【木更津キャッツアイ】あらすじ・相関図・キャスト・ネタバレまとめ

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ヒューマン

TBS系連続ドラマ「木更津キャッツアイ」とは

「木更津キャッツアイ」とはTBS系で2002年の1月18日から同年の3月15日の間、放送されていたドラマになります。

毎週金曜日の金曜ドラマ枠で22 時から22時54分の時間帯で放送されており、主演の岡田准一さんを始め、櫻井翔さん、塚本高史さんなど、人気キャストが揃っています。脚本は宮藤官九郎さんです。

東京アクアラインで都内から1時間半の距離にありながら、どこかパッとしない木更津。そんな場所で暮らす草野球チーム・木更津キャッツのメンバーの周りで起こる出来事を描きます。床屋の息子で無職のぶっさんは、生まれてから一度も木更津を出たことがなく、高校時代の野球チームの仲間達と共にきままな日常を送っていました。そんな彼はある日、ガンで余命半年であることを仲間達に告げるのでした。

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「木更津キャッツアイ」各話のあらすじとネタバレ

第1話「怪盗団参上!!」

主人公・田淵公平、通称「ぶっさん」(岡田准一)は、20歳の無職青年。床屋を営む父親を手伝いながら、高校野球部時代の仲間たちと、草野球と酒盛りに明け暮れる日々を送っていた。

そして、そんな「ぶっさん」は今、家族や仲間たちに見送られながら最期のときを迎えようとしていた――。そう、これは若くしてガンに倒れた「ぶっさん」の最期の三ヶ月の物語である……、という設定ではじまったこのドラマは3ヶ月前にさかのぼる。

ぶっさん、バンビ(櫻井翔)、マスター(佐藤隆太)、アニ(塚本高史.)、うっちー(岡田義徳)の元野球部五人組は、ある日思いつきで所属する草野球チームの監督・猫田(阿部サダヲ)のキャデラックを盗もうと計画。怪盗団『木更津キャッツアイ』を結成する。キャデラックを探して、母校に忍び込んだ5人は、悪戦苦闘の結果キャデラックを入手。勝利の美酒に酔う中、ぶっさんはふと告白する。

「オレ、ガンなんだ――」。

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 怪盗団・木更津キャッツアイを結成してキャデラックを盗もうとするぶっさんたちのハチャメチャ振りが痛快でした。みんなのバカ騒ぎもぶっさんが余命わずかと分かると、何だか切なさが漂います。ガンを告白したぶっさんに「やりたいことはないのか」と聞いたのが、ずっと喧嘩していたバンビだったことにしんみりしました。表のあとに裏が描かれるという今までにないストーリー展開が新鮮で、個性的で強烈なキャラクターたちにもすっかり心を掴まれてしまいました。岡田准一さんや櫻井翔さんを始め、みんなはまり役だと思います。

第2話「チャカ奪回作戦」

ある日、ヤクザの山口先輩の事務所から拳銃が盗まれる。キャッツは奪還のために動き出すが、肝心のぶっさんがイマイチその気にならない。ガンを告白したぶっさんは、自分に気を遣う仲間たちに、どう接していいのかわからなくなっていたのだ。「お前らに心配されるくらいなら死んだほうがマシなんだよ」――結局、癇癪を起こして家に帰るぶっさん。残り半年でできることはないか悩むが、その翌日、結局ぶっさんは仲間たちのところに戻る。「待たせてもらったよ、木更津キャッツアイの諸君」。本格的に拳銃を探し始めたキャッツの面々は、(主にうっちーの活躍で)犯人の中年男を捕らえ、拳銃を取り返すことに成功する。しかしその一方で、学校では美礼先生がひそかに道を踏み外し始めていた……。

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 余命があと半年だったら、自分だったら何をするかなあと考えてしまいました。ぶっさんが心配する仲間達を遠ざけようとしたり、何か普通でないことをしようとして焦る気持ちもわかります。美礼先生が、普通であるのが一番だと気づかせてくれて良かったです。でもそんな美礼先生自身がちょっとずつおかしくなっていることにハラハラします。バンビが新調したユニホームを、ぶっさんがようやく着てくれた場面はグッと来ました。盗まれた拳銃を無事回収したキャッツでしたが、今回も裏ではうっちーが一番活躍していたのが面白いですね。

