フジテレビ系連続ドラマ「残念な夫」とは
「残念な夫。」とは、フジテレビ系で2015年1月14日から同年の3月25日までの間、放送されていたドラマになります。
毎週水曜日の22時から22時54分の時間帯で放送されていた、いわゆる水曜10時枠でのドラマで、主演は玉木宏が演じています。
「残念な夫」のストーリー
内容は、子供が産まれるまでは夫婦円満だった陽一と知里だが、出産を機に関係に亀裂が入ってしまう。不安を抱えながら家事と初めての育児を両立する知里と、妻の不安に気づかず配慮のない言動を繰り返してしまう陽一。そんな社会問題にもなった「産後危機」をテーマに、「残念な夫」が「理想の夫」になっていくまでの姿を描いていく…と言った流れのものになります。
「残念な夫」各話のあらすじとネタバレ
第1話「○○する夫、こんな夫は嫌だ!」
住宅会社に勤務する陽一(玉木宏)と、妻の知里(倉科カナ)は、互いに理想的な相手だと思い結婚する。だが、陽一は子供が6カ月になっても積極的に育児に参加せず、知里は不満を募らせる。そんな中、知里は陽一にお小遣い制の導入を宣言。困惑した陽一は上司の茂(岸谷五朗)に相談すると、ある作戦を授かる。
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仕事ができて妻を大切にしている夫・榛野陽一。
可愛くて優しい、陽一の自慢の妻・榛野知里。
2人は自他共に認めるラブラブ夫婦だったが、出産を機にその関係に亀裂が入ってしまう。
ある朝、知里は髪の毛もボサボサなまま眠そうに朝食の準備をしていた。するとそこへ陽一から「泣いてるよ〜。」と呼ばれる。不安な初めての育児に追われている知里は、一切育児を手伝わない陽一にかなりイライラしていた。
陽一は仕事が出来て他人には親切な性格。側から見れば完璧な夫なのだが、それも知里の怒りを買う原因になっていたのだ。
そんな知里の不満を知らない陽一は上司である細井に相談し、家庭内の地位が落ちていると指摘される。
知里が友人に陽一の愚痴を話していると、陽一から「今日、新年会だったから遅くなります」と連絡が入った。知里は出勤前におむつを頼んでいたのだが、陽一はそれも忘れて自分だけ新年会を楽しんでくることに怒りは増幅。
買い物に出かけた知里は育児に膨大なお金がかかることを知り、その翌日、趣味に浪費する陽一に小遣い制にすることを宣言。
陽一はまたもや細谷に相談し、細谷から妻の扱い方なるものを伝授され実践するも全く上手くいかない。実は細井も陽一と同じく家庭内では空気のように扱われており、地位を失っている夫だったのだ。陽一の家庭内での地位はどんどん悪化し、ついには趣味のNBAグッズも片付けられてしまう。
そんな時、陽一は顧客である須藤から夫婦円満の秘訣を聞き、結婚記念日で起死回生を計る。知里の顔には久しぶりに笑顔が戻るも、外出中に激しい胸の痛みで歩けなくなってしまう。たまたま美和子が発見し病院に連れていくと、診断は乳腺炎だった。
自宅に戻った知里は記念日の食事を作李、おしゃれをして陽一の帰宅を待つ。しかし陽一は客に捕まったり人助けをしたりと、自宅に着いたのは21時を過ぎてしまった。
知里はまたも怒るも、陽一は花束とともに夢のマイホームの模型をプレゼント。陽一のマイホームの説明に知里は喜ぶも、その家には陽一の趣味や1人で寝るための寝室があった。そんな陽一に知里は我慢の限界に達し、思いをぶちまける。冷静になった陽一は「俺、変わるよ」と宣言するも、妻の育児日記に挟まれていた離婚届を発見してしまう。
「産後危機」は一時期社会現象にもなりましたよね。
母親はお腹で子供を10カ月育てているのでママになる実感も徐々に沸くかと思いますが、父親はなかなか実感が湧かないのかもしれません。
