未満警察 とは
「未満警察ミッドライトランナー」は、2020年4月から日テレ系土曜ドラマとして毎週土曜日夜9時から放送されていた刑事ドラマです。原作は、韓国の大ヒット映画「青年警察」で、中島健人(SexyZone)と平野紫耀(King&Prince)の2人がダブル主演を務めました。
ストーリーは、警察学校を舞台に進みます。神奈川県警察学校片野坂教場に新しく入ってきた中島健人演じる本間快と平野紫耀演じる一ノ瀬次郎。
その2人が同期たちと共に学び過ごす中で様々な事件に巻き込まれそれを解決していく。そんななか、ある過去の事件に踏み入れる。その事件には衝撃の結末が待っていました…。
頭脳派で真面目な快と体力派で能天気な次郎。
一見真逆な2人ですが、絶妙なコンビネーションで事件解決へと立ち向かっていきます。
「未満警察」各話のあらすじとネタバレ
第1話
手足に火傷のような跡がある少女・みく(鈴木梨央)が、助けを求めて交番にやって来る。その頃、とある一軒家で感電死した家族3人の遺体が発見され、現場には所轄刑事の柳田晋平(原田泰造)と稲西結衣(中村ゆり)が駆けつけていた——。
それから3か月後、警察学校への入校の日を迎えた本間快(中島健人)は、教官・片野坂譲(伊勢谷友介)と助教・及川蘭子(吉瀬美智子)の面談を受けた後、校内の医務室で髪を切ることに。「できるだけ長めに」と理容師に伝え、ハサミを消毒したかまで細かく確認する本間。そして渋々髪を切っていた本間は、隣の席で「全部お任せします!」と快活な笑顔を見せながら断髪していた同期の一ノ瀬次郎(平野紫耀)と出会う。
偶然にも、本間と一ノ瀬は男子寮の同じ部屋に入寮。2人は警察官を目指す仲間たちと共に、厳しい警察学校での生活をスタートさせた。
そんな折、柳田が片野坂の元を訪れる。柳田はプロファイラーの経歴を持つ片野坂に一家3人感電死事件の捜査協力を求め、片野坂は事件で亡くなった一家の娘で、交番に助けを求めてきたみくに会いに行く。
一方、警察学校での過酷な訓練を共に乗り越える中で、少しずつ仲を深めていく本間と一ノ瀬。
そんなある日、2人は寮の向かいのアクアショップの2階にいた美女・楓(真木よう子)に目を奪われ、寮の部屋の窓から覗き見してしまう。すると、その店にスーツケースを引いた男・信二(東根作寿英)が現れ、本間と一ノ瀬は信二が楓を殴りつけている姿を目撃。急いでスマホを取り出し匿名で通報しようとする本間。一ノ瀬は、すぐさま部屋の窓から飛び降り楓を助けるためにアクアショップへ向かった。一ノ瀬の突然の行動に呆然としつつも、自分にも何かできることはないかと思案した本間は、スマホでアクアショップのオーナー夫婦について調べる。その結果、ある違和感に気づいた本間は慌てて一ノ瀬に電話をして戻って来るように訴える。だが既に2階の部屋へ足を踏み入れていた一ノ瀬の背後には、高電圧の通電棒を持ち忍び寄る楓の姿が……。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/01.html
大黒警察署みなと交番に1人の少女が助けを求めにやってきます。同じ頃、少女の家族が感電死しているのが発見され警部補の柳田晋平が捜査しています。
事件から3か月後、神奈川県警察学校に本間快と一ノ瀬次郎を含む第258期生が入校してきます。2人は同室となりますが、自分とはタイプの違う一ノ瀬に快はちょっぴり戸惑っている様子。
2人の教官は片野坂譲。柳田の同期です。ある日、警察学校を訪れた柳田は、あの感電死事件で保護された少女に会いに行って欲しいと頼みます。片野坂は、今は教官として警察学校へ勤務していますが元は優秀なプロファイラーだったのです。
早速、厳しい訓練が始まります。そんなある日、2時間で登山道を走り切らなければいけないという訓練の最中に快は足をくじいてしまいます。それに気づいた次郎は、快を背負って登山道を走ります。これがきっかけとなり2人は距離を縮めます。
ある日の夜、2人が寮の部屋から見えるアクアショップの美女に見とれていると、その女性が男に襲われているところを目撃。次郎が勢いで助けへと飛び込みます。しかし、助けにいったはずの次郎も襲われます。冷静な快は、ネット情報から女性はアクアショップの店員ではないことを知り、次郎を助けにいきますが快も襲われ結局捕まってしまいます。
その頃、片野坂はみくから話を聞いていました…。そこから、楓という犯人の女性が洗脳をしており、彼女は再び犯罪を犯すだろうと柳田に言います。
その頃、トラックでどこかへ運ばれる快と次郎。気を失っていた2人ですが先に目を覚ました次郎は快を起こし、寮から見えた男がアクアショップの店主で妻の靖子と茉里奈が楓に洗脳されていると言います。
事態を理解した2人は反撃の作戦を立てます。子供の頃ヒーローになりかったという快、事故で亡くした兄の夢が警察官でその夢を叶えたいという次郎、2人はお互いの夢を叶えようと誓い合い反撃のタイミングを図ります。
そのとき、洗脳されたふりをしていたアクアショップの店主の信二が2人を助け脱出に成功。店に残されたままの茉里奈を助けに向かいます。
店にたどり着く2人は、楓に電気棒でやられそうになり絶体絶命。そこへ助教の及川蘭子が片野坂と共に登場。実は寮から出る際に、快は部屋のドアになんかあった時にために「おたすけ券」を貼ってきていたのです。それを見た及川と、プロファイリングを終えた片野坂が2人の異変に気付き助けにきたのです。
そして事件は無事解決。2人は無断で勝手に学校を抜け出したことでお叱りを受けますが、捜査が難航していた事件を解決に導いたことで今回はお咎めなしになりました。
というのが第1話でした!1話から結構ハードな事件に巻き込まれた2人。一見ノー天気できょとつ猛進なジロちゃんですが、警察を目指した過去にはそんな理由があったんですね。
合わなそうだけど、なんか合う2人のコンビが何だかすでにクセになってきます。次郎と一緒に行動することで快もみんなの輪にはいることができたし、快も最初は苦手そうでしたがいつのまにかジロちゃんと呼んでるのが微笑ましくてよかったです!次回はどんな事件に巻き込まれるのか楽しみです!
