コウノドリ2 とは
コウノドリ2とは、鈴ノ木ユウの人気漫画をドラマ化したものです。
謎の天才ピアニストBABYという一面も持つ、綾野剛演じる産婦人科医を描いたヒューマン医療ストーリー第2弾。2015年10月から実写テレビドラマ化され、同年12月まで放送された。
TBS系で2017年10月13日~12月22日まで第2シリーズが放送された。主演は綾野剛さんです。キャッチコピーは「ボクらは毎日、奇跡のすぐそばにいる──」内容は前回と同様、原作のエピソードをベースにオリジナルに取材した題材を加え、「生まれてきたことの意味」「命を授かる奇跡」を丁寧に描きながら、生まれてくる赤ちゃんとその家族の出産後の未来、それに取り組む医療者たちの「未来」を見据えたエピソードを展開して行きます。
新たな命に触れることにより生まれる葛藤、思いがけず乗り越えなくてはいけない試練、そして、医師や助産師、看護師たち医療関係者が抱くそれぞれの決意とは─
「コウノドリ2」各話のあらすじとネタバレ
第1話 コウノドリ「命についてすべてのこと」
’15年に放送された綾野剛主演ドラマの続編。
産婦人科医と謎の天才ピアニストという二つの顔を持つサクラ(綾野)を中心に、産科医療の現場を描く。
サクラは、ろうあの妊婦・マナ(志田未来)を診察する。マナは夫の健治(泉澤祐希)も耳が聞こえないため子育てに不安を抱えていたが、ある日街中で破水する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/1/
まず、前回2015年に放送されていたコウノドリを観ていたこともあり、サクラ先生は綾野剛さんが演じているのがピッタリだと思いました。
今回印象に残っているのは、四宮先生の言葉です。不安を感じている妻に対して夫が「大丈夫だよ、俺も手伝うから。」と言います。それに対して、「何言ってるんだ。手伝うんじゃない。あんたの子どもだ。」と言いました。
女性だけが頑張る風潮を一刀両断する四宮先生が本当にかっこよかったです。
普段からクールであり、あまり口数が多いタイプではない四宮先生が赤ちゃんにも親にも寄り添っていることがわかる素敵なシーンでした。
第2話 コウノドリ「母と子、答えなき命の選択」
サクラ(綾野剛)が担当する妊婦・佐和子(土村芳)に子宮頸がんが見つかる。
進行の早いがんだが妊娠中は治療ができないこと、妊娠19週目のためまだ出産できないこと、子供を諦めれば母体は助かる可能性が高いことなどを知り佐和子と夫はぼうぜんとする。
しかし、がんの手術を行う際は子宮を全摘出すると聞き、佐和子は出産を決意。一方、産婦人科と新生児科では、妊娠何週目まで手術を待つべきかで議論になる。
赤ん坊への負担が大きくなる28週目で産むことを勧めるサクラに対し、四宮(星野源)は早過ぎると異を唱える。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/2/
28週か32週かの出産かで悩む佐和子に対して夫である慎吾が「2人で育てるんだよ。俺たちで育てるんだよ。俺たちの子だよ。一緒に生きたよ。」と声を掛けます。
自分は生きられないかもしれない、それなのにあとの子どもや夫の未来を考えることができる佐和子が本当に素敵な人だなと思いました。
母と父どちらか一方に負担がかかることはなく、それぞれが子どものことそして相手のことを1番に考えていることが感動的なものでした。
そして、毎回BGMがかかるタイミングが絶妙なものです。
第3話 コウノドリ「母を救え産後うつと無痛分娩」
妊娠39週の麗子(川栄李奈)が、サクラ(綾野剛)の健診を受けに来た。
素直な性格の麗子は、親や友人に言われた迷信をすぐに聞き入れてしまい、いつもサクラを困らせていた。
この日、心臓病を抱える麗子に心臓への負担を考え、サクラは無痛分娩を提案。
だが、それに対しても麗子は周りの意見に左右されてしまう。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/3/
産後うつ病で亡くなってしまった三浦さんのことを心の中でずっと後悔していたサクラに四宮が「いいかげんにしろよ。前を向けよ。お前が大丈夫じゃないんだよ。」と声を掛けます。
性格など真逆な二人ですが、お互いにいなくてはならない存在です。
今回印象的だったセリフは、「痛い思いをしないと愛情が生まれないって言うなら、俺たち男はどうやって父親になればいいんだよ。」赤ちゃんに対する思いが同じ夫婦は、本当に素敵だなと改めて思いました。
第4話 コウノドリ「自然分娩良い母になるリスク」
帝王切開の経験がある蓮(安めぐみ)がペルソナ総合医療センターを訪れ、2度目の出産は自然分娩にしたいと話す。
サクラ(綾野剛)がリスクを説明するも、蓮は自然分娩にこだわりを見せ、サクラもその意思を尊重することに。
だが、四宮(星野源)は「そのせいで妊婦や医師がリスクを背負うことになる」と反対する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/4/
