アンサング・シンデレラ とは
「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」とは、フジテレビ系列で、2020年7月16日の毎週木曜~同年9月24日まで放送されていたドラマです。
荒井ママレの漫画「アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり」(月刊コミックゼノン)をドラマ化したものです。
出演者は、主演・石原さとみ、田中圭、西野七瀬、清原翔、真矢ミキらであり、その他素敵な豪華キャストも勢ぞろいです。
ストーリー
医師のように頼られず、看護師のように親しまれなくても、“縁の下の力持ち(=アンサングヒーロー)”として患者のために奮闘する病院薬剤師たちの、知られざる舞台裏を描いたヒューマンドラマです。
「アンサング・シンデレラ」各話のあらすじとネタバレ
第1話
葵みどり(石原さとみ)は、萬津総合病院薬剤部に勤務する薬剤師。
救急センターで蜂に刺されて搬送された患者への医師の投薬を薬剤部副部長の瀬野章吾(田中圭)とサポートしていた。
そこに、薬剤部部長の販田聡子(真矢ミキ)が新人の相原くるみ(西野七瀬)を連れて来た。心肺停止に陥った患者が心臓マッサージを受ける中、みどりは患者が日常服用している薬に気づく。それを医師に報告したことで、患者の心拍は回復。薬剤師が患者を救ったと、くるみは感動。
しかし、患者の家族たちは、医師にしか感謝をしない。くるみに疑問をぶつけられたみどりは、「感謝されたいなら薬剤師は向いてない」と答える。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
みどりのテキパキした仕事ぶりにくるみは着いて行くのがやっとです。入院中の渡辺奈央を気にかけており、その病室には奈央と仲の良い森本優花も入院中でした。優花も奈央と同じで糖尿病で入退院を繰り返していたのでした。みどりの勝手な動きに、同僚の刈谷奈緒子(桜井ユキ)からは強く指摘されます。あまりの忙しさに、新人のくるみの紹介もおざなりです。調剤中みどりは、林医師の処方箋に疑問を抱き疑義照会を行い因縁となるのでした。
奈央に関しては、実はわざと時間を変えてインスリンを打ち、血糖値の数値を悪くしていたのです。若いうちから、毎日インスリンを打たないといけない負担に反抗していたんですね。それを知ったみどりは反省します。結局、奈央が先に退院するのですが、優花とは退院してまた会う約束をします。
みどりは林医師の処方箋に文句を言ったことでクビにされかけますが、販田部長と瀬野により食い止められます。
みどりは常に患者ファーストで、通常であればありえないと思われることを、薬剤師の身分で実施していきます。こんなことをしていたら、普通に怒られるし最悪すぐクビですよね…。薬剤師は、裏方業務で表にでてくることはほとんどありませんよね。ここまでやらかすみどりは異例中の異例、ドラマだから許されることですが、面白いストーリーなので次回以降にも期待です!
