コントが始まる とは
「コントが始まる」は、2021年4月17日から日本テレビ系で土曜日に放送されているテレビドラマである。
主演は菅田将暉、その周りを固めるのが劇中で主人公である菅田将暉とお笑いトリオを演じる神木隆之介と仲野大賀になる。この三人が劇中で演じるお笑いトリオ「マクベス」が冒頭にドラマの伏線となるコントを行い、その後のドラマの時間でその伏線が回収されていくという形式をとっている。
金子茂樹のオリジナルの脚本であり、5人の若者をの生き様を描く群青劇となっている。
夢を諦め解散を決意したコント師の3人の男と数年勤めた一流企業をドロップアウトし抜け殻にようになった女性(姉)とその姉の世話を言い訳に目標もなく夜の街で働く女性(妹)という20代後半で誰もが指す「大敗」の渦中の5人、しかしそれは輝く未来のための壮大な前フリなのかもしれない!?
「コントが始まる」各話のあらすじとネタバレ
【コントが始まる】 第1話
- 第1話 あらすじ
毎週1本のショートコントから始まる、人生に敗れた若者たちの人間ドラマ。売れないお笑いトリオ・マクベスのツッコミを担当する春斗(菅田将暉)は、結成10年を前にある決断を迫られていた。ある日、ファミレスのアルバイト・里穂子(有村架純)は、常連客のマクベスのライブに初めて訪れ、衝撃発表を聞く。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000998146/1/
タイトルや放送前の情報などからなんとなくコメディ系のドラマと予想していたのだが、その予想は大きく裏切られた。
タイトルこそコントという言葉をつかっているが、このドラマはコメディアではなく、非常に正統派の青春ドラマであった。
菅田将暉演じる高岩春斗と神木隆之介が演じる朝吹瞬太・仲野大賀演じる美濃輪潤平という高校の同級生の3人がお笑いトリオ「マクベス」を結成してから10年という節目を迎え、解散を宣言するというのが話の中心として展開されていく。
解散するか否かをかけたオーディションにあっさり落ちてしまったあとに、3人で車をかっとばして福岡までラーメンを食べにいくシーンはまさに青春そのものであったように感じられた。
3人のキャラクターも非常に絶妙であり、家でのやりとりなども非常にリアルな感じが出ており、等身大の若者たちの空間がそこには存在していた。
有村架純演じる中浜里穂子との会話のシーンなどの雰囲気やテンポも全てがいい感じで絡み合っているドラマな感じがする。
最初のコントの伏線に関してはメロンソーダだけかと思っていたら、ラーメンのほうもなのね!という自分の中ので小さなびっくりがあったのも楽しかった。
【コントが始まる】 第2話
- 第2話 あらすじ
春斗(菅田将暉)はマネジャーから解散を引き留められるが、潤平(仲野太賀)の未来を考えて複雑な思いを抱く。一方、潤平は春斗と初めてコントをしたときのことを振り返り、春斗に隠し事をしていることを思い出す。そんな中、里穂子(有村架純)は春斗に、瞬太(神木隆之介)が自殺するのではないかと相談する。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000998146/2/
今回のコントは屋上で自殺しようとしている若者と老夫婦のもの。
ということは誰かが自殺とかを考えてたりするのかなってテンションで見始めた第2話。
まず潤平の彼女の奈津美は良い女ですね。こんだけ綺麗で高校時代もマドンナ的な扱いを受けていて、現在もバリバリ働いている感じなのに、相手の目をみてしっかりと「自分は後悔していない。潤平を選んで良かったと思っている。むしろ本気なら応援する」ここまで言い切ってくれるのは男としては嬉しいのではないだろうか。もちろんそれと同時に彼女を言い訳に夢を諦めることはできなくなったわけではあるのだが。
あともちろん現代の話ではあるので、スマホなどは出てくるのだが、このドラマは大事な場面ではからず面と向かう形で話しているのが非常に良い。実際であればLINEやメールで完結してしまうようなやりとりも実際に面と向かって行われることでそこに温度が生まれ、見応えがあるものになる。
瞬太の元に駆けつける春斗が自転車でかっ飛ばすシーンなどはまさに青春という感じで、見ていて非常に気持ちの良いものだった。
すごく身近な話題がテーマになってるからこそ、見るたびに自分の人生とも照らし合わせて考えながら楽しむことができるドラマである。
【コントが始まる】 第3話
つむぎ(古川琴音)は、マクベスの解散発表以来、ふさぎ込んでいる里穂子(有村架純)を心配していた。