第3話「僕の息子が死ぬ!?」

ある日、パチンコで大勝したアニ。しかしその勢いで賭けマージャンに興じ、まさかの惨敗。たちまち膨大な借金を抱える。借りた相手は木更津一の資産家にして、美青年好きのホモ社長・小峰。アニの貞操を守るため、キャッツの面々はなんとか期限にまでお金をつくろうと奮闘する。一方、そのころうっちーは合コンで知り合ったミー子(平岩紙)が、小峰に搾取されていることを知り、彼女を助けるべくひとり行動を開始していた……。

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 優秀な弟と差別され鬱屈するアニの気持ちは分かりますが、無職の上にギャンブルが好きで借金まで、というのは駄目すぎます。そんなアニのためにいろいろな方法でお金を稼いで助けようとする木更津キャッツのメンバーたちが面白く、彼らの友情を感じました。そしてぶっさんの余命を知った父・公助がそのショックが覚めないままカラオケを熱唱するシーンに泣かされました。バンビがモー子を背負って橋をわたるシーンも、微笑ましくて良かったです。

第4話「町で一番の色男」

生徒へのイタズラがバレて、謹慎処分を喰らった美礼先生。両親も校長以下の教師たちも、彼女の言い分に耳を貸さず、すっかり心を閉ざしてしまう。

一方、町おこしイベント「ミスター木更津コンテスト」への出場を決めたキャッツの面々は、そのドタバタの最中に美礼先生が起こした事件のことを知る。たまらず駆けつけるぶっさん。なんとか彼女の心を開こうとしていると、そこに忍び寄る影があった……。影の正体はマスターの義姉・ナオミ。以前からの盗癖を発揮して木更津中を荒らしまわっていたというナオミに、美礼先生は(自分のことを差し置いて)同情。「彼女を助けてあげて」とぶっさんに懇願する。かくして、キャッツはナオミの盗んだ品物を各家に帰すため、木更津の街へ散っていく。

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 賞金目当てに「ミスター木更津コンテスト」に出場し、自分の余命までネタにしてしまうぶっさんはすごいです。ひきこもってしまった美礼先生を助けようとする彼の優しさにもぐっときました。自分のことより、ナオミを助けてやってほしいと言う美礼先生もいい人ですね。一生懸命尽くしてくれるバンビを重たい男扱いしながら、彼が「ミスター木更津コンテスト」で優勝したら手の平を返してカッコいいと言い出すモー子に、何だかなあ~と思いながらも、憎めないです。

第5話「俺もうマジ死んでもいい」

ある雨の夜、その男は木更津にやってきた――。オフの日に釣りにやってきた哀川翔と偶然知り合ったキャッツの面々。哀川に浸水するぶっさん以下のメンバーは狂喜し、全力で哀川をもてなす。その心意気に触れたのか、去り際に哀川は、自らが率いるヤクザ球団とキャッツとの試合を約束する。

監督・猫田の推薦で加わったオジーを交え、翌日から猛練習を始めるキャッツ。往年の名選手の実力を徐々に取り戻していくオジーの先発も決まり、試合の日へ向けて木更津全体が盛り上がっていく。

その一方で、打ち上げの資金難に直面したキャッツは、最近木更津に出没する暴走族に目をつける。族がトルエンの取引を行っている間に、彼らのバイクを盗もうというのだ。

闇夜にまぎれて出発するキャッツ。しかしそのとき、ぶっさんが倒れる――!

