「青のSP」とは、関西テレビ放送・フジテレビ系列で、2021年1月12日の毎週火曜、夜
9時～同年3月16日まで放送されていたドラマです。
学園・エンターテイメントなドラマであり、校内に警察が関わるというあり得ない展開です。原作は佐々木充郭の「スクールポリス」となっており、原作とドラマでは内容に大きな違いはないようですが、原作ではサブ主人公の真木よう子さん役が主人公のようです。
出演者は、藤原竜也、真木よう子、山田裕貴などであり、その他、多数の学生キャストも出演します。
- ストーリー
- 「青のSP」各話のあらすじとネタバレ
- 【青のSP】第1話「日本初のスクールポリスが学校悪を裁く！最恐の救世主誕生」
- 【青のSP】第２話「学校内警察が撃退！妊娠教師脅かす悪人」
- 【青のSP】第３話「盗難＆薬物…犯人に鉄槌を！命を説く学校内警察」
- 【青のSP】第４話「盗撮で発覚…学校震撼の悪事 卑劣な犯人を成敗だ」
- 【青のSP】第５話「いじめは犯罪だ！鉄拳制裁を…学校内警察の正体」
- 【青のSP】第６話「新人の教師を救う…はずが！？ブラック職場を断罪」
- 【青のSP】第７話「大救出 極貧生徒を襲う悲運…絶対悪に怒りの鉄拳」
- 【青のSP】第８話「球児を襲う闇部活に最大の謎 ついに現る黒幕を断罪」
- 【青のSP】第９話「子供を縛る毒親ぶった切り！真相に迫る最終章へ」
- 【青のSP】第１０話「さよなら嶋田隆平…最後に伝える言葉は」
- 【家族ゲーム】 人物相関図
- 【家族ゲーム】の登場人物＆キャスト紹介
ストーリー
学校内に警察官が常駐し、トラブル対応や予防活動を行う「学校内警察（スクールポリス」制度。
法に触れれば、教師であろうが生徒であろうが容赦無く成敗していく。
学校に専属警察という異例な物語！様々な校内にはびこる“悪”を痛快に取り締まっていく。
「青のSP」各話のあらすじとネタバレ
【青のSP】第1話「日本初のスクールポリスが学校悪を裁く！最恐の救世主誕生」
赤嶺中学3年1組の担任で、国語教師の浅村涼子（真木よう子）は、夜の繁華街で学生たちの虐めを目撃し注意をするが、一人の警察官が現れ恐喝と暴行の罪で現行犯逮捕し、所轄の少年係刑事・三枝弘樹（山田裕貴）に引き渡す。
翌日、学校では文科省の承認を得た学校内警察官、通称スクールポリスが試験導入されようとしていた。そこには、昨晩中学生を逮捕した男・嶋田隆平（藤原竜也）の姿があった。
3年1組では一ノ瀬悟（石井正則）による数学の授業が行われていたが、授業態度を注意された真田一樹（中川翼）が逆上。駆けつけた隆平に器物破損と暴行罪で逮捕される。
さらに、この逮捕劇がクラスの何者かによってSNSで拡散。隆平は涼子に犯人を特定するよう指示し、一方で、校内のあるうわさを耳にして…。
SNSを拡散したブルーナイトの正体は三村祥子（吉柳沙良）でした。祥子は親友だった岩井真帆（森﨑美月）がお父さんに巻き込まれる形でネットでいじめられ、飛び降り自殺してしまった報復としてやったのでした。祥子は「真帆が苦しんだように、皆SNSにさらされて一生苦しめばいい！！」と泣き叫ぶのでした。
ですが嶋田は、成績が落ち込んでしまった腹いせにむしゃくしゃしてやったんだろう！と挑発します。
そんな中、黒鉄哲夫が、祥子にSNSでさらされたことによる恨みを晴らすため学校に乗り込んできました。そこを嶋田が確保します。
哲夫は真帆の父をネットリンチして追い込んでいました。祥子はその報復だと格好いいことを言っていましたが、実はただの腹いせだったんですね。ネットでのいじめ…昔はなかった現代で圧倒的に広がっている事件ですから、現在の日本を象徴するような回でした。
【青のSP】第２話「学校内警察が撃退！妊娠教師脅かす悪人」
