絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜 とは
「絶対零度」シリーズの最新作で、沢村一樹が主演を務める。
ある事件をきっかけに警視庁総務部・資料課の室長に転属した元公安のエリート刑事・井沢(沢村)。
トラブルメーカーばかりの資料課だが、ビッグデータから未来の犯罪を予測して捜査する“未然犯罪捜査チーム”(=ミハン)として暗躍する。
ストーリー
警視庁公安部のエースだった井沢範人は、ある事件がきっかけで窓際部署である「総務部資料課分室」に左遷される。
しかし、それは表向きで、裏ではキャリア警察官の東堂定春が指揮を執り、”ミハンシステム”の導いた危険人物の情報によって、これから起こりうる犯罪を未然に阻止するミッションを負った試験的な秘密部隊である未然犯罪捜査班、通称「ミハン」だった。
それから1年後。特殊犯罪捜査対策室への配属から7年が経ち、一流の捜査官となっていた桜木泉が突如謎の失踪をしてしまう。
バディを組んでいた山内徹は、桜木の行方を追うも上層部とトラブルを起こし、資料課分室に左遷される。
そこでは現場の指揮を執る井沢が、小田切、田村、南といった面々と、すでに何件もの未然に犯罪を阻止するミッションを全うしていたのだった。
「絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜」各話のあらすじとネタバレ
第1話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「未来の凶悪犯罪を止めろ」
新米刑事・桜木(上戸彩)の活躍を描いたシリーズが復活。
元公安の刑事・井沢(沢村一樹)を主人公に据え、新たな物語を描く。
井沢が転属した資料課は重大犯罪を未然に防ぐべく行動する「未然犯罪捜査チーム」、通称“ミハン”。井沢は失踪した桜木の元バディ・山内(横山裕)らを率いて事件の捜査を行う。
https://thetv.jp/program/0000941815/1/
犯罪を予測することで未然に犯罪を防ぐ、ミハンシステムを運用するチームの話ということで、今までの上戸彩主演の絶対零度とは異なるテイストのドラマですね。
国民を監視するシステムなわけで、もちろん極秘で行われているわけですが、侵入にハッキングに盗聴などなどやりたい放題ですね。
今回はミハンが検知した人間に殺されると思われていた人間が逆に相手を殺してしまうという話でしたが、最後の井沢より追い込み方は非常に狂気を感じましたね。
第2話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「悲しき復讐殺人を阻め」
桜木(上戸彩)が見つかったという話に衝撃を受ける山内(横山裕)に休暇が与えられる。だが、山内は平静を装い会議に参加。
今回の人物は、創作料理店の料理長・早紀(黒谷友香)。
毒が含まれた食材を海外から仕入れた早紀が遺言状を準備している事から、井沢(沢村一樹)は命懸けでも殺したいのかと推理。
https://thetv.jp/program/0000941815/2/
上戸彩演じる桜木が死んでいたとい衝撃のシーンから始まった2話。
山内は行き場のないショックを仕事にぶつけます。
回想シーンをみるに、強い信頼関係があった感じなので、ただただ死んだと言う報告を受けても納得いかないことも多そうです。
今回はミハンで検知した人物がコトを起こす前に防げましたね。
正直殺される側の業が深すぎて、田村さんや他のメンバーと同じく復習させてあげてもいいんじゃないかと思ってしまいましたが、井沢の「殺人を起こさせない」と言う言葉でハッとしました。
井沢が時々見せる狂気のような姿が何ゆえなのか気になりますね。
第3話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「昏睡状態の危険人物」
山内(横山裕)は、井沢(沢村一樹)を呼び出し、桜木(上戸彩)の手帳になぜ井沢の名前があったのか問い詰める。
そんな中、新たな事件の連絡が入る。
今回“ミハン”が割り出したのは、1年前に自殺未遂を起こし、今も昏睡状態にある女子大学生。
先日、彼女の携帯電話から脅迫メールが送られたという。
https://thetv.jp/program/0000941815/3/
今回の犯人の気持ちは理解できないですね。
いやまあ人を殺す人間の気持ちを基本理解できないのは当然なのですが、今回のどんなに想像力を働かせても無理でしたね。
小田切にもなんらかの過去がありそうですね。
あんなに格闘に優れているのも、その過去が関係してそうですね。
また犯人ではなかったけど、サークル長はクズ中のクズでしたね。
でも割とそのようなニュースを聞くこともあるので、ある意味リアルなんですかね。
最後に小田切が相手を見捨てず、そして殴らず耐えたことは非常に格好良い姿ですね。
第4話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「殺人は銀行強盗と共に」
真面目そうな銀行員の佐伯(小野了)が、“ミハン”のターゲットに。
小田切(本田翼)らが銀行員や客として潜入し佐伯をマークしていると、突然、覆面強盗が銃を撃ち鳴らす。佐伯は強盗に金庫を開けるよう命令される。
モニターで見ていた井沢(沢村一樹)は、「佐伯は強盗が入ることを知っていた?」と不審がる。
https://thetv.jp/program/0000941815/4/