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 哀川翔さんに、ぶっさんたちが大喜びする様子が面白かったです。本人役で登場した哀川翔さんの器の大きさを感じました。ついにモー子と恋人同士になったバンビが、彼女にCDをプレゼントしようとするのが初々しく、それをぶっさんたちに馬鹿にされてしまうのも可愛かったです。オジーがぶっさんに死んじゃダメだ、と話す場面はぐっときました。ぶっさんが倒れてしまったのはショックでしたが、病気とは関係なかったようでホッとしました。

第6話「さよなら小津先輩」

オジーが殺された。猫田は責任を感じて野球部の監督を辞任。ぶっさんに後を託してオジーを殺した売人たちを襲撃、障害で逮捕される。一方、オジーの死によって、改めて自分に死期が迫っていることを痛感したぶっさんは塞ぎこんでしまう。だが、ようやく本来の自分を取り戻しつつあった美礼先生に励まされ、吹っ切れたぶっさんはその重い腰を上げる。猫田の遺した情報を元に、売人たちに一泡吹かせるのだ!

こだわりのハリウッドスタイルで出動したキャッツは、売人たちのリーダーが主催するディナーショーに潜入。……するが、肝心のぶっさんが見当たらない!

美礼先生の家に侵入した教頭を取り押さえるため急行したぶっさんを置いて、キャッツの面々は作戦を強行。またしてもうっちーの活躍で秘蔵のサファイアを盗み出すことに成功する。騒動の最中、売人一党は猫田の密告(?)で御用。キャッツは見事、オジーの仇を討つことに成功する。街の片隅に地蔵を置いて、オジーに別れを告げるキャッツ。完全に立ち直ったぶっさんは、今までと同じように日常へ戻っていく。

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 思いもよらなかったオジーの死が衝撃的でした。いつもバカ騒ぎしているぶっさんやキャッツの面々の重い空気が辛いです。元気なぶっさんだけど、やっぱりいつか死ぬのだと実感させられました。落ち込むぶっさんたちを支える一人が、以前彼らに助けられた美礼先生だったというのがいいですね。オジーを殺した売人たちに仕返しできたぶっさんたちですが、うっちーが盗んだサファイアを飲んでしまったのが笑えました。美礼先生もぶっさんも、いつも通りの日常に戻ることができて良かったです。

第7話「最初で最後の夜!」

木更津にあの「氣志團」が帰ってきた! おおはしゃぎでバンドを組むキャッツたち。しかしそんな氣志團は窮地に立たされていた。木更津の孤児院「甘えん坊ハウス」出身の彼等は、音楽活動で得た資金をことごとく孤児院につぎ込んでいたが、事務所の女社長がその金を横領。その結果、資金難に陥った孤児院が取り潰されることになってしまったのだ。地元の顔役・山口に助けを求めた氣志團にキャッツは協力を決意。女社長から横領したお金を盗み出すことになる。

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 木更津に戻ってきた「氣志團」に大興奮し、彼らのために一肌脱ぐぶっさん達。バンドを組んで曲を作って熱唱し、さらに怪盗として活躍するなど、あいかわらずのバイタリティが見ていて楽しいです。「木更津キャッツアイのテーマ」がブルーハーツの曲に似ているのも、懐かしくて良かったです。このころは今ほどメジャーではなかった「氣志團」が本人たちの役で出ているのも貴重ですね。大盛り上がりのライブでのキャッツのメンバーたちが格好良く、テンションが上がりました。

第8話「俺のハートが盗まれた」

余命3ヶ月を微妙に意識し始めたぶっさんは、毎晩オジー地蔵に話しかけながら、遣り残したことはないか考えはじめる。そんなとき、マスター、アニ、そして山口が次々と同じ女詐欺師に引っかかる事件が起こる。彼女の名は観月アサリ。お金を騙し取りながらも、男たちを骨抜きにしてしまうアサリは、今度は「バーバー田淵」のアルバイトとしてぶっさんの家に現れる。そして、他のメンバーと同じようにアサリの身の上話にほだされたぶっさんは、彼女とふたりで残りの人生を静かに過ごそうともちかける――。

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 だんだん死が近づいてきたぶっさんが、仲間達と離れて一人でいる時に孤独感を漂わせているのが辛いです。彼が自分の死んだ後の準備を始めているのが切なくてたまりませんでした。そんなぶっさんが恋をする女詐欺師・アサリが、パッとしないのに不思議な魅力があるのがリアルでした。立ち直った美礼先生が逆にはっちゃけてしまい、木更津キャッツアイセピアとして活躍するのは楽しかったです。アサリに失恋し傷ついたぶっさんを、温かく迎え入れる美礼先生と仲間達にぐっときました。奥手だったバンビがついにモー子と結ばれたのも良かったです。