第2話
葵みどり(石原さとみ)はこの日も、入院患者が薬をしっかり飲んでいるか、相原くるみ(西野七瀬)とともに病棟を回る。いつもより早足で病室を巡っていくなかで、右腕の骨折で入院している大宮清(小林隆)の病室へと入ると、見舞いに来ていた篠原麻利絵(大後寿々花)と何やら言い争いをしている。2人の口論を止めるみどり。麻利絵と大宮は父子の関係にあることを知る。
一方、販田聡子(真矢ミキ)は、麻薬取締官が医療麻薬の管理調査に来るため、慌ただしく薬の管理について奔走するのであった。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
今回のストーリーは、大宮が意識不明で倒れること、薬が嫌いな子供にどうやって薬を飲ませるか、麻薬管理室による薬剤調査についてです。
大宮はロペラミドという薬の内服により肝機能に支障が出ていました。過剰内服で一度生死の境をさまよいましたが、みどりの決死の調査により薬の原因がわかり、助かるのでした。
薬剤調査については、本村医師の指示でベテラン薬剤師の荒神寛治が持ち出していたことがわかり、すぐに回収してこっそり元の場所に戻すことで危機一髪、事なきを得ます。
子供の薬に関しては、お母さんはオレンジジュースに薬を入れて飲ませようとしますが、苦くて子供は飲めません。そこでみどりはチョコアイスに混ぜて内服することをお勧めするのでした。
1話の中に話の展開が盛りすぎていて、面白いのですがついていくのが大変です。薬とアイスを混ぜて食べるというのは予想外でしたね!ちなみにバニラアイスではダメなんでしょうか…チョコの方が味がごまかしやすいということなのでしょうが、熱があるときとかは、こってりしたチョコよりもバニラの方がいいような気がします。
子供のほんわりとした解決編も、薬剤調査でのハラハラドキドキ解決編も対象となっており充実した回でしたね。
第3話
小学校教師、新田奏佑(浅利陽介)が運ばれてくる。意識を取り戻し、医師から入院を告げられたが拒否する新田をみどりがなだめる。
新田は大量に内服しており、なかには日付の古い薬もあった。また、くるみは半分に割られて処方された錠剤にも気づく。錠剤を割る処方は、その薬剤で行ってはいけないものだった。みどりから話を聞いた刈谷たちも憤る。
みどりはドラッグストアに電話して、新田の薬を出した薬剤師に問い合わせるが、白けた対応に腹が立つだけ。
それならばと、みどりは直接ドラッグストアに赴く。そこには、いきつけの『娘娘亭』で顔見知りの小野塚綾(成田凌)だった。
引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
みどりは、ドラッグストアの調剤の仕方について意見をしに行き「そっちの理想をふりかざすな」と怒られ、新田本人に正しい服薬指導を行うと「会ったばかりのあなたに生き方まで指図される覚えはない」と怒られます。そりゃあそうですよね。余計なおせっかいです。
新田は無理をし過ぎてまた倒れてしまいます。みどりは、新田が人工透析のため仕事が思うようにいかず、薬も副作用があるので怖くて飲めなかったとの事実を知ります。子供のメッセージカードに自信がつき、新たに踏み出すことを誓います。
小野塚は、倒れた新田がどこに行ったかをいち早く気づき発見し、救急車を呼んだのですが、自分の無力さをなげていました。瀬野やみどりから勉強会参加を促され、みどりからは、理想でやっていけるかいけないかは自分次第だ。という言葉に考えを改めるのでした
この回で小野塚の正体が薬剤師だということがわかりましたね。病院薬剤師も大変ですが、薬局薬剤師はレジや市販薬の説明なども担当するため、役割が多い分大変なんですよね。しかし、理想でやっていけるかは自分次第…確かにそうですが、そんなことを言えるほど長い間理想に燃えていられれば良いんですけど、難しい話です。
第4話
『娘娘亭』店主の辰川秀三(迫田孝也)の娘、樹里(久保田紗友)が具合が悪そうにしながら帰って来た。みどりは心配するが、小野塚綾(成田凌)はお節介と評される。
一方、年配の患者、羽倉龍一(菅原大吉)は医師であったプライドが邪魔をし、薬剤師を信用しない。実は、龍一は薬剤師の龍之介の父親で病院を経営する医師だった。
そんな時、みどりに瀬野章吾(田中圭)から救急センターに来いと連絡が。樹里が搬送されたのだ。駆けつけた辰川は医師から樹里が摂食障害だと告げられる。樹里の環境変化を気にかけるみどりに、辰川は祖父の太一(伊武雅刀)が末期がんで入院していることを教えた。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
