【螺鈿迷宮】あらすじ・相関図・キャスト・ネタバレまとめ【チーム・バチスタシリーズの4作品目】

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フジテレビ系連続ドラマ「螺鈿迷宮」とは

「螺鈿迷宮」とは、フジテレビ系列で、2014年1月7日の毎週火曜22時~同年3月18日まで放送されていたドラマです。

アリアドネの弾丸に続き、チーム・バチスタシリーズの4作品目です。舞台が東城医大病院から離れ、前作とは一味違った視点からのストーリーになっています。

出演者は前作同様、メイン出演者は伊藤淳史、仲村トオルであり、その他にも、柳葉敏郎、相築あきこ、水野美紀など、豪華キャストが勢ぞろいなドラマとなっています。

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「螺鈿迷宮」のストーリー

田口は高階の指示で地方病院「碧翠院」へと突如派遣されることになった。皮膚科医として白鳥もこっそり勤務していた。とある情報の中に、この病院で重罪が行われているという情報を耳にする。二人でタッグを組みながら、その全貌を明らかにしていく。

「螺鈿迷宮」各話のあらすじとネタバレ

第1話「医師が消えた」

東城医大病院心療内科の特別愁訴外来担当医・田口公平(伊藤淳史)は、地方の総合病院「碧翠院」へ派遣される。碧翠院では、「終末期医療」に取り組んでおり、院長の桜宮巌雄(柳葉敏郎)は周辺の死因不明遺体の検死を一手に引き受ける警察医も兼務。2人の娘とともに、患者たちから絶大な信頼を得ており、碧翠院を町の人にとってなくてはならない病院に築き上げた。

到着した田口を出迎えたのは、巌雄の長女で、同院の緩和ケア医でもある桜宮小百合(水野美紀)。そして、次女で産婦人科医の桜宮すみれ(栗山千明)。さらに、そこにはなぜか、厚生労働省の官僚である自らの立場を隠し、皮膚科医として患者を治療する白衣の白鳥圭輔(仲村トオル)の姿もあった。

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 田口は碧翠院に左遷みたいになってしまいました。悪い方向ではなく、碧翠院の内情を探ってほしいという院長の策略!?でしょうか。放射線科医の立花善次(宅間孝行)も、この病院では重罪が行わている、と白鳥に警告します。立花に会う約束をしますが、失踪してしまうのでした。

 白鳥の調べによると、過去に、医療ミスの調査のため、行政解剖に携わったのは巌雄でしたが、その直前にAIを行っていたのが立花です。しかし、AIデータが忽然と消えてしまい、更に今回立花も消えたという神隠しな現象が起きるのでした。

 消えた立花はたぶん殺されているでしょうね。確かに今回のチームバチスタは、ミステリー要素が強くなっているような感じがします。AIも活躍するのでしょうが、おまけな印象もありますよね。第1話から面白い要素がたくさんな回でした。

第2話「院長一族の過去」

田口(伊藤淳史)は、碧翠院に「螺鈿の部屋」という、死が迫った患者のみ入れる特別な部屋があることを入院患者たちから聞き出す。巌雄(柳葉敏郎)が家族ぐるみで、その部屋に失踪した立花(宅間孝行)を隠しているのではと考えた白鳥(仲村トオル)は、小百合(水野美紀)に疑心を突き付けて鍵を開けさせ、部屋の中へ。するとそこには、黙々と螺鈿細工を作る小百合の母・華緒(相築あきこ)の姿があった。

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 白鳥の携帯に一通のメールが届きます。画像は死後に撮影された男性の太股と手のCT画像でした。誰かが立花になりすましてメールを送ってきたのでした。

 白鳥と田口は桜宮家に招待されます。桜宮家には1つ空席があり、そこは事故で亡くなった葵という男の子の場所でした。葵がなぜ事故に遭ったか、通学路から遠く離れた場所にいたかなどは理由は不明ですが、巌雄は医師として救命措置を施し、寝たきり状態になった葵は多臓器不全で亡くなっていたのでした。

 そんな白鳥の携帯に、今度は胸のCT画像が送られてきます。

 画像を送ってきた人は一体誰でしょうか。誰かが立花になりすましているとのことですが、もしかしたら失踪している立花自身だったりするでしょうか。

 そして葵ですが、この先深く関わってきそうな予感がありますよね。巌雄は怪しいですが、完全な黒幕ではない気がします。前回以降のバチスタでも、トップで超怪しい人は結局犯人ではなかったですよね。