第2話
とある廃ビルの一室で、若い女性・里佳(木﨑ゆりあ)がベッドの上に拘束されている。スーツ姿の謎の男・柴本(加藤雅也)は部下の小暮(松永拓野)に「やれ」と告げ、卑しい笑みを浮かべながら怯える里佳に近づいていく小暮。その手には注射器が握られていた——。
警察学校に入校以来、初めての外泊日を目前に控えた本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)は、同期の黒岩純哉(葉山奨之)がマッチングアプリで出会った美女と付き合っていることを知る。寮の部屋に戻り、すぐさま自分もマッチングアプリに登録する一ノ瀬。すると早速かわいい女子から連絡が届き、一ノ瀬は本間と共にダブルデートを申し込む。
そして迎えた外泊日当日、2人は待ち合わせ場所でデート相手が来るのを待つが、約束の時間から2時間経っても相手は姿を現さず、連絡も取れない。結局デートは諦めて2人で遊ぶことにした本間と一ノ瀬はビリヤード場に向かうことに。
その道中、2人はたまたますれ違った美女・亜未(上白石萌音)に目を奪われる。さらにその直後、亜未が何者かに車で連れ去られる姿を目撃した本間と一ノ瀬は犯人の車を懸命に追う。だが、あと少しのところで振り切られてしまい、すぐに110番通報をして状況を説明する一ノ瀬。本間は犯人の車のナンバーを伝えるが、ナンバー照会には時間がかかると言われ、直接警察に話した方が早いと思った2人は近くの警察署へ駆け込む。
するとそこには、ちょうど別件の捜査に向かおうとしていた刑事の柳田晋平(原田泰造)と稲西結衣(中村ゆり)の姿が。警察学校258期片野坂(伊勢谷友介)教場の学生だと名乗る本間と一ノ瀬から事件の内容を聞き、すでに110番通報はしていると知った柳田は、2人に「ここにいろ。すぐ戻る」と言い残して別件捜査へ出動してしまう。柳田が戻るまで待っていたら手遅れになると感じた本間は、一ノ瀬と共に亜未が誘拐された現場に戻る。そして現場に残されていた亜未の所持品を見つけた2人はその所持品をヒントに聞き込み捜査を始めるが…。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/02.html
警察学校では筆記試験が行われていました。体力や運動神経には自信がある次郎だが、座学には弱い様子で浮かない表情。
そんななか、授業では「誘拐事件」についての講義が行われ片野坂は「クリティカルアワー」と呼ばれる誘拐から12時間を過ぎると生存率が下がるため早く解決することが重要だと教えていました。
一方、勉強には強い快は運動は苦手なよう。柔道の授業では次郎にぼろ負け、唯一自信のあった剣道でも負けてしまいます。
そんななか、入校依頼初めての外泊許可が出ます。同期がマッチングアプリで彼女ができた話を聞き、すぐさま実行する2人。次郎がアプリでマッチングした相手と快と共にダブルデートすることになります。
しかし、デート当日。待てど暮らせど相手は来ず、すっぽかれされてしまいました。そこで、ビリヤードでもしようということになりビリヤード場を探していると女性が誘拐される現場を目撃します。
そのまま誘拐犯が運転する車を全力疾走で追いかけるも見失ってしまいます。そこで、車のナンバーを覚えていた快は大黒警察署へ通報します。しかし、車のナンバー照会に時間がかかると言われ刑事も不在だったためすぐに捜査は進まない様子で…。困った2人は直接柳田に事件のことを伝えますが相手にされませんでした。
そこで2人は、独自捜査を開始。女性が落としたと思われるトッポギを発見し、そこから聞き込み調査をしていった結果、女性は耳かき専門店のスタッフだと判明する。
2人は更に調査を進めるため潜入捜査をすることになり、快が入店します。そのとき、ちょうど警察のがさ入れ捜査が入りそうに!次郎は、警察を巻くために彼らを引き付け逃げ回ります。
快の潜入捜査の結果、誘拐された女性はこの店のスタッフの亜美であることが分かります。
一方、その頃亜美は誘拐団のボス柴本に500万円で売り飛ばされそうになっていました。
快は、店のスタッフの優子から亜美が住んでいるアパートを聞き、次郎と2人で訪ねていきます。そこには同居人とみられる女性2人と金髪の男、石川がいました。
快と次郎が警察だと知ると、石川は突然逃げ出します。追いかける2人。なんとか石川を発見し、そこで小暮という男の名前を聞き出します。どうやら、小暮は誘拐団の1人で万人町のスペインバル「Gruta」に行けば会える可能性があるとのこと。
誘拐団の情報を得2人は、再度亜美のアパートへ戻り部屋にいた女性に話を聞きます。すると、亜美含め一緒に住んでいる女性たちでこの部屋を出るという計画を立てていたと聞きます。
快と次郎は、Gurutaへ行き小暮と接触しバトルになりますが亜美の居場所を聞き出すことに成功します。すぐにその場所へ駆けつけると、そこには熱でぐったりしている亜美と里香という女性がいました。
しかし、2人いわく他にも捕まっている女子たちが多数いるとのこと。それを聞き、その近辺を探すとたくさんの捕まっている女の子を見つけました。
まずは亜美たちを助けようと、次郎と快は2人を抱きかかけ逃走を試みますが、途中で誘拐団に見つかってしまいます。
快は、次郎と亜美を逃がそうと棒を持って暴れます。次郎は、亜美を道路脇へ寝かせ快に合流し戦いますが、結局柴本にやられ気を失ってしまうのでした…。
というのが第3話でした。今回は2話完結なので結末は次週の持ち越しです。すでにバディーとして戦う2人は、まだ訓練生とは思えないというかそれ以上の正義感で向かっているなあと感じました。
シリアスなシーンも多いですが、2人でマッチングアプリをはじめるところなど合間に見れるちょっと笑えるシーンが楽しみでもっと見たい!と個人的には思っています!
第3話
誘拐された家出少女・亜未(上白石萌音)の行方を追い、監禁場所を突き止めた本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)。だが、犯人の柴本(加藤雅也)に阻まれ、亜未を助けることができなかった。
2人は、教官の片野坂譲(伊勢谷友介)と助教の及川蘭子(吉瀬美智子)、刑事の柳田晋平(原田泰造)に、亜未の他にも複数の少女が拘束されていることを報告する。そして共に監禁場所の廃ビルへ向かうが、時すでに遅し。そこに亜未たちの姿はなく、部屋には使用済みの麻酔の注射器が残されていた。
柳田は犯行現場の様子から、誘拐犯の目的は少女たちを海外へ売り飛ばす人身売買だと確信する。一刻を争う状況の中、今すぐにでも自分たちが捜しに行くと訴える本間と一ノ瀬。だが、片野坂から「お前らはまだ学生だ!」と制止され警察学校に連れ戻されてしまう。寮に帰った後も、誘拐された亜未たちのことが気になって仕方ない本間と一ノ瀬。熟考の末、2人は再び柳田に会いに行き、あることを懇願する。
さらに本間は、体力面で自分より秀でている一ノ瀬に「俺を鍛えてほしい」と頼み、筋トレ、柔道、剣道、護身術などの特訓に励む。
その頃、柴本と柴本の部下・小暮(松永拓野)によって別の廃ビルの一室に監禁されていた少女たちは、体力的にも精神的にも追い詰められ憔悴しきっていた。そんな極限状態の彼女たちを励まし続けていた亜未は、思いもよらぬ行動に出る。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/03.html
誘拐団に捕まってしまった2人ですが、何とか脱出に成功。その後、交番へ逃げ込むも交番の巡査は事を急いではくれません。
その頃、亜美たちは再び誘拐団へ捕らえられ監禁されていましたが、隠し持っていたガラス片でロープを切り、他に捕まっていた女の子たちと共に脱走を図ります。しかし、建物の外に出ると、柴本に見つかりそのまま監禁されてしまいます。
翌朝、話を聞いた片野坂は柳田と監禁現場を訪れます。現場に落ちている注射器などを見て女の子たちが外国へ船で送られるとすぐに分析する。捜査を早くして欲しいと言う快でしたが、泣く泣く警察学校へと戻されてしまいます。
しかし、黙っている2人ではありません。片野坂の指示だと嘘をつき、警棒や手錠も持出し寮から脱走し亜美たちの救出へ向かいます。
実は、2人は独自の捜査で亜美たちが船で送られるとみられるスケジュールを掴んでいました。犯人たちのもとに再び、到着した2人。柴本と再び乱闘になります。手ごわい柴本に苦戦するもなんとか倒すことに成功し、輸送コンテナから亜美たちを救出します。
2人のこの行動は問題となり、学校では処分について協議されます。しかし、なんとか今回も退学は免れ退学の代わりに、罰として雑用が課せられました。
グランドで罰の掃除を行う2人。そこに亜美が訪れ、泣きながら2人にお礼を言い抱き着きました。
というのが第3話でした。今回は、柴本と対戦する2人のアクションシーンもみどころでしたよね!ハラハラするシーンが多い第3話ですが無事事件を解決できたのでよかったです。
最後、亜美に抱き着かれてデレデレする2人も可愛かったです!