女性は子供を産むと性格が変わると言われていますが、命懸けで産んだ我が子を守るためのことなので当たり前ですよね。
陽一はここから夫として、父親として挽回できるのでしょうか。
第2話「夫、初めての××」
いつものように茂(岸谷五朗)に相談をしていた陽一(玉木宏)は、知里(倉科カナ)は“産後鬱”ではないかと言われる。一方、知里は育児のため、友人の結婚式を欠席することに。その話を聞いた陽一は、華(小林美友・莉緒)の世話を一人で引き受け、知里に結婚式へ出席してもらい、リフレッシュさせようとする。
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離婚届を発見した陽一が細井に相談すると「産後うつかもしれないからリフレッシュさせてやれ」とアドバイスを受ける。そんな時、知里が子供を理由に友人の結婚式を断っていたことを知り「行っておいで!」と送り出すことに。しかし、飛び上がって喜ぶ知里をよそに陽一は初めて子供と2人きりになることに不安を感じていた。
知里が美容院へ行く日、知里はお世話を一通り教えたものの心配で携帯が手放せない。そんな心配をよそに陽一は余裕な様子。
3時間後帰宅した知里に「子供と2人きりだと目が離せないから自分の時間もないし、大変だよなぁ」と話し、知里はやっとわかってくれたと安堵。しかし、陽一は続けて「だから気晴らしに出てくるわ」と家を出てしまった。
いよいよ結婚式当日。先日とは打って変わって、ずっと泣き続ける娘に慌てた陽一は救急車を要請。しかし、自分で行くよう指示され、タクシーで病院に向かった。
娘は病院に着く頃には心地よい車の振動で眠り、医師に「眠り方がわからなくなったのかも」と言われ驚愕。
帰宅した知里は家の惨状に驚き部屋を見回すと、そこには防寒着のまま寝かされている娘の姿が。ソファーで眠る陽一を叩き起こし、激怒。
そんな知里に陽一は「俺だって一生懸命頑張ったよ。プレッシャー感じてヒヤヒヤして、毎日このプレッシャーを感じてるのはつらいだろうなって思ったよ」と伝えた。知里はその言葉を聞き「命、預かる重圧感じたんだ」と少し安心した様子。
たったの3時間子守をしただけでリフレッシュは少しイラッとしてしまいますよね。きっと知里はスムーズに行くよう準備もたくさんして出かけたと思うので、よりがっかりしてしまったのではないでしょうか?
しかし、陽一が命を預かることのプレッシャーを理解したのは結果的に良かったのかな?と思います。このまま本当の父親に成長できると良いですが…。
第3話「迷惑なイクメン」
陽一(玉木宏)は雑誌で非行少女に関する記事を読み、子育てについて考え始める。そして、俊也(黒木啓司)から早期英才教育を勧められると、華(小林美友・莉緒)を天才少女にすることを決意する。一方、知里(倉科カナ)は敏感な華のことを考え、伸び伸びと育てることを主張し、英才教育をもくろむ陽一と対立する。
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離婚届は父のサインまで入っており、夢の中でも追い詰められる陽一。
しかし、なんとその離婚届は楓が送ってきたものだった。知里はそれを見て「2人でやっていきたい」と思ったようで、離婚する気がないことがわかった陽一は安心して床に倒れてしまう。
その頃、細井の子供・美香は母親にピアノのレッスンを辞めると話されていた。一度は承諾するも、美香は再度そのことについて話を持ちかける。細井もさりげなく話しかけるが美香は完全に無視。相変わらず細井は家庭での立場がない。
娘の検診に訪れた知里は、まだハイハイをしないことを気にしていた。
一方、須藤は子供の教育年表を作っており「この通りに成長しています。父親がちゃんと教育しないとね」と話している。それに影響された陽一は早速娘に英語を教え出す。知里はそれに怒り「心が豊かになって欲しいの」と告げ寝室へと去っていった。
