはなぜか思い通りにならなく、次第に本気で恋に落ちてしまう。
矢嶋 啓太(演:永山瑛太)
明青学院大学文学部フランス文学科4年。
基本的に温厚な性格だが、それゆえに彼曰くいつも女の子からは「いい人」止まりで終わり恋愛に発展しないと言われています。
茜に好意を寄せており、色々彼女の気を引くことを考えるがいつも空回りしてしまうというユニークなキャラクターです。
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