辰川樹里の摂食障害について…樹里は祖父の太一を慕っており、太一が死ぬかもしれないということを太一本人に隠している罪悪感で樹里は摂食障害になっていたのでした。
羽倉龍之介の父親との確執について…龍一は薬剤師を医師の奴隷と考えています。そんな薬剤師を選んだ龍之介をバカにしており、今からでも医学部に入り直して欲しい気持ちがあります。薬剤師をバカにする龍一を軽蔑する龍之介ですが、父親の病気の症状について必死で調べます。
認知症かと思われた龍一でしたが、実は薬の過剰摂取で認知症様の症状がでているということがわかったのでした。龍一は薬の量を減らすことで少しずつ改善していき、最後には龍之介のことも認めてくれます。
龍之介が比較的メインな回でしたが、端々で瀬野がでてきては格好いいことを言ったり行動したりします。
今回はわかりやすい回だったような気もします。薬剤師が医師よりも劣るというのは、医療界では共通認識かもしれませんが、やはり、より確実にその薬の作用に関して情報を得ているかということにつきますよね。
医師でも、患者の症状を聞いてとても詳しい人もいますし。薬剤師は医師より劣るとは一概にはいえないと思いました。
第5話
萬津総合病院に入院中の『娘娘亭』店主、辰川秀三(迫田孝也)の父、太一(伊武雅刀)の容態が急変。幸い安定したものの、秀三は本人に告知をしていない。
そのことで、祖父に嘘をついていると悩む秀三の娘、樹里(久保田紗友)は摂食障害になってしまっていた。
みどりは秀三と話に行く。みどりの説得で、秀三は太一に告知して抗がん剤治療を提案することを決める。太一は治療を否定するが、秀三と樹里の説得で治療を決定する。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
樹里は摂食障害を治して太一の支えに専念します。太一は治療を受けて家に戻ることができます。やりたいことリストも作りひとつずつやっていきます。しかし、やはりガンの進行は止まらず、帰らぬ人となるのでした。
今回は、太一の病気に関してのことがメインの回でした。くるみが論文を探し出して希望を与えようとしますが、無責任は発言に対してみどりに注意されます。
また、みどりの過去に関してもわかります。みどりには妹がいたのですが、死亡してしまったのでした。ですが、薬剤師の清水(田中美里)という人物が付き添ってくれたおかげで不安は不思議と消えていたとのことです。
太一が死んでしまったのは残念ですが、この1話でガンの治療も進み、やりたいこともできるというペースが早い展開となりました。もう少し早くに治療が進められていれば、生活の質も高かったかもしれませんね。
樹里としては告知することができ、最後に太一に本当のことを言えた満足感はあったと思います。
第6話
葵みどり(石原さとみ)は小野塚綾(成田凌)も誘い、相原くるみ(西野七瀬)たちと区民センターで高齢者を対象とした服薬指導教室を行う。終了後、目の前で高齢の女性、小川早苗(高林由紀子)が倒れ、原因がわからないため入院することに。
一方、刈谷奈緒子(桜井ユキ)が外来患者に服薬指導。的確な指導を行う刈谷を見ていたくるみは、どこからあの自信が来るのかと不思議がる。刈谷の過去は謎に包まれているのであった。刈谷はくるみには初めてとなる一人での服薬指導に行くよう告げ、みどりも了承する。くるみが任されたのは月経困難症と診断された遠野倫(山谷花純)。上手く服薬指導が出来たと言うくるみに、みどりは何かあったら必ず自分に相談するよう告げる。
七尾拓(池田鉄洋)は早苗が多剤耐性菌の保菌者ではないかと疑った。みどりは多剤耐性菌について調べていると瀬野章吾(田中圭)に患者を見ろと言われ、早苗が本当に服薬していなかったかを調べることに。一方、くるみは遠野から薬が効いていないとの電話を受けるが、みどりに伝えず…。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
今回は、くるみのレベルアップ、早苗の薬について、刈谷の過去について触れる回です。
くるみはみどりにしっかり患者さんと向き合うことを諭されます。それと同時にみどりも、瀬野からしっかり患者を見ることを指摘されます。
くるみは遠野のことをしっかり調べ、遠野が飲んでいるハーブティが薬の作用を邪魔していること、サプリを食事の代用としていること、夜遅くまで起きていることなどを指摘したことで、遠野の症状は改善します。