一方、春斗(菅田将暉)は、順風満帆な人生を送っていた兄・俊春(毎熊克哉)が突然挫折して引きこもっていることで、自分も兄を追い込んだと責任を感じていた。
そんな2組のきょうだいに、ある共通点が見つかる。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000998146/3/
幼少期から常に勉強でもスポーツでもトップにだった春斗の兄。
大学卒業後は外資系証券会社に入り、結婚し子宝にも恵まれた上に20代で家を建てるほどだったという。
そんな兄が突如マルチにはまり、最終的に引き篭もってしまったということなのだが、結構このような人って実際にいるんじゃないかなーと思いましたね。
特に高校までくらいは、わかりやすい問題児は教師の目に嫌でもはいってくるので、なにかしらの対応をしようとしてくれるのですが
一見良い子の場合は、自分から相談してくれた場合は別として、その心に抱える傷や悩みに周りが気づいてあげることは難しい。
そんな良い子や普通の子の心の磨耗の上になりたっている現代の教育環境が生み出した被害者が春斗の兄のような人なんだろうなーと思いますね。
途中で瞬太が春斗に言った
「出なくていいんだよ。着信履歴は心配しているよ。というメッセージだ。」というセリフ
これは名言ですねー実際このドラマの中でも春斗の電話から兄が受け取ったものが我々の想像以上なのではないかと思います。
里穂子が会社を辞める原因になったトラブルも共通点があるなーって思いましたね。
みんな自分の弱さ故に、一見強そうに見える人に自分の荷物を背負わせてします。
そのうちその人が背負っている荷物が自分のものだということは忘れて、その人がやるのを当たり前にしてしまう。
今回の話は色々考えさせられる話でした。
【コントが始まる】 第4話
瞬太(神木隆之介)は、高校を卒業してから絶縁状態にある母の余命がわずかだと知る。
春斗(菅田将暉)と潤平(仲野太賀)から会いに行くよう説得されるが、それをかたくなに拒否し、共同生活している家を飛び出す。
一方、里穂子(有村架純)は昔から面倒見がいいつむぎ(古川琴音)の行動を思い返していた。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000998146/4/
今回は瞬太が主役の回。
ということで神木隆之介の名演技がひかっていました。
常に自身の考えを否定する母親に嫌気がさし、卒業と同時に瞬太は家を出て、母親と絶縁関係になっていた。
意地になっている人間に正論をぶつけて反発しちゃうだけだからねー、だからこそつむぎのような言い方で誘導してあげることが大事なのよねー。
「そんなに嫌いなら文句言ってやりなよ」というつむぎの言葉の通り、入院している母の元に訪れ思いの丈をぶつける瞬太。ここで神木隆之介の才能が爆発してます!
瞬太とつむぎがクローズアップされた回だったけど、非常にハーツフルでしたね。最後につむぎに寄り添うお姉ちゃんも可愛かったですね。
あと気になるのは大事なことは3回言うという真壁先生が「解散しろ」とは3回言わなかったことに意味はあるのかが来週からの注目ポイントです!はい!
【コントが始まる】 第5話
解散の決断を前に、瞬太(神木隆之介)は春斗(菅田将暉)らと共同生活を始めた時のことや、マクベスで地方営業に行った時のことを思い出していた。
一方、つむぎ(古川琴音)はうらら(小野莉奈)の物件探しを手伝う中で、姉・里穂子(有村架純)の家で家事を手伝うことは姉のためになっているのか、疑問を抱く。
*ザテレビジョンより引用
https://thetv.jp/program/0000998146/5/
今回は少々重めな回だった。
高校卒業から10年続けてきたマクベスを終わらせるからには、その先の未来は明るいものでないといけないと。じゃないと逃げることになってしまうから。
凡人じゃないフリに疲れてしまったという潤平の言葉が非常に重くひびいた。
高校時代の同級生で、今は社会的に成功を収めている友人からマクベスを応援したいということで、仕事をオファーをもらったが、素直に引き受けることができず春斗は断ってしまう。
色々な思いが重なり、おそらく春斗の自尊心はボロボロなんだと思うなーだから友人の言葉も卑屈に聞こえてしまうというか。
人生の大きな決断を迫られているわけで、考えすぎるということもないが、このままだと春斗が壊れてしまいそうで心配だ。
里穂子の妹も家を出る決断をしたということで、次回以降若者たちが歩む未来が明るいことを期待して次の話を待ちたいのだが、予告を見る限りはまだ明るくはならなそうだ!