細井の家では美和子から「美香には男には頼らない自立した女性になって欲しいの。誰かさんが無責任だから」と細井が責められていた。美香はピアノを止める気はない様子。
翌日、陽一は朝から英会話の音楽を流し、知里に「フラッシュカードやっておくように」と伝え家を出た。知里はそんな陽一の発言は無視し「のびのびおおらかに育ってね」と娘に声をかける。
そして、陽一はかおりとNBAの話で盛り上がり、娘をNBAのチアにして将来はバスケ選手のお嫁さんにすると意気込んでいた。休日はユニフォーム姿で娘をトレーニングに連れて行ってしまう。
知里は「お散歩とか食事とか、普通にイクメンしてよ」と頼むも、陽一は「それはチイの役目だろ」と訴える。するとそこに陽一の両親が訪ねてくる。無神経な両親の言動に耐えきれず、陽一と知里は「帰ってくれ!」と叫んでいた。
その後、知里と陽一は今回のことをきっかけに反省し仲直り。知里は陽一に「デリケートなのかもって言われた」と打ち明ける。すると、両親の心配をよそに娘は突如ハイハイをし始めた。
喜ぶ2人だったが、陽一は知里に子育て年表を見せる。それを見た知里は「華ちゃんまだ0歳だけど」と突っ込み、仲良し夫婦に戻ったようだ。
今回は陽一が1人突っ走っていましたね。教育方針を話し合うこともなく、突如あのような行動をされてはストレスも溜まりますよね…。
しかし、最後には子供の成長を2人で喜ぶ中の良い夫婦に戻っていました。こうして少しずつ親も成長していくのですね。
第4話「夫仕事で、妻家出」
陽一(玉木宏)は、親子3人でレジャーに行くことを知里(倉科カナ)に約束する。だが、陽一は出掛ける日までに重要な契約を取り付けなければならなくなる。早く契約を結びたいと焦る陽一は、家でも仕事をすることに。だが、夜泣きする子供をあやす知里に電気を消され、思うように仕事ができず困惑する。
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知里は友人が新婚旅行でハワイへ行ったことを羨み、陽一に旅行を提案。初めて3人でレジャーへ行くことになり、知里は大喜び。
その日陽一が会社へ行くと、モデルハウス設計をかけて契約を取り付けるよう伝えられる。細井は「家族サービスを中止するべきだ」という言葉に、陽一は仕事を優先することを決意。
帰宅後、知里にお出かけ中止を持ちかけようとするも知里はすでに計画を立てており、言い出すことができない。陽一は「仕事が大事」と言いながら、自宅でも仕事をすることに。陽一は1回目のプレゼンに失敗。帰宅後、陽一は次こそ成功させようと仕事に打ち込む。しかし、娘の機嫌が悪くなかなか仕事が進まずにいた。
その頃、美香はピアノを続けたいことを美和子に続けるも聞き入れてもらえない。本気で頑張りたい美香に対し、美和子は「受験が終わったら趣味で続ければいい」と話す。
次のプレゼンもうまくいかず、陽一は自宅で試行錯誤しながらなんとか設計図を書き続ける。だが、夜泣きのたびに電気を消されることに限界を感じた陽一は知里に「1分で夜泣きなんとかしてよ。母親ならなんとかできるでしょ」と伝える。その言葉に知里は激怒。ママ友といつものように愚痴会を開き、そこで美和子に「うちにおいで」と誘われる。
帰宅後、娘に設計図を汚されたことに怒った陽一は「仕事の邪魔しないでくれ」と言ってしまう。知里は「家は仕事をする場所じゃなくて、家族が落ち着く場所だよね?」と伝えるも、陽一は「家族サービスはしない!」と一言。我慢の限界に足した知里は美和子の元へ逃げる。1人になった陽一は仕事も思うようにいかず、行き詰まっていた。