第3話「CT画像は語る」

白鳥(仲村トオル)が、再び届いたCT画像を島津(安田顕)に見せると、画像の撮影者が“素人”だと判明。

一方、碧翠院には、すい臓がんを宣告された25歳の中学校教師・菊池日菜(南沢奈央)が転院してくる。死を間近に感じ、自暴自棄になった日菜は、治療や検査、食事までも一切拒否。そんな日菜に対し、田口は「一緒に頑張っていきましょう」と励ましの言葉をかけるが、かえって日菜を怒らせてしまう。母親をがんで亡くした日菜は、治療に伴う苦しみを十分に知っているため、自分は痛みや苦しみを味わうことなく早く楽に死にたいと考えていたのだ。しかし、消灯後の病室には、おえつを漏らしながら、ひそかに涙する日菜の姿があり…。

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 白鳥の元には“タチバナ”から3通目の頭部の画像メールが届きます。白鳥は後頭部に皮下出血があることに気付きます。また、頭部のCT画像を繋ぎ合わせると、立花医師そのものでした。頭部を鈍器のようなもので殴られて殺害されていたのです。白鳥は、碧翠院の中に犯人はいると告げます。

 田口は日菜に拒否されて距離を起きますが、同室の方に諭され、拒否されても声をかけることにします。そんな日菜はようやく手術を受ける決心をしたのでした。

 

 メールを送ったのが立花ではなくて、画像の死亡した人物が立花でしたね。立花は何者かに殺されていました。碧翠院の中に犯人がいるのは間違いなさそうですよね。立花が何か重要な証言を持っていたんでしょうけど、メールを送った犯人はどういうつもりで送ったのかは謎ですね。気づいて欲しいのでしょうか。

第4話「狙われた厚労省」

白鳥(仲村トオル)は立花(宅間孝行)の死を確信し、巌雄(柳葉敏郎)を追及するが、巌雄は「さっぱり分からない」と答えるのみ。遺体が見つからない以上、警察は動いてはくれず、白鳥は、碧翠院での立花の目撃者を探すことに。しかし、患者たちから「これ以上、碧翠院を調べ回るのはよしな」と忠告を受ける。そこで、立花のAi画像が碧翠院で撮られたのではと疑う白鳥は、放射線技師の戸山(渡部豪太)に揺さぶりをかける。

一方、碧翠院では、入院患者のうめ(丘みつ子)の誕生日に、本人の希望で生前葬を行うことになる。乗り気ではない田口(伊藤淳史)とすみれ(栗山千明)をよそに、死は特別な恐怖ではないと教えるのも医者の仕事だと前向きな巌雄。生前葬の前日、田口はうめに夫の墓参りを頼まれ出向くと、そこで、うめの隣人だった男性と出会う。

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 戸山にこっそり呼び出された白鳥は、立花から自分宛てに、Ai画像が入ったメールが届いていたと打ち明けられます。以前医療ミス疑惑で、巌雄が解剖を行う前の画像です。処分するように言われましたが、内緒で保存していたようでした。これを知り手に入れた白鳥でしたが、何者かに後ろから殴られてしまうのでした。

 白鳥は殴られてしまいましたが、たぶん無事でしょうね。ですが、AI画像が重要だということでしょうか。ですが白鳥であれば、手に入れた直後にすぐにコピーをとっていたでしょうし、そのへんは抜かりないのではないかと思います。

第5話「暴かれた解剖ミス」

CT室ですみれ(栗山千明)を追い詰めている最中に背後から殴られ、意識を失った白鳥(仲村トオル)。階段の下で倒れているところを救助された白鳥は、自分を殴った人物を探すため、記憶を失くしたふりをすることに。

すみれは、消されたはずのCT画像が白鳥の手に渡っていると知り激しく動揺するが、姉の小百合(水野美紀)があくまで落ち着いていることにも、いら立ちを覚えていた。そんな中、患者の美智(左時枝)の容体が急変。原因は薬の過剰投与で、処方したのはすみれだった。白鳥は、美智が何かの秘密を知っているが故に、すみれが処方ミスと見せかけて美智を殺そうとしたのではと追及するが、すみれはいつになく感情を高ぶらせ否定。そんなすみれの様子を見た田口(伊藤淳史)は、薬の過剰投与の原因が別にあることを見抜き…。