早苗は仕事を辞めてから社会交流がなくなり、長崎病院が親身にしてくれたことをきっかけに、交流をかねて不要な薬をもらいに行っていたのでした。それを知ったみどりに、薬は自分の存在を確認するためのものではないと諭されます。
刈谷は昔大手薬局勤務で店長候補になるほど優秀だったのですが、大量に薬をただ渡すだけではダメだと考えて辞めたとのことでした。
後輩がする失敗は、先輩だからってしないとは限らないですよね。みどりも、瀬野から言われているように、まだまだ患者のことを見ていない部分もたくさんあるということがわかる回でした。ですが、そう考えると瀬野ってすごいですよね…
第7話
急性骨髄性白血病で入院中の簑島心春(穂志もえか)の検査結果が出る。心春は新人の頃のみどりが瀬野に任された患者で、一度は寛解したものの再発、再入院していた。
一方、特別室に入った患者は議員の古賀万奈美(渡辺真起子)。左尺骨のヒビでの入院だが、元秘書へのパワハラ疑惑でマスコミに追われる古賀には良い隠れ蓑だった。みどりたちの問いかけに、古賀は答えず、秘書の鴨居健介(モロ師岡)が代わりに応答する。みどりは喘息の持病を持つ古賀の容態も聞きたかったが、古賀がそのような態度なので答えは得られない。また、みどりは苦しそうに胸を抑えた古賀が気になっていた。
翌日、心春が手紙を書いていると古賀が現れた。しばらく話をしていると、古賀が胸を抑えてしゃがみ込んでしまう。助けを求めに走る心春は、出くわしたみどりとくるみに報告。みどりたちは古賀のもとへ向かう。その時、心春も体の変調を覚えていた。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
古賀と心春が心を通わせます。
古賀は精密検査を拒否していますが、心春が病気を抱えながらも頑張っている姿をみて、自分も検査を受ける決断をします。検査結果は特に異常なし。検査が怖くて逃げていましたが、結局何もなかったのでした。胸が苦しいのは喘息の薬の影響なのでした。
心春も自分の体調の変化に気づき戸惑います。古賀に、無理して笑わなくてもいいと言われ、気丈にふるまうのですが、内心退院が伸びたことをとてもショックに思っているのでした。しかし、古賀の退院後の会見で心春に見せたメッセージを見て、病気と戦う覚悟を決めます。
古賀と心春がメインの回でした。心春の前向きさが古賀の心を動かしたんですね。また、心春も古賀の気持ちを読み取ってくれます。
最終的に心春は退院して薬剤師になる道を歩みますが、誰かの仕事ぶりをみて自分もそうなりたいと思えるってすごいですよね。よく志望動機である内容ですが、感化されて目指すものほど熱意を持って取り組めるものはないです。
第8話
みどりが研修するのは在宅医療に特化した『笹の葉薬局』。みどりが笹の葉薬局を探していると小野塚綾(成田凌)に声をかけられる。小野塚も在宅医療を学ぶよう『ナカノドラッグ』の店長に指示されていた。
二人が薬局を見つけると、店から代表の仁科敦夫(東根作寿英)が飛び出して来て、挨拶もそこそこに二人を患者の家へと連れて行く。仁科は様々な患者の家を回りながら、みどりたちに仕事を説明。高齢者の患者が多いため、仁科たちは薬の管理の他に、食べ物や副作用のチェックなども行っていた。
一方、相原くるみ(西野七瀬)はアレルギー性鼻炎の増田航平(田中幸太朗)に服薬指導。くるみは服薬量が多い事が気になるが、増田は意に介さず帰ってしまう。そんなやり取りを見ていた瀬野は、航平と一緒に来ていた息子の翔太(川原瑛都)が気にかかる。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
末期がん患者の家へ行ったみどりたちですが、そこは荒神の家でした。患者は荒神の妻、泰子(大塚良重)であり、看病のために荒神は仕事を休んでいたのでした。荒神は、鎮静剤を投与して妻の痛みを緩和させてあげることを選択するのですが、最後に妻が好きだったマジックを見せてあげたいという想いがありました。銀婚式当日に見せようとするのですが、容体が急変しマジックは見せることなく鎮静することになりました。
くるみは、増田が自分の薬を息子の翔太にあげていたことがわかり、改めて服薬指導を行い、瀬野の協力もあり解決します。
そんな中、瀬野が急に吐血して倒れてしまうのでした。
今回は、荒神の妻、くるみの服薬指導がメインでしたが、最後の最後で瀬野が吐血するという事件が起きます。瀬野は何かの病気なのでしょうか。吐血するくらいですから、消化器系の病気かもしれません。次回が楽しみです!!