その頃、知里は楓と食事へ。楓から「陽一の気持ちもわかるなぁ」と言われたことで、自分が仕事をしていた時のことを思い出す。陽一も後輩や母親からの言葉で改めて家族の大切さに気づく。そして、知里の「家は家族が安心する場所」という言葉を思い出した陽一は、その言葉をもとに設計図を描き始めた。
知里と娘のことを考えながら描いた設計図は見事通り、陽一は契約を取り付けた。
予定より1日早く契約成立したことで、陽一は家族サービスもできることに。すぐに知里に連絡をし、お互いに謝罪し仲直り。
仕事と家庭の両立は男女問わず大変ですよね。子供が小さければ尚更だと思います。
しかし、そんな状況でも仕事を頑張れるのは家族の支えがあるからこそなのだと改めて感じました。
第5話「ワーキング・ママ?妻仕事、夫小言で、もめごとに?」
陽一(玉木宏)は、知里(倉科カナ)から短期間だけ働きに出たいと相談を受ける。知里が収入を得ることで、自身の家庭内地位がさらに下がると危惧した陽一は反対する。だが、美和子(大塚寧々)を味方に付けた知里に押し切られてしまう。また、保育園にも空きが出たため、陽一は知里が働くことを渋々認める。
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知里はママ友から「保育園探しは早めにしないと」と話され、保育園申請を考え始めた。そんな時、以前の会社の上司と出会い「仕事を手伝ってくれないか」と頼まれたことで、陽一に「働きたい」と相談する。保育園も空きが出たことで、知里は働きに出ることになった。
久しぶりの仕事にワクワクしていた知里だが、両立の大変さを思い知る。知里は家でも仕事をするようになり、休む時間もなく夫婦の時間はどんどん少なくなっていく。
そんな時、子供が熱を出したと保育園から連絡が入る。陽一は仕事を抜け出すことができず、知里もプレゼンの最中だったが早退し迎えにいくことに。そこでまたも2人は衝突してしまう。
しかし、陽一は母親から仕事と家事育児の両立の大変さを聞かされ、知里も上司からの話をきっかけに仕事について考え直す。そして知里は仕事を辞め、再度専業主婦になることを決意。
仲直りした2人だったが、陽一はすでにNBAグッズを購入。それをめぐって取り合いになった際、知里は陽一の学生時代の写真を見つけてしまう。
今回は母親の仕事復帰がテーマとなっていました。
母親は子供と2人きりで過ごす機会も多いので、社会に出たいという気持ちにもなりますよね。
しかし、家事育児と仕事の両立は家族の助けがなければなかなか難しいです。今回、知里は仕事を辞めることとなりましたが、それぞれの家族のあり方が見つかるのが一番良い解決法ですよね。
第6話「ママ友が元カノ!」
陽一(玉木宏)と由衣(高橋メアリージュン)の昔の交際が、知里(倉科カナ)と俊也(黒木啓司)に知られる。茂(岸谷五朗)は陽一を俊也の担当から変えようとするが、俊也は陽一の担当継続を希望。そして、俊也が陽一と茂とは“パパ友”と言ったことがきっかけで、3組の夫婦は茂の家で鍋パーティーをすることに。
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知里はママ友が陽一の元カノだということを知る。
須藤がそのことを知っていることがわかり、陽一は担当を外れることを提案。前回のプレゼンが成功したこともあり、陽一は営業推進課の業務も兼任することになった。
陽一は打ち合わせで須藤に担当替えを提案するものの、須藤はその提案を却下。陽一はそのまま須藤の自宅設計を担当することとなった。そして、須藤の「パパ友」という一言をきっかけに、3家族で鍋パーティをすることとなる。
そしてついに鍋パーティ当日。気まずい雰囲気はありながらも、パーティは盛り上がっていた。須藤夫婦は子供の迎えがあると帰宅。その後、細井夫婦が美香のことで喧嘩をしていると、美香が帰宅してしまう。美和子と美香の喧嘩は悪化してしまい、陽一は美香の気持ちを代弁して美和子に伝える。細井は自分が子育てを任せきりにしてしまったことを反省していた。