【コントが始まる】 第6話
里穂子(有村架純)とつむぎ(古川琴音)、そして春斗(菅田将暉)らマクベスの3人は、マクベスが誕生した中華料理店を訪れる。
食事を終えた里穂子らが帰宅すると、真壁(鈴木浩介)が合流。春斗らは、真壁に解散の報告をしようとする。
その後、潤平(仲野太賀)は父が入院したため実家の酒店を手伝いに行く。
https://thetv.jp/program/0000998146/6/
今回は奈津美がただただ可愛かった!それに尽きるかと思います。
前半のほうで誰にも名前を覚えてもらってなくて少し不機嫌な里穂子も可愛かったですけど。
でも今回は潤平と奈津美が完全に主役の回。
高校時代の告白の仕方も、奈津美が付き合うと決めて理由もなんか青春ってすばらしいなと思えるもので、ジーンときちゃってました。
そして現在にもどって風呂場に隠れている奈津美!?こんな可愛いのにこんなことまでできちゃうとか最高かよ!ってね。
帰り道の二人の会話も、なぜかぐるぐる回る奈津美も全てが最高な回でした。
あっ忘れちゃいけないのが真壁先生だ。解散を勧める発言をしたことをずっと引きずっていたと春斗たちに伝え、「お前らのが偉いし、すごい」と言い切ってくれる姿は素敵でしたねー。
【コントが始まる】 第7話
里穂子(有村架純)は、酔っている際に春斗(菅田将暉)と変な会話をしたことを謝るため、マクベスの3人が暮らすアパートを訪れる。その後、里穂子は春斗から「就職のことを教えてほしい」と言われたことを思い出す。一方、引っ越しを決めたつむぎ(古川琴音)は、瞬太(神木隆之介)と一緒に家具店を訪れる。
https://thetv.jp/program/0000998146/7/
とうとうくっついたかー瞬太とつむぎ!おめでとう!
今回もいい話でしたよーつむぎの暗号とか遠回りな感じがGOODですね。
そして瞬太からのいきなりのキス!それに対してつむぎの「下手くそ」というセリフ・・・完璧です。グッドラックのキムタクと柴咲コウのキスを思い出してしまいました!
あと瞬太の車ね。売りにいくんだけど、洗車しながら思いで語り合って、4人目のマクベスだったなって、もう完全にこれワンピースのゴーイングメリー号的な感動シーンじゃん。
先輩の千葉さんが言っていた「中古車を買ってくれる人はその魅力をわかってくれる人。きっといいオーナーが見つかるよ。」てのも良かったなー。
【コントが始まる】 第8話
瞬太(神木隆之介)からつむぎ(古川琴音)と付き合っていると聞いた里穂子(有村架純)は、「マクベスはファンに手を出してはいけないルールがある」と怒る。一方、瞬太のバイト先を訪れた楠木(中村倫也)は、春斗(菅田将暉)らマクベスの3人と初めて会った時のことや、マクベスを担当してからのことを思い返す。
https://thetv.jp/program/0000998146/8/
【コントが始まる】人物相関図
【コントが始まる】の登場人物&キャスト紹介
高岩春斗(演:菅田将暉)
お笑いトリオま「マクベス」のメンバーでネタ作りを担当。
高校の同級生である潤平と文化祭でコントを披露することとなり、その時の出来事がきっかけとなり、人生をかけて本気でコントの道を進むことになる。
性格は責任感が強いタイプであり、10年間もやってきても売れないのは自分のネタが面白くないからだと勝手に思い込んでしまうような性格。
朝吹瞬太(演:神木隆之介)
お笑いトリオ「マクベス」のメンバーで、元プロゲーマ。
幼少期から一人で家で過ごすことが多く、親から買い与えられるゲームをする日々を過ごしていた。
中学に入った頃からゲームセンターに通いだし、「ぷよぷよ」にハマる。それ以降家でも外でもぷよぷよ一色の生活をし、高校3年生のときには日本1を決める大会にて優勝。そのままプロとなったわけだが、ある時突然春斗と潤平の前に現れマクベスに加入することになる。
美濃輪潤平(演:仲野大賀)
お笑いトリオ「マクベス」のメンバー。
文化祭でコントしようと春斗を誘った張本人。その後今後は春斗に誘われる形で芸人の道を歩みはじめることになる。
学校1の美少女である奈津美に魂の告白をし、見事成功させている。周りからは無理だと言われ続けて、根性でなんどもトライし続けて気合いの男。
以来10年間交際を続けている。
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