トーラック(帝王切開後の自然分娩)をめぐって、なるべく意思を尊重したいサクラ先生と、リスクもあり人手も足りないという四宮先生は今回も激論を交わします。
白衣を身にまとった産科医二人がバチバチに討論し合いますが、どちらが正解という問題でもありません。改めて、子どもを産むということは難しいなと思いました。
産道で産むこと、帝王切開で産むこと、無痛分娩で産むこと、その形は関係ない、そこに赤ちゃんへのどんな想いがあったか、どんなお母さんも世界一のお母さんですね。
第5話 コウノドリ「ママが、あなたにできること」
切迫早産の疑いのある、妊娠27週を過ぎた妊婦・瑞希(篠原ゆき子)が出産まで入院することに。
安静に入院生活を送っていたが、約1カ月後にサクラ(綾野剛)がエコーを撮ると胎児の心拍が確認できなかった。
一方、以前下屋(松岡茉優)が帝王切開で取り上げた赤ちゃんが小腸閉塞で病院に来るが、両親は手術を拒む。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/5/
手術の説明も担当した下屋先生はショックを受け、どうすべきだったのか困惑します。
四宮先生は「もし自分の前で交通事故に合った人がいたら、その人に障害が残るかなんて考えないで命を助けるのが医師だ。」と励まします。
この時に、賞味期限切れのプリンも渡します。早口で励ましも含めてしゃべって、プリンを渡し、部屋を出るという四宮先生がなんだか嵐のようでとても面白かったです。
第6話 コウノドリ「母子を救え!チーム救命医療」
下屋(松岡茉優)はヘルプに入った産婦人科で、切迫早産で入院中の妊婦・カエと出会う。
年齢も名前も同じ二人は意気投合する。そんな中、下屋はカエの甲状腺の異常に気付くが、思い違いだと判断。
しかし、カエの容態は急変し、ペルソナ総合医療センターへ。サクラ(綾野剛)はカエを救おうと奮起する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/6/
今回は下屋とサクラ、四宮の掛け合いなどが多かったです。「患者さんが亡くなってしまったこと、乗り越えるはできない。
悔しいことも嬉しいことも、1つ1つ胸の中に積み重ねて、僕たちは医者として進んでいくしかない。」医者にしか響かない言葉ではなく、視聴者みんな一度は頼ったことがある医者という仕事に心からの感謝を伝えたくなりました。
そして、この言葉を受けたあと救命へ行くと決めた下屋。サクラは強くなって帰ってこいと、四宮は甘ったれんなと言いながらジャムパンをプレゼント。二人とも個性が出た応援の仕方で素敵です。
第7話 コウノドリ「母になる人生、ならない人生」
小松(吉田羊)が体調を崩してしまう。
気丈に振る舞う小松だったが、腹部の痛みが引かないことから、サクラ(綾野剛)は強引に検査を行う。
検査の結果、病気は深刻な状態であることが分かり、サクラは小松に厳しい選択を迫ることに。
一方、四宮(星野源)と倉崎(松本若菜)は、働き方を巡り口論となる。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000004058/plot/
今回は、冒頭からいつもと違う展開でした。小松さんにちょっと立ってもらえますかと声を掛けるサクラ。
そして次の瞬間、サクラは小松をお姫様抱っこして強引に検査に連れていきます。サクラのあまり見ないような行動でしたし、とてもかっこよかったです。
小松さんに病状を説明するサクラの表情がとても苦しそうで切なかったです。
そして研修医の吾郎が、どんどん立派になっていきます。
最初は、生意気な若僧というイメージが強かった吾郎が優しく周りのことを考えていてまるで吾郎の両親かのように喜んでしまいました。
第8話 コウノドリ「医師の決意!病院を辞めます」
四宮(星野源)は父で産科医の晃志郎が倒れたとの連絡を受け、地元の石川に帰る。
しかし、晃志郎はいつもと変わらず患者の診察を続けており、四宮はあきれてしまう。
一方、ペルソナ総合医療センターではサクラ(綾野剛)が出産に立ち会った妊婦の赤ちゃんに疾患が見つかり、白川(坂口健太郎)が診断する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/8/
いつも明るく元気にこれから母親となる人を支えている小松さんが、体調が万全でいないのに働いているところが見ていて応援したくなると同時に休んでほしいと思う気持ちに挟まれました。
そしていつも産科医であるサクラや四宮、下屋を支えていた白川がペルソナ総合医療センターをやめるという決断を出します。
さらに下屋に最強の新生児外科医になると宣言し、すっきりとして前を向いている白川がかっこよかったです。
第9話 コウノドリ「不育症…世界一の味方は誰?」
2度流産を経験し、3度目の妊娠をした沙月が診察に来る。
しかし心拍が確認できず、サクラ(綾野剛)はつらい告知をする。不育症ではないかと悩む沙月に、サクラはカンファレンスで不育症検査をするべきか相談するが、一同の意見は分かれる。