余計なことを言ったと反省する陽一だが、知里は間違っていないと感じ、母親としての自分の在り方を考えていた。今回のことをきっかけに2人は子供の将来についても考えるように。
ついに由衣が陽一の元カノであることが知里にバレてしまいましたね。3家族でのパーティはヒヤヒヤしましたが、結果的には良い方に進んだのではないかと思います。
しかし、須藤夫婦にはまだ重要な問題が…。こちらも、陽一と知里が関わっていくことになりそうです。
第7話「セックスレス」
陽一(玉木宏)は、かおり(笛木優子)が離婚した原因がセックスレスだったと聞き、知里(倉科カナ)との関係に危機感を持つ。そこで、陽一は茂(岸谷五朗)からアドバイスを受け、雰囲気をつくって知里を誘うが失敗してしまう。一方、知里はセックスレスが原因で、陽一が浮気に走ってしまうのではないかと心配する。
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陽一はかおりからセックスレスになる夫婦が多いと聞き、かおり自身もセックスレスで離婚したことから注意したほうがいいと伝えられた。そして、知里も楓から産後のセックスレスで離婚する夫婦が増えていると聞く。
陽一は状況を変えるために色々と作戦を練るが、知里は子育てに追われなかなか実行することが出来ない。
そんな時、陽一は後輩から頼まれ教育資金として貯めていた貯金に手を出してしまう。
知里は陽一のシャツに口紅がついているのを発見し、浮気を疑っていた。一方、陽一も知里が浮気をしているのではと勘ぐってしまう。しかし、陽一と知里は須藤家のDV問題に関わるにつれ、自分たちの関係も見直すように。そして、お互いが周りから言われ焦っていたことがわかり、自分たちのペースを取り戻す。
一件落着かと思いきや、陽一はかおりに勧められホテルに向かってしまう。バスケのDVDに釣られた陽一だが、気付くとかおりと一晩を過ごしていた。
子供が産まれると生活が一変するので、夫婦の時間を取るのは難しいですよね。自分たちのペースを保つのはなかなか難しいですが、少しずつ見つけていくことが大切なのだとお思いました。
しかし、ここでなんと陽一の浮気疑惑。朝帰りは流石にクロと思われても仕方がないですよね。榛野夫婦はどうなってしまうのでしょうか。
第8話「離婚」
朝帰りをした陽一(玉木宏)は、仕事をしていたと知里(倉科カナ)にうそをつき、その場をごまかす。だが、出社した陽一の様子がおかしい事に気付いた茂(岸谷五朗)は、うそをつき通すようにとアドバイスする。一方、知里は陽一が浮気をしているのではないかと疑い、美和子(大塚寧々)に相談を持ち掛ける。
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知里は朝帰りを「仕事」と言って誤魔化すも、知里は疑っている様子。陽一は慌てた様子で出社するも、細井に気付かれ「嘘を突き通すように」とアドバイスを受けた。
陽一が家に帰ると、知里から遠回しに不倫を問い詰められる。しかし陽一は、墓場まで持っていけというアドバイスを受け、陽一はなんとか誤魔化していた。だが、陽一の行動は知里が美和子から聞いた浮気した男の行動に当てはまっており、知里はクロと確信。
そんな時、榛野家のポストに「赤ちゃんの泣き声に気をつけてください」とのチラシが。知里が陽一に相談するも、陽一はかおりのことで頭がいっぱいでまともに話を聞くことが出来ない。
かおりの持つ写真に焦る陽一は「最後の思い出にします。写真も消します」というメッセージが入り、知里に嘘をついて、またもかおりの元へ行ってしまう。しかし、なんとその現場を楓に見られていた。