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 入手したCT画像を見ていた白鳥は、肺動脈に空気が入ってしまい急性心不全で亡くなったことがわかります。巌雄はAI画像を軽視しており、それに気づかなかったのでした。

 白鳥は、立花が巌雄に医療ミスを訴えたため、巌雄が立花を殺したのではないかと疑います。そして、自分が殴った犯人は天馬大吉(上遠野太洸)だとわかったため、記憶喪失のふりをやめました。

 すみれは燃え尽き症候群になっていたみたいで、田口はすみれに薬を処方します。

 

 やはり白鳥は元気でしたね。

 巌雄は立花殺害を否定します。そりゃあそうですよね。白鳥はいつもド直球に攻め立てますけど、当たり前に否定しますよね。

 過去の医療ミスは、巌雄のAI画像軽視が原因ですよね。巌雄を罪に問うことはできないですし、多くの方に信頼されているとのことでしたが、あまりできた医師ではないような感じもしますよね。

第6話「目撃者、消される」

巌雄(柳葉敏郎)に立花(宅間孝行)殺害への関与を否定された白鳥(仲村トオル)は、桜宮一族と立花の関係を調べ始める。そんな中、患者の神岡(神保悟志)が暴れ出す。すると、神岡の体を支えきれずに倒れ込んだ小百合(水野美紀)は、突然何かを思い出したようにおびえ出し、動けなくなってしまう。田口(伊藤淳史)から、その様子が恋人から暴力を受けた女性の症状に似ていると聞いた白鳥は、小百合が過去に何者かに暴力を振るわれたのではないかと推測し、8年前のある事件にたどりつく。そして、立花殺害は小百合による復讐のための犯行だとして田口やすみれ(栗山千明)の前で小百合を追及するが…。

その晩、白鳥は小百合の事件と葵(山崎賢人)の死亡事故が、いずれも8年前に起きていることに気付く。

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 神岡は螺鈿の部屋に移動し、田口たちが駆け付けた時には死亡していました。

 放射線技師の戸山(渡部豪太)は夜、碧翠院のCT室でCT画像を眺めている男性を見つけ、驚いて逃げ出します。それを田口に伝え、人物名を伝えようとしたのですが、タイミング悪く伝えられず、翌日戸口は遺体となって発見されたのでした。

 ほんっとうにタイミング悪いですよね。なんで人物を伝える前に死んでしまうのでしょうか。あるあるなドラマの展開なんでしょうけど、とてももどかしいです。メールで伝えるなりすればよかったのにと思います。田口も今までの経験を元に、もっとアンテナ張りめぐらして積極的に聞いて欲しかったです。

第7話「闇に葬られた殺人」

放射線技師・戸山(渡部豪太)が遺体で発見され、白鳥(仲村トオル)は「殺人の可能性が高く、碧翠院の関係者は全員容疑者だ」として、碧翠院と利害関係のない東城医大に解剖を依頼。さらに、田口(伊藤淳史)や刑事の小幡(池内万作)とともに、小百合(水野美紀)の案内で碧翠院の中を詳しく調べ始める。すると、「螺鈿の部屋」の奥にも部屋が設置されていることや、解剖室や桜宮家の住居、病院棟をつなぐ地下通路など、碧翠院は桜宮家の人々が人目につかず敷地内を自由に移動できる構造になっていた。

白鳥は、巌雄(柳葉敏郎)らに戸山殺害時のアリバイを確認するが、どれも偽装できそうなものばかり。しかし、巌雄に恩義を感じる警察は、必要以上の捜査をしようとしない。

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 白鳥は、戸山がCT室で目撃した人物がいたことから、その時に撮影された画像を自ら復元します。すると、その特徴が、立花(宅間孝行)の遺体を撮影した人間と同じものだと気付きます。やがて、戸山の死因が溺死だと判明しますが、同時に睡眠薬も検出され、桜宮一族への疑いはますます強まります。

 一方、戸山が亡くなった晩に、天馬(上遠野太洸)とすみれ(栗山千明)が2人で病院を出てとある別荘に行っていることがわかります。

 

 今作は、田口よりも白鳥の方が活躍しているような気がします。殴られたのも白鳥ですし、田口はフォローにまわっているような印象ですね。天馬とすみれは一体何を隠しているのでしょうか。こうゆう調査は、白鳥の本領が発揮されますよね。