一方、石川に戻った四宮(星野源)は父の代わりに緊急帝王切開を行う。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/9/
サクラが患者を励ますときは毎回優しい声で温かく声を掛けます。
そして、今回も「でも、次はきっと大丈夫ー!」本当に辛い経験をした二人だからこそ、大丈夫だと「だって、篠原さんにはこんな近くに、世界一の味方がいるじゃないですか。」とサクラがそういうと、夫の修一は嗚咽して泣きじゃくる妻を抱きしめる。
その後、時が過ぎ、篠原沙月は再びサクラの元へ母体の検査に訪れる。「篠原さん、赤ちゃんの心拍が確認出来ました!」サクラの想いが赤ちゃんに届いたのか、奇跡ともいえることですね。
第10話 コウノドリ「家族を作ること…出生前診断」
出生前診断で陽性反応が出た透子(初音映莉子)と夫の光弘(石田卓也)がペルソナ総合医療センターを訪れる。
サクラ(綾野剛)は、羊水検査を行わないと細かいことは分からないと伝え、夫婦でよく話すよう勧める。
一方、四宮(星野源)の元を妹の夏実(相楽樹)が訪問。父・晃志郎(塩見三省)の今後を相談する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/10/
今回は小松さんのへその緒に対する考え方がとても素敵だなと思いました。
へその緒はお守り。へその緒を棺桶に入れたら、迷わずお母さんに会える。患者さんを励ますために言った言葉でもあると思いますが、もう子どもを産むことができない小松さんがこの言葉を言うと少し切なくも感じました。
そして、産まれてくる子どもがダウン症だと分かっていてもやはり産みたいと決断するお母さん。並大抵の覚悟ではできない決断だと思いましたし、母親の強さ、家族の温かさなどをしっかり感じました。
第11話 コウノドリ「チームが起こす最後の奇跡!それぞれが進む未来」
妊婦の透子(初音映莉子)は羊水検査の結果、胎児がダウン症候群と診断されるが、出産を決意。
サクラ(綾野剛)らは透子の不安を取り除こうと、ダウン症の子供を持つ家族に会ってみないかと提案する。
一方、父親を亡くした四宮(星野源)はサクラに誘われ、居酒屋へ。そこである人物と再会する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000928033/11/
最終回、それぞれが自分の道へ歩みだします。
四宮は、地元に戻り父の跡を継ぐことになり、白川もペルソナを離れることになりました。白川は今橋先生に弟子ではなく頼りになるパートナーだという上司からこれ以上ない最高な言葉をもらいます。
途中ギスギスしているときもあった二人ですが、やはり心の底から信頼していることがわかる素敵な場面でした。
そして白川は下屋に、お前がいたからやってこれた、ありがとなと感謝します。
お互いがしっかり前を向いているからこそ言葉にして相手に伝えることができる、ペルソナは本当に素敵なチームだなと思いました。
【コウノドリ2】人物相関図
【コウノドリ2】の登場人物&キャスト紹介
鴻鳥サクラ(綾野剛)
本作の主人公である鴻鳥サクラ。産婦人科医で、謎のジャズピアニスト「ベイビー」でもあります。
温厚で優しく飄々とした性格であり、どんな患者さんにも寄り添うことができる心優しい人物です。同僚や患者からの信頼も厚い産婦人科のチームの中心的な存在です。
好物は、カップ焼きそばであり、同僚に勝手に食べられていることも多い。
下屋カエ(松岡茉優)
産婦人科医である下屋カエ。
サクラと四宮にはからかわれることも多く、早く二人に追いつきたいと言葉にも出し態度にもだしとかなり負けず嫌いであり意地っ張り、そして何事にも一生懸命です。
患者さんに深く寄り添いすぎてしまうところがあり、友人が子宮外妊娠で来院した時は感情的になる姿も見られました。
助っ人として働いていた産科医院で知り合い意気投合した妊婦がペルソナで亡くなったことを機に、自ら希望して救急救命科へ異動しました。
小松留美子(吉田羊)
助産師である小松留美子。
15年前、サクラが研修医時代に当直のアルバイトをしていた岡中央病院で出会う。当時から助産師をしていた。
サクラがピアニストベイビーとして活動していることを知っている。
患者さんにはいつも明るい声を掛けていて、ペルソナのみんなから好かれているまるで太陽のような存在です。
四宮ハルキ(星野源)
産婦人科医でありサクラの同期でもある四宮ハルキ。
無表情で同僚にも患者さんにもお世辞などは言わないクールな人物。患者に好かれるよりも嫌われても患者を救うことに重点を置いている腕は確かな医者。
鴻鳥のことを「サクラ」と下の名前で呼ぶことも多く、鴻鳥も「四宮」と呼んでおり、二人のシーンはお互いに厚い信頼を置いていることがわかる。
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*この記事の情報は2021年6月29日現在のものとなります。
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