スクールポリスが導入された赤嶺中学校で、警察官の隆平（藤原竜也）が着任して早々に、生徒が逮捕されるという衝撃の事件が発生。
そんななか、妊娠3カ月の英語教師・楓（山口紗弥加）の机の引き出しからネズミの死骸が発見される。どうやら校内には教師の妊娠を快く思わない人物がいるようで、楓は以前から嫌がらせを受けていたという。
普段から楓を母親のように慕う3年1組の成田千佳（田畑志真）は、犯人捜しに躍起になり、やがて千佳は、楓の悪口を言っていたという大林優也（荒木飛羽）を犯人だと決めつけ、食ってかかる。
しかし、これがある騒動を巻き起こす。
ハツカネズミが楓の引き出しの中に入っており、驚いた楓は失神してしまいます。その後、楓が飲んだポットからはパラリーゼという流産の可能性もある薬物が検出されます。楓は流産は免れました。その犯人は、同じ教師の青木祐志（渋谷謙人）でした。
結論としては、青木は実は偽教師であり教員免許を持っていませんでした。楓が妊娠での短期休暇であれば、英語の代替え教師として教員免許を提出しなければいけないため、それを逃れるための画策だったんです。大林優也が犯人かと思いましたが、優也は先生を助けようとしていたんですね。
「妊娠したって３年生の担当ですよね！？？」「妊娠なんてするなんてありえない」という発言や、一部の保護者からの非難の訴えがあるということでしたが、ありえないと思ってしまいました。そう思っていたとしても、そこは態度や口に出してはいけないですよね。妊娠に関しては、周囲が協力して解決していかなければいけない重要な課題です。そんなことを思わせるような回でした。また、学校に潜む亡霊についても少し触れられています。昔学校で亡くなった先生がいるとのことでした。これは最終話まで関わりそうな話です。
【青のSP】第３話「盗難＆薬物…犯人に鉄槌を！命を説く学校内警察」
校内の高価な備品が何者かに盗まれ、フリマアプリに出品されている事実が発覚。
学校関係者による犯行だと考えた嶋田（藤原竜也）は、盗難品に残された指紋と教師、生徒全員の指紋を照合して窃盗犯を暴き出そうとする。
そんななか、阿部（音尾琢真）が担任を務める3年3組では、サッカー部の仲村紀明（藤本哉汰）が突然大声で笑い出し、服を脱ぎ捨てて廊下の窓から飛び降りようとする。
間一髪のところで嶋田が阻止するが、仲村はそのまま失神。ぼうぜんとする涼子（真木よう子）たち教師を前に、嶋田は仲村がドラッグを使った可能性を示唆し、それにより、ドラッグを買う金欲しさに仲村が盗難を働いたのではないかと疑いの目が向けられる。
盗難事件とドラッグ事件が同時進行していきます。嶋田は指紋照合機まで学校に持ち込み、パソコンについていた指紋と、クラスの指紋とを照合していきます。結果、盗難の犯人は佐々木悠馬（宮世琉弥）でした。悠馬はバレた後に物を返して謝罪しています。
ドラッグ事件の犯人は、長田彩香（豊嶋 花）.でした。彩香は、偶然高山スポーツ店の店主がドラッグを売っていることを知り、それを入手したのでした。彩香は佐々木のことが好きだったのですが、振られたことでおかしくなってしまい、佐々木と付き合っているという激しい幻覚のような妄想をしていました。そして、愛する佐々木を守るには、サッカーができなくなった原因の仲村に復讐する必要があると思ったのでした。
彩香の愛は、学生にしては過剰すぎるほどのものでした。ドラッグに手を出して、更に殺人未遂とも取れるようなことも行い、かわいい顔をして凄まじいことをやっていると思いました。盗難事件の方はあっさりと解決してしまいました。盗難事件とドラッグ事件は関りがなかったということですね。
【青のSP】第４話「盗撮で発覚…学校震撼の悪事 卑劣な犯人を成敗だ」