第4話
ある日の夜、寮の部屋では、本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)がスマホで恋愛映画を見ていた。エンドロールが流れ始め、感動の余韻にひたる一ノ瀬。
一方、男子校出身で恋愛に疎い本間はラブストーリーの内容が理解できず、これには一ノ瀬も半ば呆れ気味に。翌日、警察学校の教室では、教官の片野坂譲(伊勢谷友介)の座学が行われていた。「警察官たるもの己の限界を知ることも重要だ」と説く片野坂の言葉を真剣に聞く本間。
そんな本間の横顔を、同期のさやか(竹内愛紗)がどこか思いつめたような表情で見つめていた。そんな中、午後からの体力トレーニングの授業中、今度は訓練についていけず大怪我をしそうになるさやか。同じく同期の田畑(小平大智)は、少し様子のおかしいさやかのことが気になり…。
その夜、自身のSNSアカウントに「死にたい」と投稿するさやか。すると、〝指友指助〟というハンドルネームのカウンセラーを名乗る男からリプライ(返信)があり、さやかはその男にDM(ダイレクトメール)を送る。
翌朝、さやかは寮から姿を消していた。同期の仲間たちが心配する中、本間はさやかから届いたメールを一ノ瀬に見せる。そこには助けを求めるS0Sのようなメッセージが書かれていた。その文面を見て、あることに気づいた一ノ瀬は、さやかに電話をするように指示。すぐさま本間はさやかに電話をかけるが、さやかがその電話をとった直後、彼女の目の前に指友指助(忍成修吾)が現れ…。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/04.html
警察学校の同期の野原さやかは厳しい訓練についていけず悩んでいました。さやかは、その悩みをSNSカウンセラーの指友指助にしていました。野原がそこで「死にたい」と書き込むと、指友指助は「お気持ちお察しします。よかったら会ってお話しませんか?」と返事が来て会うことにします。
誰にも悩みを打ち明けていないさやかでしたが、快にだけメールがきていました。
翌朝、さやかがいないことが発覚。さやかの様子がおかしいと気づいていた同期の田野畑翔之助はSNSで警察を辞めたい、死にたいというさやからしき書き込みを発見します。
快は次郎にさやかからのメールを見せます。すると、そのメッセージを縦読みすると「すき」という文字が。「これ、愛の告白だからね!」と指摘する次郎。恋愛に疎い快はそのことに全く気がついていなかったのです。
さやかが心配な快は、さやかの携帯に電話をしますが繋がりません。
その頃、さやかはごはん屋で指友指助と会っていました。電話は繋がりますが、すぐに切られてしまいます。しかし、電話越しに聞こえてきたメニューから店を特定。そこは、さやかと田野畑が一緒のごはんを食べたお店だったのです。
一方、柳田は最近連続して発生している不信自殺を調べていました。実は、この事件は指友指助という謎の人物による犯罪だということが分かっていましたが、犯行のたびに携帯を変えており身元を偽装しているので逮捕に至っていませんでした。指友指助は、自殺願望者をSNSで見つけ自殺と見せかけて殺害を繰り返していたのです。
さやかと指友指助が会っていた店へ駆けつける快。快は指友指助の写真を撮影。店から出るとき、指友指助は携帯を置いたまま去ります。指友指助は、プリペイド式の携帯を使っており、犯罪の都度、証拠となる携帯を捨てます。今回もその手法なのです。
その携帯を拾う快。その携帯に柳田が電話をしてきます。快は電話を取ります。驚く柳田に事情を説明する快。すると柳田が「その携帯の持ち主は、女を4人も殺している」と言うのです。
それを聞き、快は急いで2人を追います。
すると、アパートに到着。快は、指友指助の部屋の前に行けばさっき拾ったスマホのWi-Fiが繋がるはずだと推理し、指友指助の部屋を見つけます。
しかし、その部屋には誰もいませんでした。しかし、クローゼットの中には今まで殺した女性の写真が貼ってあるのを発見します。
そのときです。誰かが部屋へ入ってきました。焦る快でしたが、それは片野坂と及川でした。「野原だけは助けてください」という快に片野坂は、及川に快を連れて帰るように言います。
その頃、さやかは車のなかにいました。そして指友指助に言われ「死ぬまでにやりたい5のこと」というカウンセリングシートを記入しています。指友指助はそのうちの1つをやってみようとさやかに言います。
寮に戻され落ち込む快。そこで田畑は、さやかが好きだと打ち明けます。快は、今までの授業を思い出し自分にできることをしようとします。
そこで、指友指助の部屋にスマホの空き箱が異様に多かったことを思い出します。そしてSNSでの口調の違いから指友指助が1人ではないと考察。その推理通り3人の人物が指友指助のアカウントを使用していました。
その頃、柳田は指友指助を探し出し逮捕。しかし、そこにいたのはさやかではありませんでした。
一方、さやかはその頃、自分が通っていた小学校にいました。小学校はまもなく廃校となることが決まっていました。
さやかが死ぬまでにしたい5のことの1つは、小学校のころに描いた絵を見ることでした。その絵は、おまわりさんになりたいという夢を描いたもので県知事賞を受賞しました。
すると、指友指助はさやかにナイフを向け殺そうとしました。そのとき、快がそこに駆けつけます。田畑からさやかの居場所に心あたりがないか聞き、この場所探し当てたのです。
快はホウキで指友指助を撃退。無事、さやかを助けます。
今回も、勝手な行動をとってしまった快ですが、柳田の指示だったということでお咎めはなしに。柳田は、正義感の強い快に「あの件のこともいつか本間に聞いてみたい…」と呟きます。
さやかは、警察学校を辞めカウンセラーを目指すことに。
最後に快は、さやかにあの告白メールの真相を聞きますが、それは誤解でもう過去系だと言われます。快は、さやかに「がんばれよ」とメールを送りました。
というのが第4話でした!恋愛にうとい快くんに次郎ちゃんが色々教えてあげるところがとっても微笑ましく、可愛かったです。
最後の柳田の「あの件」が何なのかちょっと気になります。今後、あの件がキーとなってくるのでしょうか?次回も2人の活躍に目が離せません。
第5話
ある日の夜、覚せい剤の売人グループを逮捕するため、刑事の丸橋(高橋努)、根本(渋江譲二)らは閉店したクラブのVIPルームに足を踏み入れていた。だが、時すでに遅し。犯人たちはすでに逃走していて、室内はもぬけの殻。するとそこに、何も知らない本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)がやってくる。
そのまま警察署に連行され事情を聞かれた2人は、自分たちは警察学校の学生で、外出届を提出してクラブに遊びに行っただけだと説明。無事身元の確認が取れた本間と一ノ瀬に、「こいつらを見てないか?」と売人グループの写真を見せる根本。その写真には、一ノ瀬の幼なじみ・望月凛花(蓮佛美沙子)が写っていた。凛花が覚せい剤の売買に関わっていると知りショックを受けた一ノ瀬は、本間と共に寮に戻る。
そんな中、警察学校を訪れた丸橋と根本。2人は教官の片野坂譲(伊勢谷友介)と助教の及川蘭子(吉瀬美智子)に、凛花と親しい一ノ瀬に潜入捜査をさせて売人グループのアジトを突き止めて欲しいと懇願する。
その頃、寮の部屋では、ひどく落ち込んだ様子の一ノ瀬がスマホで凛花の画像を見ていた。凛花は自身の初恋の相手でもあり、交通事故で亡くなった実兄の恋人だった人だと打ち明ける一ノ瀬。昔ヤンチャをしていた凛花は、警察官を目指していた一ノ瀬の兄と付き合い始めたことがきっかけで更生したという。
「なのに凛花、今になって何してんだよ」と嘆く一ノ瀬に、「…そしたら助けてあげたら?」と背中を押す本間。そして、蘭子がお目付役として側で監視することを条件に潜入捜査の許可が下り、一ノ瀬は本間と共に凛花に会いに行く。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/05.html
ある日、外出許可をとりクラブへ出かけた快と次郎。そこで偶然覚せい剤の売人グループを逮捕するためにガサ入れが行われていました。
覚せい剤の売人グループの写真をみた快は驚きます。そこには、死んだ次郎の兄の元恋人であり、次郎にとっては初恋の相手の凛花が写っていたからです。
次郎はショックを受けますが快の助言もあり、捜査に協力することにします。そして、警察学校へ通っていることは隠し、彼らのアジトを突き止めるため凛花のもとで働き潜入捜査をします。
そこで、凛花から荷物を配達するように言われます。そしてその運んだものはなぜか粉ミルクや赤ちゃんグッズ。2人はさらに母子手帳を見つけます。実は、隣家は次郎の兄の子供を妊娠していたのです。