第9話
瀬野章吾(田中圭)が葵みどり(石原さとみ)の目の前で倒れた。救急センターに運ばれ豊中瑠衣(臼田あさ美)の治療を受けた瀬野はすぐに意識を取り戻す。翌朝、瀬野が倒れたという噂が広がり調剤室にも伝わる。
しかし、いつものように顔を出した瀬野は逆流性食道炎だったと仲間たちを安心させる。そんな瀬野に刈谷奈緒子(桜井ユキ)は静養した方が良いと忠告。同意した瀬野は、みどりに救急センターの手伝いを頼む。
その後、瀬野は販田聡子(真矢ミキ)に,瑠衣から肺に腫瘍の疑いがあると指摘されたため精密検査を受けると報告。そんな時、瀬野に救急センターから急患の呼び出しが入る。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
若月陽菜(徳永えり)が搬送されます。抗不安薬の大量の薬殻がみつかり、オーバードーズ(薬の多量摂取)ということがわかります。みどりは相原くるみ(西野七瀬)と病室へ服薬指導に行くが陽菜は反抗的で陽菜にからかわれてしまいます。
実は陽菜には娘がいるのですが、夫とは離婚していました。陽菜はワンオペ育児で精神的に参ってしまい内服するようになり、陽菜は内服を我慢できず、中毒のようになっていました。まかせられないと思った夫は離婚を決め、娘を引き取っていたのでした。
瀬野は検査結果により、非小細胞肺がんのステージ4ということがわかりました。遺伝性のがんであり、治療は難しいということでした。
陽菜はワンオペで頑張っていたのに、夫の勝手な判断で離婚して、更に子供も取るなんて、最低じゃないですか!?例え中毒だったとしても、半分以上は夫のせいなのが否めません。 瀬野はなんと、ガンでしたね。みどりに必死に生きることにしがみついて欲しいと言われて、瀬野は生きようとします。瀬野は陽菜に、自分は死ぬけど、あなたは生きることができる。薬としっかり向き合ってほしいと諭します。
最終話が近づいてきましたが、なんと瀬野の命がかかってきました。ステージ4というかなり末期なガンですが、瀬野はどうなるのでしょうか!?
第10話
七尾拓(池田鉄洋)が海外に副腎がんへの有効性が認められる薬があると教える。しかし、まだ日本では承認されていない薬であった。治験薬の承認を得るための3つの関門があり、畑中に治験責任医師になってもらうこと、病院内の治験審査委員会の承認を得ること、何より瀬野の同意を取得すること。その全てをみどりの責任でクリアしなければならなかった。
そんな時、丸岡はじめ(近藤公園)が搬送されてくる。瀬野は丸岡の常用薬を医師か看護師に伝えるようアドバイスし、丸岡は難を逃れた。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
みどりは瀬野への治験薬投与について奔走します。治験の条件をクリアし治験を受けられることになりますが、瀬野は治験を拒否します。
「怖い」「先の見えない治療がこんなに辛いなんて…」と初めて本音をみどりに伝えます。それを聞いたみどりは瀬野を説得し、瀬野は治験を受けることを決意します。
瀬野の治験薬の処方箋には、薬剤師全員のハンコが押されます。これは感動しましたね。皆で結託して瀬野を支えようという気持ちが伺えます。
2年たちますが、瀬野とみどりの姿はありません。瀬野は無事に助かったのでしょうか。
次回最終回!気になりますね!!