体育館の女子更衣室で盗撮カメラが発見された。
バレー部顧問の澤田敦子（智順）が確認したところ、これまでに撮影された映像は動画サイトに投稿されていたことが分かる。
昼休み、校内に他の盗撮カメラがないかを探す柴田（泉澤祐希）と涼子（真木よう子）は、男子バレー部の更衣室から、3年生部員の菊池京介（鈴木悠仁）が出てくるところに出くわす。
京介の表情はどこかぎこちなく、やがて盗撮カメラ事件は予想もしない事態に発展する——！一方、一年前に亡くなった音楽教師の小川香里（明日海りお）の事件について調べる隆平は、岡部昌浩（遠藤雄弥）という美術教師のことを耳にする。
香里とよくもめていたという岡部の存在が気になる隆平は、岡部が学校をやめた原因となった生徒に接触する。
盗撮事件、京介のセクハラ事件、香里の事件と３つの事件が同時並行して流れていきます。盗撮事件に関しては、犯人は陸上部マネージャー今井莉緒（藤嶋花音）でした。莉緒は同性の小峰環（舞優）のことが好きで、ただその映像が欲しかっただけという理由でした。しかし、今井の兄妹がこっそりそれを知らずに動画を持ち出して、サイトに投稿していたため、大ごとになってしまいました。
京介のセクハラは、犯人は教師の澤田でした。
香里に関しては、香里が死亡したのは階段から落ちたせいだとされていましたが、頭に別の傷があったのでした。香里は自転車で転んだのですが、自転車のブレーキが壊されていたこともわかります。
少しずつ香里の事件に触れていくことになります。そして、複数の話題も展開されており、内容も濃くなってきました。同性愛の莉緒は盗撮したのは悪いですが、同性愛の子はこんな苦しみもあるという想いがよくわかる回でした。そして教師の澤田は少年愛者ということでしたが、香里のことを含め、今回は一般的な恋愛ではない愛に関してのストーリーでした。
【青のSP】第５話「いじめは犯罪だ！鉄拳制裁を…学校内警察の正体」
男子バスケ部で、アレン徳永（川村ジーモン凜一朗）が同じ3年生部員の市原健太（奧智哉）と西田雄一（池田優斗）からいじめを受けていることが分かる。
柴田（泉澤祐希）から報告を受けた顧問の涼子（真木よう子）は、西田に代わってアレンをスタメンにした自分のせいだと責任を感じるが、心配する涼子や柴田を前に、アレンは余計なことはしないでほしいと笑顔を向ける。
そんなある日、市原が帰宅途中に何者かに襲われる事件が発生。市原は犯人はアレンだと主張。西田も次の標的は自分に違いないとアレンを激しくけん制するが、それでもなぜか、アレンはかたくなに西田をかばう。
嶋田（藤原竜也）の聞き取り調査でアレンは自らの犯行を否定するも、何か心当たりがある様子。
真相は、市原をボコった犯人はアレンの仲間でした。アレンは小さい頃から人種の違いでいじめられていました。そのため、同じ黒人仲間同士で痛みを分かち合っていました。その仲間たちが、アレンがバカにされないようにとやったことでした。
西田がアレンの仲間たちに拉致され、暴行を受けますが、仲間たちは嶋田と山田が倒し、死にそうになった西田はアレンが助けます。
今回は人種の違いでの、いじめに対する事件をピックアップした回でした。そして、岡部の居場所がやっとわかります。また、嶋田が香里を愛していたこと・犯人を殺そうとしていることもわかります。
今までの回すべてで言えることなんですが、ホント最後の最後に岡部や香里の情報がわかります。もっと深いところまで知りたいですが、もどかしいですね。そろそろ確信をついてくるのではないかと思います。
【青のSP】第６話「新人の教師を救う…はずが！？ブラック職場を断罪」
香里（明日海りお）の死に関わっていると疑う岡部（遠藤雄弥）の居場所を突き止めた嶋田（藤原竜也）。しかし、香里と自分が恋人関係だったことを涼子（真木よう子）に明かすと、なぜか岡部の足取りは再び分からなくなり、嶋田は涼子に疑惑の目を向ける。