2人は凛花に事情を聞きますが、凛花はなかなか本当のことを言いません。
凛花は、次郎に「この子が生まれたら北海道に運んで」と言います。自分の子供なのにそんな風に言い放つ凛花に呆然とする次郎。
しかし、快はこの凛花の様子になにか事情があると感づきます。その予感通り、密売組織の縄張り争いが激化し、凛花のグループも何者かに狙われていたのです。
凛花は、子供を守るためにも今回の取引を最後に自分はこの仕事を辞めようと考えていました。
次郎は、凛花のボディーガードとし取引へついていきます。しかし、そこで2人は男2人に襲われます。その男はなんと同じ密売グループの仲間でした。しかも、この事件を追っていた刑事も実はグルであることが発覚。
しかし、事前に次郎は快へ連絡をとっていたため、快と及川と警察が駆けつけ事態は収束しました。
凛花が逮捕され連行されるとき、凛花は仲間の女の子からメモを渡されます。そこには、次郎の兄の太郎が、生まれてくる子供のために考えていた名前の候補が…。さらにおれが2人を守るというメッセージも。
パトカーのなかで号泣する凛花。
見送る次郎の目も涙が溢れました…。
というのが第5話でした。自分の好きなひとのために奮闘する次郎はとってもかっこよく切なさでいっぱいになりました。
最後、切ない気持ちをおさえて快くんにグーを求める姿が泣けました…。次郎ちゃんが大好きになる話になりましたね!次回も楽しみです。
第6話
とある公園で、女性の遺体が発見される。監視カメラの映像には、犯人の男が女性をスコップで撲殺して土に埋め、その遺体の手だけを地上に出し、突き出た手の隣に墓石のようにスコップを刺して逃走する姿が映っていた。
憤りを隠せない刑事の柳田晋平(原田泰造)は、かつて現場の捜査官同士としてバディを組んでいた警察学校の教官・片野坂譲(伊勢谷友介)に監視カメラの映像を送る。そして電話で「お前の言う通りだった。真犯人は別にいる」と告げる柳田。
そんな中、教官室で映像を確認していた片野坂は、柳田との電話を切った後、近くにいた助教・及川蘭子(吉瀬美智子)の様子がおかしいことに気づき…。
その頃、警察学校の寮のロビーでは、本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)がテレビで“スコップ男”事件のニュースを見ていた。“スコップ男”と呼ばれる犯人は、9年前にも同様の手口で3人を殺害。
当時警察はその被害者の1人の夫・天満暁生(佐戸井けん太)を犯人として逮捕したが、再び同様の殺人事件が起きたことで、別に真犯人がいる可能性が浮上。事件に興味を持った本間は模擬捜査をしようと一ノ瀬に提案する。
そして、さっそく同期の仲間たちと共に、過去の事件を再捜査し授業で発表する模擬捜査を行うことに。
そんな折、警察学校の廊下で、コート姿の男・天満智也(柿澤勇人)から「及川蘭子、いる?」と尋ねられた本間と一ノ瀬。蘭子の居場所を伝えた本間は、その直後、智也が銃を隠し持っていることに気づく。急いであとを追い、教室内で智也が蘭子に銃を突きつけている姿を目撃した本間と一ノ瀬は、蘭子を助けようと教室に飛び込む。
するとそこに、智也の姉・天満直子(長谷川京子)がやってきて…。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/06.html
殺人事件が発生。その事件は9年前の通称「スコップ事件」と類似性があり、手だけを残し埋められた遺体とその横にまるで目印かのように刺されたスコップが特徴的な事件です。
現場を訪れた柳田は、複雑な表情を浮かべます。柳田は、片野坂へ連絡し「お前がいうように真犯人は別にいる」と告げます。
偶然、片野坂と犯行現場の映像を見ていた及川も何か関係があるのか様子がおかしいようです。
しかし、この事件は表向きはすでに解決済みで犯人として天満丹暁生が逮捕されていました。それなのに、似たような事件が起きたことで警察が冤罪をきせたのではないかという論争が勃発。
次郎と快は、この事件に興味を持ち「模擬捜査」を行うことにします。しかし、身内の不正をあばくことになるかもしれないこともあり同期の仲間は反対。
なんとか模擬捜査をはじめますが、快はぎっくり腰になってしまいます。そんな快を次郎は背負って医務室へ運びます。
そこで偶然、1人の男性に及川の居場所を聞かれます。しかし、その男の腰には拳銃が…。快はそれに気が付きます。
そこに偶然及川がきて、2人は資料室へ入ります。すると男は及川に拳銃を向けます。
男を不信に思った2人は及川を探し、資料室へ突入します。そこにもう1人女性がやってきます。男の名前は、天満智也、女は男の姉の天満直子。2人は、及川に強い恨みがあるようです。
直子は、拳銃をもち興奮する弟をなだめますが言う事を聞かず。部屋へ立てこもり、事件へと発展。
立てこもり事件へ機動隊も出動してきました。警察学校という身内のなかで起きた事件は内密に速攻で処理したいという警察の考えです。
警察は部屋の室温をあげ、犯人の体力や判断力を鈍らせようとします。暑くてイライラする犯人。
彼らは9年前のスコップ事件で逮捕された天満暁生の子供たちでした。天満は事件当日のスピード違反で切符を切っており、それが天満のアリバイとなるにも関わらず、警察によってそれを隠滅させられていました。
そのアリバイがないために、天満は警察に自白を強要され逮捕されてしまったのです。
そのスピード違反の切符を切ったのが及川でした。しかし、上層部の判断でその違反記録は提出されなかったのです。
自分が天満のスピード違反を取り締まったことを思い出した及川は、彼は犯人ではないと言います。
直子は警察からの交渉の電話で早急にスコップ男の事件を解決することを要求します。
快と次郎は現在、スコップ事件の模擬捜査をしていることを伝え、再度検証した結果、真犯人は他のいるのではないかと考えていることを言います。
すると、智也が親父がお袋を殺すわけがないと天満暁生の無実を主張します。
このスコップ事件では、被害者が3人います。そのうち2番目の被害者というのが天満暁生の妻、つまり智也と直子の母だったのです。智也と直子は父親の無実を証明するため、証拠探しに奔走し、そこで第3の事件が起きたときに父親がスピード違反で捕まっていたことを知ります。
違反で捕まった場所は、犯行現場が遠く、その時間の犯行は不可能。そのことを警察に主張するも、警察にはそんな記録はないと跳ね返されました。2人は、証拠となる違反切符を必死に探したものの当時は見つからず。死刑判決が確定したあとに、それは見つかったのです。そして、その切符に書かれていた担当警察官が及川だったため、その恨みを晴らすために今日ここに来たというのです。
これは、及川自身が隠蔽したわけではなく、その上の圧力で行われたことでしたが、それを2人は知りません。死刑判決を受けた天満暁生は、刑務所で服役中ですが病気を患い余命宣告を受けていました。
無実の罪を着せられ、妻を守れなかったことで自分を責め続け、獄中で死んでいく父の無念を晴らしたいという一心で2人は今日ここにやってきていたのです。
快と次郎はこの話を聞き、2人を信じました。そしてそれは及川も同じです。
その頃、外では犯人襲撃の準備が進められていました。警視正の国枝は人質の命よりも犯人確保を優先すると言います。しかし、片野坂はそれに反対します。
実は、この国枝こそこのスコップ事件と深いかかわりがある人物なのです。9年前、片野坂は国枝にスコップ事件の犯人は他にいると主張。しかし、国枝はそれを聞かずもみ消します。そして片野坂を現場から外していました。
国枝は、水の差し入れをすると嘘をつき、学生に扮したSATを現場へ送ります。しかし、これは快たちも予測済みのことだったので、部屋に入ってきたSATを全員で抑えこみます。
しかし、ここで予想外に及川が撃たれてしまいました。及川は、けが人が出たと知られれば、強行突破してくると考え、このことは言うなと言います。
そこで快は、捜査本部へ「犯人は5人で体に爆弾を巻き付けている」と嘘の情報を流し、捜査本部を惑わせ時間を稼ぎます。
そして、次郎を解放させ片野坂に犯人のプロファイリングを依頼し、真犯人を見つけるため動き出します。
というのが第6話でした。
スコップ事件、なかなか奥が深そうですが、真犯人はすぐに見つかるのでしょうか?木下ほうかさん演じる国枝も闇が深そうでまだ明らかになっていない部分があるそうです。
そんななか、快がぎっくり腰になるシーンはクスっと笑えて和みました。バラバラな路線の2人ですが、お互いを尊重し、意見に耳を傾け合うところは素晴らしいバディーだなと感じます!
