民王 とは
「民王」はテレビ朝日系で2015年の7月24日から同年の9月18日の間、放送されていたドラマになります。
毎週金曜日の23時15分から翌0時15分の時間帯で放送されていた、「金曜ナイトドラマ」枠のドラマで、遠藤憲一と菅田将暉のW主演です。
内容は、現職総理大臣とおバカな息子の心と体が入れ替わる、前代未聞の大珍事! これは事故か、なにかの陰謀か!? 痛快政治エンターテインメント!
ある日突然、現職総理大臣とその息子の心と体が入れ替わってしまったら…?
そしてそのまま、それぞれの役割を果たさなくてはならなくなったら…?
内閣総理大臣の父と大学生の息子が、日本国民を巻き込んで繰り広げる、ファンタジックでドタバタで、ハートフルな物語。
既存のコメディードラマとは一線を画す、痛快政治エンターテインメント!
相容れることなく生きてきた親子が、入れ替わることによって相手のことを理解し、日本を良くするために奮闘する物語!という感じです。
「民王」各話のあらすじとネタバレ
【民王】 第1話「組閣」
- 第1話 あらすじ
任期半ばで政権放棄、そんな無様な総理大臣を二代続けて出し、民政党の支持率は、歴史に残る低迷を記録。
戦後三度目の政権交代が危ぶまれる、どん底の危機の中で総裁選に立候補した武藤泰山(遠藤憲一)は、民政党のドン・城山和彦(西田敏行)の力を借りて、ついに内閣総理大臣の座を手にする。
赤坂の高級クラブで長年の盟友、狩屋孝司(金田明夫)と公設第一秘書の貝原茂平(高橋一生)と祝杯をあげる中、貝原だけは泰山の息子・翔(菅田将暉)が事件を起こして足を引っ張らないよう釘を刺すのだった。
*テレ朝動画より引用 第一章 組閣 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)
遠藤憲一と菅田将暉という演技力抜群の二人が主演なことに加えて、入れ替わりネタという面白さが確約されたストーリー。
見る前から期待が高いですね。
ファンタジックな設定でありながら、舞台は政治。これもまた様々な策略が飛び出すおもしろいジャンルです。
池井戸潤原作の作品ですが、ドラマオリジナルの展開もあるとのことでそれも楽しみですね。
さて、足を引っ張るなと釘を刺された翔ですが、心と体が入れ替わるという、足を引っ張るどころではない緊急事態に陥ってしまいました。
今後の展開が楽しみです。
【民王】 第2話「外交」
- 第2話 あらすじ
*テレ朝動画より引用第二章 外交 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)入れ替わってしまった武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)親子。
勉強などろくにしてこなかった翔だけに、総理大臣の職に就いた途端漢字の読み間違いを連発してしまい、武藤内閣は発足まもなくして危機に瀕してしまう。
世間からは“武藤総理”ならぬ“ムノー総理”呼ばわりされ、まさに背水の陣の中、ウズラスキスタン国の大統領・ガードナーが来日する。
レアメタルの一種である金属の輸入交渉をなんとしても成功させなくてはならない武藤内閣は、ガードナーを“おもてなし”することに。
嫌がる翔に外交術を叩き込み、ガードナーとの交渉をスタートさせることになる…。
*テレ朝動画より引用第二章 外交 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)
序盤からハラハラと同時に面白さが洪水のように押し寄せてきます。
遠藤憲一さんの演技が素晴らしく、思わず笑ってしまいます。菅田将暉さんは眉間にしわを寄せて威厳をだしていましたね。
いきなり総理大臣をやれというのも無茶な話ですが、それは流石にまずいだろうというような間違いを連発する翔。日常業務も危うい中、輸入交渉などできるのでしょうか。
次もとんでもないミスをしてしまうのか、それとも翔だからこそできる打開策が炸裂するのか、次話に注目です。
【民王】第3話 「政敵」
武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)の入れ替わり事件には世界最先端の科学技術兵器が使用されている、との情報が公安からもたらされた。
防衛省の技術本部で検査を行なった結果、体内に脳波を操作するためのチップが埋め込まれている可能性が浮上。
泰山も翔も、一週間ほど前に同一の歯科で親知らずを抜いていたことが判明する!