第11話
治験開始から2年後の世界…その頃、みどりは萬津産婦人科医院で働いていた。みどりは妊娠35周目の向坂千歳(土村芳)を担当しており、てんかん発作で倒れた千歳に、抗てんかん薬をきちんと服用しているかと尋ねる。
千歳と千歳の母親の世津子は服用していたと答えた。しかし、こっそりと薬を捨てているところを同室の星名優(入山法子)が見てしまう。
一方、簑島心春(穂志もえか)は萬津総合病院薬剤部に研修生として来ていた。心春の指導担当が相原くるみ(西野七瀬)だと小野塚に聞いたみどりは喜ぶが、不在の瀬野の代わりに小野塚が頑張っていることを知ると、以前治験を進めた責任を感じ落ち込む。
(引用:フジテレビ,https://www.fujitv.co.jp/)
てんかん薬に関しては、飲まなくても大丈夫という自己判断でした。薬を飲まないで、普通の妊婦になりたいという想いがあったみたいです。みどりからは、普通の妊婦だということを証明するために出産するのではないと諭され、これからは薬をしっかり飲むことを約束します。その後、早産でしたが元気な赤ちゃんを出産するのでした。
瀬野に関しては、最後の方までなぜか登場しませんでしたが、みどりを婦人科医院から萬津総合病院薬剤部に戻すための刺客として登場します。みどりは治験を推し進めたことにより、左遷させられていたようです。
しかし、婦人科にやりがいを感じており、総合薬剤部に戻る気はありませんでしたが、瀬野により戻ることになりました。妊婦さんについては、もう35週でもうすぐ出産するのですから、それまで内服していたのであればあと少し継続してもいいのでは?と思ってしまいました。無事に赤ちゃんも生まれましたし、良かったですね。
瀬野、生きていましたね!!治験の効果があり、無事に治ったみたいです。どの程度治ったかはわかりませんが、通常通り働けるまでは回復したので、かなり良いところまではいったのでしょう。
最後は皆が職場で働いており、ハッピーエンドで終わりました。
【アンサング・シンデレラ】人物相関図
【アンサング・シンデレラ】の登場人物&キャスト紹介
葵みどり(演:石原さとみ)
萬津総合病院薬剤部のキャリア8年目の薬剤師。
みどりは「薬は患者の今後の生活につながるからこそ、その人自身を知る必要がある。それが、薬剤師にとって何より大切だ」という信念を持っている。
一人の患者に時間をかけすぎて怒られることもよくある。怒られても自分の信念を曲げずに行動に移していく強者。
瀬野章吾(演:田中 圭)
萬津総合病院薬剤部副部長。
言葉をかわしても否定的な意見ばかりで、いつもぶっきらぼう。愛想の無い人間にみえるが、実際は誰よりも患者のことを考えており、スタッフに対しても辛辣な言葉を言いながら陰で支えている。
みどりには特に否定的だが、患者を思う気持ちに対しては内心賛同している。
小野塚 綾(演:成田 凌)
ドラッグストア「ナカノドラッグ」に勤務する薬剤師。
薬剤師になりたての頃は、理想に燃え勉強会への参加や認定薬剤師の勉強もするほど意欲ある薬剤師だった。
しかし、日々の忙しさから、辟易してしまう。知識も豊富で薬局によく来る客の薬や、私生活も把握している有能な人材。患者のために奔走するみどりを冷ややかな目で見ている。
相原くるみ(演:西野七瀬)
萬津総合病院薬剤部の新人薬剤師。
ほんわりとした性格なのはルックスからも想像できるが、忙しい薬剤部でもうまく仕事をこなしていく。
薬剤師なら医師ほど責任もないからできそう…という消極的な理由で薬剤師の道を選んだが、時に医師とぶつかりながらも患者のために懸命に働く姿みどりを近くで見るうちに、仕事に対する意識が変わっていく。
販田聡子(演:真矢ミキ)
萬津総合病院薬剤部部長。
温和で優しい雰囲気を醸し出す上司。
部下に気を遣い扱いも丁寧。単純に優しいだけではなく、裏ではスタッフを守るために計算高く動き、やるときにはやる人材。
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*こちらの記事の情報は2021年6月24日のものになります。
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