第7話
警察学校の教室で、本間快(中島健人)、一ノ瀬次郎(平野紫耀)、助教の及川蘭子(吉瀬美智子)の3人を人質にとった立てこもり事件が発生。犯人の天満直子(長谷川京子)と直子の弟・智也(柿澤勇人)の目的は、9年前の連続殺人事件の犯人として逮捕された父・天満暁生(佐戸井けん太)の無実を証明することだった。
直子と智也の訴えを聞く中で、蘭子が3件目の事件の暁生のアリバイを証明できることが判明。真実を明らかにするため、本間はある作戦を立てる。
犯人に開放された態で教室の外に出た一ノ瀬は、立てこもり事件の指揮をとる警視正・国枝(木下ほうか)と管理官・弓倉(山口祥行)の尋問を受ける。そこで「犯人は5人。全員銃で武装。体には爆弾」と本間の指示通りに嘘の証言をし、警察がすぐに突入できないよう時間を稼いだ。そして教官の片野坂譲(伊勢谷友介)に本間からのメッセージを伝える。
そんな中、指揮本部では、国枝が捜査員たちに狙撃命令を出していた。窓際に犯人が見えたら射殺するよう指示を出す国枝に、教室内でSATの隊員が重傷を負っていることを伝え「代わりに私が人質になります。狙撃命令はその後に」と訴える片野坂。隊員が命を落とせば、この事件を外部に隠し通すことができないと危惧した国枝は、その要求を受け入れる。そして片野坂は、負傷したSAT隊員と入れ替わりに教室の中へと入っていく。
その頃、こっそり警察学校を抜け出した一ノ瀬は、2件目の殺人事件について暁生が無実だという証拠を持っていると直子に連絡してきた〝ムラタミキ〟と名乗る人物の元に、直子の代わりに会いに向かっていた。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/07.html
解放された次郎は、国枝らから中のことを聞かれますが、快との約束通り「犯人は5人。体に爆弾を巻き付けている」と答えました。しかし、片野坂はこの嘘に気づきます。
次郎は片野坂に快からの伝言を伝えます。それを聞いて片野坂は国枝に「教室内の争いでSATが重症を負っている。もし、命を落とせばこの事件は内部だけの問題ではなくなってしまう。」という。そして自分が代わりに人質になると申し出ます。
その頃、立てこもり中の部屋では快が及川の手当てをしますが、ぎっくり腰のためうまくできません。それを見かねた直子が処置を行います。実は直子は元看護士だったのですが、父親が逮捕されたことで解雇されてしまいました。
一方、次郎は直子からあるひとに会ってきて欲しいと頼まれていました。そのひとは「ムラタミキ」という人物で、天満暁生が無実だと証明できる証拠を持っていると連絡があり会う予定になっていました。
しかし、この立てこもりの事件で行くことができなくなったので変わりに次郎に行ってほしいと頼んだのです。
片野坂と交換されるSATは、やりとりを聞き事情を察していました。そのため、人質交換の際も犯人を庇うようにして教室を後にし襲撃されることなく交換となりました。
そして片野坂は、3つのスコップ事件をプロファイリングします。その結果、1件目は故意ではなく偶発的な事件の可能性があると結論を出します。また、事件現場からライターが証拠品として押収されていたが、天満は非喫煙者だったため証拠にはなりません。
9年前も片野坂は天満暁生は犯人ではないと主張しましたがそれは警察によって潰されました。そして「証拠ならいくらでも捏造はできる。しかし、1つだけコントロールできないものがある。それはアリバイだ」と言います。
そして、そのアリバイとしては、2件目は今次郎が確認に行っている「ムラタミキ」が、3件目は及川の違反切符で証明できるはずだと言います。
指定された待ち合わせ場所についた次郎は、ムラタミキという女性から天満暁生の事件当日のアリバイについて聞かされます。
2件目の事件当日、ムラタミキは天満暁生と会っていてその証拠写真も当時の携帯に納められていました。
アリバイの携帯電話を託される次郎。そこに黒いスーツの集団が現れ次郎は襲われます。実は、次郎を襲ったのは県警捜査一課の刑事の指示でした。
その頃、立てこもり中の部屋では及川の容態が悪化していました。そこに、柳田から真犯人の上着を発見したという連絡が入ります。
真犯人は見つかったら、立てこもりをやめてほしいとお願いする快。そんな快に片野坂はなぜ天満暁生が犯人にさせられてしまったのかを「考えて自分で答えを出せ。それが最悪な答えでも」と迫ります。
それに対して快は、警察のなかに真犯人がいるからだという答えを出します。
その頃、解放されたSATは犯人は2人だと話してしまい、それを聞いた国枝は強行突入を指示します。
同じ頃、片野坂に柳田から昨今に起きたスコップ事件は真犯人の犯行ではなく、9年前のスコップ事件に似せて全く別の人物の犯行であったことが伝えられます。
同時に、次郎からも快に「謎の集団に襲われ、証拠品の携帯を壊されてしまった」と連絡がきます。
さらに、直子には病院から天満暁生が危篤だという連絡がきます。
この状況に絶望する直子は、硫酸の入った水鉄砲で自殺しようとしますが快がそれを止め「自分達が必ずこの事件の真犯人をみつける」と約束します。その言葉を信じて智也と直子は外に出て逮捕されます。
その夜、地下駐車場で車に乗り込もうとする国枝。そこに何者かが現れ殴られた国枝は連れ去られ行方不明に…。
というのが第7話でした。今回は、スコップ事件の犯人が警察内部にいるという衝撃事実が明らかになりましたね。この推測は果たして正しいのか?そして、国枝はなぜ連れ去られたのか?疑問点がたくさんあります…。全く予想がつかない第8話。事件がどう進んでいくのか注目です。
第8話
連続猟奇殺人犯「スコップ男」とされた父の冤罪を訴える姉弟による警察学校立てこもり事件が心に引っかかったまま、本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)は交番での実務実習の日を迎える。
そんな折、制服警官が襲われ拳銃を奪われる事件が発生。その銃を使った強盗殺人事件も起り、教官の片野坂譲(伊勢谷友介)からも細心の注意をもって交番での実習に臨むよう命じられる。
実習開始早々、近くの民家に暮らす引きこもりの野々村晴至(松尾諭)から、家に強盗が入り母親が拳銃で撃たれたと110番通報が入る。2人は指導役の先輩警察官のあとを追って現場へ急行。
するとそこには、銃で撃たれ横たわる晴至の母・野々村玲子(銀粉蝶)と、腰を抜かして震えている晴至の姿が。晴至のことを心配した本間が「この状況では隠れるしかなかったと思います。じゃなきゃ晴至さんまで撃たれてました」と声をかけると、晴至は「隠れてない」と連呼しながら2階へ上がり部屋に閉じこもってしまう。
そして事件現場には、刑事の柳田晋平(原田泰造)と稲西結衣(中村ゆり)も駆けつける。だが、柳田は捜査中にも関わらずどこか上の空で…。
その夜、寮に戻り、晴至に無神経なことを言ったことを反省する本間。同じ頃、立てこもり事件の時から様子のおかしい警察学校の同期・橘冬美(大幡しえり)は、寮の部屋で古い携帯電話を見つめていて…。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/08.html
警察官が襲われ拳銃などが奪われる事件が発生。その拳銃を使ったとみられる強盗事件が発生しますが柳田はなんだか上の空。それを稲西は不審に思います。
そんななか頭の中はスコップ事件でいっぱいですが交番での実習を行う快と次郎。柳田は、2人が勝手な行動をしないように監視するよう研修先の交番へ連絡していました。