*テレ朝動画より引用第三章 政敵 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)
ウズラスキスタン国の大統領・ガードナーとの外交問題を無事潜り抜けたと思ったら、ここにきて早くも入れ替わりの謎に進展が見られました。
なんとまさかの科学技術兵器によるもの!笑 怒り心頭の泰山は迫力がありました。
犯人は政敵である蔵本志郎(草刈正雄)なのか、それとも別の人物なのか、次話が気になりますね。
今は突拍子もない展開に思えますが、近い将来こういった技術も生まれるのかもしれないな、などと思わず考えてしまいました。
【民王】 第4話「盟友」
自分たちのみならず、村野エリカ(知英)と蔵本志郎(草刈正雄)までもが入れ替わってしまっているという事実に衝撃を受ける武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)。
さらに、エリカが蔵本の娘だと聞き、その驚きは一層大きなものになる。
さっそく防衛省の技術研究本部で脳波の検査を行なうと、泰山と翔に埋め込まれたものと同じチップが蔵本たちにも装着されていたことが判明。
長年政敵としていがみ合ってきた泰山と蔵本だったが、この入れ替わり事態の犯人を見つけ出すまでは一時休戦し、手を組むことを約束する!
盛り上がる父ふたりをよそに、子どもたちは憂鬱顔。
追い打ちをかけるように南真衣(本仮屋ユイカ)から「秘書をやめさせてほしい」という申し出があり、翔(見た目は泰山)は悲しみの淵に…。
*テレ朝動画より引用第四章 盟友 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)
2年前に起こった裏カジノ事件そこで唯一撮り逃したのがエトリという一人の男。
裏カジノの情報提供者だった羽野麦はエトリに追われるが、そんな羽野を助け匿っているのが4機捜隊長の桔梗だった。
また殺人未遂事件で加害者だけでなく被害者も逃走するという展開。
被害者の青池は今まで何も意味もなかった自分の人生の人のためなるようにと最後に寄付をすることを決意します。
今まで上手く生きられず、運にも恵まれなかった青池が力強く生き抜こうとする姿は強い印象を残してくれます。
【民王】 第5話「革命」
CIAから脳波を入れ替える技術を盗んだ人物が逮捕され、武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)にチップを埋め込んだ丸山田歯科の院長がある人物に接触していたことがわかる。
その人物はジャカランダというフリースクールの理事長・黒川(池田鉄洋)。
翔は以前に南真衣(本仮屋ユイカ)からジャカランダでのボランティアに誘われており、それを聞いた泰山は翔のフリをして真衣に連絡し、『武藤総理、フリースクールを視察』の手筈を整える。
*テレ朝動画より引用第五章 革命 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)
第5話は日本の課題でもある外国人留学生の問題です。
学びに来たはずなのに悪辣な労働環境から逃げ出して、犯罪に手を染めてしまう。
捜査中に出会ったベトナム人留学生のマイ。
マイがトリプルワークをしていることを知り外国人留学生の大変さ知らされる伊吹と志摩。またマイが自分達外国人労働者を邪険に扱う不満を口にします。
外国人労働者問題が絡んだ第5話は犯人がなぜ犯罪を犯すことになったのかに焦点を当てたストーリーです。
【民王】第6話「暗殺」
黄色い帽子を被り、国会議事堂の方角に向かって夢を叫ぶ『イエローキャップキャンペーン』が学生の間で広がり、ジャカランダフリースクールの資金難問題も一件落着。
武藤内閣の支持率も上がり、武藤泰山(遠藤憲一)はひと安心していた。 さらに、公安の新田理の捜査によって脳波ジャックの犯人にも徐々に近づいており、翔(菅田将暉)も事態の好転を喜ぶ!