その頃、知里は娘が怪我をしたことで病院に向かっていた。知里は陽一に電話するも、かおりに連れられ電話に出ることが出来なかった。
帰宅後、陽一は娘の怪我を心配するそぶりすら見せない。その様子を見て知里は我慢の限界に。
その日、陽一は細井からひな祭りを盛り上げろとアドバイスを受ける。そのアドバイスをもとに、いつもよりも力を入れて初節句の準備をし、なんとか大成功。その姿を見て知里は「信じない私がおかしかった」と思い直す。陽一はなんとか切り抜けたものの、罪悪感だけが積もっていく。
翌朝、陽一は携帯を無くしたまま出社したのだが、その携帯は娘が持っていた。娘から陽一の携帯を受け取った知里は、届いたメッセージを見てしまう。そのメッセージはかおりが撮ったあの日の写真。知里は美和子に相談し、美和子が陽一を責め立てる。
知里は陽一を許すことができず気まずい日々が続く中、陽一が教育資金を勝手に引き出していたことを知った。そして、楓から陽一とかおりの写真も見せられ、陽一と離れることを決意。
朝帰りの日だけでなく、ひな祭りの日のことも知られてしまった陽一。知里は離婚届を置いて出て行ってしまいましたね。
かおりは明らかに知里にバレるようにメッセージを送っていました。しかし、ほんとにあの日、陽一は浮気をしてしまっていたのでしょうか?朝帰りだけでも裏切りではありますが…。
このまま離婚してしまうのか、再構築になるのか今後の展開が気になりますね。
第9話「離婚調停」
華(小林美友・莉緒)を連れて実家へ帰った知里(倉科カナ)を追い、陽一(玉木宏)は新潟へ。だが、話し合う気のない知里を前に陽一も感情が高ぶってしまう。そこで、知里の父・仁輔(石倉三郎)の勧めもあり、離婚調停をすることに。陽一は離婚を回避するため必死になるが、何もできぬまま最初の調停を迎える。
https://thetv.jp/program/0000836183/9/
陽一は知里を追い、知里の実家へ向かいます。陽一は知里に謝るものの、知里は結婚当時の「嘘つかない・浮気しない・隠し事しない」という約束事を破った陽一を許すことが出来ない。そして、知里は離婚調停をすることに。
陽一は離婚危機にあることを母に相談。しかし、浮気していないと断言することが出来なかった。そんな陽一に母はしっかり証拠を探し、誠心誠意謝るしかないとアドバイス。
陽一はもう一度かおりにあの日のことを確認するも、かおりは浮気したと言い張っている。
その時、陽一は後輩に貸したお金は彼女と生活するために使われていたことが判明。そして陽一は第1回離婚朝廷で30万を引き出したことが知里にバレていたことを知る。
離婚調停をして知里は娘のためにやり直すことを少し考えるも、いまだに許すことが出来ずに葛藤していた。
陽一は証拠を集めるために行動を開始。お金を貸した後輩の行方を調べ、かおりに土下座して本当のことを尋ねる。どちらの証拠も掴めず途方に暮れていた陽一だが、陽一とかおりが付き合っていなかったことを知った浜中が協力してくれることに。浜中はかおりのことが好きすぎるあまり、かおりの行動を全て把握していた。かおりの行動が判明した後、お金を貸していた後輩の行方もわかり、お金を貸していた証拠を入手。
第2回離婚調停。今回は同席での調停となり、陽一は集めた証拠を提出する。だが、陽一の浮気は離婚のきっかけに過ぎず、本当の離婚理由は「娘への愛情が感じられない」ということだった。娘が病院に行っている最中も女性とデートしていることが許せなかったのだ。知里の本心を知った陽一は何もいうことが出来なかった。そして、その後細井と話したことで離婚を受け入れると決意。
ついに離婚調停となってしまいました。陽一は最後まで知里の本心がわかっていなかったですね。