第8話「殺人犯は死者」

すみれ(栗山千明)と天馬(上遠野太洸)が何者かと密会していたコテージから、こっそりティーカップを持ち帰った白鳥(仲村トオル)は、刑事の小幡(池内万作)に指紋を調べてほしいと依頼。すると、8年前に起きた連続レイプ事件の容疑者の死亡現場に残されていた指紋と一致する。小幡によると、警察は現場の状況から殺人事件と見立てたが、検死を担当した巌雄(柳葉敏郎)が“病死”と判断したため、それ以上の捜査は行われなかった。それを聞いた白鳥は、巌雄が何者かをかばって殺人を隠ぺいしたのでは…と推理する。

一方の田口(伊藤淳史)は、事故から8年経った今も、息子・葵(山崎賢人)の死を受け入れられずにいる華緒(相築あきこ)の様子が気になっていた。田口から、華緒が葵のことを話すとき、まるで今も生きているかのように話すと聞いた白鳥は、「葵くんは、本当に生きているのかもしれない」と言い出し。

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 田口と白鳥は、葵が落ちた崖の近くで、船に乗った葵らしき人を見つけます。彼は、「助けて。碧翠院は一度入ったら二度と出られない病院です」と訴えてきます。葵は生きていたのでした。葵は、頭部外傷で記憶障害になってしまい、発作が起きては暴れるため、お母さんが螺鈿の部屋に閉じ込めていました。

 白鳥は、葵を見つけてしまったことで、立花も戸山も殺されたのではないかと推測します。

 田口は碧翠院で亡くなる患者のタイミングについて疑問に感じます。あまりにタイミングが良すぎると…積極的安楽死が行われているのではないかと考えます。

 やはり葵は生きていました。葵が何らかのキーマンでしたね。白鳥の推測によると、葵を見つけたことで立花たちは殺されたとのことでしたが、そうなると誰に殺されたのでしょうか。母親でしょうか。もうすぐ最終回です。やっと真相がわかりますね。

第9話「地下迷宮トリック」

「螺鈿の部屋」に入った患者が、皆あまりにも“理想的”に亡くなっていることに違和感を覚えた白鳥(仲村トオル)は、碧翠院で安楽死が行われているのではないかと田口(伊藤淳史)に告げる。にわかには信じがたい田口は、巌雄(柳葉敏郎)のルーツをたどるべく、かつて同じ病棟で働いていた東城医大の藤原(名取裕子)の元を訪ねる。そこで、20年前に外科医として第一線で活躍しながらも過剰な延命治療に反対し、周囲とぶつかっていた巌雄の話を聞く田口。さらに巌雄のかつての上司だった加賀(山本圭)と出会う。

その頃、姿を消した葵(山崎賢人)と華緒(相築あきこ)の行方を追う白鳥は、小幡(池内万作)とともに碧翠院の地下通路を探索していた。すると、解剖室や桜宮家とは別に、ある所につながっている通路を発見。そこには、車椅子が通ったとみられる車輪の跡と、ボタンがひとつ落ちていて。

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 白鳥は、葵が有力な容疑者であることを説明します。一方、赤城美智のもとへ、孫の薫が訪れます。孫に会えた喜びから、美智は嬉し涙を浮かべますが、葵は、「なんであの時、死なせてくれなかったの?だって、僕は…」と言いかけ、発作を起こすのでした。

 田口は、次に螺鈿の部屋に誰かが入った時に、付き添うことになりました。積極的な安楽死がないかと確認しようとします。

 やっと薫が表舞台にでてきつつあります。発作で暴れるようになったから部屋に閉じ込めておくって、母親はおかしいですよね。そして葵がかわいそうです。葵のなぜ死なせてくれなかったかという気持ちもわかります。

 田口は螺鈿の部屋に付き添うことになりましたが、毎回でもいいからその対応をしておくべきでしたよね。

第10話「真犯人は私です」

加賀(山本圭)が「螺鈿の部屋」に入り、田口(伊藤淳史)は安楽死を疑う白鳥(仲村トオル)の指示でみとりに立ち会うことに。しかし、加賀が息を引き取るその瞬間まで、巌雄(柳葉敏郎)や小百合(水野美紀)に不審な点は一切見当たらない。疑惑を拭えず、さらに加賀の遺体を調べようと東城医大から島津(安田顕)を呼ぶ白鳥。しかし、安らかな最期をみとった田口は、そんな白鳥について行けず2人は衝突する。