職員室では新津清（須賀健太）が仕事を押しつけられ、連日の残業で心身ともに限界を迎えていた。新津と同期の柴田（泉澤祐希）は、そんな新津を何とかして助けたいと立ち上がるが、そこには、“他学年のことに口を出さない”という教師間の暗黙のルールが。
嶋田は、柴田の悲痛な叫びに、生前、教師に対する学校の態度を「やりがいの搾取」だと嘆いていた香里の姿を重ねる。
そんななか、新津が夜道でひったくりに遭い、生徒の個人情報が流出する騒ぎが起きて…。
新津のパワハラと、岡部についての真相が深まる回でした。新津はパワハラで精神を病みそうになっているのを、柴田がとても気にかけています。
新津は屋上から飛び降りて自殺しようとしますが、新津と柴田による子芝居なのでした。
その後、新津はパワハラに対して毅然とした態度を取るようになります。
岡部に関しては、岡部は元教師で、昔、涌井美月をレイプしようとした経歴があるのでした。このことは学校内で内密に処理されていたみたいです。そのことをひた隠しにしようとしている校長と涼子。ですが、香里はそれに反対し、真相を追及するべきだと訴えていたのでした。
学校の教師は膨大な仕事量で過労死する事件などがありますが、それを皮肉るような回でした。また、ドラマの最後の最後に、涼子と香里が言い争っているボイスが嶋田に届きます。
嶋田は涼子を怪しみます。そろそろ香里の真相がわかってくるでしょうか。
【青のSP】第７話「大救出 極貧生徒を襲う悲運…絶対悪に怒りの鉄拳」
何者かの告発により、香里（明日海りお）と涼子（真木よう子）が美月（米倉れいあ）の暴行事件をめぐって口論していた事実をつかんだ嶋田（藤原竜也）。
当時、臨時教員だった涼子が香里の死と同時に本採用になったことや、以前に勤めていた学校での不可解な行動が気になる嶋田は、自ら調査に乗り出す。
一方、涼子は、近ごろ欠席や遅刻が増え、体が痩せてきた深山敏春（田中奏生）のことが気になっていた。ネグレクトを疑う涼子に対し、深山は笑って言葉を濁すが、クラブで働く母親と祖母と3人で暮らす深山の生活状況は、思った以上に深刻だった。
その矢先、金に困った深山が思わぬ行動に出て…！？一方、涼子の過去を調べていた隆平は、涼子が前の学校を退職した衝撃の理由を知る。
敏春は母親が家出してしまったことで生活費がなく、食べるものにも困っていました。また、同居している祖母は寝たきりのため動くことができず、介護もしながら生活していたのでした。そのため、学校の給食のみで生活していましたが、おばあちゃんにも食べさせなければいけません。ついには盗みを働き、お店の人にバレた際に突き飛ばして怪我を負わせてしまうのでした。殺してしまったと思った深山は、おばあちゃんを連れて入水自殺しようとします。
香里に関しては、美月に何度も性犯罪事件の事情を聞こうとしていたらしいです。ただの事件ではないと感じとっていたのかもしれません。ですが、美月のことを想っていた涼子や校長は、これ以上掘り下げてはいけないとの想いで香里に警告をしていました。
涼子に関しては、以前務めていた学校で生徒を自殺未遂に追い込んでしまったことが判明します。第二の自分を作りたくないという想いがあり、香里に美月に関わるのをやめさせようとしたようです。
ただの性犯罪事件ではなく、何かしら裏がありそうです。また、それを知っていそうなのは、美月本人と、友人ではないけれど美月と繋がっていそうな香澄だと思いますが、まだまだ真相はわかりません。
【青のSP】第８話「球児を襲う闇部活に最大の謎 ついに現る黒幕を断罪」