今回ミハンシステムが検知したのは真面目そうな銀行員でした。
小学校からの親友である友達のため、そしてその娘のために犯行を起こそうとしていましたが、間一髪のところでミハンの活躍によって阻止されました。
小田切は本当に強いですね。手を縛られている状態で拳銃を持った人間に勝つ姿は格好良かったですね。
警察側の人間でありながら秘密とされている部署なので現場から逃げなきゃいけないのは大変ですね。
東堂さんが割と動いてくれた今回でした。
第5話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「美しき少年殺人者」
東堂(伊藤淳史)が、高校生の直樹(道枝駿佑)を危険人物として挙げる。
成績が良く、文科省の次期事務次官候補といわれる父親を持つ直樹は、動物殺傷事件の犯人として疑われる。
直樹が凶悪な殺人を犯してしまわぬよう、井沢(沢村一樹)ら“ミハン”は直樹をマーク。山内(横山裕)は、直樹の実態を探る。
https://thetv.jp/program/0000941815/5/
東堂さんも犯罪に巻き込まれていた1人だったんですね。
だからこそミハンというシステムの実用化に取り組んでいるんでしょうね。
今回の川上という人間は怖いですね。ミハンで検知されたのはこの川上という人間にある意味操られた高校生。
反社的な思考を持つサイコパスである高校生の岡崎の征服欲や支配欲、動物への殺傷陽動を殺人衝動へと昇華されられてしまいました。
最後に川上が路地裏で誰かに殺され、井沢の後ろ姿が写ったのですがこれは井沢が殺したということなのでしょうか?
それともミスリードなのでしょうか?次回が非常に気になるラストでした。
第6話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「制裁殺人の悲しき真実」
“ミハン”の捜査関係者が立て続けに死を遂げたことに不自然さを感じる東堂(伊藤淳史)は、情報が漏えいしているか、内部に犯人がいる可能性があると指摘する。
そんな中、山内(横山裕)と井沢(沢村一樹)は、最高裁判所長官を退任し政治家への転身を表明した小松原(中丸新将)が転落した現場へ向かう。
https://thetv.jp/program/0000941815/6/
今回川上をその場で殺してしまったことで事件が明るみになってしまい、捜査が行われることに。
その結果、ある目撃者の証言により井沢が容疑者として取り調べを受けることになってしまいます。
しかし真の犯人はミハンの仲間の田村でした。
事件の予兆に気づいていたのに上に無視をされ、実際に事件が起きた後は被害者遺族に責められるという踏んだり蹴ったりな扱いは非常に心が痛くなりますね。
自分自身の婚約者も失っているのにひらすら謝り続ける姿は印象的でした。
第7話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「集合住宅に潜む殺人者」
麻薬密売組織に所属していると疑われる啓一が危険人物に。
小田切(本田翼)は、啓一が妻と暮らす団地に引っ越してきたように装い、啓一に接近。井沢(沢村一樹)ら“ミハン”は、団地の別の棟から張り込みを行う。
そんな中、小田切は啓一の上の部屋で、ベランダに出されている少年を見つけ、虐待を疑う。
https://thetv.jp/program/0000941815/7/
虐待されていた少年が不憫すぎる話でした。
離婚のストレスか知らないが、実の母に炎天下の中ベランダに放置されたり、お腹すいたと伝えても、適当に食ってろと言い自分は彼氏と焼肉に行ったりとクズの極みのような愚行。
時々ご飯に呼んでくれる下の階のお姉さんは、組から情報を盗み、お金を出させようとし、その情報の入ったパソコンの指紋認証に少年を利用してくる。
そしてたまに公園で一緒に遊んでくれたおじさんは、組の人間で、情報を取り返すために少年を懐柔し指紋認証を解除させ、その後殺そうとまでしてくる始末。
周りの人間は悪い人しかいないのに、人生に絶望しないこの少年のメンタルは見習いたいくらいです。
第8話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「殺人は花嫁のために」
市役所職員で結婚を控える繭美(白石麻衣)が、危険人物に浮上する。
繭美は誰もが認める美人だが、整形で顔を変え別人のようになっていた。井沢(沢村一樹)と小田切(本田翼)は結婚前のカップルを装って役所に行き、繭美と接触を図る。
繭美は恋人を亡くし、その後ストーカーに狙われていることが判明する。
https://thetv.jp/program/0000941815/8/
今回は以前身勝手な理由で見殺しにされてしまった恋人の復讐のため、整形した上にその人間の息子と婚約までした女性がミハンのシステムに検知されました。
復讐として何年もかけて計画し、ついに実行したにしては弾の確認を怠るという凡ミスで犯行が失敗に終わってしまうのは、ちょっと間抜けですね。
復讐は寸前で止められてしまったのですが、全てを知っており、自ら罰を受けようと覚悟を固めていた新郎は毒物を飲んでしまいます。そんな愛の深さ亜に復讐に駆られてマユミも涙しながら彼を助けるよう叫びました。復讐の炎は消えたみたいですね。
個人的な感想にはなるのですが、一番最後のシーンの小田切の笑顔がすごく可愛かったですね。
第9話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「最強SPの悲しき殺人」