そんな中、巌雄に華緒(相築あきこ)からの着信が。電話をかけてきたのは葵(山崎賢人)で、発作を起こした葵が華緒に重傷を負わせたらしい。小百合やすみれ(栗山千明)は、ひそかに碧翠院に戻った華緒を懸命に処置するが、その様子を田口に見られてしまう。

ついに葵と向き合う田口と白鳥。しかし、立花殺害、そして戸山殺害の真相は思いもよらないものだった。

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 巌雄の恩師の加賀医師(山本圭)が「螺鈿の部屋」に入り、田口は立ち会います。加賀が息を引き取るその瞬間まで、不審な点は一切見当たりませんでした。白鳥は、念のため加賀のAIを行うのでした。

 白鳥が葵を警察に突き出すことをいうと、華緒が「私が殺しました」と自白します。つまりは、手を下したのは葵ではなく華緒だったけど、葵も関わっていたということですね。

 立花と戸山を殺した犯人は明らかになりましたね。ですが、やはり碧翠院が積極的安楽死をしていた可能性は否めません。また、AIの画像結果もまだ出ていませんよね。次回最終回は、AI結果によって何かがわかるのではないでしょうか。AIが全然登場していないので、次回に期待です。

最終話「その医療は正義か、罪か?最大の謎」

長野の放射線科医・立花(宅間孝行)と碧翠院の放射線技師・戸山(渡部豪太)を殺害した犯人が明らかになる一方で、碧翠院の患者が皆、不自然なほど穏やかな最期を迎えることに違和感を覚えていた田口(伊藤淳史)と白鳥(仲村トオル)。院長の巌雄(柳葉敏郎)が安楽死を行っているのではと疑いを抱き、田口は看取りに立ち会うが、不審な点は何一つ見つからずにいた。

そんな中、亡くなった患者のAi(死亡時画像診断)画像を見ていた白鳥は、ついに「螺鈿の部屋」で行われている看取りの“からくり”に気付く。巌雄を探す2人。だがその頃、「螺鈿の部屋」では既に美智(左時枝)が最期の時を迎えようとしていた。田口と白鳥の動きに気付いた小百合(水野美紀)は、部屋の内側から鍵をかけてしまう。

はたして、碧翠院で行われている終末期医療の秘密とは?そして、患者の美智から語られる驚きの真相と、桜宮一族の運命は…!?いよいよ、田口と白鳥の最後の謎解きが始まる!

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 白鳥はあらかじめ安楽死の方法を推理し、AIに映らないガスが原因なのではと見当をつけます。そして、デュアルエナジーCTという特殊なAIで撮影したところ、キセノンガスという物質が発見されました。酸素マスクに仕掛けがしてあって、そこに仕込まれていました。巌雄が主犯ですが、娘の華緒も小百合も共犯でした。巌雄は、患者をすべての苦しみから救いたかったそうです、また、患者ともその意思確認をしていたとのこと。

 最後に巌雄は螺鈿の部屋に火をつけて自殺してしまうのでした。

 前作も同じように、ガスが原因だったいう結末がありましたが、それと同じでしたね。なんかちょっと残念でした。ですが、バレたら最後は潔く死を選ぶなんて、武士じゃないんですから…でも見どころは満載で面白かったです。

【螺鈿迷宮】の登場人物&キャスト紹介

田口公平(伊藤淳史)

心療内科医。終末期医療に戸惑いながら、終末期患者の精神的なケアに取り組む。患者を第一に考えながら、職員への思いやりも欠かさない好青年。

白鳥圭輔(仲村トオル)

厚生労働省・医療過誤死関連・中立的第三者機関設置・推進準備室室長兼終末期医療多面展開施策室。どんなこともまずは否定から入る傾向にある。安楽死には反対しており、医療に対する冒涜だと考えている。

桜宮巌雄(柳葉敏郎)

碧翠院院長。専門は外科。患者だけでなく、警察医業務も兼任していることから、警察からも信頼がある存在。僧侶の資格もあり、解剖だけでなく葬儀も自ら行う。延命には否定的。

桜宮すみれ(栗山千明)

桜宮家の次女。産婦人科医兼すみれエンタープライズ経営者。小百合とは対照的にサバサバとした性格。患者に厳しい面もあるが、実はやさしく思いやりがある。田口の診察により、燃え尽き症候群が少しずつ改善されていく。

桜宮小百合(水野美紀)

巌雄の長女。副院長兼緩和ケア医。いつも優しい印象があるが、時には恐ろしい一面もある。昔、性被害にあったことがトラウマになっている。

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