知里は娘を守るために全力で、母親は本当に強いと感じました。陽一はついに知里の要求を受け入れることを決意しましたが、本当にこのまま離婚となってしまうのでしょうか。
最終話「ありがとう」
陽一(玉木宏)は知里(倉科カナ)の希望を受け入れることを決意。知里と華(小林美友・莉緒)に恥じない父親になるため、大切にしていたNBAのコレクションを売り、勝手に持ち出した教育資金を取り戻そうとする。一方、須藤家でも俊也(黒木啓司)と由衣(高橋メアリージュン)が子供のために話し合いを行う。
https://thetv.jp/program/0000836183/10/
陽一が知里の要求を受け入れたため、離婚調停は条件合意で終了。知里が離婚届を提出し次第、離婚が成立する状況になった。落ち込む陽一だったが、娘のために恥じない父親になろうと気持ちを持ち直す。そんな陽一は、なんとNBAのグッズを全て処分することを決意した。
そんな中、かおりは会社を退職することに。かおりは少し前に知里と会っていたようで、陽一は知里が家を出る時まで家庭のことを守ろうとしていたことを知る。そんな知里の覚悟を知り、陽一はより一層仕事に取り組んだ。
美和子は知里の元へ訪れ「今となっては旦那がいて良かったと思うよ」と話をする。そして知里は、陽一がいつか2人に会った時に恥ずかしくない父親になれるように頑張っていることを聞く。しかし知里は、そんなに簡単に変われるはずがないと思っている。
知里は自宅へ荷物を取るために戻った。そこで、NBAグッズが全てなくなっていること、娘の部屋が用意されていることに気付く。陽一が変わろうとしていることを目の当たりにした知里は、陽一が設計したモデルルームの見学に。そこで働く陽一の話を聞き、知里は陽一の覚悟を知った。
実家に戻った知里は陽一との思い出を振り返っていた。ビデオの最後には洋一からのメッセージが。知里は離婚届を眺める。
その後、陽一は知里の実家を訪れた。しかし知里は「役所に行く」と言い家を開けていた。なんとか知里を見つけた陽一は、今までのことを謝罪。もう一度やり直したいと改めて頭を下げる。
陽一の決意を聞いた知里はやり直すことを決意。家族3人での生活が再スタートした。
離婚調停は終わったものの、2人の気持ちは終わっていませんでしたね。
知里は陽一の覚悟と大切さを知り、陽一もまた大切なものに気付いたようです。2人が理解し合い、3人での生活が再スタートできて良かったです。
このドラマは夫婦や家族としてのあり方を考え直すきっかけになるのではないかと感じました。
【残念な夫】の登場人物&キャスト紹介
榛野 陽一(玉木 宏)
LUSHYA HOME開発部設計課課長代理の一級建築士で知里の夫。
バスケットボールが好きでNBAのグッズをたくさん持っている。
部下や他人が困っていると躊躇なく助けるが、家庭内では全て妻任せ。
育児に消極的ながらも協力しようとするが、空回りが多い。
優柔不断で頼みが断れない性格。同僚の大石にデートに誘われ断れず、浮気疑惑で離婚の危機に陥る。
榛野 知里(倉科 カナ)
陽一の妻。元インテリアデザイナー。
剣気の良い性格で面倒見も良いためママ友も多い。
子供が産まれてからと言うもの家事育児に追われ、陽一との喧嘩が増える。
その後、陽一の浮気疑惑と子供への無関心さに愛想をつかし離婚を切り出す。
細井 茂(岸谷 五朗)
LUCHTA HOME営業部部長。
洋一にとっては頼りになる存在で、仕事や家庭の悩みを相談できる相手。
しかし家庭内では空気のように扱われ、立場をなくしている。
須藤 由衣(高橋 メアリージュン)
陽一の大学時代の元彼女で、知里のママ友。
夫・俊也と教育方針が違うものの、なかなか言い出せずにいる。
俊也の暴力行為が原因で離婚を考え始める。
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