そのため、交番内部でできる内職活動をさせられる2人。そこに、地域の防犯係をやっているという野々村玲子さんというおばあちゃんが差し入れを持ってやってきます。一見、明るく正義感の強いおばあちゃんですが、彼女の息子は10年ほど引きこもって家から一歩も出ていませんでした。
自宅に戻った玲子にオレオレ詐欺の電話がかかってきますが、すぐに詐欺だと気づいた玲子は騙されるふりをして電話を切り、警察に通報します。
しかし、その直後、警察と偽り家に侵入した犯人に襲われ拳銃で撃たれてしまいます。1階から母玲子の叫び声を聞いた息子の晴至は、2階の自室を出て1階のリビングをのぞき込みます。
するとそこには室内を物色する犯人2人の姿が…。晴至は急いでこっそり犯人を撮影しました。
そこに通報を受けた交番の警察官とそれにくっついて次郎と快が到着。そこには、拳銃で撃たれて横たわる玲子の姿が。そしてその部屋のすみには晴至がいました。
快は、晴至を気遣い「隠れていなければあなたが撃たれていた」と声をかけますが、晴至は「隠れていない!」と怒り2階の部屋へ閉じこもってしまいました。
寮へ帰り、玲子が作った防犯のチラシの封筒封入作業をする2人。快は、晴至に余計なことを言ってしまったことを後悔していました。
そんな2人を思いつめた表情で見つめる同期の橘冬美。橘は部屋へ戻ると古い携帯を握りしめなにかを考えているようです。
一方、晴至は母を襲った犯人を密かに撮影した写真をもとにSNSで探していました。
翌朝、快と次郎は晴至に謝罪をしようと交番を抜け出して玲子の家を訪れますがインタホーンを鳴らしても応答がありません。その頃、室内ではアポ電犯の2人が部屋を物色していました。
そこに柳田も到着。勝手な行動を叱りますが、そこにピッキングの道具を発見。なかにだれかいることに気づきます。
犯人たちは外の物音に気付き裏口から逃げてしまい捕まえることは出来ませんでした。しかし、中に入ってみると、晴至の部屋にたくさんの写真が貼られているのを発見します。そこには犯人2人の写真もありました。
快は、晴至が自ら犯人へ復讐しようとしていると予測します。
そのころ、晴至は外に出て、警察から拳銃を奪っていました。しかし、晴至が盗んだのは学生用ものもので弾は入っていません。
それを知らない晴至は、その拳銃を持ち、アポ電犯の事務所へいき、犯人へ拳銃を向けます。しかし、弾が入っていないため空打ちになります。
そこに、アポ電犯のボスの河東が現れ、顔を見られたため晴至も殺そうと拳銃を向けます。撃たれそうになったそのとき、現場へ柳田と稲西が到着。危機一髪助かりました。
しかし、逃げ出した犯人の1人が玲子も殺そうと病院へきます。犯人は息子晴至を名乗り病室へ入ります。しかし、そこには、行動を先読みした快と次郎が待っていました。無事、犯人全員を逮捕することができました。
それなのに、やはり柳田は心ここにあらず状態。
一方、拉致された国枝はどこか廃墟で監禁されている様子。国枝はもう一週間も行方不明になっていました。
それに加えて、アポ電犯の逮捕後、柳田も行方不明に…。一体どこへいったのでしょうか。
そして、次郎と快の同期の橘はスコップ事件の犯人について何か知っている模様…。
そんなある日の夜、快と次郎の部屋の窓に赤い文字で「スコップ男の事件から手を引け」という文字が。それに気づいて慌てて窓の外を見ると、男が走り去るのが見えた…。
というのが第8話でした。いったん、違う事件を挟んだのでスコップ事件の進展はありませんでしたが、窓から見えた男はスコップ事件の犯人なのでしょうか?
そしてまさか、柳田が犯人?という憶測もちょっと出てきましたがあと2話あるのでまだわかりませんね。
直観で動く次郎と頭脳で動く快。この2人の実力を柳田も認めているのでしょうね。今回も何気なく見た2人を犯人だと感じた次郎、足跡という証拠から犯人は2人であると推理した快。2人が本当に強いバディーになってきているんだなと感じました。
第9話
9年前の連続猟奇殺人〝スコップ男事件〟の真犯人を突き止めるため、改めて事件の模擬捜査をしようと決意した本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)。
そんな折、本間と一ノ瀬の寮の部屋の窓に「スコップ男の事件から手を引け」という不審なスプレー文字のメッセージが書かれる。この文字を書いた人物が連続殺人犯の〝スコップ男〟なら、なぜ警察学校の敷地内に入ることができたのか。疑問に思う警察学校の同期たちに「スコップ男は警察の人間だから」と説明する一ノ瀬。
さらに「当時の管理官は、それを知っていながら別の人を逮捕して真実を隠蔽した」と続ける本間。信じられない事実を突きつけられ、同期たちが衝撃を受けていると、そこに警察学校を辞めた野原さやか(竹内愛紗)がやって来る。さやかは、同期の橘冬美(大幡しえり)がスコップ男の正体を知っていて証拠も持っていると話す。
一方、教官・片野坂譲(伊勢谷友介)の前には、国枝警視正(木下ほうか)が行方不明になってから音信不通となっていた柳田(原田泰造)が現れる。片野坂から「どこで何してた?」と聞かれた柳田は「いろいろあってな」とはぐらかし…。
同じ頃、冬美がスコップ男に会いに行こうとしていると知った本間と一ノ瀬は、警察学校を抜け出し冬美の元に駆けつけていた。するとそこに、以前一ノ瀬を襲撃した砂岡(山根和馬)ら謎の男たちが再び姿を現す。3人は追われる身となり必死で逃げるが、廃ビル内で追い詰められ、本間がおとりになることに。
その隙にビルから脱出しようとする一ノ瀬と冬美。ところが何者かに「待てよ!」と呼び止められる。2人の前に現れたのは、不穏な言動を繰り返す柳田だった——。
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/09.html
快と次郎は、片野坂と及川に窓の赤文字のことを報告し防犯カメラを見てもらうことに。
そしてスコップ事件の模擬捜査を再開し、一緒に捜査しているグループのメンバーに真犯人は警察内部にいる可能性が高いという推測を話します。
そこに、警察学校を辞めた野原さやかが久しぶりに登場。昨日、冬美から電話があり、冬美はスコップ事件の犯人を知っており証拠も持っていて、本人に確かめるため野原についてきてほしいとお願いしていたのだといいます。
快と次郎は2人が待ち合わせしているというバス停に向かいます。
一方、片野坂が防犯カメラを確認していると行方不明のはずの柳田が現れます。今までなにをしてたんだ?国枝警視監はどうなった?と聞く片野坂に、現場のことを気にするなんて珍しいなとはぐらかす柳田。
そこに、生徒たちがスコップ男のことで話があるとやってきて、快と次郎が事件のことで動いていることを報告します。
すると柳田は誰かに「生徒が証拠を持っている。大黒ふ頭バス停で確保しろ」と電話で指示を送っています。
及川は稲西に、柳田が学校へ来たことを報告。すると、稲西から驚く情報が。防犯カメラで国枝が連れ去れた場所で柳田と国枝が密会している映像が見つかったというのだ…。
バス亭で、冬美に会う快と次郎。2人は冬美にスコップ事件の犯人を知っているのか確認します。と、その時以前次郎を襲った謎の集団が再び現れます。
逃げる3人は廃墟へ入り込みます。3人で隠れている最中、冬美は2人にスコップ事件の犯人は2人も知っている警察官だと言います。そしてその証拠はこの携帯に入っていると…。
しかし、そこにまたもや追っ手が!