最終話「俺まだ死ねねえや」

いまだに東京に行ったことがないというぶっさんを、元気なうちになんとか連れ出そうとするキャッツの面々は、罠を仕掛けてぶっさんを東京に強制連行する。はじめての東京に大はしゃぎするぶっさんと、そんな彼をほほえましく見守るキャッツの面々は、そこで中学時代の旧友・山田に遭遇する。中学時代はパシリだった山田は、今や注目の若手プロ野球選手。すっかり羽振りが良くなり、態度も大きくなった山田をみつめるぶっさんの心境は複雑だ。そんな中、ぶっさんたちが怪盗活動をしていることを知った山田は、自分のスキャンダル写真を取り返して欲しいと依頼する。身勝手な依頼に腹を立てながらも、異様なテンションで次々とミッションをこなすキャッツたち。最後のミッションを終えて木更津に帰還した彼らは、そこでいつもの草野球試合に挑もうとするが、そのときついにぶっさんが倒れる。

救急病院に運ばれたぶっさんは、キャッツの面々、父・公助、美礼先生など、親しい人々に見守られて静かに息を引き取った……かに見えたが、結局しぶとく生き延びていつものグラウンドに顔を出す。その後、うっちーのナレーションでぶっさんはその後1年半しぶとく生きのびて、22歳で死んだことが語られ、物語は終りを告げる。

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 仲間達に連れて行かれた初めての東京で、かつての同級生・山田に会ったぶっさん。自分は死期が近いのに成功している彼にひがむことなく、助けてやるぶっさんがカッコ良かったです。このままぶっさんがずっと死なないことを期待していましたが、倒れてしまってショックでした。それだけに、その後の奇跡の生還が嬉しかったです。それでもやっぱり死は避けられなかったぶっさんですが、このドラマでの彼は本当に輝いていて、仲間達と過ごした最後の日々は、とても充実して豊かなものだったと思います。

【木更津キャッツアイ】の登場人物&キャスト紹介

ぶっさん(田渕公平)岡田准一

高校時代、野球部のキャプテンをしていた。草野球チーム・木更津キャッツのキャッチャーで、怪盗団・木更津キャッツアイのリーダー。ガンで余命半年と告げられて苦悩するが、仲間達と普段と変わらない日々を過ごそうとする。無職で、実家の床屋を手伝っている。なかなか素直にはなれないが、仲間想いで優しい。

バンビ(中込フトシ)櫻井翔

高校時代に野球部のエースだった。木更津キャッツではピッチャーをしている。呉服店の息子。イケメン大学生なのでモテるが、ウブでいまだに女性経験はない。高校野球時代の出来事が元でぶっさんとはずっと仲が悪く、仲間内でも浮いていた。しかしぶっさんの病気を知り、彼や仲間達と絆を取り戻していく。

うっちー(内山はじめ)岡田義徳

木更津キャッツのメンバーでショート。ぶっさんたちより一つ年上。謎の多い人物で不気味がられ、仲間内でもぞんざいな扱いを受けている。天然でどこか足りない感じに見られているが、実は英語やパソコンが得意で、裏ではいつも活躍している。

マスター(岡林シンゴ)佐藤隆太

木更津キャッツのメンバーでファースト。飲み屋「野球狂いの詩」の店長で、妻と子供たちがいる。3人目妊娠中の妻・セツ子に頭が上がらない。細かいことにはこだわらない性格だが、そそっかしく、意外にちゃっかりしたところもある。

アニ(佐々木兆)塚本高史

木更津キャッツのメンバーでサード。写真館の息子でニート。出来の良い弟・純のため影が薄く、「アニ」というあだ名がついている。純とはうまくいっておらず、両親からも純と差別され、疎まれている。ひがみっぽくキレやすい。

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