その矢先、ネット上で武藤内閣ネガティブキャンペーンが繰り広げられていることが判明! 悪質なデマ書き込みが出回り、泰山や官房長官の狩屋孝司(金田明夫)らは犯人探しに躍起になるものの、今は休戦し手を組んでいるはずの政敵・蔵本志郎(草刈正雄)を疑ったり、身内にまで疑いの目を向けるなど、みんなが疑心暗鬼になってしまう…。
*テレ朝動画より引用第六章 暗殺 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)
黒川は犯人ではなかったですね。話し方というか、頷きが多くて特徴的なキャラでした。
イエローキャップキャンペーンがトントン拍子にうまくいって資金難が解決したのはドラマだからこその展開だなと思いました。
相変わらず次々と事件が巻き起こり、次はネガティブキャンペーンの問題に。
みんなの焦りが伝わってきましたね。身内にまで疑いの目を向け疑心暗鬼になる様は現実の政界でもありえそうで人間の愚かさが表現されています。
最後に撃たれてしまった翔が心配です。
【民王】第7話「謀反」
南真衣(本仮屋ユイカ)を守るため、凶弾に倒れた武藤翔(菅田将暉)。
瀕死の息子のため武藤泰山(遠藤憲一)は、わざと脳波を操作して元の身体に戻り、瀕死の息子を救おうと考える。
狩屋孝司(金田明夫)や綾(峯村リエ)は涙ながらに見守り、誰もが泰山の死を覚悟。
だがそれを予見するかのように、事前に何者かによって脳波操作オペレーションのパスワードが書き換えられており、泰山の思惑は失敗に終わってしまう…。
*テレ朝動画より引用第七章 謀反 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)
命がけで南真衣を救った翔もかっこよかったですが、なにより泰山の翔を想う気持ちに感動しました。
いままで威張ってばかりで父親らしさはあまり感じませんでしたが、やはり彼も父なのだなと思いましたね。
しかし、かっこよく身代わりになろうとしたのに入れ替われなかったのは驚きでした。翔が自力で生き返ることができてよかったです。
真犯人は冬島と分かり、体も元に戻り、いよいよ次回が最終回ですが、もうひと騒動ありそうな予感です。
【民王】第8話「民王」
ついにお互いの身体に戻った武藤泰山(遠藤憲一)と翔(菅田将暉)。
喜んだのもつかの間、公設第一秘書の貝原茂平(高橋一生)から、城山和彦(西田敏行)の離党・新党立ち上げに付いていくことを宣言され、窮地に陥る。
民政党を離党した城山は、新党・前進党を立ち上げ、すぐさま武藤内閣不信任案を提出。
国会でも可決され、泰山は10日以内の内閣総辞職か衆議院解散の後の総選挙か、を迫られる。
*テレ朝動画より引用最終章 民王 | 民王|テレ朝動画 (tv-asahi.co.jp)
いよいよ最終回でした。元の体に戻った二人の違和感がすごい!
改めて、入れ替わった演技のすごさに気づきました。ここにきて貝原が裏切りのような動きを見せましたが、彼が実は裏切っていなかったのがよかったです。
最後は翔は就職が決まり、泰山も晴れて総理大臣になることができで大団円。予想はしていたけどいいハッピーエンドでした。
最後の最後に泰山が頭痛を起こしたのはまさか……?
なんだかまた続編が出そうなラストでした。
【民王】人物相関図
【民王】の登場人物&キャスト紹介
武藤泰山(演:遠藤顕一)
内閣総理大臣。民政党代表で、前任の2人が途中で投げ出したため首相になったが、周囲からは解散までのつなぎとしか思われていない。
当初は彼なりの理想があって政治家になったが、今は派閥抗争などに明け暮れ、すっかり忘れてしまっている状態。党内や家族からの信頼も低い。
ある日突然、息子の翔と人格が入れ替わってしまう。息子に代わって就職活動をすることになるが、傲慢で偉そうな物言いのため、ことごとく落とされてしまう。
武藤翔(演:菅田将暉)
泰山の息子。今どきの大学生で、日夜遊びに明け暮れている。京成大学に在学中。就職活動中で、内定はまだない。
やや粗暴な性格で、政治には全く興味がなく、勉強も苦手。但し、若さゆえの純粋さや正義感もそれなりに持ち合わせている。
父親の泰山と入れ替わったことで首相として振舞うことになるが、漢字もろくに読めないためミスを頻発し、バッシングの対象となってしまう。
南真衣(演:本仮屋ユイカ)
翔の先輩。職業紹介会社の社長であり、優秀であることがうかがえる。
翔にやる気を出させるために、総理の秘書見習いとして派遣された。
翔は彼女に対し恋心を持っているが、彼女の方は最初困惑気味な様子。
翔に命を助けられる。
貝原茂平(演:高橋一生)
泰山の公設第一秘書。無表情でクール、まじめな性格。
泰山にも辛辣な突っ込みができる度胸の持ち主。有能さはピカイチで、引き抜きの誘いも。
入れ替わり後、泰山を支えようと奮闘する。
彼のスピンオフ作品ができるほど隠れた人気の持ち主。
村野エリカ(演:知英)
警視庁刑事部・第1機動捜査隊と第4機動捜査隊の隊長を兼任。階級は警視。
機動捜査隊を四部制を立案し、刑事部長の我孫子豆治に訴えていたのが通った。志摩と捜査一課で一緒に働いたことがあり、信頼している。
MIUのことを発表する記者会見を映した動画がネットで流れ「美人過ぎる隊長」と騒がれても、顔で隊長になっていないと一蹴。
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