快は、この集団が警察であると気づき、今発砲すれば違法になると言いますが公務執行妨害だと取り合ってはくれません。そこで、快がおとりになり次郎と冬美を逃がすことに。
逃げる次郎と冬美。そこに「待てよ」と柳田が現れます。ほっとする次郎ですが直観的に背中で冬美をかばいます。
柳田は冬美にスコップ事件の証拠を持っているのか確認。冬美は、証拠映像を持っていると答えます。
柳田は冬美に証拠映像を渡すように要求。渡さないと、柳田は2人に拳銃を向けました。
冬美は柳田に襲い掛かり、次郎を逃がしました。冬美は証拠が入っている携帯をこっそり次郎のポケットに入れて託していたのです。冬美はこのまま連行されました。
柳田は片野坂を呼び出し、快を助けにいきます。片野坂は、快に学校に戻るように言います。しかし、快はこれは自分達の事件だと言います。
そこに次郎から片野坂に電話が。電話口で、次郎は「この携帯にはスコップ男の犯行は写っていますが、犯人の顔は写っていません」と伝え、会って話がしたいと言います。
そこで3人は次郎のもとへ行こうとします。その最中に、快は柳田になぜ自分たちの居場所が分かったのか聞きます。すると、柳田はいきなり、快と片野坂を襲いかかり2人は意識をなくします。
柳田は1人で次郎のもとへやってきました。そして、銃を向け携帯を渡すように要求します。
そこに快と片野坂が駆けつけます。そして柳田を信じるなと言いますが、次郎は柳田に携帯を渡します。すると、柳田は片野坂に銃をつきつけ2人は外に出ていきました。
快は、次郎が柳田に渡した携帯は偽物だと気づいていました。そして、本物の証拠を見せるよう言いますが、あれは本物だと嘘をつき譲りません。
2人は殴り合いますが、2人で真相を究明したいと願う快に次郎が泣きながら応じます。
携帯の映像を見る快。そこには、死体を埋める片野坂の姿がありました…。だから秘密にしたかったと言う次郎。
一方、外にでた柳田と片野坂。片野坂は柳田に発砲し携帯を奪います。しかしそれが偽物だと気づき、快と次郎のところへ戻ってきました。そして、本物の携帯を渡すように言います。
それに対して次郎は真犯人には渡せないと言います。すると片野坂は2人へ発砲。倒れる2人。そこに柳田と稲西が登場しますが、片野坂は逃亡します。
快と次郎が撃たれたのは本物の弾ではなく、練習用のゴム弾でした。柳田が撃たれたのも同じです。目を覚ました2人は事件の真相を柳田から聞きます。
柳田は国枝から片野坂を捕まえるように指示されていたのでした。
その頃、監禁中の国枝を脅す片野坂。「そろそろ本当のことを話す気になりましたか?」と責め立てています。
快と次郎は、片野坂にスコップ事件を自らの力で明らかにしろと言われていたことを思い出します。そして、引き続き捜査することを決意。証拠の動画を見直します。
すると、あることに気づくのでした…。
というのが第9話でした。なんと!犯人が片野坂だったなんて。予想外でした。信頼していた教官が犯人と知り、2人は本当にショックだったでしょうね。
今回は、快を傷つけたくない次郎の涙が本当に切なくて。2人の絆を本当に感じました。そして、片野坂と柳田の友情も切なかったですね。
次回、最終回で全ての事実が明らかになりそうですが、これ以上何が起きるのかちっぴり怖くもあります…。
第10話
橘冬美(大幡しえり)が持っていた古い携帯電話の映像ファイルには、〝スコップ男事件〟の最初の被害者である中富姫花を土に埋めている片野坂譲(伊勢谷友介)の姿だけではなく、他にも衝撃の場面が写っていた。
その映像を見た本間快(中島健人)と一ノ瀬次郎(平野紫耀)はショックを受け愕然とするが、助教の及川蘭子(吉瀬美智子)が手伝うことを条件に模擬捜査を行う許可をもらい、事件の裏に隠された真実を突き止めるため警察学校の同期たちと共に捜査を開始する。
さっそく姫花が埋められていた現場に足を運んだ2人は、遺体発見現場に花をたむけにきた女性・神尾舞(真魚)と偶然出くわす。そして姫花の同級生だという舞から姫花にまつわる重大な事実を聞き出す。
一方、拉致監禁された国枝警視正(木下ほうか)は片野坂から〝罪の告白〟をするよう脅されていた。
そんな中、刑事の柳田晋平(原田泰造)と稲西結衣(中村ゆり)は片野坂の元妻・晴美(西山繭子)に会いに行き…。
その後、懸命に捜査を続け、蘭子や同期の仲間たちが調べた情報と証拠を元に3件の殺人事件をプロファイリングした本間と一ノ瀬たちは、片野坂を警察学校の教室に呼び出し〝スコップ男事件〟の模擬捜査の発表を行う。
思わぬきっかけから9年前の事件に巻込まれ、真犯人を追うことになった彼らは、果たして真実にたどり着けるのか!?
日本テレビ「未満警察ミッドライトランナー」公式HPより引用https://www.ntv.co.jp/mimankeisatsu/story/index.html
証拠の映像では、スコップ事件の1つめの犯行で殺された女子高生中富姫花の遺体を埋める片野坂が写っていました。しかし、実はその映像は何時間も前から撮られていたのです。
それに気づいた2人は、そのことを及川に報告。すると及川は「この映像をどうするつもりだ?」聞きます。それに対して快は、これは決定的証拠であるためすぐに警察本部に渡すべきだと答えます。しかし、及川はそれではまた警察に抹殺される可能性があると言います。
しかし、快は片野坂の心のうちを知りたいから授業として模擬捜査をさせて欲しいと頼みます。及川は、天満兄弟との約束を果たすため、自分も捜査を手伝うことでこれを許します。
一方、柳田は片野坂を探していました。そこに片野坂の使っているレンタカーの行先が判明したとの情報が。柳田は、片野坂がわざわざ足取りが分かるように仕向けていることに疑問を感じます。
快と次郎は、まず第1の殺人現場を調べるため現場を訪れます。そこで偶然、献花に来ていた姫花の同級生の神尾舞に遭遇し話をききます。そして姫花は同級生をいじめ自殺へ追いやったということを知ります。しかし、姫花のおじいちゃんがえらいひとだったから誰もそれを言えなかったと…。
さらに、新たな情報が2つ、及川と真琴から入ります。
1つ目は、スコップ事件3番目の被害者である警察官の近藤周平に関する噂です。近藤は犯罪を見逃すかわりにお金を要求していたというのです。
2つ目は、片野坂と天満の繋がりです。当時、片野坂と天満は近所に住んでいたことが発覚。なんらかの接点があった可能性があります。そして片野坂と元妻の間には娘がいました。
この情報を聞いた快は何かを思いつき走り出します。
快と次郎は柳田を訪れます。
その頃、片野坂は少女の写真も見つめて何かを思い出していました。片野坂の娘はいじめで自殺して亡くなっていました。そうです。姫花がいじめていたのは片野坂の娘だったのです。
片野坂は、いじめと自殺の関係を調べて欲しいと国枝に言いますが、姫花のおじいちゃんが政界での権力者だったことからその願いは叶いませんでした。
妻は、仕事ばかりで娘の異変に気が付かなったとことで片野坂を責めます。
そのことを思い出していると、快から電話が。片野坂との約束を果たす準備が出来たので学校に明日来て欲しいということでした。
すると、片野坂は「お互い務めを果たしましょう。自分も罪を犯したが、あなたも罪を犯した。」と言って国枝の口のガムテープを外し、電気に実弾を発砲。
「俺も終わらせる」と言い、ビデオ撮影を始めます。
そこに柳田が到着しますが、片野坂は制服を着て学校へ向かっていました。
学校へつくと生徒が片野坂を迎えます。そして「今から模擬捜査授業の発表をします」と快が言い、一礼しました。
そして、事件について話していきます。
まず1件目の事件。被害者である中富姫花が同級生をいじめ自殺に追い込んだという証言を得たこと。その相手は片野坂夏美。片野坂の娘であると言います。しかし、当時警察官僚であった姫花の祖父が警察へ圧力をかけこのことをもみ消した。このことは、当時事件を取材していた新聞記者からも証言を得ていました。このことが片野坂の犯行動機となったと結論づけました。