野球部のピッチャー・矢島裕（長島令玖）が、試合中に頭部にボールを受けて脳しんとうを起こす。矢島によると、マウンドから投球する際、目にレーザーが飛び込んできたという。
嶋田（藤原竜也）は、いきすぎた指導で部員の鼓膜を破裂させたこともあるという顧問の阿部（音尾琢真）に対する嫌がらせではないかと考える。
さらに、亡くなった香里（明日海りお）が、熱中症で部活帰りに誤って道路に出て、事故にあった野球部員がいると話していたことを思い出した隆平は、事故以来、学校に来られなくなった坂木司（山時聡真）の家を訪ねる。
その一方で、自らの携帯電話に送られてきた香里と涼子（真木よう子）が口論する音声データの送信元をたどると、野球部の一件と意外なつながりが見えてくる。
ピッチャーの矢島裕（長嶋玲玖）の事件と、香里の死の原因の黒幕判明が同時進行となります。坂木司という人物が、交通事故に遭って以来不登校になっていたのを知り、嶋田は司に話を聞きに行きます。司は、すでに卒業していた黒石という人物に、強制的な練習を強いられていることを香里に訴えていました。香里はかばってくれたのですが、その後黒石に「チクったな！殺す」と脅された挙句、香里が死んでしまったため、怖くて通学できなかったのです。司が事故ったのも、練習の挙句に熱中症になっていたからなのでした。
司の母親は、息子に怪我を負わせたのは顧問の阿部のせいだと思っており、ニムラという人物にお金を払って頼んで実行してもらったのでした。阿部を陥れるための犯行だったというわけですね。
香里の件に関しては、野球部OBの松田がブレーキを切ったのでした。松田も黒石と一緒に下級生に無茶な練習を強いていたのですが、それを校長の木島に脅しの材料にされたのです。真相に迫る香里の動きを止めるために、ちょっと脅かしてやろうと校長が画策したのでした。校長に指示された内容の録音を松田が所持していました。
嶋田は校長に激怒し、殴りかかったため、暴行罪で逮捕されてしまいます。
【青のSP】第９話「子供を縛る毒親ぶった切り！真相に迫る最終章へ」
吉本荒野（櫻井翔）によって沼田家は完全に崩壊した…。あくる日になっても家族の間には会話ひとつなく、家の中も散らかったまま誰ひとり片付けようともしない…。
母・佳代子（鈴木保奈美）は誰に相談することもなく家を出て行く。
父・一茂（板尾創路）は再就職先を探し始めるものの、プライドが邪魔をして決まらない。
次男・茂之（浦上晟周）も不登校に逆戻り。
友達の園田満（松島海斗）からの連絡で久しぶりに登校するが、またも集団イジメに加担してゆく。
高校を辞めた長男・慎一（神木隆之介）もまた怠惰な日々を送り、吉本への憎悪だけが高まっていた。
そんな慎一はナイフ片手に吉本のアパートに向かう。そこにはすでに何もなかったが、立花真希（忽那汐里）の写真が載った1枚のチラシを発見する。
それを頼りに何とか真希との再会を果たし、真希から８年前の真相を聞くのであった。
以下から、吉本と名乗っていた櫻井翔を元の本名「田子」表記に変えています。
真希は本当の名前は水上沙良という名前で、田子の生徒でした。
吉本と田子は同じ学校の教師でしたが、吉本が生徒の教科書をナイフで破ろうとしているところを発見した真田は、吉本から虐めのターゲットにされてしまいます。
日々暴行を受けますが、それは父親の虐待だと真田に言わせるのでした。田子はそんな真田を助けようとし、吉本には厳しく非難します。
ですが、吉本はそんな田子を疎ましく思い、田子が生徒に手を出したかのように画策したり、真希の裸写真を撮り田子のカバンに入れたのでした。真田はそんな田子を助けようとし、吉本と言い争っているうちに階段から突き落としてしまったんです。
そんな真田は、自分が生きていると真実が明るみにでてしまうことを恐れ、自殺してしまうのでした。つまりは、吉本を殺しかけたのは真田で、田子は助けようとしただけだったんですよね。