順調に実績を積み、残りわずかと予想されるテストケースとして、警護課のエース・石塚(高橋努)が捜査対象に。
石塚と面識のある井沢(沢村一樹)は「よほどの事情があるのかもしれない」と考える。
石塚の行動を追った防犯カメラの映像を確認した山内(横山裕)は、桜木(上戸彩)らしき人物を見つける。
https://thetv.jp/program/0000941815/9/
ミハンのチームワークもだいぶ良くなり、しっかりと成果を重ねていることで法制化への道が徐々にひらけてきたミハンシステムですが、今回検知したのは同じ警察官のしかもエリートと言われるSPになります。
いまは亡き同僚の家族を人質に取られてしまったことで、言いなりにならざるおえない状況に陥ってしまっているということなのですが、国の要人を守る立場の人間が身内を人質に取られたことで要人を殺害しちゃうなら日本という国はテロし放題ではないか?もちろん人としてという考えでいくならわからなくもないが海外のSPなども同じような感じなのだろうか?そうなると本当に信頼できるSPは天涯孤独な人だけになってしまう気も。。。
最後に桜木が登場!最後の最後の前作の主人公が登場とは、最終回に向けてのお膳立ては完了しましたね。
第10話 絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜「復讐者に憐れみを」
井沢(沢村一樹)と鉢合わせした桜木(上戸彩)は、多くを語らずにその場を去る。
井沢らは、東堂(伊藤淳史)から、桜木が危険人物に挙げられたことを告げられる。桜木は自身を死亡したと見せ掛けた上で、違法に銃を入手していた。
山内(横山裕)が動揺する中、井沢は桜木を追い、真実を聞き出すことを決意する。
https://thetv.jp/program/0000941815/10/
えっ桜木ってこんな感じのキャラだっけ?亀って呼ばれている可愛い桜木の口から「殺せ」的な言葉が出てくるなんて。
今まで散々ラスボスの匂わせがあった東堂さんは黒幕ではなく、その上こそが本当の悪でした。
井沢と東堂が対峙し問答をした後、自分で話すということで東堂は町田の元に向かうわけだが、その道中町田の指示により襲われてしまうことに。
完全に切れてしまった井沢の無双っぷりは気持ちいいですね!
最後はみんなの声のおかげで、本当にギリギリのところで人殺しにならずに済んだ井沢。
その後の「山内くん、小田切くん、お腹すいたね!」は普段の井沢さんが戻ってきてくれたという安心感が半端なかったですね。
1話1話も面白く、全体的に比較的まとまっていた作品だと思います。
【絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜】人物相関図
【絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜】の登場人物&キャスト紹介
井沢範人(沢村一樹)
元公安のエリート。
一見、ひょうひょうとしていて、どこか食えない性格の人たらしだが、たまに見せる表情に冷酷なものを宿すダークな一面も。
若干、情けないところもあるため、出会った者は誰も彼が公安出身とは思わない。膨大な知識量と鋭い洞察力があり、公安時代の経験からか、成りすまして潜入するのは得意。
とある事件をきっかけに、公安から総務部資料課に転属した。
山内徹(横山裕)
元特殊捜査班。
1年前に山内の先輩であり、バディであった桜木泉が極秘任務中に失踪。それが引き金となり特殊捜査班は解散。
その後、捜査一課に異動したが、桜木失踪の捜査をうやむやにしようとする警察組織への不信感から上司と衝突し、資料課に異動。
生来の正義感があり、まっすぐであるがゆえに傷つきやすいところも。ミハン捜査の違法性や冤罪(えんざい)を引き起こす可能性に疑念を抱く。
小田切唯(本田翼)
元生活安全課の婦警。
痴漢して逃走する容疑者を必要以上に暴行し、資料課に異動となった。ドSで、男性に異常に冷たく、粗暴な振る舞いをするが、その原因は、彼女の秘められた過去にある。
強くなるために、あらゆる格闘技をかじり、我流ではあるが相当強く、金的が得意技。
しかし、実際はピュアで、犯罪被害者の心に寄り添う。
東堂定春(伊藤淳史)
最短で出世コースを歩む、警視庁キャリア。
アメリカをはじめとする諸外国で、犯罪予測にビッグデータやAIの導入が試みられている現在、日本でも、犯罪を予測・解決できる“ミハンシステム”を早急に導入すべきだと考えている。
彼の目的は、この“ミハンシステム”を公に認めさせ、法制化させること。
桜木泉(上戸彩)
「特殊犯罪捜査対策室」設立から7年、桜木は、山内とバディを組み、さまざまな事件を解決に導く一流の捜査官に成長していた。
しかし、1年半前に極秘任務につき、その捜査中に突如失踪。
以来一切の連絡がつかなくなっている。世間からバッシングされることを恐れた警視庁は、桜木の失踪を「不都合な真実」として公表することを避け、ろくな捜査もせずに事件を処理していた。
彼女の失踪はミハンチームとどう絡んでいるのか―!?
【絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜】をみるならFODで!
*この記事の情報は2021年7月3日のものになります。
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