しかし、2件目と3件目についてははっきりしていなく、口封じが動機だったのではないかと快が言います。
なぜなら、当時住んでいた家は天満家の近所だったため犯行現場を見られてもおかしくなかったからです。また3件目の近藤とは、片野坂が当時同じ捜査本部にいたため片野坂の犯行に気づかれたことが原因で殺したのではないかと推測しました。
この推理を聞いた片野坂は、ここまで明らかにしたことを褒めますが、俺の物語にはまだ続きがあると言います。
当時、スコップ事件は迷宮入りしていました。しかし、中富議員の娘が殺されたにも関わらず犯人は捕まらないとは言えず、警察は天満暁生を犯人に仕立て上げました。警察は絶対に間違いを認めない。まして、警察内部の犯行で中富の部下である片野坂の犯行であるなど言えるわけがなかったのです。国枝は、片野坂が犯人であると分かっていながら、片野坂を逮捕しませんでした。
しかし、真実は明らかにされるべきなのです。片野坂はこんな警察の慣習を破り解決できるのは、まだ警察未満のピュアな心で真実を追求するころができる快や次郎のような訓練生。かれらこそ、この事件を明らかにしてくれると思ったのでした。
事件の真相を明らかにしてくれたことに感謝する片野坂。
それに対して快が、まだ続きがあると言います。そして、片野坂1人で3人を殺したのではないと言います。
その理由は1件目の犯行では、2件目3件目と比べて弱い力で殴られていたからです。片野坂には自殺でなくなった夏美の他にもう1人娘がいました。夏美の妹です。妹は姉が大好きでした。最初の犯行はその妹の犯行だと言います。
思いがけず姫花を殺してしまった妹。そして妻から片野坂に妹(娘)が人を殺してしまったと連絡が来ます。現場へ駆けつける片野坂と妻。片野坂は通報しようとしますが、妻が「これ以上家族を失いたくない」と言って止めました…。
そして片野坂はスコップで猟奇殺人と見せかけて姫花を埋めたのです。
その後、偶然なのか故意なのか奥さんが目撃者である天満暁生の妻を殺害、その後に片野坂が犯罪を知られお金をゆすられたことで近藤を殺したのではないかと快が言います。さらにカメラに映ったのは、犯人が男性であると警察に思わせるためだと。
この快の推理を聞いて、「大した証拠もなく妄想で犯行動機をでっちあげるのは捜査とは言わない」と片野坂は言います。
しかし、次郎は「快君の言っていることは妄想ではない」と言い、パソコンに映像を流します。
そこには、片野坂の娘がスコップで姫花を殴る映像が…。それを見た片野坂は動揺します。片野坂はこの映像が残っていると知らなかったのです。
そして、妻と娘を庇い「全員、俺が殺したんだ!」と言い放ちます。そして携帯を奪おうとしますが次郎が止めます。
片野坂に殴られる次郎、それを止めに入った快も殴られ眼鏡が割れます。
そして、「娘は関係ない。俺が犯人だ。」言い自分に拳銃を当てました。そして、死んで罪を償うと言います。
快と次郎はそれを「死んで逃げるなんて許さない」と止めます。また、生きて欲しいと思ってるのは自分達だけではない。片野坂教官の家族もそれを望んでいる。この映像は、たまたま撮れたものではないと言うと、さらにある映像が流れます。
そこには、橘冬美が写っていました。冬美は片野坂の娘です。今は両親が離婚したので母方の苗字の橘になっていますが、姫花を殺してしまったのは冬美です。
冬美は映像のなかで、「本当はすぐに自首しようと思っていたが、天満暁生の妻に声をかけられ慌てて携帯を回収されるのを忘れてその場から去ってしまった。翌朝、携帯を回収すると姫花を埋める父の姿があり、自分が自首すれば父親も逮捕されると思いすることが出来なかった。」と話していました。
なぜ、いまになって真実を話そうと思ったのかという問いには
「立てこもり事件があり、自分のしたことで罪のない家族を壊してしまってと気づいた。この映像を見せて父に本当のことを言いたかった。父にも本当のことを言って欲しかった。そして自分のせいで警察官なのに殺人をさせてしまったことを謝りたかった。」と答えます。
それを見て涙を流す片野坂。
快は「この9年間家族を守ってきたのは教官だけではく、橘も同じです。だから、教官が死んだら橘も悲しみます。」と言います。そして冬美が学校に入学したころ、自分の父も警察官であることを誇らしげに話していたと涙を流し伝えます。
拳銃を下す片野坂は泣き崩れます。そして「もう遅いんだ。すまない」と言って快にこれを頼むとポケットからビデオカメラを出して渡しました。
すると、口から血を出し苦しみだします。驚く一同。そこに柳田が入ってきて「青酸カリだ!窓をあけろ!」と叫びます。
頬を叩き、片野坂に呼びかける柳田。水を飲ませる及川。
すると片野坂は咳込み意識を戻します。快は、「まだ教官に教わりたいことがあたくさんある」と言い、次郎は「一人前になるまでに見届けて欲しい」と言います。
運ばれる片野坂に、元妻と娘が殺害を自白したことが伝えられます。声を出して泣く片野坂。
片野坂は思い出していました。警察学校へ入る前に冬美との親子関係は学校には伏せることを伝えてありました。冬美はそれでも警察官になりたいと言います。
警察官になってなにがしたいんだ?と片野坂が聞くと冬美は「ひとを守りたい」と答えました。
柳田は片野坂に手錠を掛けます。片野坂は柳田に快と次郎を頼むと言います。
片野坂が最後に渡してきたビデオには国枝がスコップ事件の真相を隠蔽したことを自白している映像が入っていました。
この事件はニュースなどマスコミでも取り上げられ、警察本部長らが謝罪会見を行いました。
及川は「今まで立派な警官とは組織に従順な人間だったが今は違う。それを教えてくれたのはお前たち2人だ」と快と次郎へ感謝を伝えます。
そして今日も厳しい訓練が始まります。
というのが第10話、最終回でした。長くなってしまいましたが、スコップ事件には予想を大きく上回る結末が待っていました。
片野坂がしたことは許されることでは決してありませんが、そこには悲しい家族の話があったことにいたたまれない気持ちになってしまいました。
片野坂は、自分のこの許されない犯行をいつか誰かに暴いて欲しいと願っていたのでしょう。快と次郎のまっすぐな正義感なら、警察組織そのものへ打ちかって真実を明らかにできると見込んでいたのかもしれませんね。
最終回まで驚きの内容が盛りだくさんのドラマで大満足でした!
【未満警察】人物相関
【未満警察】の登場人物&キャスト紹介
本間快(演:中島健人)
サラリーマンをやめ、フリーターに。
そこから幼いころの夢である「ヒーロー」になるため警察官を目指す。運動はちょっと苦手だが、頭脳には自信がある。
考えすぎるという一面もあるが、鋭い洞察力と分析力で事件を解決へと導いていく。
ちなみに恋愛関係にうちく鈍感。自分とは真逆なタイプの次郎に最初こそ苦手意識を抱くが、徐々にこころを開き最強のバディーになっていく。
一ノ瀬次郎(演:平野紫耀)
亡くなった兄の夢である警察官を自分が叶えるために警察官を目指す。
スポーツ万能で頭より先に体が動くという肉体派で快とは真逆なタイプ。
天真爛漫で後先考えずに突っ走り失敗することも多いが、困っているひとがいると放っておけない優しさがある。
片野坂譲(演:伊勢谷友介)
警察学校の教官。昔は柳田とバディーを組み現場におり、プロファイリングに優れている。現
在は、教官として刑事の経験を生かし生徒を指導している。
9年前のスコップ事件で何らかの事情があり自ら望んで現場を離れた。
及川蘭子(演:吉瀬美智子)
警察学校の助教。主に護身などの実技を担当。
規律を重んじる鬼教官。次郎と快にも厳しく指導し、時にはペナルティーも課す。
【未満警察】が無料で観れる!!
*こちらの記事の情報は2021年6月21日のものになります。
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