そして真希も吉本の被害者だったということです。田子は、真田が死ぬ少し前に、再度真田に助けを求められるのですが、保身を考えてこれ以上関わるのを遠慮してしまいます。
そのことで、自責の念に駆られたようですね。
この回で、やっと田子の真実がわかりました。
また、壊れかけていた沼田家に、再度田子が訪れます。
次回最終話、田子がどのようにして沼田家を助けるのでしょうか。
【青のSP】第１０話「さよなら嶋田隆平…最後に伝える言葉は」
木島（高橋克実）が岡部（遠藤雄弥）に撃たれた。1年前の事件が表沙汰になったことですべてを失った岡部が、木島を逆恨みして犯行に及んだものと思われたが、隆平（藤原竜也）は、本来なら事件の真相を暴いた自分こそが狙われるはずなのに、何かおかしいと違和感を覚える。
一方で、普段はまったく接点がない美月（米倉れいあ）と香澄（鈴木梨央）が、そろって同じ高校への進学を希望していることを知った隆平は、1年前の事件について、ある仮説にたどり着く。もしそれが正しければ、逃亡中の岡部が次に狂気の矛先を向けるのは…！？
スクールポリスとして、校内にはびこる“悪”を次々とあぶり出し、成敗してきた隆平。志半ばで亡くなった最愛の恋人・香里（明日海りお）の思いを受け継ぎ、1年前の事件の裏に隠された真実を明らかにして生徒と学校を救うことができるのか！？
この学校の生徒に守る価値があるのか——、隆平が最後に出した答えとは！？
もともと、岡部は美月にボディタッチをしてくる教師だったのですが、香里がそれを利用して、岡部から慰謝料をせしめる計画を立てていたのです。わざと美月に岡部を誘わせて、その気にさせてから拒否をしたんですね。美月の家は大学費用までは負担してくれないため、美月と香里は一緒の学校に行くために画策したということです。それを香里は感づいており、恐喝罪に当たると考えて必死に止めようとしたのです。
岡部が二人を殺しに来ますが、嶋田は被弾しながら岡部を逮捕します。
結局美月と香澄の計画はここで終了となってしまいました。恐らく大学進学はなしになったでしょう。二人の事後はドラマではやっていませんでしたが、二人とも恐喝罪ですよね。結局、相手を陥れて得たものは長続きしないということです。生徒が犯人だったのはなんとなくわかっていましたが、やはりという結末でした。
【家族ゲーム】 人物相関図
【家族ゲーム】の登場人物＆キャスト紹介
嶋田隆平（演：藤原竜也）
警視庁捜査一課の刑事、住浜署生活安全課少年係所属。
自らスクールポリスに志願した、必要とあらば学生でも容赦しない強者刑事。
赤嶺中学で過去に起きた事件に関して調べている。
浅村涼子（演：真木よう子）
赤嶺中学3年1組の担任で、国語教師。生徒想いの教師であり、嶋田がする暴力的行為に批判的。
嶋田を陰で見張っており、定期的に校長に情報を提供している。
三枝弘樹（演：山田裕貴）
嶋田の後輩刑事。嶋田と同じく、住浜署生活安全課少年係所属。
嶋田の言うことなら、大半は聞いてしまう。
なんだかんだ言うが、嶋田を尊敬しており手取り足取り動く、嶋田にとっては都合の良い存在。
小川香里（演：明日海りお）
赤嶺中学の元音楽教師で、嶋田の元彼女。
階段から落ちて死亡しており、事故死として処理されている。
過去の性犯罪事件に関して、重要なことを知っている。
木島敏文（演：高橋克己）
赤嶺中学の校長。
生徒のことを考えているようなそぶりを見せるが、実は学校の利益のことを一番に考えている。
嶋田がなぜ赤嶺中学に自ら来たのかを不審に思っており、涼子に情報収集させている。
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